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「メルセデスAMG・F1 W11 EQ Performance」の版間の差分

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* <sup>†</sup> 印はリタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
* <sup>†</sup> 印はリタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
* <sup>*</sup> : 今シーズンのポイント及び順位(現時点)。
* <sup>*</sup> : 今シーズンのポイント及び順位(現時点)。
* <sup>‡</sup> 中国GPは[[2019新型コロナウイルス|新型コロナウイルス]]の[[2019年-2020年中国武漢における肺炎の流行|感染拡大]]により延期<ref>{{Cite web|url=https://www.as-web.jp/f1/564368?all |title=FIAとF1が中国GP延期を決定。新型コロナウイルスの状況を注視し、代替日程について検討へ |publisher=autosport web |date=2020-02-12 |accessdate=2020-02-13}}</ref>。
* <sup>‡</sup> 中国GPは[[2019新型コロナウイルス|新型コロナウイルス]]の[[新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)|感染拡大]]により延期<ref>{{Cite web|url=https://www.as-web.jp/f1/564368?all |title=FIAとF1が中国GP延期を決定。新型コロナウイルスの状況を注視し、代替日程について検討へ |publisher=autosport web |date=2020-02-12 |accessdate=2020-02-13}}</ref>。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2020年3月6日 (金) 23:04時点における版

メルセデスAMG・F1 W11 EQ Performance
バルセロナ・テスト仕様(2020年2月)
バルセロナ・テスト仕様(2020年2月)
カテゴリー F1
コンストラクター メルセデス
デザイナー ジェイムズ・アリソン(テクニカルディレクター)
先代 F1 W10 EQ Power+
主要諸元
エンジン メルセデスAMG F1 M11 EQ Performance 1.6L V6ターボ
タイヤ ピレリ
主要成績
チーム メルセデスAMGペトロナス・フォーミュラ1チーム
ドライバー イギリスの旗 ルイス・ハミルトン
フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス
出走時期 2020年
初戦 2020年オーストラリアGP
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メルセデスAMG・F1 W11 EQ Performance (Mercedes-AMG F1 W11 EQ Performance) は、メルセデス2020年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。

本項では特に断りのない限り、省略形の「W11」を用いる。

概要

実車発表に先駆けて2020年2月10日にW11のカラーリングがYouTubeで公開され、従来のシルバーベースに加え、同日にスポンサー契約を交わしたイギリスの複合化学メーカーのイネオスのロゴがインダクションポッドとフロントウィングのエンドプレート内側に掲示され、その部分が赤く塗られた[1]

その4日後の2月14日に実車が公開され[2]、同日シルバーストン・サーキットでシェイクダウンを行った。テクニカルディレクターのジェイムズ・アリソンは冬の開発に加え、前部はアップライトとホイールリム周辺の構造を複雑化させ、中央部は上側の側面衝撃吸収構造の位置を下げ、後部は冒険的なサスペンションレイアウトを採用したと述べ[3]レギュレーションの変更がない本年であえて大胆なアプローチを行いつつ、前年のW10の弱点であった冷却面の改善を行った[4]

発表からまもなく行われたカタロニア・サーキットでのプレシーズンテストで、ステアリングに新たな軸を追加する斬新なシステム「DAS(Dual Axis Steering、二重軸ステアリング[5])」を搭載した[6]。このシステムが合法であるか疑問視する声もあったが、アリソンはFIAに問い合わせ済みで、合法であることは明らかだと述べている。なお、本年の使用はFIAに許可されたものの、翌2021年には禁止される見通しとなっている[7]

2020年シーズン

ドライバーはルイス・ハミルトンバルテリ・ボッタスのコンビを継続。

スペック

シャシー

[8]

トランスミッション

サイズ

  • 全長: 5,000mm以上
  • 全幅: 2,000mm
  • 全高: 950mm
  • 重量: 746kg

パワーユニット

[9]

  • 型式: メルセデスAMG F1 M11 EQ Performance
  • 重量: 145kg
  • 構成: 内燃機関/エンジン(ICE)、モーター・ジェネレーター・ユニット・キネティック(MGU-K)、モーター・ジェネレーター・ユニット・ヒート(MGU-H)、ターボチャージャー(TC)、エナジーストア(ES)、コントロールエレクトロニクス(CE)
  • 割り当て: ICE/TC/MGU-H ドライバーに対し3基、MGU-K/ES/CE ドライバーに対し2基

内燃エンジン(ICE)

  • 排気量: 1,600cc
  • 気筒数: V型6気筒
  • バンク角: 90度
  • バルブ数: 24
  • 最高回転数: 15,000rpm(レギュレーションで規定)
  • 最大燃料流量: 100kg/h(10,500rpm以上)
  • 燃料噴射方式: 高圧縮直噴(1つの噴射機/シリンダーあたり最大500bar
  • ターボチャージャー: 同軸単段コンプレッサー、排気タービン
  • エキゾーストタービン最大回転数: 125,000rpm

ERS(エネルギー回生装置)

  • 構成: 電気モーター・ジェネレーター・ユニットを介した統合ハイブリッドエネルギー回生
  • エナジーストア: リチウムイオンバッテリー(規定重量の20kg)
  • 最大エネルギー蓄積量: 4MJ
  • MGU-K
    • 最高回転数: 50,000rpm
    • 最大出力: 120kW(161bhp
    • エネルギー回収: 2MJ
    • エネルギー放出: 4MJ(フルパワー時で33.3秒)
  • MGU-H
    • 回転数: 125,000rpm
    • 最大出力: 無制限
    • 最大エネルギー回生: 無制限(1周あたり)
    • 最大エネルギー放出量: 無制限(1周あたり)

燃料&潤滑油

  • 燃料: ペトロナス Primax
  • 潤滑油: ペトロナス Syntium

記録

key

チーム パワーユニット タイヤ No. ドライバー グランプリ ポイント ランキング
2020 メルセデスAMG F1 メルセデス
F1 M11 EQ Performance
1.6L V6t
P 44 イギリスの旗 ハミルトン AUS
BHR
VIE
NED
ESP
MON
AZE
CAN
FRA
AUT
GBR
-* -* -*
HUN
BEL
ITA
SIN
RUS
JPN
USA
MEX
BRA
ABU
CHN
77 フィンランドの旗 ボッタス AUS
BHR
VIE
NED
ESP
MON
AZE
CAN
FRA
AUT
GBR
-*
HUN
BEL
ITA
SIN
RUS
JPN
USA
MEX
BRA
ABU
CHN

脚注

注釈

出典

  1. ^ メルセデスF1、2020年型マシン『W11』のカラーリングをお披露目。スポンサーカラーのレッドをあしらう”. AUTOSPORTweb (2020年2月10日). 2020年2月17日閲覧。
  2. ^ メルセデスF1が『W11』の実車を初披露。ハミルトンはシューマッハーに並ぶ7度目の戴冠なるか”. AUTOSPORTweb (2020年2月14日). 2020年2月17日閲覧。
  3. ^ メルセデス、新車W11の仕上がりは上々? 3つの”開発”が鍵に”. motorsport.com (2020年2月15日). 2020年2月17日閲覧。
  4. ^ メルセデスF1『W11』:あえて“大胆なアプローチ”で改善図る。フェラーリを警戒し直線スピード向上にも注力”. AUTOSPORTweb (2020年2月15日). 2020年2月17日閲覧。
  5. ^ FIA、メルセデスの新兵器”DAS”の安全性について「懸念なし」”. motorsport.com (2020年2月22日). 2020年2月22日閲覧。
  6. ^ メルセデス、革新的ステアリング”DAS”の存在を認める。合法性に自信”. motorsport.com (2020年2月21日). 2020年2月22日閲覧。
  7. ^ メルセデスF1の新ステアリングシステム『DAS』、2021年には禁止に”. AUTOSPORTweb (2020年2月22日). 2020年2月22日閲覧。
  8. ^ Mercedes-AMG F1 W11 EQ Performance”. メルセデスAMG F1 (2020年2月14日). 2020年2月17日閲覧。
  9. ^ Mercedes-AMG F1 M11 EQ Performance”. メルセデスAMG F1 (2020年2月14日). 2020年2月17日閲覧。
  10. ^ FIAとF1が中国GP延期を決定。新型コロナウイルスの状況を注視し、代替日程について検討へ”. autosport web (2020年2月12日). 2020年2月13日閲覧。