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「美留和駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 04:25時点における版

美留和駅
2019年9月までの駅舎(2018年5月)
びるわ
Biruwa
B66 川湯温泉 (7.2 km)
(8.7 km) 摩周 B64
地図
所在地 北海道川上郡弟子屈町美留和
北緯43度33分19.0秒 東経144度26分15.47秒 / 北緯43.555278度 東経144.4376306度 / 43.555278; 144.4376306
駅番号 B65
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 釧網本線
キロ程 87.0 km(網走起点)
電報略号 ルワ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1930年昭和5年)8月20日
備考 無人駅
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2019年9月までの駅舎(ホーム側)
(2018年5月)

美留和駅(びるわえき)は、北海道川上郡弟子屈町字美留和にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線駅番号B65電報略号ルワ

歴史

1977年の美留和駅と周囲約500m範囲。上が網走方面。千鳥式ホーム2面2線と駅裏側に副本線、駅舎横の網走側に貨物ホームと引込み線を有している。貨物列車が副本線に停車しているが、駅裏のストックヤードには扱う貨物の姿がない。
この後、貨物荷物取扱い廃止後に貨物線が全て撤去され、さらに無人化に伴い駅舎ホーム側に棒線化されると共に、撤去された相対側ホームの釧路端へ保線車両用の待機線が敷かれた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

所在地名より。アイヌ語に由来するが諸説あり特定しがたい[6]

由来となった語については一説には、現在の美留和山を「裂けた・山」を意味する「ペㇾケヌプリ(perke-nupri)」あるいは「ペㇾケイワ(perke-iwa)」と呼んでいたことから、そこから流れる小川が「ペㇾケイワナイ(perke-iwa-nay)」(裂けた・山の・川)と呼ばれ、それが「ペレイワナイ」「ペルア」と転訛し、現在の字が当てられたとされる[6]

由来についてはこのほか、岩中より清水が湧出していたことによる「ペルア(pe-rua)」(泉?)や、「ペルワアンペッ」(泉がある川)などとする記述もある[6][7][8]

駅構造

単式ホーム1面1線の地上駅。旧上り本線が使われており、かつては下り本線(相対式ホーム)、副本線および貨物ホームを有していた[8]摩周駅管理の無人駅である。

車掌車駅舎で、2015年(平成27年)9月に塗り直される前の駅舎、2019年(令和元年)9月に塗り直された後の駅舎は弟子屈町立美留和小学校の児童によって描かれたものである。待合室はクラブ活動の研究発表掲示、周辺の花壇整備など、美留和小学校児童の手により維持活性化が行われている[7][8][5]

利用状況

  • 2012年(平成24年)- 2016年(平成28年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は3.4人[9]
  • 2013年(平成25年)- 2017年(平成29年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は3.8人[10]
  • 2014年(平成26年)- 2018年(平成30年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は3.2人[11]

駅周辺

駅から国道391号沿いにかけてに美留和の集落がある。

  • 弟子屈町立美留和小学校
  • 美留和郵便局
  • 阿寒バス「美留和」停留所[12]
  • 摩周湖の伏流水 - 誰でも自由に汲むことの出来る湧水地。飲用可能。駅から約450m。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
釧網本線
快速「しれとこ摩周号」・普通
川湯温泉駅 (B66) - 美留和駅 (B65) - 摩周駅 (B64)

脚注

  1. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 85
  2. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 109
  3. ^ a b 『鉄道百年の歩み』 p. 113
  4. ^ JR時刻表』2016年4月号、交通新聞社、2016年3月19日、 pp.716-719。
  5. ^ a b 美留和駅をペイントしました”. 弟子屈町立美留和小学校. (2019年10月2日). 2019年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  6. ^ a b c アイヌ語地名リスト ヒラタ~ホロナ P111-120”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
  7. ^ a b 『北海道鉄道駅大図鑑』 p. 302
  8. ^ a b c 『北海道 釧網本線』 p. 84
  9. ^ "釧網線(東釧路・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月10日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明); 不明な引数|deadlinkdate=が空白で指定されています。 (説明)
  10. ^ "釧網線(東釧路・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月19日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月19日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  11. ^ 釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  12. ^ 美留和”. NAVITIME. 2019年11月14日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク