ソフトバンクアカデミア
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ソフトバンクアカデミアは、ソフトバンクグループの創業者である孫正義が、2010年に設立した企業内学校である。ソフトバンクグループを担う後継者発掘・育成を目的としている。事務局長は青野史寛(常務執行役員 管理統括兼人事部長兼社長室補佐[1][2])。
概要
[編集]ソフトバンクアカデミアの定員はソフトバンクグループの社内から270人、社外からは30人程度でグループ内部と外部の比率は「外の人で優秀な人がいれば、その比率は増えていく。」とされている[3]。 受講期間は一期1年で下位20%が入れ替わり毎期30名ほど募集が行われ4月から入校する。長期間を要して後継者を育てるため卒業の概念がなく入替対象にならなかった人は次の期も継続受講できる。 応募に国籍、学歴、職歴は不問とされるが応募時点で20歳以上45歳未満の年齢制限がある。講義は東京のソフトバンク汐留本社で月1~2回の頻度で水曜日の18時または19時から3~4時間行われるため会社勤めを続けながら入校できる[4]。
沿革
[編集]- 2010年7月28日 - ソフトバンクアカデミア開校式とソフトバンクアカデミア開咬記念特別講演「孫の二乗の兵法」[5][6]
- 2010年9月2日 - ソフトバンクアカデミア特別講義「危機克服の極意」開催[7]
- 2010年9月28日 - ソフトバンクアカデミア特別講義 「意思決定の極意」を開催[8]
- 2011年6月1日 - ソフトバンクアカデミア第2期生および外部1期生100名入校式[9]
- 2011年9月2日 - ソフトバンクアカデミア特別講義「危機克服の極意」を開催[10]
- 2012年4月18日 - ソフトバンクアカデミア第3期生31名入校式[11]
- 2012年9月19日 - ソフトバンクアカデミア特別講義「孫 正義×柳井 正特別対談『志高く』」を開催[12]
- 2013年5月29日 - ソフトバンクアカデミア第4期生40名入校式を開催[13]
- 2014年5月14日 - ソフトバンクアカデミア第5期生35名入校式を開催[14]
- 2015年5月14日 - ソフトバンクアカデミア第6期生約40名入校式を開催[15]
- 2015年10月22日 - ソフトバンクアカデミア特別講義「孫正義×ニケシュ・アローラ対談『Singularity~情報革命が導く世界~』」を開催[16]
主な受講者
[編集]- 石山洸(エクサウィザーズ代表取締役社長)
- ナカヤマン。(株式会社スクリイム・ラウダアCEO、元・株式会社ドレスイングCEO)[17]
- 林要 (GROOVE X [18][19]、元・ソフトバンクロボティクスプロダクト本部PMO室室長)[20]
- 斎藤太郎(Dof代表取締役社長)[21]
- 佐治友基(SBドライブ代表取締役社長)[22]
- 横井晃(OpenStreet代表取締役社長)[23]
- 佐藤壮(OpenStreet COO)[24]
- 紀陸武史(Huber.代表取締役CEO)[25][26][27]
- 工藤智昭(ジーニー代表取締役社長)[28]
- 内田裕士[29](美塾 塾長)
- 高 榮郁(ロケットスタッフ株式会社代表取締役)[30][31][32]
- 堀口ミイナ[33](タレント)
- 鎌谷賢之 (ライザップグループ経営戦略部長、元・株式会社ナガセ常務取締役、元・ソフトバンク社長室、元・三洋電機)[34] [35]
- 前田鎌利(書家、プレゼンテーションクリエイター、株式会社 固 代表取締役、一般社団法人 継未 代表理事 元・ソフトバンク)[36]
- 中瀬浩之(BENLY代表取締役社長)[36][37]
- 伊藤羊一(ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト/Yahoo!アカデミア学長[38]/株式会社ウェイウェイ代表取締役)[36][39]
- 小林慎和(株式会社LastRoots代表取締役CEO[40]、ビジネス・ブレークスルー大学准教授)
- 村上臣(LinkedIn日本代表[41]、元・ヤフージャパンCMO[42]、元・電脳隊)[43]
- 藤本JOHNNY孝博(株式会社TFJ 社長[44] マクドナルドを退社後、ソフトバンクモバイル株式会社入社、社食改革に挑む。[45]元マクドナルド株式会社ディストリクトマネージャー[46][36])
- 石原潤一(ヘコミ救急隊ロボット科学教育Crefusふじみ野 一般社団法人国際UAVビジネス支援協会 )[36]
- 生駒 祐一(テラスマイル株式会社代表取締役)[36]
- 齋藤太郎(株式会社dof代表取締役、株式会社VOYAGE GROUP社外取締役、新経済連盟クリエイティブディレクター、 元・株式会社電通)[47][48][49][50]
- ポール神田敏晶(KandaNewsNetwork,Inc. ヤフーニュース個人オーサー )[36]
- Koh, SeungjaeCEO of Nexcubecorp. from South Korea(NEXCUBECORP,Inc.)[36]
- Kim, JaehyunCEO of Crevisse Partners from South Korea(Crevisse Partners,Inc.)[36]
- 小川嶺(株式会社タイミー 代表取締役)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Co.,Ltd., (C) Recruit Holdings. “Vol.02 青野 史寛氏 ソフトバンク |未来予測「2020の人事シナリオ」”. www.works-i.com. 2018年4月8日閲覧。
- ^ “グループ会社5000社を目指すソフトバンクの「人事制度の作り方」” (日本語). ダイヤモンド・オンライン. (2017年5月25日) 2018年4月8日閲覧。
- ^ “求めるのは「高い志」、報酬は100億円--ソフトバンクアカデミア開校”. CNET Japan (2010年7月29日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンクアカデミア よくある質問”. ソフトバンクアカデミア. 2018年1月24日閲覧。
- ^ “孫正義社長の後継者求む! ソフトバンクアカデミアが開講”. 東洋経済オンライン (2010年7月29日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “「ソフトバンクアカデミア」開校”. ソフトバンクNOW (2010年9月16日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンクアカデミア特別講義「危機克服の極意」開催”. ソフトバンクNOW (2010年9月2日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンクアカデミア 公開講義「意思決定の極意」開催”. ソフトバンクNOW (2010年10月18日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンクアカデミア第2期生入校式”. ソフトバンクNOW (2011年7月5日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンクアカデミア特別講義「危機克服の極意」開催”. ソフトバンクNOW (2011年9月9日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンクアカデミア第3期生入校式”. ソフトバンクNOW (2012年5月9日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンクアカデミア「孫 正義×柳井 正(ファーストリテイリング社長) 特別対談『志高く』」を開催”. ソフトバンクNOW (2012年10月15日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンクアカデミア第4期生入校式を開催”. ソフトバンクNOW (2013年6月13日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンクアカデミア第5期生入校式を開催”. ソフトバンクNOW (2014年6月3日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンクアカデミア第6期生入校式を開催”. ソフトバンクNOW (2015年6月3日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンクアカデミア特別講義を開催”. ソフトバンクNOW (2015年11月12日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “第2回 : 「好きなことしかやらない」”. アルプスキャリア. 2018年4月24日閲覧。
- ^ 「【インタビュー】Pepperの父・林要さんの新会社「GROOVE X」が作るロボットとは? | ロボスタ - ロボット情報WEBマガジン」『ロボスタ』。2018年4月8日閲覧。
- ^ Editorial, Reuters. “ペッパー開発者創業のグルーブXが64億円調達、革新機構など出資” (日本語). JP 2018年4月8日閲覧。
- ^ “さらばソフトバンク「ペッパーの父」退社の真相”. カレッジカフェ (2015年10月18日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ 「【アクセルを踏むときには躊躇しない!「ポケトーク」発売元社長が語る「明石家さんまさんにCM出演をお願いした合理的理由」」『DIAMOND ONLINE』。
- ^ “ソフトバンクの自動運転ビジネスとスマートモビリティ最前線”. Future Stride (2017年7月20日). 2021年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンク新規事業:シェアサイクルサービスの電子回路設計”. Wantedly (2017年7月12日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “ソフトバンク新規事業:シェアサイクルサービスの電子回路設計 by ソフトバンク株式会社” (英語). www.wantedly.com. 2018年4月24日閲覧。
- ^ “東急アクセラレートプログラム2016 最優秀賞受賞”. 日本経済新聞 (2016年9月20日). 2016年9月20日閲覧。
- ^ “JR東日本・東急電鉄など、VBと連携して東北エリアへの訪日外国人誘客強化に向けた新たな取組みを開始”. 日本経済新聞 (2017年11月16日). 2017年11月16日閲覧。
- ^ “【動画版】訪日外国人向け旅行ガイドのマッチングでインバウンドの潜在需要を掘り起こす「Huber.」(ICC KYOTO 2017)”. ICCパートナーズ (2018年2月2日). 2018年2月2日閲覧。
- ^ “アドテクの「ジーニー」が描く世界戦略の中身”. 東洋経済オンライン (2018年1月22日). 2018年1月24日閲覧。
- ^ “美塾塾長 内田裕士オフィシャルブログ「人のために美しく生きる」Powered by Ameba”. ameblo.jp. 2018年4月8日閲覧。
- ^ 『トークンエコノミービジネスの教科書』KADOKAWA、2019年3月20日、224頁。
- ^ “創業から10年、「マンガKING」運営のロケットスタッフをアニメイトが買収 | BRIDGE(ブリッジ)テクノロジー&スタートアップ情報”. thebridge.jp (2021年1月20日). 2022年8月3日閲覧。
- ^ “新しい「経済圏」が日本にこそ必要な理由 “ガラパゴス”ゆえにチャンスあり”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) (2019年4月25日). 2022年8月3日閲覧。
- ^ “堀口ミイナ(ホリグチ ミイナ) | ホリプロオフィシャルサイト”. www.horipro.co.jp. 2018年4月8日閲覧。
- ^ “『ソフトバンク新30年ビジョン』鎌谷賢之 | プレジデントオンライン” (日本語). PRESIDENT Online - PRESIDENT. (2011年4月15日) 2018年4月8日閲覧。
- ^ “ライザップに続々と集結する著名企業の元幹部たち|GQ JAPAN” (日本語). GQ JAPAN. (2017年1月30日) 2018年4月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “孫正義校長率いる『ソフトバンクアカデミア』の異端・異能者たち(神田敏晶) - Yahoo!ニュース” (日本語). Yahoo!ニュース 個人 2018年4月8日閲覧。
- ^ 事業構想大学院大学出版部. “デジタル・マーケティングで日本を元気に” (日本語). PROJECT DESIGN 2018年4月8日閲覧。
- ^ ““ならず者”であり続けるための「ヤフー流リーダー育成法」とは? | GLOBIS 知見録” (日本語). GLOBIS 知見録 2018年4月8日閲覧。
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- ^ ““難民や貧困」フィンテックVB、解決策競う”. 日本経済新聞. (2016年9月22日) 2017年12月15日閲覧。
- ^ 敬子, 浜田「LinkedInでLinkedIn日本代表に転職——元ヤフーCMO村上臣「今の僕は第二新卒」」『』2017年12月12日。2018年4月8日閲覧。
- ^ Week, Tokyo Work Design「弱冠36歳、ヤフー・ジャパンの役員に」『cakes(ケイクス)』。2018年4月8日閲覧。
- ^ 「「ヤフーは10年後存在しない」とソフトバンクアカデミアでプレゼンした(ヤフーCMO村上)【F17-5A #3】」『INDUSTRY CO-CREATION』2017年7月5日。2018年4月8日閲覧。
- ^ shashoku.com. “ソフトバンクグループ - 社員食堂訪問記 - 社食.com”. www.shashoku.com. 2018年4月8日閲覧。
- ^ “大企業の社員食堂が美味くない、「根本的な理由」を教えよう”. (2018年6月21日)
- ^ “原田泳幸の懐刀は希代のマックバカ | 俺が日本一のマックバカ” (日本語). 東洋経済オンライン. (2013年2月14日) 2018年4月8日閲覧。
- ^ 「電通から独立した凄腕クリエイティブディレクターたち【F17-7C #2】」『INDUSTRY CO-CREATION (ICC)』2017年7月25日。2018年4月25日閲覧。
- ^ 「「クライアントにとって優秀な相棒でありたい」 ─ dof 齋藤太郎氏」『MarkeZine』。2018年4月25日閲覧。
- ^ “新経済連盟「会員交流会」を開催しました|トピックス - 新経済連盟”. 新経済連盟. 2018年4月25日閲覧。
- ^ “経営陣紹介 | 株式会社VOYAGE GROUP”. voyagegroup.com. 2018年4月25日閲覧。