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「鷲別駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 09:11時点における版

鷲別駅
駅舎(2017年9月)
わしべつ
Washibetsu
H32 東室蘭 (1.9 km)
(7.7 km) 幌別 H30
地図
所在地 北海道登別市鷲別町2丁目
北緯42度21分35.27秒 東経141度2分34.73秒 / 北緯42.3597972度 東経141.0429806度 / 42.3597972; 141.0429806 (鷲別駅)
駅番号 H31
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 室蘭本線
キロ程 79.1 km(長万部起点)
電報略号 ワヘ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1901年明治34年)12月1日
備考 無人駅
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鷲別駅(わしべつえき)は、北海道登別市鷲別町2丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線である。駅番号H31電報略号ワヘ事務管コードは▲130314[1]登別市室蘭市の境界線上に位置している。全ての普通列車のほか、特急「すずらん」が停車する。駅名の由来はアイヌ語の「チウ・アシ・ペツ(波の立つ川)」から。

歴史

1976年(昭和51年)の鷲別駅と周囲約750 m範囲。左下に東室蘭操車場が広がり、当駅は操車場の北東側端部に位置している。右上には鷲別機関区の南西端が見える。現在とは異なり、本線上下線は操車場を挟んで分かれており、このためにホームも上下間が広く開き、千鳥状にずれた相対式ホームとなっている。駅舎本屋は上り側にある。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
  • 1901年明治34年)12月1日:北海道炭礦鉄道の停留場(簡易駅)として開業[2]
  • 1903年(明治36年)4月21日:駅の位置を幌別寄りに約500 m移転し[3]、停車場(一般駅)となる[4]
  • 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、官設鉄道に移管。
  • 1940年代前半:自由通路併設の旅客用地下道を設置(1995年閉鎖)[5][6]
  • 1944年昭和19年)12月15日:貨物取扱い廃止。
  • 1946年(昭和21年)6月10日:貨物取扱い再開。
  • 1959年(昭和34年)11月15日:貨物取扱い廃止。
  • 1960年(昭和35年)2月:駅舎改築。
  • 1980年(昭和55年)5月15日:荷物取扱い廃止。
  • 1984年(昭和59年)4月1日:業務委託駅となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
  • 1996年平成8年)10月6日:旧上りホーム・駅舎を廃止、上りホームと駅舎を新しく下りホーム近くに設置。
  • 2007年(平成19年)10月1日:ホームの長さが5両分となる。
  • 2011年(平成23年)4月1日:JR北海道の業務委託駅の中で、唯一みどりの窓口のない駅となる。
  • 2015年(平成27年)11月1日:窓口が閉鎖し、無人駅となる(当分の間、朝の通学時間帯のみ改札係員を配置)[7]

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅であり、ホーム間の移動は跨線橋で行なう。かつては上下線に東室蘭操車場の一部を抱え込んでいたため離れていたが、東室蘭操車場の配線を変更してJR貨物の東室蘭駅となったため、1996年(平成8年)に旧上りホームおよび旧駅舎を廃止し、下りホームに面して新しい駅舎を建て、上りホームを下りホームの向かいに新設した。簡易自動券売機設置。

また、かつては苫小牧寄りに日本貨物鉄道(JR貨物)の鷲別機関区があったが、機能を五稜郭機関区に移管したため、廃止となった[8]

利用状況

「登別市統計書」によると、年度別乗車人員の推移は以下のとおりである。

年度 乗車人員
(百人)
出典
2011年(平成23年) 1,270 [9]
2012年(平成24年) 1,321
2013年(平成25年) 1,383
2014年(平成26年) 1,507

駅周辺

駅直下を北海道道107号室蘭環状線の鷲別アンダーパスが通っている。駅南側に道南バス「鷲別駅前」停留所があり、かつて駅舎が上り線側にあった時は「鷲別駅前」が最寄りのバス停留所であったが、現在は駅北側の「高砂小学校前」や「上鷲別入口」が最寄りのバス停留所となっている。駅北側にある市立室蘭看護専門学院海星学院高等学校北海道室蘭東翔高等学校室蘭工業大学、北海道室蘭聾学校への最寄駅となっている。駅南側にある恵愛病院は徒歩で約10分に位置している。

駅北側(駅舎側)

駅南側

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
室蘭本線
普通
東室蘭駅 (H32) - (東室蘭駅 - 鷲別駅 (H31) - 幌別駅 (H30)

脚注

  1. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. ^ 北海道炭礦鐵道 第二十五回営業報告。『官報 1901年12月5日』
  3. ^ 官報告示:輪西-鷲別間2M22C(約3.6 4km)から2.6M(約4.16 km)へ。『官報 1903年4月25日』
  4. ^ 北海道炭礦鐵道 第二十六回営業報告 明治35年3月17日簡易停車場から本停車場への設計変更認可、明治35年6月17日位置変更認可、第二十八回営業報告 明治36年3月25日使用許可。
  5. ^ 札幌工事局70年史 P522。詳細資料は失われている。
  6. ^ 上りホームを移設へ*来月13日より*構内の地下道閉鎖*JR鷲別駅”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1995年10月25日). 2019年12月28日閲覧。
  7. ^ 鷲別駅 あす無人化*監視カメラ、掲示板設置”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2015年10月31日). 2019年12月27日閲覧。
  8. ^ “登別のJR貨物鷲別機関区廃止へ、運転課は縮小し存続”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2014年8月6日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2014/08/06/20140806m_04.html 2019年12月27日閲覧。 
  9. ^ 11運輸” (PDF). 平成28年版統計データ. 登別市 (2016年). 2018年1月24日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク