「茅沼駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2018年9月) |
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|よみがな= かやぬま |
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|ローマ字= Kayanuma |
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2020年2月15日 (土) 00:39時点における版
茅沼駅 | |
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駅舎(2018年9月) | |
かやぬま Kayanuma | |
◄B61 標茶 (13.9 km) (7.0 km) 塘路 B58► | |
所在地 | 北海道川上郡標茶町コッタロ原野北17線35-2 |
駅番号 | ○B59 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■釧網本線 |
キロ程 | 134.9 km(網走起点) |
電報略号 | カヌ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)9月15日 |
備考 | 無人駅 |
茅沼駅(かやぬまえき)は、北海道川上郡標茶町字コッタロ原野北17線にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線の駅である。駅番号はB59。電報略号はカヌ。
概要
釧路湿原の東端に位置する。かつて、有人駅だった時代に駅員によって餌付けされたタンチョウが来る駅としても知られる[1]。これは1964年(昭和39年)に自然災害によりタンチョウの棲息を心配した当時の駅長が自腹で始めたもので[2]、駅長の交代時にも事務引継ぎ事項として餌やりが明記されていた[2]。餌付けは無人駅となった今も、地元町民や駅前の民宿の手によって引き継がれており、運が良ければ駅や車窓からタンチョウを、また冬にはオオハクチョウを見ることもできる。
歴史
- 1927年(昭和2年)9月15日:国有鉄道の駅として開業[3][4]。一般駅。
- 1973年(昭和48年)2月5日:駅員配置が運転扱い要員のみとなる[5]。貨物・荷物扱い廃止。出改札業務廃止。ただし連査閉塞式のため運転要員は配置のまま。
- 1986年(昭和61年)11月1日:駅員配置終了[6]。電子閉塞化の際、行き違い設備廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1989年(平成元年):駅舎改築[2]。
- 1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
駅名の由来
もともど同地は「二つ山」と称されていたが[1]、付近一帯がカヤの群生する沼地であったため「茅沼」と命名した[1][3]。
駅構造
単式ホーム1面1線の地上駅。かつては副本線(旅客ホームなし)や側線を有していた[1]。
釧路駅管理の無人駅となっており、駅舎は三角屋根のログハウスとなっている[2]。改築前の駅舎は木造駅舎であった[2]。
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待合室(2018年9月)
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ホーム(2018年9月)
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駅名標(2018年9月)
利用状況
- JR北海道によると、特定の平日の調査日における乗車人員平均は以下のとおりである。
- 「標茶町統計書」によると、年間乗車人員の推移は以下のとおりである。
年度 | 乗車人員 | 出典 |
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1975年(昭和50年) | 2,914 | [10] |
1976年(昭和51年) | 3,189 | |
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1981年(昭和56年) | 3,285 | [10] |
1982年(昭和57年) | 2,920 | |
1983年(昭和58年) | 2,555 | |
1984年(昭和59年) | 2,920 | |
1985年(昭和60年) | 2,920 | |
1986年(昭和61年) | 3,285 | |
1987年(昭和62年) | 3,650 | |
1988年(昭和63年) | 2,928 | |
1989年(平成元年) | 2,555 | |
1990年(平成 | 2年)2,555 | |
1991年(平成 | 3年)2,038 | |
1992年(平成 | 4年)1,953 | |
1993年(平成 | 5年)2,047 | |
1994年(平成 | 6年)1,825 | |
1995年(平成 | 7年)1,830 |
駅周辺
- 北海道道959号シラルトロ湖線
- シラルトロ沼(シラルトロ湖とも)
- 茅沼温泉(くしろ湿原パーク「憩の家 かや沼」) - 駅から南に約1.2kmの町営の温泉宿。
隣の駅
脚注
- ^ a b c d 『北海道 釧網本線』 p. 85
- ^ a b c d e 書籍『消えた駅舎 消える駅舎』(著:松尾定行、東京堂出版、2012年4月発行)36-37ページより。
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、161頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 85
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 104
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 117
- ^ "釧網線(東釧路・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月10日閲覧。
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- ^ “釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ a b “Ⅴ. 建設・運輸・水道” (PDF). 標茶町統計書(2016年版). 標茶町. p. 54 (2016年). 2018年2月18日閲覧。
参考文献
- グループ169.1『北海道 釧網本線』(1999年)
- 北海道旅客鉄道釧路支社『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』(2001年)