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「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2」の版間の差分

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== 概要 ==
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[[ソフトバンク・ビジョン・ファンド]]の成功を受け、2019年7月約1,080億米ドル(11.7兆円)規模の投資ファンドの設立が発表された。リミテッド・パートナーには[[ソフトバンクグループ]](380億ドル)の他、[[アップル (企業)|アップル]]、[[フォックスコン|フォックスコン・テクノロジー・グループ]]、[[マイクロソフト]]、[[みずほ銀行]]、[[三井住友銀行]]、[[三菱UFJ銀行]]、[[第一生命保険]]、[[三井住友信託銀行]]、[[SMBC日興証券]]、[[大和証券グループ]]、[[カザフスタン]]国立銀行投資公社、[[スタンダードチャータード銀行]]、匿名の台湾の大手投資家およびこのファンド経営陣による出資が見込まれている<ref>{{cite web|url= https://jp.techcrunch.com/2019/07/26/2019-07-25-softbank-announces-ai-focused-second-108-billion-vision-fund-with-lps-including-microsoft-apple-and-foxconn/|title=ソフトバンクが約12兆円でAIフォーカスの第2ビジョンファンドを立ち上げ |publisher=techcrunch |date=2019-07-26|accessdate=201-07-29}}</ref>。
[[ソフトバンク・ビジョン・ファンド]]の成功を受け、2019年7月約1,080億米ドル(11.7兆円)規模の投資ファンドの設立が発表された。リミテッド・パートナーには[[ソフトバンクグループ]](380億ドル)の他、[[Apple]]、[[フォックスコン|フォックスコン・テクノロジー・グループ]]、[[マイクロソフト]]、[[みずほ銀行]]、[[三井住友銀行]]、[[三菱UFJ銀行]]、[[第一生命保険]]、[[三井住友信託銀行]]、[[SMBC日興証券]]、[[大和証券グループ]]、[[カザフスタン]]国立銀行投資公社、[[スタンダードチャータード銀行]]、匿名の台湾の大手投資家およびこのファンド経営陣による出資が見込まれている<ref>{{cite web|url= https://jp.techcrunch.com/2019/07/26/2019-07-25-softbank-announces-ai-focused-second-108-billion-vision-fund-with-lps-including-microsoft-apple-and-foxconn/|title=ソフトバンクが約12兆円でAIフォーカスの第2ビジョンファンドを立ち上げ |publisher=techcrunch |date=2019-07-26|accessdate=201-07-29}}</ref>。


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なお2019年7月時点では前ファンドに参画した[[サウジアラビア]]の{{仮リンク|パブリック・インベストメント・ファンド|en|Public Investment Fund}}、[[ムバダラ・ディベロプメント・カンパニー|ムバダラ開発公社]]、[[クアルコム]]、[[シャープ]]の名前はないが出資協議は継続されている<ref>{{cite web|url= https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-26/PV6EGE6K50XT01|title=

2021年5月20日 (木) 13:04時点における版

ソフトバンク・ビジョン・ファンド2(SoftBank Vision Fund 2)は、ソフトバンクグループなどの出資により設立される予定のテクノロジー分野に特化した投資ファンド。組成は2020年3月末までに完了する計画と言われている[1]

概要

ソフトバンク・ビジョン・ファンドの成功を受け、2019年7月約1,080億米ドル(11.7兆円)規模の投資ファンドの設立が発表された。リミテッド・パートナーにはソフトバンクグループ(380億ドル)の他、Appleフォックスコン・テクノロジー・グループマイクロソフトみずほ銀行三井住友銀行三菱UFJ銀行第一生命保険三井住友信託銀行SMBC日興証券大和証券グループカザフスタン国立銀行投資公社、スタンダードチャータード銀行、匿名の台湾の大手投資家およびこのファンド経営陣による出資が見込まれている[2]

なお2019年7月時点では前ファンドに参画したサウジアラビアパブリック・インベストメント・ファンドムバダラ開発公社クアルコムシャープの名前はないが出資協議は継続されている[3]

2020年2月7日、ウォールストリート・ジャーナルは当初規模の半分未満に留まると報じた。先行するソフトバンク・ビジョン・ファンドにおけるWeWorkでの投資成績の失敗を嫌って投資家が投資を控えていると指摘している[4]

主な投資先

出資額は同じ投資ラウンドに出資した他社分を含む場合もある。ソフトバンクグループによるブリッジ投資分およびソフトバンク・ビジョン・ファンドによる投資分も含む。

出資時期 企業名 所在国 出資額 出資比率 セクター 事業内容 備考
2015年12月16日 Oravel Stays Private Limited(オヨ・ルームズ) インド 1億ドル 27% Consumer ホテル予約サイト「Oyo Rooms」 [5]
2017年09月08日 2億5,000万ドル 42% 企業価値8億5,000万ドル評価[6]
2018年09月25日 8億ドル - 企業価値50億ドル評価[7]
2019年010月07日 8億ドル - 企業価値100億ドル評価[8]
2017年03月20日 WeWork(ウィーワーク) アメリカ 3億ドル Real Estate コワーキングスペース 企業価値200億ドル評価[9]
2017年08月24日 30億ドル 企業価値200億ドル評価同時に子会社3社へ14億ドル出資[10]
2018年08月09日 10億ドル 企業価値420億ドル評価[11]
2018年11月14日 30億ドル 企業価値420億ドル評価[12]
2019年01月08日 20億ドル 企業価値470億ドル評価[13]
2019年10月30日 95億5000万ドル 企業価値80億ドル評価
支援95億ドルの内訳は出資45億ドル(ワラント15億ドル、TOB30億ドル)
融資50億ドル(優先債11億ドル、無担保債22億ドル、信用状17・5億)[14]
評価損74億ドル計上
2017年05月18日 One97 Communications(ペイティーエム) インド 14億ドル 20% Fintech 電子決済「PayTM」 企業価値70億ドル評価[15]
2019年11月25日 10億ドル 企業価値160億ドル評価[16]
2018年11月15日 Automation Anywhere(オートメーション・エニウェア) アメリカ 3億ドル Enterprise RPA技術 企業価値26億ドル評価[17]
2019年11月22日 2億9000万ドル 企業価値68億ドル評価[18]
2019年01月19日 FirstCry(ファーストクライ) インド 3億ドル 42% Consumer ベビー用品小売業者 企業価値8億5000万ドル評価[19]
2020年02月07日 1億5,000万ドル 企業価値12億ドル評価[20]
2019年12月20日 Lenskart(レンズカート) インド 2億7,500万ドル - 記載なし メガネ小売 企業価値15億ドル評価[21]
2020年01月31日 Alto Pharmacy(アルト・ファーマシー) アメリカ 2億5,000万ドル - 記載なし オンライン薬局 企業価値10億ドル評価[22]
2020年02月24日 Karius(カリウス) アメリカ 1億6,500万ドル - 記載なし 医療診断サービス 企業価値7億ドル強評価[23]
2020年02月24日 Behavox(ビハボックス) イギリス 1億ドル - 記載なし 従業員監視ソフトウエア 企業価値5億ドル評価[24]

脚注

  1. ^ ソフトバンクG、ビジョンファンド2でゴールドマン起用”. bloomberg (2019年6月12日). 201-07-29閲覧。
  2. ^ ソフトバンクが約12兆円でAIフォーカスの第2ビジョンファンドを立ち上げ”. techcrunch (2019年7月26日). 201-07-29閲覧。
  3. ^ ソフトバンクG12兆円ファンド、サウジPIFは現時点で含まれず”. bloomberg (2019年7月26日). 201-07-29閲覧。
  4. ^ New SoftBank Tech Fund Falls Far Short of $108 Billion Fundraising Goal The Wall Street Journal 2020年2月7日
  5. ^ ソフトバンクらから1億ドルを調達--インドのホテル予約サイト「Oyo Rooms」”. Cnet Japan (2015年12月16日). 2018年1月8日閲覧。
  6. ^ インドの格安ホテル予約スタートアップOYO Rooms、シリーズDラウンドで2億5,000万米ドルを調達??東南アジアでの拡大を加速”. THE BRIDGE (2017年9月16日). 2018年1月8日閲覧。
  7. ^ ソフトバンク出資の印オヨ・ホテルズ、海外事業強化へ10億ドル調達”. bloomberg (2018年9月26日). 2020年1月13日閲覧。
  8. ^ ソフバンクG出資の印OYO、15億ドル調達-企業価値100億ドルと評価”. bloomberg (2019年10月7日). 2020年1月13日閲覧。
  9. ^ ソフトバンク、コワーキングスペースのWeWorkに44億ドルを投資”. TechCrunch (2017年8月25日). 2018年1月8日閲覧。
  10. ^ ソフトバンク、コワーキングスペースのWeWorkに44億ドルを投資”. TechCrunch (2017年8月25日). 2018年1月8日閲覧。
  11. ^ ソフトバンク、ウィーワークに10億ドル追加出資-転換社債を通じて”. Bloomberg (2018年8月10日). 2018年11月15日閲覧。
  12. ^ ソフトバンク、ウィーワークに30億ドルを追加出資へ”. Bloomberg (2018年11月14日). 2018年11月15日閲覧。
  13. ^ 米ウィーワーク:ソフトバンクが20億ドル出資、商標を変更”. bloomberg (2019年1月9日). 2019年4月28日閲覧。
  14. ^ WeWork、ソフトバンクGから15億ドル受け取る-金融支援の一環”. bloomberg (2019年10月31日). 2019年12月16日閲覧。
  15. ^ ソフトバンク、インド電子決済最大手ペイティーエムに投資-1550億円”. Bloomberg (2017年5月18日). 2018年1月8日閲覧。
  16. ^ 印決済大手Paytm、10億ドルを調達 ソフトバンクGなど”. 日本経済新聞 (2019年11月25日). 2019年12月16日閲覧。
  17. ^ RPA startup Automation Anywhere nabs $300M from SoftBank at a $2.6B valuation”. techcrunch (2018年11月15日). 2018年11月16日閲覧。
  18. ^ オートメーション・エニウェア、 2億9000万ドルのシリーズB資金調達を発表”. Automation Anywhere (2018年11月22日). 2019年11月24日閲覧。
  19. ^ ソフトバンク巨大ファンドが狙う5大分野”. 日本経済新聞 (2019年3月25日). 2019年4月28日閲覧。
  20. ^ インドのベビー用品向けEC企業FirstCryにソフトバンクが投資し、新たなユニコーン企業へ”. techable (2020年2月12日). 2020年2月13日閲覧。
  21. ^ ソフトバンク・ビジョンファンドがインドのメガネ小売Lenskartに300億円投資”. techcrunch (2019年12月21日). 2020年1月13日閲覧。
  22. ^ ビジョンファンド2出資アルト・ファーマシー評価は10億ドル-ロイター”. bloomberg (2020年1月31日). 2020年1月31日閲覧。
  23. ^ 血液検査で新型コロナなどの病原体を特定し最適な治療法を見極めるKarius”. techcrunch (2020年2月25日). 2020年2月25日閲覧。
  24. ^ ビジョンファンド2号、英監視ソフト企業に1億ドル出資へ-関係者”. bloomberg (2020年2月25日). 2020年2月25日閲覧。

関連項目

外部リンク