コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「ドラえもん のび太とアニマル惑星」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
Cewbot (会話 | 投稿記録)
1行目: 1行目:
{{Pathnavbox|
<div class="pathnavbox">
* {{Pathnav|ドラえもん|大長編ドラえもん}}
* {{Pathnav|ドラえもん|大長編ドラえもん}}
* {{Pathnav|ドラえもん|ドラえもんの派生作品|ドラえもん (1979年のテレビアニメ) |ドラえもん映画作品}}
* {{Pathnav|ドラえもん|ドラえもんの派生作品|ドラえもん (1979年のテレビアニメ) |ドラえもん映画作品}}
}}
</div>
{{Infobox Film
{{Infobox Film
| 作品名 = ドラえもん<br/>のび太とアニマル惑星
| 作品名 = ドラえもん<br/>のび太とアニマル惑星

2021年9月6日 (月) 06:47時点における版

ドラえもん
のび太とアニマル惑星
Doraemon:
Nobita and the Animal Planet
監督 芝山努
脚本 藤子・F・不二雄
原作 藤子・F・不二雄
製作総指揮 藤子・F・不二雄
出演者 レギュラー
大山のぶ代
小原乃梨子
野村道子
たてかべ和也
肝付兼太
ゲスト
田中真弓
キートン山田
森功至
音楽 菊池俊輔
主題歌 天までとどけ/武田鉄矢
編集 岡安肇
制作会社 シンエイ動画
製作会社 シンエイ動画
テレビ朝日
小学館
配給 東宝
公開 日本の旗 1990年3月10日
上映時間 99分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 19億1000万円[1]
前作 ドラえもん のび太の日本誕生
次作 ドラえもん のび太のドラビアンナイト
テンプレートを表示

ドラえもん のび太とアニマル惑星』(ドラえもん のびたとアニマルプラネット)は、藤子・F・不二雄によって執筆され、月刊コロコロコミック1989年10月号から1990年3月号に掲載された大長編ドラえもんシリーズの作品[2]。および、この作品を元に1990年3月10日に公開されたドラえもん映画作品。大長編シリーズ第10作、映画シリーズ第11作。

第8回ゴールデングロス賞優秀銀賞受賞。同時上映は『チンプイ エリさま活動大写真』。主催サードステージ、鴻上尚史脚本・演出により舞台化され、2008年夏に初演。2017年春には再演されている。

概要

本作は平穏に暮らす動物たちの惑星「アニマル星」を侵略しにやってきた地球人型宇宙人「ニムゲ」による秘密犯罪結社「ニムゲ同盟」と、ドラえもんのび太ら5人の戦いを描いた作品。「ニムゲ」は人間そのものであり、自然環境を破壊し野生動物の生態を脅かす人間社会を痛烈に批判している。本作の敵組織「ニムゲ同盟」は映画版では「秘密結社コックローチ団(Cockroach =ゴキブリを意味する英単語)」と呼ばれており、強い否定的イメージが暗に植えつけられている。これに対し、舞台となるアニマル星は自然破壊の反面教師として徹底的な環境保護が実現されており、エコロジーの面では理想的な世界として描かれている。各種の動物が擬人化した世界観を生かし、「迷子の仔猫を助ける犬のおまわりさん」や「黒ヤギさんからの手紙を読まずに食べてしまった白ヤギさん」といった有名な童謡になぞらえた場面が登場する。また、ドラえもん、のび太ら5人がアニマル星の滞在時には、「動物ごっこぼうし」を被っており、そのなかで、ドラえもんは、ネコ耳をかぶっている。そのため、本作にて、本来の耳付きドラえもんが復活している[注 1]。 普段ツキがないことが多いのび太が、このことを象徴するある道具を使用する。そして、のび太単独で「ニムゲ」に乗り込んで、活躍することが結末のカギの一つとなる。さらに中盤では度重なる不可解な出来事によって、いつもならばのび太と共に仲間を引っ張るジャイアンが弱気になったり、いつもタヌキと間違われて憤慨するドラえもんだが、アニマル星の住民から逆に怒られ、その後にも度々「タヌキさん……いや、ネコさん」と慌てて訂正されて、ドラえもんが「タヌキさんでもどっちでもいいですよ」と言って怒るのをやめるという珍しいケースもある。

映画シリーズの中では、シリアスなテーマ性、およびメッセージ性(特に環境問題など人類文明への警鐘)を抱えた作品であり[3][4]、冒頭、裏山のゴルフ場建設計画に反対する町内会の一員、のび太のママが環境問題についてドラえもんとのび太に説教する場面などが随所に挿入されている。ゴルフ場建設に関しては、当時のバブル景気の世相を反映している。このように環境問題へのメッセージ性が強い作品であり、作者自身もフィルムコミックスのあとがきで「(環境問題の扱いが)少し露骨だったかもしれない」と述べている。

原作ではドラえもんたち5人はアニマル星の住民にとっては地球から来た異星人という位置づけである。彼らが異星人であることはアニマル星の皆が知っており、戦いのあとに5人に感謝して国民の祝日に定め、その盛大な祝賀会も行われ、別れもそこで行われ完全に英雄扱いだった。それに対し、映画では5人の正体は犬の少年チッポしか知っておらず、また別れも辛くなるからとこっそり行い、チッポだけが自転車で見送りに来るという形で、5人はあくまで一市民という扱いだった。また、出木杉の登場場面はすべてカットされた。終盤での展開も原作ではあっさりと流されたのに対して映画では大幅に追加され、かなり深く踏み込んだものとなり、ゴルフ場建設計画も中止となっている。

本作の主題歌は本作公開から5年前の『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』に引き続き、武田鉄矢が務める。

あらすじ

ある夜、のび太ピンクのもや(どこでもガス)[注 2]をくぐって見知らぬ森に迷い込む。そこでは人間そっくりの体を持つ動物たちが人間の言葉で話していた。翌日、のび太はその体験をドラえもんや同級生に話すが、ジャイアンとスネ夫はもちろんドラえもんにも馬鹿にされるだけだった。しかし、動物たちが持っていたホタルを入れていた花(ホタルブクロに似ている)が部屋の前に落ちていたのを知り、昨夜のことは本当にあったのではないか…とのび太は考える。そんな中、ママの話からのび太たちの学校の裏山がゴルフ場建設のために切り崩されてしまうという計画があることを知る。

その夜、寝ぼけたのび太は、再び部屋の前に現れたあのもやの中に入り込んだことに気付き、あの世界は夢ではなかったと確信。後を追ってきたドラえもんと共にもやの向こう側を探検する中で、2人はチッポという犬の少年に出会い、再び遊びに来ることを約束して帰途に着く。帰ろうとした2人の前に地球のものより遥かに巨大な月が昇ってくる。ここは「アニマル星」であった。

翌日、裏山を開発しようとする業者らが下見に訪れた。ドラえもんがひみつ道具で追い払ったものの、これくらいであきらめるとは思えず、安心はできない。悩んでいた時、2人はまたあのピンクのもやを見つけた。しずかも誘い、再びアニマル星へ遊びに行くことに。だが、こっそりついてきたジャイアンスネ夫は、もやの中をさ迷ううち、見渡す限り荒れ果てた世界に辿り着いてしまう。ジャイアンはその中で「恐ろしい何か」を感じると語り、逃げ回る内にアニマル星にたどり着いた。

紆余曲折を経てジャイアンたちと再会し地球に戻った一行は、ドラえもんが手渡したひみつ道具を通じてチッポが救援を求めていることに気づき、アニマル星に引き返した。ところが、美しかったアニマル惑星は爆撃に晒されて無残な有様と化し、星中の動物たちが姿を消してしまっていた。捜索の末にチッポと再会し、難を逃れた動物たちが潜む森の中の隠れ家にたどり着いたドラえもんたちは、かつて動物たちの先祖を迫害した月の悪魔「ニムゲ」がアニマル星を我が物にすべく攻め込んできたことを知り、アニマル星を守るために動物たちと共に闘うことを決意する。

舞台

アニマル星
月に住む人間たちの迫害から逃れ、人間と同等の進化を遂げた様々な種類の動物たちが平和に暮らす星。
彼らの先祖である動物たちをこの星に導いた人間の科学者の発明によって地球よりもはるかに発展した科学文明が栄えており、太陽光や風力などのクリーンエネルギーによる発電技術や、光、水、空気から合成食物を製造する技術、高度な汚水処理装置など、高度な科学文明と完全な形での環境保全が両立している。
科学者が先祖を進化させてこの星へ移住させた顛末は神話として語り継がれており、高度な科学文明を持つ一方で住民の信仰心は篤い。住民はこの神話を真実であると信じており、この星が平和主義で環境保護が徹底されているのはその影響が大きい。正月には全市民が必ず参加する行事(神事)が執り行われている。
科学技術・環境保全技術に関してはドラえもんに「22世紀の地球以上」と言われる程だが、その反面、創世神話の経典によって兵器開発や宇宙船の開発も禁じられているため、兵器・軍隊の存在は愚か戦争経験自体が全く無く、宇宙進出も果たしていない。また、国という概念も存在しない。[5]
地獄星
アニマル星との二重惑星で、アニマル星のすぐそばにある星。動物たちの先祖が住んでいた星であり、「月」と呼んでいる。
かつて地球人型宇宙人「ニムゲ」による文明世界が栄えていたが、環境問題核戦争自然災害などですっかり荒廃しきってしまい、星の地下にてわずかに生き残った者達の暮らしぶりは、石器時代の生活水準にまで衰退している。宇宙船を始めとする機械の部品すらも自分達で造れなくなってしまったために、古代のスクラップ置き場のガラクタから、リサイクルする形で日用品武器宇宙船を製作している。過去の過ちを省み、1000年の時を経て現在では文明再建の目処が立っているが、「宇宙は人間のために存在する」と考える一部の過激派達が秘密犯罪結社「ニムゲ同盟」を結成した。
水や空気が汚染されているため、ここで暮らす者は常に防護服をまとっているが、防護服はショックガンによる攻撃を無力化する等、電気耐性に優れている。
「ニムゲ同盟」の他に、二ムゲ同盟を取り締まる「連邦警察」も存在する。

用語

光の階段 と 星の船
アニマル星の創世神話に登場する二つの道具。1000年前、悪魔たちに虐げられる動物たちを救うため、星の船に乗ってこの星を訪れた神がその環境を動物たちが住みやすいように造り変え、二つの星の間に光の階段をかけ、悪魔たちを眠らせて動物たちを避難させた。そして神は二つの道具を禁断の森の奥深く埋めたとされる。チッポは古文書を手がかりにそれらを探そうとしている。
実は、ドラえもんたちがアニマル星を訪れるために使った、ピンクのもやを発生させた装置こそが光の階段の正体だった。星の船は文字通り五芒星の形をした小型宇宙船で、のび太が地獄星に行くために発掘、使用した。
この他に神話の道具には「ねむりの笛」(悪魔たちを眠らせた)、「お守り」(動物たちが眠らないよう持たせた。今でもそれを模した物を年末年始家に飾る)、「チエの実」(動物たちに神が与えた果実。今でもそれを模した菓子を正月に食べる)が語られているが、映画版では登場しない(映画版を原作としたゲーム『ドラえもん2 アニマル惑星伝説』には、「ねむりの笛」も登場する)。
ホタルブクロ(仮称)
アニマル星にしか存在しない植物であるが、正式な名称は不明である(地球のホタルブクロに似ていることが仮称の由来)。「どこでもガス」が再起不能となり、ドラえもん達のアニマル星への移動が絶望的になった中、当星の手がかりとして一役買っている。
ニムゲ
地獄星に住む地球人型宇宙人。アニマル星を侵略しようとするニムゲの一団は、他のニムゲから「ニムゲ同盟」と呼ばれている。なお原作では、「ニムゲ」はアニマル星を侵略しようとする地球人型宇宙人のみを指している。
映画では「ニムゲ同盟」の呼称が「秘密結社コックローチ団」となっているほか、ニムゲの防護服のデザインと色も相違がある。(口の部分にガスマスクのようなものがつけられているなど)

声の出演

ゲストキャラクター

アニマル星

チッポ
- 田中真弓
好奇心あふれる犬の少年。アニマル星に伝わる神話に興味を持ち、真偽を探るために無鉄砲な行動を起こしては、たびたび父親に叱られる。そして、その無茶な行動の中でドラえもんたちと知り合う事になる。苗字はワンゲルだが、コロコロコミック連載時には「犬山」となっていた(コミックス版で修正)。
映画では、動物たちの中で唯一、ドラえもん達が異星人であることに気づいていた(最初からわかっていたらしい)が、友達になりたかった、という理由で、しばらく黙っていた。
チッポのパパ
声 - キートン山田
町内唯一の警察官。無茶なことばかりする息子に気苦労が絶えない。二ムゲの襲撃の際、左手を負傷する。
チッポのママ
声 - 佐々木るん
チッポの母。専業主婦。
ロミ
声 - 西原久美子
チッポの従姉妹。コックローチ団に連れ去られ、人質にとられるが、「ツキの月」を飲み、星の船に乗って潜入したのび太によって救出された。
ウータン
声 - 川久保潔
町長であるオランウータン。敬虔なアニマル星の神の教徒で、ニムゲとの決戦前夜に神への祈りを続けた。
ゴリ郎の父
声 - 広瀬正志
ゴリラの船長。近眼のためか、ジャイアンのことを何度も自分の息子と間違えていた。原作では太っていたが、映画ではガッシリとした体格になっている。
ゴリ郎
声 - 峰あつ子
上記の船長の息子。ジャイアンによく似た顔をしている。
ペリカン
声 - 茶風林
郵便配達員。
白ヤギ
声 - 依田英助
アニマル惑星の住人。黒ヤギから来た手紙を読まずに食べてしまい、「さっきの手紙の用事は何か」と手紙で聞くはめになった(童謡「山羊さんゆうびん」を元にしたもの)。
ブタの少年
声 - 松岡洋子
チッポの友達。チッポの探検隊のメンバーだったが、禁断の森でチッポの父に見つかったことで怖気づいてしまい、探検隊を抜ける。
ヒツジの医者
声 - 田中亮一
カラス
声 - 龍田直樹
ウマ
声 - 菅原正志
タヌキ
アニマル惑星の住人。最初は、ドラえもんがタヌキと呼び間違えられ、怒っている際、横にいたタヌキが「そんなに腹が立つのかと」と反論した。その後も、ゴリ郎の父からタヌキをドラえもんと間違われる場面があった。

ニムゲ

連邦警察

警察隊長
声 - 加藤正之
連邦警察の隊長。スパイからの報告でコックローチ団がアニマル星への侵略を目論んでいる事を知る。後にアニマル星で戦闘が発生した際に、大部隊を率いてコックローチ団の逮捕の指揮を執った。
スパイ
声 - 平野正人
連邦警察の捜査員。コックローチ団の構成員に変装し、潜入捜査をしていた。偶然、同じく潜入していたのび太と知り合い(「ツキの月」の効果でのび太が回避した災難を肩代わりする形で潜入が発覚、コックローチ団の注意を引きつける破目になるが無事脱出した)、後にアニマル星でコックローチ団の逮捕に向かった際に、連邦警察の一員として再会した。

コックローチ団

ニムゲ総長
声 - 森功至
ニムゲの一団、秘密結社「ニムゲ同盟」の指導者。各組長を配下に置く。原作で顔は明かされないが、映画での素顔は若い美青年。
さらに連邦警察隊員にマスクを外すよう頼み、自らの口でアニマル星の空気を吸った際には「素晴らしい空気だ」と評した。
ニムゲ組長
声 - 小杉十郎太
ニムゲ同盟の一グループを率いる組長。平の団員と違いマントをしているのが特徴。
ニムゲ団員
声 - 西尾徳
のび太が地獄星で最初に接触したニムゲ。ツキの月の効果なのか、転んで気絶してしまい、その隙にのび太に防護服を奪われるが、後に目を覚ましてスパイが潜入している事を組長に報告した。素顔は髭面の男。

その他

住民
声 - 松原雅子坂東尚樹
学校の裏山近くに住む住民。のび太のママと共に、裏山へのゴルフ場開発に異議を示していた。
不動産屋
声 - 渡部猛
社長
声 - 加藤治
裏山をゴルフ場にしようと考える悪徳社長。毛虫が苦手。

ひみつ道具

・動物ごっこ帽子
・探検セット(みの虫式寝ぶくろ、カツ丼入り圧縮非常食、泥水浄水器、糸なし糸電話、警報用花火、ミニカラオケセット歌詞付きカード)
・ノビールハンド
・タケコプター
・植物あやつり機
・ジェットモグラ
・目じるし
・台風のお目め
・ショックガン
・キャンピングカプセル
・宇宙救命ボート
・タイム虫めがね
・雲製造機 (改造版)
・ドラえもんの時計
・ツキの月
・空気砲

スタッフ

  • 制作総指揮・原作・脚本 - 藤子・F・不二雄
  • 作画監督 - 富永貞義
  • 作画監督補佐 - 渡辺歩
  • 美術設定 - 川本征平
  • 美術監督 - 高野正道
  • 録音監督 - 浦上靖夫
  • 音楽 - 菊池俊輔
  • 効果 - 柏原満
  • 撮影監督 - 斎藤秋男
  • 特殊撮影 - 渡辺由利夫
  • 監修 - 楠部大吉郎
  • プロデューサー - 別紙壮一、山田俊秀、小泉美明、加藤守啓
  • 監督 - 芝山努
  • 演出助手 - 塚田庄英平井峰太郎
  • 動画チェック - 内藤真一、間々田益男、原鐵夫
  • 色設計 - 野中幸子
  • 仕上監査 - 代田千秋、枝光敦子
  • 特殊効果 - 土井通明
  • コンピューターグラフィック - 亀谷久、水端聡、渡辺三千成
  • エリ合成 - 古林一太、末弘孝史
  • 編集 -井上和夫、渡瀬祐子 / 小原明子、薩川昭夫、植竹正幸、井上潔、前田恵
  • 文芸 - 滝原弥生
  • 制作事務 - 古井俊和、大福田富美
  • 制作進行 - 中村守、和田泰、星野匡章
  • 制作デスク - 市川芳彦
  • 制作協力 - 藤子プロASATSU
  • 制作 - シンエイ動画小学館テレビ朝日

主題歌

オープニングテーマ「ドラえもんのうた
作詞 - 楠部工 / 作曲 - 菊池俊輔 / 唄 - 山野さと子コロムビアレコード
エンディングテーマ「天までとどけ」
作詞 - 武田鉄矢 / 作曲 - 堀内孝雄 / 編曲 - 原田末秋 / 唄 - 武田鉄矢(ポリドールレコード

舞台版

初演

主催サードステージ、国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわの企画にて実現。脚本・演出を鴻上尚史が担当。2008年7月 - 9月公演。

スタッフ
  • 原作:藤子・F・不二雄 「大長編 のび太とアニマル惑星」   
  • 脚本・演出:鴻上尚史
  • 作詞・音楽プロデュース:森雪之丞
  • 協力:藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK・小学館プロダクション
  • 企画製作:国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ/サードステージ
キャスト
劇場

再演

初演と同じ鴻上尚史の脚本・演出で、9年ぶりに再演[6]

スタッフ
  • 原作:藤子・F・不二雄 「大長編 のび太とアニマル惑星」   
  • 脚本・演出:鴻上尚史
  • 作詞・音楽プロデュース:森雪之丞
キャスト
劇場

脚注

注釈

  1. ^ 青色メッキでの耳付きは本作が初めてであり、耳がついていた以前は、黄色メッキであった。
  2. ^ 厳密には「どこでもガス」ではなく、ニムゲの星で昔開発された、同様の効果のガス

出典

  1. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)494頁
  2. ^ 舞台ドラえもん「のび太とアニマル惑星」は「ドラマのある物語」、本日開幕”. マイナビニュース (2017年3月26日). 2020年9月16日閲覧。
  3. ^ 舞台版ドラえもん『のび太とアニマル惑星』ビジュアル公開! | アニメイトタイムズ”. 舞台版ドラえもん『のび太とアニマル惑星』ビジュアル公開! | アニメイトタイムズ. 2020年9月16日閲覧。
  4. ^ WOWOWオンライン”. WOWOW. 2020年9月16日閲覧。
  5. ^ ただし、チッポのパパが神話について「国のはじめの物語」と言っていたり(大長編、映画とも)、ラストにおいて、「国の祝日」をウータン町長が制定しているため(大長編のみ)、国というものを本当に知らないのかは不明。映画版では、関連した場面がカットされている。
  6. ^ “舞台「ドラえもん」9年ぶり再演 しずかちゃんに乃木坂・樋口日奈”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2016年12月27日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/12/27/kiji/20161227s00041000096000c.html 2016年12月27日閲覧。 

関連項目

外部リンク

大長編作品(アニメ第1期
# 題名 公開日 監督 脚本 主題歌 歌手
1 のび太の恐竜 1980年
3月15日
福富博 藤子不二雄
松岡清治
ポケットの中に 大山のぶ代
2 のび太の宇宙開拓史 1981年
3月14日
西牧秀夫 藤子不二雄 心をゆらして 岩渕まこと
3 のび太の大魔境 1982年
3月13日
だからみんなで
4 のび太の海底鬼岩城 1983年
3月12日
芝山努 海はぼくらと
5 のび太の魔界大冒険 1984年
3月17日
風のマジカル 小泉今日子
6 のび太の宇宙小戦争リトルスターウォーズ 1985年
3月16日
少年期 武田鉄矢
7 のび太と鉄人兵団 1986年
3月15日
わたしが不思議 大杉久美子
8 のび太と竜の騎士 1987年
3月14日
友達だから 大山のぶ代
森の木児童合唱団
9 のび太のパラレル西遊記 1988年
3月12日
- もとひら了 君がいるから 堀江美都子
こおろぎ'73
10 のび太の日本誕生 1989年
3月11日
F 藤子・F・不二雄 時の旅人 西田敏行
11 のび太とアニマル惑星プラネット 1990年
3月10日
天までとどけ 武田鉄矢
12 のび太のドラビアンナイト 1991年
3月9日
夢のゆくえ 白鳥英美子
13 のび太と雲の王国 1992年
3月7日
雲がゆくのは… 武田鉄矢
14 のび太とブリキの迷宮ラビリンス 1993年
3月6日
何かいい事きっとある 島崎和歌子
15 のび太と夢幻三剣士 1994年
3月12日
世界はグー・チョキ・パー 武田鉄矢一座
16 のび太の創世日記 1995年
3月4日
さよならにさよなら 海援隊
17 のび太と銀河超特急エクスプレス 1996年
3月2日
私のなかの銀河
18 のび太のねじ巻き都市シティー冒険記 1997年
3月8日
Love is you 矢沢永吉
19 のび太の南海大冒険 1998年
3月7日
岸間信明 ホットミルク 吉川ひなの
20 のび太の宇宙漂流記 1999年
3月6日
季節がいく時 SPEED
21 のび太の太陽王伝説 2000年
3月11日
FP この星のどこかで 由紀さおり
安田祥子
22 のび太と翼の勇者たち 2001年
3月10日
Love you close 知念里奈
23 のび太とロボット王国キングダム 2002年
3月9日
いっしょに歩こう
〜Walking Into Sunshine〜
KONISHIKI
24 のび太とふしぎ風使い 2003年
3月8日
またあえる日まで ゆず
25 のび太のワンニャン時空伝 2004年
3月6日
YUME日和 島谷ひとみ
大長編作品(アニメ第2期
# 題名 公開日 監督 脚本 主題歌 歌手
26 のび太の恐竜2006 2006年
3月4日
F/(岡) 渡辺歩 渡辺歩
楠葉宏三
ボクノート スキマスイッチ
27 のび太の新魔界大冒険
〜7人の魔法使い〜
2007年
3月10日
F/岡 寺本幸代 真保裕一 かけがえのない詩 mihimaru GT
28 のび太と緑の巨人伝 2008年
3月8日
渡辺歩 大野木寛 手をつなごう 絢香
29 新・のび太の宇宙開拓史 2009年
3月7日
F/(岡) 腰繁男 真保裕一 大切にするよ 柴咲コウ
30 のび太の人魚大海戦 2010年
3月6日
楠葉宏三 帰る場所 青山テルマ
31 新・のび太と鉄人兵団
〜はばたけ 天使たち〜
2011年
3月5日
F/(岡) 寺本幸代 清水東 友達の唄 BUMP OF CHICKEN
32 のび太と奇跡の島
〜アニマル アドベンチャー〜
2012年
3月3日
楠葉宏三 生きてる生きてく 福山雅治
33 のび太のひみつ道具博物館ミュージアム 2013年
3月9日
寺本幸代 未来のミュージアム Perfume
34 新・のび太の大魔境
〜ペコと5人の探検隊〜
2014年
3月8日
F 八鍬新之介 光のシグナル Kis-My-Ft2
35 のび太の宇宙英雄記スペースヒーローズ 2015年
3月7日
大杉宜弘 360° miwa
36 新・のび太の日本誕生 2016年
3月5日
F 八鍬新之介 空へ 山崎まさよし
37 のび太の南極カチコチ大冒険 2017年
3月4日
(む) 高橋敦史 僕の心をつくってよ 平井堅
38 のび太の宝島 2018年
3月3日
- 今井一暁 川村元気 ドラえもん 星野源
39 のび太の月面探査記 2019年
3月1日
八鍬新之介 辻村深月 THE GIFT 平井大
40 のび太の新恐竜 2020年
8月7日
む/( 今井一暁 川村元気 Birthday
君と重ねたモノローグ
Mr.Children
41 のび太の宇宙小戦争リトルスターウォーズ 2021 2022年
3月4日
F 山口晋 佐藤大 Universe Official髭男dism
42 のび太と空の理想郷ユートピア 2023年
3月3日
- 堂山卓見 古沢良太 Paradise NiziU
43 のび太の地球交響楽シンフォニー 2024年
3月1日
今井一暁 内海照子 タイムパラドックス Vaundy
44 のび太の絵世界物語 2025年
3月7日
(予定)
寺本幸代 伊藤公志 スケッチ あいみょん
併映作品
# 題名 公開日 監督 脚本 主題歌 歌手
1 ドラえもん
ぼく、桃太郎のなんなのさ
1981年
8月1日
神田武幸 城山昇 青い空はポケットさ 大杉久美子
2 ドラミちゃん
ミニドラSOS!!!
1989年
3月11日
たか 森脇真琴 もとひら了 ハロー! ドラミちゃん 山野さと子
3 ドラミちゃん
アララ♥少年山賊団!
1991年
3月9日
原恵一 丸尾みほ
4 トキメキソーラーくるまによん 1992年
3月7日
- やすみ哲夫 星のハーモニー
東京ラブコール
原由子
5 ドラミちゃん
ハロー恐竜キッズ!!
1993年
3月6日
原恵一 西村孝史 ハロー! ドラミちゃん 山野さと子
6 太陽は友だち
がんばれ!ソラえもん号
(たな) 高橋純 なし
7 ドラミちゃん
青いストローハット
1994年
3月12日
- 安藤敏彦 丸尾みほ 友達なのに KŪKO
8 2112年 ドラえもん誕生 1995年
3月4日
F/三 米たにヨシトモ 米たにヨシトモ ぼくドラえもん2112 大山のぶ代
こおろぎ'73
9 ドラミ&ドラえもんズ
ロボット学校七不思議!?
1996年
3月2日
米たにヨシトモ
寺田憲史
あなたを忘れない Skirt
10 ザ☆ドラえもんズ
怪盗ドラパン謎の挑戦状!
1997年
3月8日
友達だから 山野さと子
11 帰ってきたドラえもん 1998年
3月7日
F 渡辺歩 城山昇 青い空はポケットさ
12 ザ☆ドラえもんズ
ムシムシぴょんぴょん大作戦!
米たにヨシトモ 米たにヨシトモ
寺田憲史
君にいてほしい 神崎ゆう子
13 のび太の結婚前夜 1999年
3月6日
F 渡辺歩 藤本信行 幸せのドア 中西保志
沢田知可子
14 ザ☆ドラえもんズ
おかしなお菓子なオカシナナ?
米たにヨシトモ 我ら ザ・ドラえもんズ 水木一郎
堀江美都子
15 おばあちゃんの思い出 2000年
3月11日
F 渡辺歩 藤本信行 ハグしよう タケカワユキヒデ
T's COMPANY
16 ザ☆ドラえもんズ
ドキドキ機関車大爆走!
錦織博 池田眞美子 ぼくらの元気 堀江美都子
17 がんばれ!ジャイアン!! 2001年
3月10日
F/田 渡辺歩 藤本信行 さよならとは言わないで ダ・カーポ
18 ドラミ&ドラえもんズ
宇宙スペースランド危機イッパツ!
錦織博 池田眞美子 ガムシャララ!!ヘッチャララ!! よこざわけい子
19 ぼくの生まれた日 2002年
3月9日
F/田 渡辺歩 藤本信行 キミに会いたくて 小坂明子
20 ザ☆ドラえもんズ
ゴール!ゴール!ゴール!!
- やすみ哲夫 なし
21 ドラえもんアニバーサリー25 2004年
3月6日
本郷みつる
3DCG作品
# 題名 公開日 監督 脚本 主題歌 歌手
1 STAND BY ME ドラえもん 2014年
8月8日
F 八木竜一
山崎貴
山崎貴 ひまわりの約束 秦基博
2 STAND BY ME ドラえもん 2 2020年
11月20日
菅田将暉

  • 漫 - 原作漫画、大長編漫画等の執筆者の頭の1文字または略記号。藤=藤子不二雄。F=藤子・F・不二雄。1987年の独立前のみ「藤」と記載した(ただし『ドラえもん』は連載開始時から藤本単独作)。FP=藤子プロ。それ以外は作画者を記載。括弧付きは藤本以外が執筆した外伝、短編など。詳細は大長編ドラえもん#作品一覧(併映作品は各作品のページ)を参照。