「千駄ケ谷駅」の版間の差分
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|画像説明 = 新設の駅入口(2019年12月20日撮影) |
|画像説明 = 新設の駅入口(2019年12月20日撮影) |
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|よみがな = せんだがや |
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|ローマ字 = Sendagaya |
|ローマ字 = Sendagaya |
2020年2月14日 (金) 22:20時点における版
千駄ケ谷駅 | |
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新設の駅入口(2019年12月20日撮影) | |
せんだがや Sendagaya | |
◄JB 13 信濃町 (0.7 km) (1.0 km) 代々木 JB 11► | |
所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目35-10 |
駅番号 | □JB 12 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■中央・総武線(各駅停車) (正式には中央本線) |
キロ程 |
8.6km(東京起点) 千葉から44.7 km |
電報略号 | セカ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
17,268人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1904年(明治37年)8月21日 |
乗換 |
E25[1]国立競技場駅 (都営地下鉄大江戸線) |
備考 |
直営駅 東京山手線内・東京都区内駅 |
千駄ケ谷駅(せんだがやえき) は、東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。駅番号はJB 12。渋谷区内の鉄道駅では最も東に位置する。
当駅には、緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。現行案内では駅名の「ケ」は大文字(町名は小文字)。
歴史
初めは1904年に甲武鉄道の旅客駅として開業したが、当時の乗降客は一日に250人程度であった[2]。その後、1945年にはアメリカ軍による空襲を受けて駅舎が被災するなどしたが[2]、駅に隣接して駅前に被さる首都高速道路4号新宿線高架道路の完成や駅舎の改築を経て現在の姿となっている。
年表
- 1904年(明治37年)8月21日:甲武鉄道の駅として開業[3]。当初は旅客営業のみ。
- 1906年(明治39年)10月1日:甲武鉄道の国有化により官設鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により中央東線(1911年から中央本線)の所属となる。
- 1924年(大正13年):2代目駅舎が完成。
- 1945年(昭和20年)
- 5月:東京大空襲により駅舎が被災。
- 12月:木造バラック駅舎建築。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道発足。
- 1956年(昭和31年)3月:PCブロック構造で新築。モデル駅に指定。
- 1958年(昭和33年)1月:アジア競技大会開催に伴い改築。
- 1964年(昭和39年)9月:東京オリンピックにあわせ改築。臨時ホーム新設。
- 1976年(昭和51年)7月:みどりの窓口営業開始[4]。
- 1980年(昭和55年)12月:ホームに将棋の駒のオブジェ設置(日本将棋連盟より寄贈)。
- 1986年(昭和61年)10月23日:16時30分ごろ、国立競技場からの観客5000人が当駅の改札に殺到したことにより将棋倒しが起こる[5]。46人負傷[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1989年(平成元年)6月:自動改札機導入。
- 1998年(平成10年)3月:エスカレーターの使用を開始。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2007年(平成19年)3月9日:この日をもってみどりの窓口の営業を終了。
- 2009年(平成21年)4月:駅構内が全面禁煙になる。
- 2012年(平成24年)9月:エレベーターの使用を開始。
- 2016年(平成28年)9月18日:2020年東京オリンピックに向けての駅舎改修工事のため、仮駅舎の使用を開始[6]。
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 2020年(令和2年)3月22日:新宿方面行きのりば(現1番線)を新ホームへ移動〈予定〉[8]。
青山軍用停車場・青山仮停車場
現在の当駅 - 信濃町駅間の線路南側にあった青山練兵場(現在の神宮外苑)と線路北側の輜重大隊(現在の慶応病院)のための軍用駅として、新宿駅 - 青山軍用停車場を敷設した。これとほぼ同時に甲武鉄道市街線(新宿駅 - 牛込駅間)の工事も行い、1894年に路線が開業した。当駅の開業はその10年後である。
この軍用停車場跡は英照皇太后および明治天皇の大喪の礼の際に2度にわたり、青山仮停車場として霊柩列車を京都の桃山駅へ奉送運行する際に使用されている。
- 1894年(明治27年)
- 1895年(明治28年)12月30日:新宿駅 - 飯田町駅間が複線化。
- 1896年(明治29年)9月25日:青山軍用停車場の廃止。
- 1897年(明治30年)2月2日:新宿駅 - 青山仮停車場(初代)間が開業。英照皇太后の大喪の御柩列車の始発駅として1日限りの営業(翌3日廃止)。
- 1912年(大正元年)9月13日:当駅 - 青山仮停車場(2代目)間が開業。青山葬場殿で行われた明治天皇の大喪の礼の際の霊柩列車の始発駅として2日間の営業(翌々15日廃止)。
新宿御苑仮停車場
大正天皇の大喪の礼の際に、当時複々線化の為に新設工事中だった列車線(現在の上り急行線)の新宿御苑に面する箇所(つまり千駄ヶ谷駅のホームに並行する)に専用のホームを設置して新宿御苑仮停車場を建設、霊柩列車を東浅川仮停車場へ奉送運行する際に使用されている。翌月に代々木駅 - 信濃町駅間が複々線化されている。また、新宿御苑仮停車場の建物は移設され、現在の高尾駅舎となった。[9]
- 1927年(昭和2年)
駅構造
現在は島式ホーム1面2線が使われている地上駅である。出口は1ヶ所。また、当駅は駅のすぐ北側にある新宿御苑への配慮のため、周辺の駅のような発車メロディは導入されておらず、発車ベルが鳴る。かつてはみどりの窓口が営業していたが、2007年に廃止され、代わりに指定席券売機設置されている。2019年2月1日より、始発から午前6時30分までの早朝の時間帯は、遠隔対応(インターホン対応は四ツ谷駅が行う)のため改札係員は不在となり、一部の自動券売機のみが稼働する[7]。
1964年東京オリンピック開催時には、1番線ホームの反対側に臨時ホームが設置され、五輪観戦客の混雑緩和を図ったが、開催後はごく稀に利用される程度で閉鎖された状態が続いた。その後、2020年東京オリンピック開催に向け、臨時ホームを再整備のうえ下り線専用ホームとして使用することになり[10]、ホームドアの設置や改札口の移設も行われる[6]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 中央・総武線(各駅停車) | 西行 | 新宿・中野・三鷹・立川・高尾方面 |
2 | 東行 | 御茶ノ水・秋葉原・東京・千葉方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
新設の駅入口回り
-
改札口
-
コンコース
-
同左
-
ホーム、四ツ谷駅方面側を見る
-
同左、代々木駅方面側を見る
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は17,268人である(前年比9.2%減)。中央・総武線(千葉駅 - 三鷹駅間)の中央線区間では最も少ない。
近年の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均乗車人員 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|
定期外 | 定期 | 合計 | ||
1990年(平成 | 2年)28,112 | [* 1] | ||
1991年(平成 | 3年)29,806 | [* 2] | ||
1992年(平成 | 4年)29,085 | [* 3] | ||
1993年(平成 | 5年)28,866 | [* 4] | ||
1994年(平成 | 6年)27,795 | [* 5] | ||
1995年(平成 | 7年)27,068 | [* 6] | ||
1996年(平成 | 8年)25,800 | [* 7] | ||
1997年(平成 | 9年)25,313 | [* 8] | ||
1998年(平成10年) | 24,463 | [* 9] | ||
1999年(平成11年) | 23,923 | [* 10] | ||
2000年(平成12年) | [JR 1]23,123 | [* 11] | ||
2001年(平成13年) | [JR 2]22,698 | [* 12] | ||
2002年(平成14年) | [JR 3]23,022 | [* 13] | ||
2003年(平成15年) | [JR 4]22,508 | [* 14] | ||
2004年(平成16年) | [JR 5]22,419 | [* 15] | ||
2005年(平成17年) | [JR 6]22,213 | [* 16] | ||
2006年(平成18年) | [JR 7]21,993 | [* 17] | ||
2007年(平成19年) | [JR 8]22,543 | [* 18] | ||
2008年(平成20年) | 12,567 | 8,742 | [JR 9]21,309 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 12,177 | 8,348 | [JR 10]20,525 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 11,582 | 8,685 | [JR 11]20,268 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 11,383 | 8,625 | [JR 12]20,008 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 13]9,901 | [JR 13]8,524 | [JR 13]18,426 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 14]11,893 | [JR 14]8,551 | [JR 14]20,444 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 15]10,495 | [JR 15]8,293 | [JR 15]18,788 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 16]9,875 | [JR 16]8,118 | [JR 16]17,994 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 17]10,128 | [JR 17]8,299 | [JR 17]18,427 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 18]10,267 | [JR 18]8,747 | [JR 18]19,015 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 19]8,178 | [JR 19]9,089 | [JR 19]17,268 |
駅周辺
- 東京体育館
- 国立競技場(オリンピックスタジアム)
- 国立能楽堂
- 神宮外苑
- 新宿御苑
- 神宮球場
- 明治神宮アイススケート場 - かつてはプールもあった。
- 千駄ヶ谷コート(フットサルコート)
- 日本将棋連盟東京・将棋会館
- 東京勤労者医療会代々木病院
- 都営地下鉄大江戸線国立競技場駅(改札を出てすぐにA5番出入口がある)
- 東京メトロ副都心線北参道駅
- 原宿警察署千駄ヶ谷駅前交番
- 創価学会・創価国際友好会館
- 日本コンピュータデザイン専門学校
- 佐藤美術館
- 津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス
バス路線
- 千駄ヶ谷駅前(国立競技場駅前)停留所
- 千駄ケ谷駅(東京体育館)停留所
その他
隣の駅
脚注
記事本文
出典
- ^ 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年8月15日閲覧)
- ^ a b 『渋谷の記憶II 写真でみる今と昔』 渋谷区教育委員会発行 平成21年3月10日発行
- ^ 「電車開始並停車場設置」『官報』1904年8月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1976年8月号
- ^ a b 『鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、121頁。
- ^ a b "駅改良の工事計画について" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道. 8 June 2016. 2019年8月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年11月19日閲覧。
- ^ a b “「平成30年度営業関係施策(その1)について」提案を受ける”. 東日本ユニオン東京地本. 2019年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月15日閲覧。
- ^ a b "千駄ケ谷駅 新駅舎及び新ホームの供用開始について" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道東京支社. 17 September 2019. 2019年9月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年9月18日閲覧。
- ^ 第44回 JR高尾駅 -大正天皇御大喪仮停車場の今-
- ^ 64年五輪で増設の臨時ホーム復活へ…千駄ヶ谷 読売新聞 2015年6月19日
- ^ “疑問解決モンジロー 水飲み場少なくなった?”. 朝日新聞 (東京都: 朝日新聞社): p. 27(生活). (2004年7月10日)
広報資料・プレスリリースなど一次資料
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(千駄ケ谷駅):JR東日本
- 青山軍用停車場図『甲武鉄道市街線紀要』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)