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:*主題歌:西田敏行「風に抱かれて」(作詞:[[喜多條忠]]、作曲:[[芳野藤丸]]、編曲:[[木森敏之]])
:*主題歌:西田敏行「風に抱かれて」(作詞:[[喜多條忠]]、作曲:[[芳野藤丸]]、編曲:[[木森敏之]])
::[[SHOGUN]]が1979年に発表した曲の[[カバー]]。
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:*挿入歌:西田敏行「娘たちよ」(作詞:[[東海林良]]、作曲:[[木村昇 (歌手)|木村昇]]、編曲:木森敏之)
:*挿入歌:西田敏行「娘たちよ」(作詞:[[東海林良]]、作曲:[[木村昇 (歌手)|木村昇]]、編曲:木森敏之)
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2021年7月11日 (日) 01:10時点における版

池中玄太80キロ
ジャンル テレビドラマ
原案 松木ひろし
脚本 松原敏春
松木ひろし
演出 石橋冠
吉野洋
中山史郎
宮崎洋
松永好訓
剣政博
出演者 西田敏行
杉田かおる
有馬加奈子
安孫子里香
丘みつ子
坂口良子
藤谷美和子
ドン荒川
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本の旗日本語
製作
制作 別項
製作 日本テレビ
放送
放送チャンネル日本テレビ系列
放送国・地域日本の旗 日本
パートI
プロデューサー中島忠史
放送期間1980年4月5日 - 6月28日
放送時間土曜日21:00 - 21:54
放送枠土曜グランド劇場
放送分54分
回数13回
パートII
プロデューサー中島忠史
放送期間1981年4月4日 - 8月29日
放送時間土曜日21:00 - 21:54
放送枠土曜グランド劇場
放送分54分
回数21回
ビッグスペシャル
プロデューサー中島忠史
放送期間1982年4月3日
放送時間土曜19:30 - 21:54[1][2]
放送分138[2]
回数1回
スペシャル
プロデューサー中島忠史
放送期間1986年10月11日
放送時間土曜日20:00 - 21:50
放送分110分
回数1
パートIII
プロデューサー小山啓
放送期間1989年4月8日 - 5月6日
放送時間土曜日21:00 - 21:54
放送枠土曜グランド劇場
放送分54分
回数4
池中玄太83キロ さよならスペシャル
プロデューサー小松伸生
池上雄三
中込卓也
放送期間1992年10月6日
放送時間火曜日21:03 - 22:52
放送分109分
回数1
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池中玄太80キロ』(いけなかげんたはちじっきろ)は、日本テレビ系列の「土曜グランド劇場」枠(毎週土曜日21:00 - 21:54)で放送された日本のテレビドラマである。パートIは1980年4月5日から6月28日まで、パートIIは1981年4月4日から8月29日まで、パートIIIは1989年4月8日から5月6日まで、スペシャル版が1982年と1986年、そして1992年に放送された。シリーズは全てバップよりビデオ・DVD化されている。

脚本は松木ひろし、主演は西田敏行。タイトルの「80キロ」は、制作当時の西田の体重が80kgであったことに由来する。1992年に放送された最後のスペシャル版では、西田の体重に合わせ『池中玄太83キロ』となった。

あらすじ

パートI(1980年)
池中玄太(西田敏行)は大京通信社の専属カメラマンで、報道撮影のかたわら鳥類、特に丹頂鶴の写真を撮影することをライフワークとしていた。編集長楠(長門裕之)との報道写真をめぐる激しいやり取りが続く日々でもあった。ある日、そんな玄太が子持ちの未亡人鶴子(丘みつ子)と知り合い、結婚することになる。鶴子の3人の娘 絵理(杉田かおる)、未来[3](有馬加奈子)、弥子(安孫子里香)が玄太になつかないまま5人による同居生活が始まった。最初は3人の娘は玄太に距離を置いていたが、しだいに玄太に打ち解けるようになってきた矢先、妻の鶴子が脳内出血で倒れ、帰らぬ人となってしまう。
残された3人の子供たちに対して周囲では、他人の玄太には育てるのは無理と反対をするが、玄太は鶴子との約束だと言って、3人を立派に育てて見せると宣言する。その後、玄太と3人の娘は本音で格闘しあい、やがて、本当の家族以上に理解しあえる関係になっていく。
パートII(1981年)
海外取材から帰った玄太を待っていたのは、火事による自宅の焼失だった。娘3人も親類などに引き取られ幸せそうに暮らしていた。鶴子の位牌だけは焼け残ったと聞かされ新居を構えると娘たちも戻ってきた。そんな中、火事の中、実は暁子(坂口良子)が位牌を取りに飛び込んだと聞かされる。
パートIII(1989年)
結局、玄太は暁子と再婚し、子供も生まれる。絵里は奥村(三浦友和)と結婚。暁子と同じ日に女の子を出産。未来は半ペラと恋人関係になり最後のSPで結婚する。パートIIで、半ペラはチエと恋人となり同棲までしていた。その後のスペシャルなどで、チエが半ペラの将来を考えて離れてゆき、「ビッグスペシャル」の中で別れが描かれている。弥子は父と同じカメラマンを目指す。

キャスト

池中家
その他
  • 前川秀也(ヒデ) - 三浦洋一
  • 杉野透(半ペラ) - 井上純一
  • 池中(旧姓 あだち)鶴子、昌代(二役) -丘みつ子[5]
  • 鳴山春江 - 丹阿弥谷津子
  • 本城理三郎 - 宇野重吉
  • 飯島歌子(ママ)/喫茶店マイウェイ店主(のち楠夫人) - 松尾和子
  • 楠英政(楠公さん)/大京通信社写真部長→大京グラフ編集長 - 長門裕之
  • 秋田チエ(チエちゃん)/喫茶店マイウェイ店員(パートIIでは大京グラフ見習記者) - 藤谷美和子
  • 高橋隆子(鶴子の実姉、三姉妹の伯母) - 高田敏江
  • 荒木(土佐犬)/大京通信社編集部員 - ドン荒川

スタッフ

パートI

  • 原案・脚本 - 松木ひろし
  • 脚本 - 松原敏春
  • 音楽 - 坂田晃一
  • 制作 - 溝口至(日本テレビ)、中島忠史(日本テレビ)、安念正一、成田美津留
  • 技術 - 原田伸夫
  • カメラ - 平川守利、熊谷和明、岩戸谷洋治、竹内仁義、高梨正利
  • 照明 - 高羽昇、水戸実、小林靖直、浅見俊一、宮本博司、佐藤隆、芝田宏二
  • 美術 - 奥津徹夫
  • 音声 - 渋谷公輝、中島勲、佐内康治、中村豊二
  • 音楽効果 - 諸橋毅一、丸岡宏聡
  • VTR編集 - 秋山朋芳、今井雅晴
  • 調整 - 高瀬尚一
  • PR - 河村良子
  • タイトル - 丸山能明
  • スチール - 水谷功、笹田和俊
  • 演出補 - 中山史郎
  • 大道具 - 多正行
  • 小道具 - 福田健一
  • 衣装 - 佐々木院子
  • 記録 - 原田靖子
  • 協力 - ミカレディ、ガゼール、財団法人日本野鳥の会
  • 写真提供 - 筒井張、叶内拓哉
  • 技術協力 - 東洋現像所ビデオセンター(現.IMAGICA Lab.ビデオセンター)
  • 制作協力 - 生田スタジオ
  • プロデューサー - 中島忠史
  • 演出 - 石橋冠、吉野洋、中山史郎、宮崎洋、松永好訓、剣政博
  • 製作 - 日本テレビ

パートII

  • 原案・脚本 - 松木ひろし
  • 脚本 - 林秀彦清水邦夫金子成人桃井章
  • 音楽 - 坂田晃一
  • 制作 - 溝口至
  • テクニカルディレクター - 原田伸夫
  • チーフカメラ - 平川守利
  • ライティングディレクター - 高羽昇
  • ミキサー - 渋谷公輝
  • アートディレクター - 奥津徹夫
  • 装置 - 奥沢義郎
  • 装飾 - 鈴鹿博
  • 衣装 - 佐々木院子
  • メイク - 福田祐子
  • VTR編集 - 秋山朋重(東洋現像所ビデオセンター)
  • 調整 - 高瀬尚一
  • 音響効果 - 諸橋毅一
  • スクリプター - 原田靖子
  • 制作補 - 安念正一
  • タイトル撮影(タイトルバック写真撮影) - 水谷功
  • 写真提供 - 叶内拓哉
  • 演出補 - 伊世憲造 他
  • 協力 - マクレガー、キング、QUATRE SAISONS
  • ロケーション撮影 - 日本プロダクトビルダー 原田勲
  • 協力 - 財団法人日本野鳥の会、財団法人日本鳥類保護連盟、財団法人山階鳥類研究所
  • プロデューサー - 中島忠史
  • 演出 - 石橋冠、宮崎洋
  • 製作 - 日本テレビ

パートIII

  • 原案・脚本 - 松木ひろし
  • 音楽 - 坂田晃一
  • 制作 - 中島忠史
  • 技術 - 加納屋寛
  • カメラ - 片野憲司
  • 照明 - 野村博幸
  • 音声 - 戸田幸春
  • VE - 高瀬尚一
  • 編集 - 中村勇
  • 音効 - 諸橋毅一
  • MA - 大森良憲
  • 美術 - 奥津徹夫、石附千秋
  • 装置 - 塚原一夫
  • 装飾 - 内山勝博
  • 衣装 - 佐々木院子
  • 持道具 - 志田尚二
  • メイク - 竹内美枝子
  • スタイリスト - 加藤涼子
  • 演出補 - 五木田亮一
  • 記録 - 布施昌子
  • 広報 - 東良子
  • スチール - 水谷功
  • 衣装協力 - ローズマンダム、ficce、花咲、鈴乃屋、ハナムラ、ALFASPIN、2ND BOOTH、BECAUSE
  • 企画協力 - S・H・P(青年座放送プロジェクト)
  • 協力 - CANON
  • 技術協力 - NTV映像センター、生田スタジオ
  • プロデューサー - 小山啓
  • 演出 - 石橋冠
  • 製作著作 - 日本テレビ

主題歌・挿入歌

※レコードの発売元は後述する「鳥の詩」を除き、CBS・ソニーから発売された(「鳥の詩」のみ発売元はラジオシティレコード)。

パートI
SHŌGUNが1979年に発表した曲のカバー
  • 挿入歌:西田敏行「娘たちよ」(作詞:東海林良、作曲:木村昇、編曲:木森敏之)
パートII
元々は「いい夢みろよ」のB面だったが、のちにA面に変更された。
  • 挿入歌:西田敏行「いい夢みろよ」(作詞:阿久悠、作曲・編曲:坂田晃一
  • 挿入歌:杉田かおる「鳥の詩」(作詞:阿久悠、作曲・編曲:坂田晃一)
ドラマの中で最初に歌ったのは、杉田ではなく西田である。
パートIII
  • テーマ曲:西田敏行「もしもピアノが弾けたなら」(作詞:阿久悠、作曲:坂田晃一)
  • テーマ曲:杉田かおる「鳥の詩」(作詞:阿久悠、作曲:坂田晃一)

放送日程

パートI(1980年)

各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率[6]
第1話 1980年04月05日 ハロー!娘たちよ 松木ひろし 石橋冠 20.5%
第2話 1980年04月12日 忘れてた!入学式 21.9%
第3話 1980年04月19日 やったぜ!特ダネ 22.6%
第4話 1980年04月26日 育てられなきゃ産むな! 21.4%
第5話 1980年05月03日 オヤジの心は母ごころ 吉野洋 21.0%
第6話 1980年05月10日 父に贈るカーネーション 20.3%
第7話 1980年05月17日 あたし、赤ちゃんが欲しい! 石橋冠 21.8%
第8話 1980年05月24日 給料日の約束 23.3%
第9話 1980年05月31日 お父さんは、いつ社長になるの? 松原敏春 宮崎洋 19.3%
第10話 1980年06月07日 この娘を養女に!? 松木ひろし 石橋冠 21.4%
第11話 1980年06月14日 男も女もあるもんか! 20.7%
第12話 1980年06月21日 人の気も知らないで… 中山史郎 20.5%
最終話 1980年06月28日 娘たちよ、大きく翔べ! 石橋冠 22.8%
平均視聴率 21.3%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

パートII(1981年)

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 1981年04月04日 再び、娘たちよ… 28.5%
第2話 1981年04月11日 娘の受験、親父は受難 23.5%
第3話 1981年04月18日 鶴よ舞え!妻の一周忌 23.7%
第4話 1981年04月25日 この眼で見たんだ! 21.6%
第5話 1981年05月02日 お父さんの恋… 20.7%
第6話 1981年05月09日 大きな態度の小さな居候 23.1%
第7話 1981年05月16日 母さん聞こえる? 鳥の詩 21.7%
第8話 1981年05月23日 子のこころ親知らず 22.3%
第9話 1981年05月30日 突然の結婚式 26.4%
第10話 1981年06月06日 いつまで娘と入れるだろう 23.8%
第11話 1981年06月13日 付き合ってもいいですか 23.4%
第12話 1981年06月20日 中味で勝負! 21.3%
第13話 1981年06月27日 数字で決めるな! 26.2%
第14話 1981年07月04日 お母さんは一人だけ 25.1%
第15話 1981年07月11日 娘は女、親父は男 24.5%
第16話 1981年07月18日 嘘も使い道…? 25.7%
第17話 1981年07月25日 恋はローリング・16才 22.8%
第18話 1981年08月01日 もしもピアノが弾けたなら 23.1%
第19話 1981年08月08日 卵産みたい…!? 21.4%
第20話 1981年08月15日 欲しいものはとれ! 22.6%
最終話 1981年08月29日 最終回 28.7%

ビッグスペシャル(1982年)

放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
1982年4月3日 第1部 ウエディングベル危機一髪 松木ひろし 石橋冠 26.0%
第2部 そして今、巣立つ時 31.5%

スペシャル(1986年)

放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
1986年10月11日 鳥の詩・力強く飛ぶんだゾ! 松木ひろし 石橋冠 17.9%

パートIII(1989年)

各話 放送日 脚本 演出 視聴率
第1話 1989年4月08日 松木ひろし 石橋冠 17.7%
第2話 4月22日 10.3%
第3話 4月29日 11.3%
最終話 5月06日 13.9%

池中玄太83キロ さよならスペシャル(1992年)

放送日 脚本 演出 視聴率
1992年10月6日 松木ひろし 石橋冠 23.9%

脚注

注釈

出典

  1. ^ 下野新聞 縮刷版』下野新聞社、1982年4月3日。 テレビ欄
  2. ^ a b 19:30 - 20:54は『土曜トップスペシャル』の枠だが、本作は『土曜トップスペシャル』扱いはされなかった。なお20:54 - 21:00はドラマを一旦中断し、『NNNニューススポット・天気予報』を放送した。
  3. ^ 名前の読み方は「みく」。
  4. ^ 有馬加奈子の芸能界引退に伴いパートIIIでは河合美智子が代わって演じた。ただし、「さよならスペシャル」では、完結編ということもあり、有馬加奈子が一時復帰して出演している。
  5. ^ 池中鶴子と2役出演
  6. ^ 「テレビ視聴率季報(関東地区)」ビデオリサーチ

外部リンク

日本テレビ系列 土曜グランド劇場
前番組 番組名 次番組
ちょっとマイウェイ
(1979年10月13日 - 1980年3月29日)
池中玄太80キロ
(1980年4月5日 - 1980年6月28日)
熱中時代(先生編 第2シリーズ)
(1980年7月5日 - 1981年3月28日)
熱中時代(先生編 第2シリーズ)
(1980年7月5日 - 1981年3月28日)
池中玄太80キロII
(1981年4月4日 - 1981年8月29日)
キッド
(1981年9月5日 - 1982年3月27日)
明日はアタシの風が吹く
(1989年2月4日 - 1989年4月1日)
池中玄太80キロIII
(1989年4月8日 - 1989年5月6日)
湘南物語 マイウェイマイラブ
(1989年5月13日 - 1989年7月8日)