「動橋駅」の版間の差分
Tokyo-Good (会話 | 投稿記録) m →歴史: アーカイブを追加。 |
|||
6行目: | 6行目: | ||
|pxl = |
|pxl = |
||
|画像説明 = 駅舎の一部 |
|画像説明 = 駅舎の一部 |
||
{{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point|marker=rail}} |
|地図={{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point|marker=rail}} |
||
{{location map|width=200|Japan Ishikawa|label=動橋駅|mark=MUTCD I-12.svg|marksize=8|caption=動橋駅位置図(石川県)|float=center}} |
{{location map|width=200|Japan Ishikawa|label=動橋駅|mark=MUTCD I-12.svg|marksize=8|caption=動橋駅位置図(石川県)|float=center}} |
||
|よみがな = いぶりはし* |
|よみがな = いぶりはし* |
2020年2月15日 (土) 04:46時点における版
動橋駅 | |
---|---|
駅舎の一部 | |
いぶりはし* Iburihashi | |
◄加賀温泉 (3.2 km) (4.9 km) 粟津► | |
所在地 | 石川県加賀市動橋町ナ92 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本)** |
所属路線 | ■北陸本線** |
キロ程 | 137.5 km(米原起点) |
電報略号 | イフ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
580人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)9月20日 |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
動橋駅(いぶりはしえき)は、石川県加賀市動橋町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅である。
概要
片山津温泉に近く、かつては特急停車駅だった。現在では南隣の加賀温泉駅が周辺温泉地の玄関口となったため、普通列車しか停車しない。また、北陸鉄道片山津線・山代線と接続していたが、既に廃止されている。
難読駅名である。「いぶり」は「いぶる」の活用形で、広辞苑などにも示される古い言葉である。揺する、ゆり動かす、ゆすぶるの意味[1][2]で加賀南部で古くから使われ、揺れる橋が二級河川動橋川に架かっていた所に由来する。
歴史
以前、当駅は加賀温泉郷への窓口として、大聖寺駅と共に特急が手分けして停まっていた。1960年代末期には特急「雷鳥」・「しらさぎ」が大聖寺駅と動橋駅の両駅に停車するダイヤとされていたことが特急の格やスピードアップの観点から問題視されたことから、隣の作見駅が加賀温泉駅と改称され加賀温泉郷の入口として一本化された。それ以降は急行「くずりゅう」が1往復停車するのみとなり、それも1985年(昭和60年)3月に廃止された後は、普通列車のみの停車駅となってしまった。この経緯については、鉄道と政治#停車駅争奪戦も参照のこと。
- 1897年(明治30年)9月20日 - 官設鉄道北陸線の福井駅 - 小松駅間延伸時に動橋駅(いぶりばしえき、一般駅)として開業。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定、北陸本線所属駅となる。
- 1911年(明治44年)3月5日 - 山代軌道線(後の北陸鉄道山代線)の新動橋駅が開業。
- 1914年(大正3年)4月15日 - 温泉電軌片山津線(後の北陸鉄道片山津線)の動橋駅が開業。
- 1956年(昭和31年)12月15日 - 「いぶりばしえき」から「いぶりはしえき」に呼称変更。
- 1965年(昭和40年)9月24日 - 北陸鉄道片山津線の動橋駅が廃止。
- 1970年(昭和45年)10月7日 - 貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)。
- 1971年(昭和46年)7月11日 - 北陸鉄道山代線の新動橋駅が廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2009年(平成21年)4月1日 - 簡易委託廃止、無人化。
- 2017年(平成29年)4月15日 - ICカード「ICOCA」の利用が可能になる[3][4]。
駅構造
単式ホーム2面2線を持つ地上駅である。島式ホームの内側にも線路(中線)はあるが、上下線両方ともに正方向に進入できないようになっており、ホームについても柵が設置されたため待避線としては使用できない。また絶対信号機も設置されておらず停留所となっている。元々単式である上りホーム側に駅舎があり、下りホームへは跨線橋で連絡している。特急停車駅時代の名残か、普通停車駅にしては比較的ホームも広い構造になっている。2013年春に普通列車の有効長以外の部分に安全柵を設置する工事を実施した為、関係者以外は立ち入り禁止となった。
以前は簡易委託駅であったが、現在は小松駅管理の無人駅となっている。自動券売機が設置されている。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■北陸本線 | 上り | 福井・敦賀方面 |
2 | ■北陸本線 | 下り | 金沢・富山方面 |
- ホーム上では長らくのりば番号が設定されていなかったが、2018年までに改めて設定された。なお、使われていない中線は番号カウントから外されている。
- 接近警告機から鳴るメロディは、1番のりばが「アニーローリー」、2番のりばが「エリーゼのために」である。
利用状況
「加賀市統計書」によると、2017年度の1日平均乗車人員は580人である[5]。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1995年 | 984 |
1996年 | 958 |
1997年 | 928 |
1998年 | 885 |
1999年 | 841 |
2000年 | 754 |
2001年 | 740 |
2002年 | 723 |
2003年 | 720 |
2004年 | 709 |
2005年 | 719 |
2006年 | 653 |
2007年 | 635 |
2008年 | 665 |
2009年 | 584 |
2010年 | 580 |
2011年 | 557 |
2012年 | 567 |
2013年 | 584 |
2014年 | 558 |
2015年 | 555 |
2016年 | 578 |
2017年 | 580 |
駅周辺
バス路線
駅前にバス停はないが、東に4分程度歩いた場所に「キャン・バス」の大日盛 橋本酒造(酒蔵資料館)バス停がある。
隣の駅
北陸鉄道 動橋駅
概要
片山津線の始発駅で、国鉄の北側に位置し、独自の出入口はなかった。
駅構造
国鉄駅とつながる跨線橋を降りたところに1面1線のホームがあり、金沢寄りに3線の車庫があった。国鉄とは線路がつながっていなかった。
歴史
- 1914年(大正3年)4月29日 - 温泉電軌の駅(馬車鉄道)として開業。
- 1922年(大正11年)11月23日 - 電車に転換。
- 1943年(昭和18年)10月13日 - 合併により北陸鉄道の駅となる。
- 1965年(昭和40年)9月24日 - 片山津線廃止により廃駅となる。
隣の駅
- 北陸鉄道
- 片山津線
- 動橋駅 - 片山津本町駅
廃止後
片山津線廃止後も数年の間は電車がバスに置き換わっただけの形とされ、ホームの断面を階段状に改修して線路跡からバスが発着し、跨線橋も存置されて国鉄駅や山代線の新動橋駅と連絡していたが、1970年(昭和45年)の加賀温泉駅の開業、翌1971年(昭和46年)の山代線を含む加南線全線廃止と前後して跨線橋が撤去され、当駅から片山津温泉へのバスは山代温泉からの直通となり、狭隘な駅前に乗り入れることができないため150mほど南に位置する動橋駅前バス停を経由していた。この路線バスは2008年(平成20年)4月30日限りで廃止されている。
北陸鉄道 新動橋駅
概要
駅構造
国鉄駅を出たすぐ右手に木造の駅舎があり、Y字ポイントで分岐した島式ホーム1面2線を有していたが、晩年は駅舎から見て右側の1線だけが使われていた。
歴史
- 1915年(大正4年)5月1日 - 温泉電軌の駅として開業。
- 1943年(昭和18年)10月13日 - 合併により北陸鉄道の駅となる。
- 1963年(昭和38年)7月19日 - 動橋線の山代線への改称により同線の駅となる。
- 1968年(昭和43年)9月1日 - 駅業務を株式会社北鉄交通社に委託
- 1971年(昭和46年)7月11日 - 加南線全線廃止により廃駅。
廃止後
駅跡地には道路が新設され、残りの用地は駅前広場の拡張に使われている。
隣の駅
- 北陸鉄道
- 動橋線
- 庄駅 - 新動橋駅
脚注
- ^ 広辞苑第3版「いぶる」[他四]162頁昭和58年12月6日発行第1刷
- ^ “いぶる(動ラ四)ゆすぶる”. goo国語辞書. 2009年4月25日閲覧。
- ^ "北陸線(大聖寺駅~金沢駅間)IRいしかわ鉄道線、城端線(高岡駅~新高岡駅間)4月15日ICOCAサービスご利用開始~石川と富山がICOCAでつながる~" (PDF) (Press release). 西日本旅客鉄道/IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道. 31 January 2017. 2019年5月25日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月1日閲覧。
- ^ "交通ICカード「ICOCA」の利用範囲拡大等について" (PDF) (Press release). あいの風とやま鉄道. 31 January 2017. 2019年5月25日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月1日閲覧。
- ^ 加賀市統計書(平成30年度) (PDF)