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花の中三トリオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

花の中三トリオ(はなのちゅうさんトリオ)とは、オーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ系)から歌謡界にデビューした同世代(同い年、同学年)の森昌子桜田淳子山口百恵の3人の中学三年生当時(1973年度)の呼び名である。

概要

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スター誕生!』の草創期にデビューし、初期の決戦大会合格者の中でも特に目を引く存在[注 1]だった森昌子、桜田淳子、山口百恵が偶然にも同学年だったことから、1973年8月26日の『スタ誕』の100回記念特番の時、チーフ・プロデューサーの池田文雄により、“花の中三トリオ”と命名された。これは池田が、人気歌手の美空ひばり江利チエミ雪村いづみによる“三人娘”に着想を得たもの。この命名直後に、『月刊明星』が大々的に中三トリオを特集したことから広く定着し[1]、それ以降中三トリオは1970年代のアイドルブームを牽引することとなった[2]

その後中三トリオの呼称は、3人が進級するごとに、花の高一トリオ・高二トリオ・高三トリオと呼び名を変え、高校卒業時の1977年3月にトリオ解散となった。ただし、3人でトリオを組んでいた訳ではなかったため、「解散」と称するのは厳密には間違いである。

メンバー

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森昌子

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桜田淳子

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  • 愛称:淳ぺい[3]ジュンペイ淳ペー
  • キャッチフレーズ:"さわやか淳ちゃん" "そよ風の天使"
  • 本名: 桜田淳子 → 東淳子 
  • 生年月日: 1958年4月14日
  • 血液型: O型
  • 配偶者: あり(一般人)
  • 子供: 長男、長女、次女
  • 1972年『スター誕生!』に出場。同年9月、第4回決戦大会でグランドチャンピオンになる。1973年2月25日「天使も夢みる」で歌手デビュー。翌年の1974年に「黄色いリボン」で紅白歌合戦に初出場。

山口百恵

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  • 愛称:百(もも)さん[3]モモタロー
  • キャッチフレーズ:"ひとにめざめる14才" "大きなソニー、大きな新人"
  • 本名: 山口百惠 → 三浦百惠
  • 生年月日: 1959年1月17日
  • 血液型: A型
  • 配偶者: 三浦友和(歌手・俳優)
  • 子供: 長男・三浦祐太朗(歌手・俳優)、次男・三浦貴大(俳優)
  • 1972年『スター誕生!』に出場。同年12月、第5回決戦大会で準優勝。1973年の映画「としごろ」に出演し、同年5月21日に同名の主題歌としごろ」で歌手デビュー。翌1974年に「ひと夏の経験」で紅白歌合戦に初出場。

概要

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脚注

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注釈

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  1. ^ 初代グランドチャンピオンとなった森はデビュー曲『せんせい』がヒットし、桜田と山口はスタ誕でのスカウト数がそれぞれ25社、20社と合格者の中でも特に多かった。

出典

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  1. ^ 週刊ポスト10月29日号「スター誕生!」あの熱狂をもう一度・後編p151
  2. ^ 週刊ポスト10月29日号「スター誕生!」あの熱狂をもう一度・前編p19
  3. ^ a b 森昌子が付けた愛称である。

参考文献

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  • 週刊現代(週刊現代Specaial) 2018年1月2日発売「熱討スタジアム/「スタ誕」が生んだアイドル「花の中三トリオ」を語ろう 」 - ホリプロ代表堀威夫、経済学者の田中秀臣、元日本テレビディレクター吉岡正敏の3人による回顧記事。

関連項目

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