「島松駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2017年5月) |
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|よみがな = しままつ |
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|ローマ字 = Shimamatsu |
|ローマ字 = Shimamatsu |
2020年2月15日 (土) 06:45時点における版
島松駅 | |
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駅舎(2017年5月) | |
しままつ Shimamatsu | |
◄H09 恵み野 (2.2 km) (6.5 km) 北広島 H07► | |
所在地 | 北海道恵庭市島松仲町1丁目 |
駅番号 | ○H08 |
所属事業者 |
北海道旅客鉄道(JR北海道) 日本貨物鉄道(JR貨物)* |
所属路線 | ■千歳線 |
キロ程 | 34.1 km(沼ノ端起点) |
電報略号 | ママ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,934人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)8月21日[1] |
備考 |
社員配置駅 みどりの窓口 有 |
*貨物列車の発着はなく、休止状態。 |
島松駅(しままつえき)は、北海道恵庭市島松仲町1丁目1にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)千歳線の駅。かつては急行「ちとせ」が停車していた。JR北海道の駅番号はH08。電報略号はママ。
歴史
当初、北海道鉄道にこの駅を設置する予定は無かったが、付近住民が土地と金銭を寄付した上で嘆願し、駅が設置された。
年表
- 1926年(大正15年)8月21日:北海道鉄道(2代)札幌線の駅として開業[1]。一般駅。
- 1943年(昭和18年)8月1日:戦時買収により北海道鉄道が国有化。鉄道省(国鉄)千歳線の駅となる[1]。
- 1959年(昭和34年)3月:駅舎改築[2]。
- 1960年(昭和35年)5月:恵庭農協島松倉庫および貯炭場へ専用線敷設[3]。
- 1961年(昭和36年)頃:西島松の自衛隊北海道地区補給処(現・陸上自衛隊北海道補給処)へ専用線敷設[注釈 1]。
- 1963年(昭和38年):駅裏に日本石油札幌油槽所が開所[4]。
- 1966年(昭和41年)
- 1980年(昭和55年)5月15日:専用線発着を除く車扱貨物の取扱いを廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR北海道・JR貨物の駅となる[1]。
- 1994年(平成6年)7月:新千歳空港駅の開業に合わせ、4番線を新設。
- 1997年(平成9年)3月ごろ:貨物列車の運行が終了。
- 2008年(平成20年)10月25日:ICカードKitaca使用開始[1]。
駅名の由来
アイヌ語の「シュマ・オマ・プ」(石があるもの)より。アイヌ語地名である。
駅構造
1面2線の島式ホームと2面2線の単式ホームを有する地上駅。2つの単式ホーム(1・4番線)が島式ホーム(2・3番線)を挟む配線となっている。構内東側・駅舎に隣接する1番線が上り本線、3番線が下り本線となっており、優先的に列車が発着する。
直営駅であり、みどりの窓口(営業時間6時00分-0時30分)、自動改札機およびキヨスクが設置されている。
当駅には西口がなく、東西移動の円滑化・周辺整備の促進および駅舎バリアフリー化のため、自由通路を備えた新駅舎への移行・複合施設の整備が計画された。2015年(平成27年)度に実施設計を行い、2017年(平成29年)度着工・2020年(令和2年)度供用開始を目指していた[新聞 1]が、恵庭市の財政負担が大きくなり折り合いがつかず、白紙撤回された。今後はバリアフリー化の部分だけを切り離して進めていくとしている[新聞 2]。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | ■千歳線 | 上り | 千歳・苫小牧方面 |
3・4 | 下り | 札幌・手稲方面 |
-
改札口(2017年5月)
-
ホーム(2017年5月)
-
跨線橋(2017年5月)
-
駅名標(2018年9月)
貨物取扱
現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっている。貨物列車の発着はなく、貨物設備や専用線も当駅には接続していない。
1997年3月頃までは、駅の西側にあった日本石油札幌油槽所の荷役設備へ続く専用線があり、石油の入荷が行われていた。そのため、本輪西駅と当駅の間に石油輸送貨物列車が運行されていた。また1970年代までは、陸上自衛隊島松駐屯地へ続く専用線も存在していた。この路線は駅の北西に向かって分岐後、大きなカーブを描き南へ進路を変え駐屯所へ向かう、逆U字形の線形となっていた。その廃線跡が道路となり残っている。
利用状況
「恵庭市統計書」によると、近年の年度別乗車人員の推移は以下の通りである。なお、2001年(平成13年)度から2006年(平成18年)度の乗車人員の単位は百人、2007年(平成19年)度以降の乗車人員の単位は千人である。
年度 | 乗車人員 | 出典 |
---|---|---|
2001年(平成13年) | 7,136 | [6] |
2002年(平成14年) | 7,125 | |
2003年(平成15年) | 7,031 | |
2004年(平成16年) | 6,877 | |
2005年(平成17年) | 6,913 | |
2006年(平成18年) | 6,935 | [7] |
2007年(平成19年) | 695 | [8] |
2008年(平成20年) | 693 | |
2009年(平成21年) | 698 | |
2010年(平成22年) | 698 | |
2011年(平成23年) | 715 | |
2012年(平成24年) | 712 | [9] |
2013年(平成25年) | 721 | |
2014年(平成26年) | 716 | |
2015年(平成27年) | 707 | |
2016年(平成28年) | 702 | |
2017年(平成29年) | 706 | [10] |
駅周辺
昔ながらの町並みがある。
- 恵庭市役所島松支所
- 千歳警察署島松駐在所
- 島松郵便局
- 北海道信用金庫島松支店
- 道央農業協同組合(JA道央)本所・恵庭支所
- 北海道恵庭北高等学校
- 陸上自衛隊島松駐屯地
- 北海道道46号江別恵庭線
- 島松ハイヤー事務所
- えにわコミュニティバス(ecoバス)「JR島松駅」停留所[11]
隣の駅
脚注
注釈
- ^ 1960年測量及び発行の5万分の1地形図(国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス)に記載が無いが、1961年5月撮影の航空写真(同サービス)で認められる。なお1965年発行の地形図には記載されている。
出典
- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、20-21頁。
- ^ 恵庭市史 1979年発行、P1208。
- ^ 恵庭市史、P691。
- ^ 恵庭市史、P778。
- ^ a b c 札幌工事局70年史 昭和52年3月発行 P284。
- ^ “第8編 運輸・通信” (PDF). 平成18年版恵庭市統計書. 恵庭市. p. 104 (2006年). 2018年1月23日閲覧。
- ^ “第8編 運輸・通信” (PDF). 平成19年版恵庭市統計書. 恵庭市 (2007年). 2018年1月23日閲覧。
- ^ “第8編 運輸・通信” (PDF). 平成24年版恵庭市統計書. 恵庭市 (2012年). 2018年1月22日閲覧。
- ^ “第8編 運輸・通信” (PDF). 平成29年版恵庭市統計書. 恵庭市 (2017年). 2018年1月22日閲覧。
- ^ “第8編 運輸・通信” (PDF). 平成30年版恵庭市統計書. 恵庭市 (2018年). 2019年4月21日閲覧。
- ^ “市内中心部路線図” (PDF). 恵庭市. 2019年5月31日閲覧。