「尾張一宮駅」の版間の差分
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|画像説明 = 東口(2013年7月) |
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|よみがな = おわりいちのみや |
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|ローマ字 = Owari-ichinomiya |
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2020年2月15日 (土) 02:07時点における版
尾張一宮駅* | |
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東口(2013年7月) | |
おわりいちのみや Owari-ichinomiya | |
◄CA71 稲沢 (6.0 km) (5.5 km) 木曽川 CA73► | |
所在地 | 愛知県一宮市栄三丁目1-1 |
駅番号 | CA 72 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 東海道本線(名古屋地区) |
キロ程 | 383.1 km(東京起点) |
電報略号 | イチ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
26,809人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1886年(明治19年)5月1日 |
乗換 | 名鉄一宮駅(名鉄名古屋本線・尾西線) |
備考 |
駅長配置駅(管理駅) JR全線きっぷうりば 有 |
尾張一宮駅(おわりいちのみやえき)は、愛知県一宮市栄三丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。駅番号はCA72。
名鉄一宮駅と並行に位置し一体的なターミナルとなっており、ともに一宮市の代表駅となっている。名鉄との区分のため必要がある場合には「JR一宮駅」とも呼ばれ、また、両駅をあわせて「一宮総合駅」と称する場合もある[1]。運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。
歴史
- 1886年(明治19年)
- 1891年(明治24年)10月28日:濃尾地震により本屋が全壊する[2][3]
- 1895年(明治28年)4月1日:線路名称が制定され、東海道線(1909年に東海道本線に改称)の所属となる。
- 1916年(大正5年)1月1日:尾張一ノ宮駅に改称する。駅名の重複を解消するためであり、同じ日にはそれまで当駅と同名を称していた3か所の「一ノ宮駅」もそろって駅名を変えている(それぞれ上総一ノ宮駅、三河一宮駅、長門一ノ宮駅に改称)[4]。
- 1952年(昭和27年)11月15日:尾張一宮駅に改称する。
- 1979年(昭和54年)2月1日:貨物の取り扱いを廃止する。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取り扱いを廃止する。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)が継承。
- 1989年(平成元年):上り線、下り線の順に高架化する。
- 2006年(平成18年)11月25日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる。
- 2007年(平成19年)5月31日:駅舎の解体工事を開始する。
- 2009年(平成21年)7月1日:JR東海初の女性駅長が就任する。
- 2010年(平成22年)10月:新たな駅前ビル建設に着手する。
- 2012年(平成24年)11月1日:駅前ビル「i-ビル」が開業する[5](図書館施設は2013年1月に開館[6])。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する高架駅。ホームは10両以上の長さ(有効長)があり、上屋は8両分設置されている。内側の2・3番線が本線、外側の1・4番線が副本線となっている。(主に朝夕ラッシュ時に使用)1番線東側にホームのない副本線が1本あり、貨物列車や工事作業用列車の停車や待避、車両の留置などに使われている。1・2番線は片渡り線により名古屋方面からの進入や大垣方面への発車ができ、双方に折り返しが可能な構造になっているが、通常ダイヤで当駅止まりの設定はない。ただし、人身事故等によりダイヤに大幅な遅延が発生すると、一部の列車が当駅で運転を打ち切る場合がある。(その為に、JR東海所属車両の方向幕や行き先表示には「尾張一宮」が用意されている。)
駅長・駅員配置駅(直営駅)であるほか、管理駅として清洲駅・稲沢駅・木曽川駅の3駅を管理している。駅にはJR全線きっぷうりばが置かれている。なお、地上駅時代は名鉄駅と改札口も共通であったが、1993年2月21日より供用を開始した名鉄駅の高架化に伴い分離された。
高架下にはジェイアール東海ツアーズ一宮支店、アスティ一宮(商業施設)、ベルマート(コンビニエンスストア)が入居している。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | 東海道本線 | 上り | 名古屋・岡崎方面[注釈 1] |
3・4 | 下り | 岐阜・大垣方面[注釈 1] |
配線図
↑ 津島方面 ↑玉ノ井方面 | ||
← 名鉄名古屋 方面 ← 名古屋 方面 |
→ 名鉄岐阜 方面 → 岐阜 方面 |
|
凡例 出典:[7][8] |
利用状況
「愛知県統計年鑑」によると、2014年度の1日平均乗車人員は26,091人であった。 国鉄時代の名古屋 - 一宮 - 岐阜間の旅客数のシェアは名鉄が圧倒的に高かったが、国鉄が民営化してJR東海の経営となった後はJR線の利用者数が上回っている。
「愛知県統計年鑑」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り推移している。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 20,953 |
1996年 | 22,554 |
1997年 | 22,673 |
1998年 | 22,875 |
1999年 | 22,846 |
2000年 | 23,515 |
2001年 | 23,940 |
2002年 | 24,124 |
2003年 | 24,425 |
2004年 | 24,566 |
2005年 | 25,362 |
2006年 | 25,681 |
2007年 | 26,293 |
2008年 | 26,665 |
2009年 | 26,306 |
2010年 | 26,255 |
2011年 | 26,008 |
2012年 | 25,699 |
2013年 | 26,303 |
2014年 | 26,091 |
駅前ビル「i-ビル」
尾張一宮駅前ビル(i-ビル) | |
---|---|
情報 | |
用途 | 図書館、集会場、子育て支援センター、駐車場[9] |
設計者 | 山下設計[9][10] |
施工 | 名工・中野・昭和土建特定建設工事共同企業体[9] |
建築主 | 一宮市[9] |
構造形式 | S造[9] |
敷地面積 | 4,339.67 m² [9] |
建築面積 | 3,855.4 m² [9] |
延床面積 | 21,406.98 m² [9] |
階数 | 地上7階、塔屋1階[9] |
駐車台数 | 147台[11] |
竣工 | 2012年9月[10] |
所在地 |
〒491-0858 愛知県一宮市栄3丁目1番2号 |
座標 | 北緯35度18分10.13秒 東経136度47分51.06秒 / 北緯35.3028139度 東経136.7975167度座標: 北緯35度18分10.13秒 東経136度47分51.06秒 / 北緯35.3028139度 東経136.7975167度 |
一宮市の新たな玄関口として、2010年10月に建設工事を開始した。2012年11月1日に図書館以外の施設が先行オープンし[5]、2013年1月10日に一宮市立中央図書館が開館した。
尾張一宮駅の高架下に隣接し、1階部分は自由に行き来することができるコンコースも配置されている[12]。 i-ビル(あいビル)という愛称は、一般公募および投票で決定された。
7階建てで建物の中央には3階から5階を中心とした幅44メートルの巨大な吹き抜け「シビックテラス」が整備され[13]、イベント利用を想定したギャラリーや市民活動支援センターが併設されている[6]。
「シビックテラス」は、幅44メートル・奥行き31メートル[13]、 東側には壁がない[6]半屋外の開放的な構造で[5]、エスカレーターが交差しており[5]、建物の中央部にある。
1階部分には商業施設であるアスティ一宮(名古屋ステーション開発が運営)や[6]、観光案内所・駅前交番が設けられ[13]、5階から7階には一宮市立中央図書館、中央子育て支援センター、シビックホール等が入っている[6]。 ビル北側の2階から4階は立体駐車場となっている[13][12]。
i-ビルが建設される前の2007年5月に取り壊された3階建ての旧駅ビルは、太平洋戦争末期の空襲で焼失した後、民衆駅として建て替えられたものであった。
2013年には第45回中部建築賞を受賞した[14]。
駅周辺
一宮市の中心市街地に位置している。
駅正面に「i-ビル」があり、高架化の一部とともに商業施設「アスティ一宮」などが入居している。また、駅機能として一体的となっている名鉄一宮駅に併設して名鉄百貨店一宮店が入居しているほか、名鉄線の高架下には名鉄一宮駅バスターミナル・一宮プラザおよび一宮七夕郵便局などが入居している。
かつてJR線・名鉄線ともに地上駅だったころは、駅周辺にある踏切は開かずの踏切であったが、高架化により解消された。また、駅付近で単独立体交差となっていた道路については、駅北側の八幡通は地下構造であったが埋め戻されたほか、さらに先にある国道155号は陸橋化されていたが撤去され、いずれも平坦な道路に戻された。なお、当駅の南口が面する道路は高架化後に新設されたものである。
駅付近にあるその他の主要施設は、以下の通りである。
- 真清田神社 : 尾張国一宮。市名の由来となっている。
- 一宮市役所(一宮庁舎:本庁舎)
- 上本町通り(国道155号)
- 八幡通り
- 銀座通り
- 本町通り
- 千歳通り
- 伝馬通り(愛知県道457号尾張一宮停車場線)
- 愛知県道459号名鉄一宮停車場線 : 一宮西インターチェンジ方面に通じている。
- 駅前ビルi-ビル:尾張一宮駅の高架下に隣接する複合ビル。商業施設や図書館などが入る。
2007年5月に取り壊された3階建ての旧駅ビルは、太平洋戦争末期の空襲で焼失した後、民衆駅として建て替えられたものであった。
路線バス
大多数の路線バスは、名鉄駅に隣接する名鉄一宮駅バスターミナルに乗り入れている。
なお、以下の夜行高速バス路線が、当駅前(駅東側)の6番のりばに乗り入れている。
- ドリームなごや号(JR東海バス) ※3号・6号が乗り入れ。
- 北陸ドリーム名古屋号(JR東海バス・西日本ジェイアールバス)
- 名古屋駅(新幹線口) - 尾張一宮駅 - 富山駅前 - 富山大学前 - 小杉駅 - 高岡駅前 - 砺波駅前 - 金沢駅前
隣の駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 東海道本線
- 特急「ひだ」「しらさぎ」停車駅(「ひだ」は一部のみ)、「ホームライナー大垣」停車駅
脚注
注釈
出典
- ^ 第6次一宮市総合計画 平成22年度〜24年度 実施計画 (PDF) p.41 - 一宮市(2010年2月付、2014年3月12日閲覧)
- ^ 『日本国有鉄道百年史 2』231頁
- ^ 「震災報告(鉄道庁)」『官報』1891年11月2日 - 国立国会図書館デジタル化資料
- ^ 今尾恵介『日本全国駅名めぐり』日本加除出版、2018年、123頁。ISBN 978-4-8178-4482-8。
- ^ a b c d 安福晋一郎、三輪喜人(2012年11月2日). ““駅前の顔”はや活気 一宮「i-ビル」開館”. 中日新聞 (中日新聞社)
- ^ a b c d e 安福晋一郎、太田理英子 (2013年11月12日). “尾張 知りたがリサーチ 尾張一宮駅前に開館1周年 i-ビル効果、課題を検証 「通過点」から「滞在型」へ”. 中日新聞 (中日新聞社)
- ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』、p.11、 講談社、2009年7月、ISBN 978-4062700153
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ a b c d e f g h i “一宮市尾張一宮駅前ビル”. 一般財団法人東海建築文化センター. 2016年3月16日閲覧。
- ^ a b “尾張一宮駅前ビル”. 株式会社山下設計. 2016年3月16日閲覧。
- ^ “アクセス”. 一宮市. 2016年3月16日閲覧。
- ^ a b “尾張一宮駅前ビル 基本設計概要まとまる 規模は7階建て延べ2万平方㍍”. 建通新聞(建通新聞社). (2009年5月19日)
- ^ a b c d “一宮駅前ビル にぎわい空間3-5階に 市、基本設計概要を報告”. 中日新聞 (中日新聞社). (2009年5月13日)
- ^ 一宮市尾張一宮駅前ビル 中部建築賞協議会