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2021年8月4日 (水) 22:24時点における版
『KATHMANDU』 | ||||
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松任谷由実 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | EXPRESS | |||
プロデュース | 松任谷正隆 | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
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松任谷由実 アルバム 年表 | ||||
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『KATHMANDU』収録のシングル | ||||
『KATHMANDU』(カトマンドゥ)は、松任谷由実(ユーミン)の27枚目のオリジナルアルバム。1995年12月1日に東芝EMIからリリースされた(CD:TOCT-9300、CT:TOTT-9300)。1995年12月18日~1996年6月23日、『KATHMANDU PILGRIM』コンサートツアーが行われた。
解説
- カトマンドゥとはネパールの首都カトマンズのことを指すが、このアルバムでは「どこかにある見たことのないもの」を指し、神秘性を出している。なお、ゴダイゴの同名の曲とは無関係。
- テーマは今回も特に決めてなく、かなりエスニックな物もあれば、日本的なものやヨーロッパ系なものもあって無国籍的雰囲気な曲も多い。
- 先行シングルとしてリリースされた「輪舞曲」(c/w Midnight Scarecrow)はCDでは特に表記はないが両曲共にシングルとは別音源になっている。
収録曲
CD
全作詞・作曲: 松任谷由実。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「KATHMANDU」 | 松任谷正隆、Jerry Hey、熊谷幸子 | |
2. | 「Take me home」 | 松任谷正隆 | |
3. | 「命の花 -The Flame of Love-[1]」 | 松任谷正隆 | |
4. | 「Baby Pink」 | 松任谷正隆、Jerry Hey | |
5. | 「Delphine」 | 松任谷正隆 | |
6. | 「輪舞曲(ロンド) -Rondo-」 | 松任谷正隆 | |
7. | 「Broken Barricade」 | 松任谷正隆 | |
8. | 「Midnight Scarecrow」 | 松任谷正隆 | |
9. | 「クロームの太陽 -The Sun Made of Chrome-」 | 松任谷正隆、Jerry Hey | |
10. | 「Walk on, Walk on by」 | 松任谷正隆、Jerry Hey | |
11. | 「Weaver of Love〜ORIHIME」 | 松任谷正隆 |
楽曲解説
- KATHMANDU
- ヒマラヤ山脈の麓へ滑空するイメージの下、“きみ”とともに輝く世界・未来に羽ばたこうと高らかに歌う。“きみ”とは特定の他人を指すのではなく、心の中にいる前向きな自分、とのこと。1995年度キリンラガーウィンタークラブCMソング。
- Take me home
- アンデス風のイントロで始まる。長い旅を経て辿り着いた先は出発地点だったという内容。
- 命の花(album Mix)
- ユーミン曰く「アシッド演歌」だそうである。TBS系ドラマ『私の運命』後期主題歌。元々シングルで発売される予定だったが、阪神大震災が発生した際、詞の中に地震を連想させる歌詞があったため、被災者の心情を考慮し発売中止となった。松任谷正隆は「この曲は、アルバムに収録しなくても良いのでは?」と収録をためらったが、ユーミン本人の強い意向により収録された。また、アルバムに収録されているのは、発売中止となったシングルとは異なるアルバムバージョンとなっている。同ドラマのサウンドトラックにもこの曲はインストゥルメンタルでしか収録されていない。ゲストバックコーラスは同ドラマで音楽を担当した熊谷幸子。
- Baby Pink
- Delphine
- ユーミンの曲の中で2番目に長い曲(6分38秒、一番長いのは『時のないホテル』の「コンパートメント」)。
- 輪舞曲(ロンド)
- Broken Barricade
- バグパイプ・マーチがイントロを飾る。1995年苗場プリンスホテルCMソング。
- Midnight Scarecrow
- シングル『輪舞曲(ロンド)』のカップリング曲。映画『キャンプで逢いましょう』主題歌。
- クロームの太陽
- Walk on,Walk on by
- バート・バカラック風の再会ソング。現在の恋人と街を歩いているとき、歩道の向かい側にやはり2人で歩く恋人とその彼女の姿を見つけてしまう。
- Weaver of Love〜ORIHIME
- 1996年アニメ映画『PiPi とべないホタル』主題歌。和風なアレンジが印象的なナンバーで、歌詞は七夕伝説をモチーフとし、天の川に三途の川のイメージを重ねた死別を扱っている。
参加ミュージシャン
- キーボード&プログラミング:松任谷正隆
- シンセサイザー・プログラミング&オペレーティング:山中雅文
- ドラム:John Robinson
- ハイハット&シンバル:島村英二
- ベース:Nathan East、Leland Sklar
- アコースティック・ギター、マンドリン&エレクトレック・ギター:Dean Parks
- エレキギター:Paul Jackson, Jr.、Michael Landou、松原正樹
- ガットギター:Dean Parks
- トランペット:Jerry Hey、Gary Grant
- トロンボーン:Bill Reichenbach
- サックス&フルート:Dan Higgins
- ヴァイオリン:Syd Page
- パーカッション:Michael Fisher
- コーラス:松任谷由実、Cleto V、Escobedo Ⅲ、Gisa Vatcky、熊谷幸子(#3)、木戸泰弘(#6)、比山貴咏史(#6)、ラジ(#6)
備考
『KATHMANDU PILGRIM』のツアー中だった1996年1月、キリンラガービールが熱処理を廃止して生ビール化するという大転換を遂げている。生ビール化後、ツアー会場では新旧ラガーの相違点が書かれたリーフレットが配られていた。
脚注
- ^ 配信を機に本人監修のもと全曲英語表記が公式に発表された。 https://itunes.apple.com/us/album/kathmandu/1436010492
外部リンク
- 松任谷由実オフィシャルサイトによる紹介ページ