「平倉駅」の版間の差分
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2020年2月15日 (土) 04:27時点における版
平倉駅 | |
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駅舎 | |
ひらくら Hirakura | |
◄岩手上郷 (2.8 km) (4.6 km) 足ケ瀬► | |
所在地 | 岩手県遠野市上郷町平倉 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■釜石線 |
キロ程 | 56.6 km(花巻起点) |
電報略号 | ヒク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1915年(大正4年)11月23日[1] |
備考 | 無人駅 |
平倉駅(ひらくらえき)は、岩手県遠野市上郷町平倉にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線の駅である。
歴史
当駅を含む区間は1914年(大正3年)4月18日に岩手軽便鉄道が遠野 - 仙人峠間で開通させた[1]。当初は当駅は開設されなかったが、翌1915年(大正4年)11月23日に開業した[1]。その頃は762mm特殊狭軌の軽便鉄道であった[1]。また、岩手軽便鉄道の中間区間での工事が難航して東側で部分開業をしたため、東線として孤立した区間で運行していたが、花巻 - 仙人峠の全線が完成したのは当駅の開業と同じ1915年(大正4年)11月23日のことであった[1]。
1936年(昭和11年)8月1日に国有化され、国鉄の駅となった[1]。その後は国鉄標準の1,067mm軌間への改軌工事が進められた[1]。しかし、第二次世界大戦の戦局悪化に伴い労働力や資材が不足し改軌工事は一旦中止となった[2]。1948年(昭和23年)9月にアイオン台風によって山田線が大きな被害を受けると、三陸海岸方面への鉄道連絡を早期に回復させるために釜石線の工事が再開されることになり、12月に再着工した[2]。1950年(昭和25年)10月10日に仙人峠を越える区間が完成して釜石線が全通するとともに、遠野 - 足ヶ瀬間の改軌工事が完成し、全区間を1,067mm軌間の列車が運転されるようになった[2]。
年表
- 1915年(大正4年)11月23日:開業[3]。
- 1936年(昭和11年)8月1日:岩手軽便鉄道の国有化により国鉄釜石線の駅となる[1]。
- 1944年(昭和19年)10月11日:国鉄釜石東線の開業に伴い、所属の路線名が釜石西線に変更となる[2]。
- 1950年(昭和25年)10月10日:国鉄釜石線の全通により、再び釜石線の駅となる。1,067mm軌間への改軌工事が完成する[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 2018年(平成30年)6月1日: 遠野駅の業務委託化に伴い、北上駅長管理下となる。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。北上駅管理の無人駅である。
駅周辺
その他
- エスペラントによる、「Monta Dio(モンタ・ディーオ:山の神)」という愛称がついている。
隣の駅
脚注
参考文献
- 白土貞夫「岩手軽便鉄道 歴史拾遺」『鉄道ピクトリアル』No.813(2009年1月) pp.130 - 137 電気車研究会
- 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、5-11頁。