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2021年9月6日 (月) 07:22時点における版
死神博士 | |
---|---|
仮面ライダーシリーズのキャラクター | |
初登場 | 『仮面ライダー』 |
作者 |
石ノ森章太郎(原作) 丸山浩(スペースイカデビルデザイン) |
演 |
天本英世(昭和テレビシリーズ) 石橋蓮司(『劇場版ディケイド』ほか) |
声 |
二見忠男(イカデビル) 関智一(スペースイカデビル) |
死神博士(しにがみはかせ)は、特撮テレビドラマシリーズ「仮面ライダーシリーズ」の作品に登場する架空のキャラクターである。
ここでは、死神博士が変身するイカデビルについても解説する。
オリジナルは特撮テレビ番組『仮面ライダー』に登場。ゾル大佐に続く、第2のショッカー大幹部である。
仮面ライダーシリーズの悪役の中でも特に人気の高いキャラクターであり[1]、『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.0 仮面ライダーの系譜』に掲載された、ショッカーからバダンまでの悪役全429体を収録した「オール改造人間カタログ」に対する人気投票では、第1位となった[2]。演じた天本英世の代表役に数えられるが、天本自身は死神博士役として紹介されることを嫌っていたという[3]。
『仮面ライダー』に登場する死神博士
死神博士 | |
---|---|
身長 | 190cm[4][5] |
体重 | 55kg[4][5] |
出身地 | 日本・東京都[5] |
ゾル大佐に代わって着任した、ショッカー日本支部2代目大幹部。暗いアジトの中で下から照明を当てるなど、怪奇性を強調した演出も印象的な天才マッドサイエンティスト。スイス支部からやってきた、「怪人作りの名人」という異名を持つ改造人間製作の最高権威である[6]。
『仮面ライダー』第40話 - 第52話、第61話、第63話、第68話、劇場版『仮面ライダー対ショッカー』に登場。
純白のスーツに、裏地が赤い黒のケープという服装がトレードマーク[7][6]。西洋占星術や催眠術、毒ガスや毒薬の調合[8]にも精通しており、その眼力は睨んだだけで滝和也を朦朧とさせた[9]。武器は1000ボルトの電流を放つ鞭と、アジトに侵入してきた本郷猛に対して振るった大鎌[9]。不意に現れたり消えたりすることから瞬間移動能力を持つとされるが[9]、マントの繊維が鏡のように機能して姿を隠しているとも言われる[10]。アジト内ではたびたび車椅子に乗っていたが、足が不自由というわけではない[注釈 1]。ただし、足が速いというわけでもなく、逃亡時には滝に追いつかれたことがあった[9]。
配下の怪人はゾル大佐よりも強力で、一文字隼人=仮面ライダー2号のもとへ本郷猛=仮面ライダー1号が再登場して援護したことが、怪人たちの強さを裏付ける格好となった。これら多くの怪人を使って大規模な作戦を展開し、さらには第42話などで人間を洗脳する作戦も多く展開したが、1号・2号に阻止され続け、第52話をもって地獄大使に指揮を譲り、番組レギュラーの座から退く。これは南米支部への左遷という設定だが、劇中では説明されていない[注釈 2]。実際には、天本のスケジュール調整の都合である[12]。
南米では自分を追ってきた2号と戦っていたが、1号を自らの手で倒すことに執着し、怪人を伴って何度か来日する。最後は日本に流星を降らす流れ星作戦を決行するため、怪人イカデビルに変身して1号と戦い、敗れる。
- 演 - 天本英世
- 劇中未公表の設定
- 本名はイワン・タワノビッチ[4]。父は日本人、母が白系ロシア人で、戦前の少年時代は東京で育った。3歳下の妹ナターシャがいる(1925年の時点でイワンは6歳、ナターシャは3歳)[13]。
- 幼少時から訪れる場所には必ずと言っていいほど死人が出たため、「死神」の異名が付いた[5]。さらに、学生時代には「ギャラクシーにおける死に方と変身」という論文で博士号を取得したため、「死神博士」の通称を持つこととなった[10]。
- 母の死後、ポーランドのシモン教授のもとに身を寄せ、臓器移植の研究に没頭するが、それは虚弱なナターシャとの死別を極端に恐れ、延命を可能にしようと考えたからである[14][4]。第二次世界大戦が勃発すると、占領ドイツ軍に徴用されてアウシュヴィッツで生体実験の研究員となり、ナチスの捕虜となったシモン教授を延命研究の実験台として死なせた[15]。
- 終戦間近にナターシャが23歳の若さで死亡すると、彼女の遺体を冷凍保存して蘇生術を探し求めた。その愛情をショッカー首領に利用され、ショッカーに導かれることとなった[16]。
- 数多くの心の葛藤と社会の矛盾に対するジレンマを、天才科学者としての頭脳と科学で切り捨てた自負があるため、成り上がり者の地獄大使と同列に扱われることには我慢ならなかった。ショッカー首領はそれを承知のうえで死神博士の尊大さに釘を刺すために地獄大使と同列にしたが、屈辱に耐えかねた死神博士はイカデビルとなり、日本に戻る際には死を覚悟していたという[17]。
- 制作関連
- 平山は毎日放送からゾル大佐の降板を要求される以前、すでに第4クール用の新大幹部案「ホラー博士」あるいは「デビル教授」を用意しており、これが死神博士の原型となった[18][注釈 3]。だが、平山がゾル大佐にならって軍服を着せることを提唱したのに対し、阿部征司は不気味さを出すための黒い衣装を主張した。最終的には、平山の希望で演者として選ばれた天本の意見もあり、黒いケープをまとうことになった[19][注釈 4]。劇中で使用している鞭は、天本がエジプトで購入した私物であった[21]。
- 天本は、ヨーロッパからきた博士という設定から、神秘性と怪奇性を強調した大人向けの芝居で演じたが、怖すぎるとして子供向けに抑えるよう注文されたという[21][4]。
- 当初の予定では死神博士の正体怪人はギリザメス(脚本ではノコギリザメス)であり第66話に登場予定だったが、藤岡弘の失踪事件により制作進行状況が変更されたことによりギリザメスを一般怪人として登場させることとなったためイカデビルに変更となった。
- イカデビルとギリザメスは、どちらも死神博士のマント姿を模している[22][23][24][25]。第68話の脚本はノコギリザメスで書かれたもののみであったため、現場やアフレコ時に名前を言い換えることで対応されたが、クレジットはギリザメスで表記されてしまうなどの混乱が残った[22]。
- その後の作品への登場
-
- 『仮面ライダーV3』
- 第27話・第28話に登場。毒ガス兵器「ギラードガンマー」による日本全滅作戦を遂行すべく、ショッカーの他の幹部やブラック将軍と共に復活する。一人称は「ワシ」。
- 日本全滅作戦では大阪地区を担当。地獄大使とはナマズギラー以来の共闘だったが、犬猿の仲であることは変わらず。ギラードガンマーの解毒剤を開発した南原博士の殺害を真っ先に発言したりもした。最終的にはアジトと運命を共にすることになる。
- 衣裳は『仮面ライダー』のものと同一[26]。
- 映画『仮面ライダー THE FIRST』
- モニターから怪人に指令を出す、大幹部3人のうちの1人。劇中では名前は出ていない。
- 『仮面ライダー』の映像をデジタル処理し、丸山詠二が声を当てている。
『仮面ライダーディケイド』関連作品に登場する死神博士
いずれも、正体は『ディケイド』に登場する光栄次郎(演:石橋蓮司)。イカデビルの声を担当するのは、関智一。光栄次郎については、仮面ライダーディケイド#光栄次郎を参照。
- 映画『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
- ショッカーの出身。自称「怪人作りの名人」。原典と異なり、髪型が肩まで伸びた白髪になっている。好物はスルメイカと大ショッカーオリジナルビール。光栄次郎が、突如現れた黒マントを身に包まれたことで変身した姿。
- その後、死神博士がスルメとビールを持つことで、「イカでビール」という台詞でイカデビルに変身した。自身の怪人態にして最高傑作でもある。武器は伸縮自在のムチ・全身から発射する墨のようなイカ爆弾を武器とする。原典では、「イイッ」という鳴き声だったが、本作品では「イカー」や「ゲソゲソ」という鳴き声を発する[27]。
- 最終決戦でディケイド、ディエンド、電王、ファイズ、ブレイド、キバの6人を同時に相手するも、FFRによる合体攻撃俺達の必殺技・ファイナルアタックバージョンを受けて爆発した。
- しかし、エンディングで、正体とされていた栄次郎は「酷い目に遭った」と言いながらも生還し写真館に戻っていた。
- ネット版『オールライダー対しにがみ博士』
- 予告・プロローグで光栄次郎が死神博士に変身する。イカデビルは本編でフレーム外に登場する。
スーパー死神博士
映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』に登場。同映画では怪人形態は登場しない。
死神博士のガイアメモリ死神博士メモリ[4]に意識を支配された光栄次郎[注釈 5]。「スーパー」と書かれた長く鋭い爪が特徴。
ゾル大佐になった鳴滝とともにスーパーショッカーを結成し、前作『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』同様、「怪人作りの名人」として世界征服成就のために「神を超える力」であるネオ生命体を誕生させ、奇怪な呪文で急激に成長させる。スーパークライス要塞が大破すると、その衝撃でガイアメモリが体外へ排出されて栄次郎の姿に戻り、キバーラに助けられる。
- 演:石橋蓮司
その他の作品に登場する死神博士
- 漫画作品
-
- すがやみつる版漫画『仮面ライダー』・すがやみつる版漫画『仮面ライダーV3』
- 『仮面ライダー』では「怪人セミミンガー」に登場。
- 「怪人セミミンガー」ではセミミンガーなどを使った作戦のために南アメリカから招集された[28]。巨大な潜水艦から怪人たちの指揮をとったが、負傷したセミミンガーの爆発に巻き込まれる。
- 『仮面ライダーV3』では「ドクトルG最後の挑戦の巻」に登場[29]。他の大幹部とともに怪人態(イカデビル)に変身して戦うが、ハリケーンジャイロカッターに敗れる。
- 『仮面ライダーSPIRITS』・『新 仮面ライダーSPIRITS』
- 本作品では暗闇大使に操られる魂(生前の記憶)のない再生怪人として登場。第3部において、BADANの黒いピラミッドが東京に現れた際にゾル大佐と共に姿を現す。
- 『新』において、時空魔法陣を通って海底のショッカー基地に召喚された1号の前に配下の再生怪人を率いて襲い掛かり、ユニコルノスに命じて1号の腕を石化させるが、そこへ仮面ライダーZXが石倉五郎と共に駆け付けたことで妨害され、ZXの機転と地獄大使の罠が破られたことで目論見は失敗する。その後はイカデビルの姿となって狼男と共にZXと死闘を繰り広げ、ショッカー基地が海面に浮上した後は地獄大使(ガラガランダ)が1号と決着を付けようとする瞬間に割り込んだ。続けて1号・2号と戦闘態勢に入るが、狼男共々、ガラガランダの遺した右腕によって動きを封じられ、最期はライダーパンチとライダーきりもみシュートの連携攻撃を受けて倒された。
- 『新』の始まりで描かれた過去編においては、大幹部としてではないが、日本支部で活動。ショッカー改造人間製作の権威にして、大首領JUDOの器を作るための偉大なる計画の立案者であり、JUDOの正体を知っているかのような発言や、仮面ライダーボディ(ひいてはZXボディ)の製作に関わっているなど、当時のショッカー幹部内では特別な位置にいたことをうかがわせている。緑川の裏切りで仮面ライダーが敵になった予想外の事態に対しては「そのおかげで仮面ライダーの性能を図ることが出来た」と喜んでおり、その仮面ライダーのデータを基礎に、第二期強化改造人間製造計画を指揮する。一文字の実力に着目して本郷を倒すための素材にしようと、ゲバコンドルの活動の裏で再生怪人たちに一文字の拉致を命じる。夢の島のアジトで1号・2号と第二期改造人間(ショッカーライダー)5体の戦闘を見届けた後は首領に命じられ、基地に格納されていたナチス・ドイツの遺産のJu 52に搭乗し、欧州へ帰還。現場に居合わせた、本郷は一文字の治療を終えた後、彼に日本の守りを託し、死神博士を追って、ヨーロッパに旅立つことにした。
- 小説作品
-
- 『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER EDITION -ここより永遠に-』
- パワーアップのために捕らえられた1号の目的を見破るが、ショッカー首領により部屋を追い出される。
- ゲーム作品
-
- 『仮面ライダー 正義の系譜』
- 声:池水通洋〈死神博士〉、田中亮一〈イカデビル〉
- 初代の死神博士を再生させたもの。風見志郎と戦う。
- 『仮面ライダー』
- ショッカーストーリーに名前のみ登場。
イカデビル
イカデビル | |
---|---|
別名 | 怪人[30][22][31][32][33][注釈 6] |
身長 | 205cm[35][36][31][27][33] |
体重 | 75kg[35][36][31][27][32][33] |
出身地 | 南太平洋サモア諸島沖[39][31][33] |
アジト | 東京天文台(改造人間トレーニングセンター)[22][31][33] |
鳴き声 | ィイーッ[40][36][31](イイッ[27])[注釈 7] |
弱点 | 頭部[39][22][33] |
『仮面ライダー』第68話に登場。死神博士の正体。当初は正体を明かさずに仮面ライダー新1号や立花藤兵衛の前に現れ、再戦時に本郷猛の眼前で変身する。頭部には隕石の誘導装置が埋め込まれており、隕石を自在に降らせることができる。触手を鞭のように用い[39][22]、口からは墨を吐く[33]。ライダーキックを手で受け止め、相殺し無効化するキック殺しという技を持つ[33]。左手の爪はイカの口を模している[39]。
新サイクロン号のテスト走行を行っていた新1号を襲い、ライダーキックに耐えきって初戦は完勝する。その後、藤兵衛による特訓を受けるが、藤兵衛に口を滑らせて弱点が頭部であることを知られる。再戦でも新1号を追いつめたが、藤兵衛から新1号に弱点が知らされ、頭部にライダーチョップを受けて深手を負い、ライダーきりもみシュートで崖下に投げ飛ばされたところへ、頭部の誘導装置が故障したことで制御できなくなった流星の直撃を受け、爆死する。
その他の作品に登場するイカデビル
- 映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 大ショッカーの死神博士[42]で、イカデビルとしてのみ登場。ショッカーの怪人連合としてイカデビルが登場。1971年では再生怪人として本拠地を警護し、2011年ではガラガランダやガニコウモルとともに電王やNEW電王と交戦する。電王クライマックスフォームとNEW電王ストライクフォームの連携攻撃により、ガラガランダと共に倒される。
- すがやみつる版漫画『仮面ライダー』での「怪人イカデビル」でのイカデビル
- 地獄大使の命令を聞く怪人としてイカデビルが登場[43]。死神博士とは無関係な存在とされる[44]。目についた赤外線透視装置で滝の変装を見破るなどの活躍もみせる。
- ゲーム『オール仮面ライダー ライダージェネレーション』
- 雑魚怪人としてイカデビルが登場。
- 複製イカデビル
- ジュダの配下として登場するイカデビルを複製した怪人。
- ゲーム『オール仮面ライダー ライダージェネレーション2』
- 前作同様、雑魚怪人としてイカデビルと複製イカデビルが登場。
- CM スポーツ振興くじ「ボーナスBIG」
- 2019年6月8日より放送が開始されたCM「ショッカー篇」にイカデビルがショッカー戦闘員たちを引き連れて登場。くじ売り場を訪れ、店長(演 - 石田ゆり子)に新たなアジトの建設計画を告白したところで仮面ライダー新1号による乱入に遭い、逃走する[45]。
スペースイカデビル
初出は映画『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』。原典同様、両腕の触手を伸ばして敵を締め付けたり、鞭のように打ちのめすことができるほか、魔法の力で空間を瞬間移動することもできる。両腕の触手で2体の敵を締め上げ、お互いを叩き付けるゲソクラッシャーが得意技。『宇宙戦隊キュウレンジャー』登場時では腕から稲妻状の光線を放つ技も見せた。
「ゲソ〜」「○○じゃなイカ〜」と、イカにちなんだダジャレのような言い回しが特徴的。
- 声:関智一
- デザインは丸山浩[46][47][48]。原典を踏襲して、赤と白のカラーリングにしているが、デザイン上では引きずらないように意識している[47][48]。肩に大きな吸盤を付けることでクローズアップしている[47][48]。
- 映画『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』
- スペースショッカーの幹部怪人の1体。イカデビルが魔法の力を得て復活し、パワーアップした姿。作中では関係性が明らかにならないが、関連書籍での説明ではイカデビルが強化復活した個体とされている[49]。配下にはギリザメスやゴースターなどを従えている。ゴーカイジャーが豪快チェンジしたメタルヒーローのゴーカイメタルガレオンバスターによって倒される。
- 映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』
- 地獄大使などと共に、ショッカーの怪人として登場。
- ネット動画『仮面戦隊ゴライダー』
- トーテマが作り出した怪人の1体として登場。ヒルカメレオンや黄金狼男と共に戦い、仮面ライダーバロンを抑えようとするが、触手は次々と切り裂かれてしまう。
- テレビシリーズ(スーパー戦隊シリーズ)『宇宙戦隊キュウレンジャー』
- Space.7に登場。ショッカー怪人として登場。同作品に登場する同じイカモチーフの怪人のイカーゲンと間違えられたり、ノリツッコミをするといったコミカルな姿も描かれる。目的も明かさぬままシシレッドやサソリオレンジと交戦して苦戦させるが、エグゼイドキュータマの力で召喚された仮面ライダーエグゼイドとシシレッドの同時攻撃により倒される。
コンパチヒーローシリーズ
- ゲーム『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』
- ショッカー壊滅後、ネオ・ショッカーの一員として活動。
- ゲーム『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』
- プロフェッサーKとして犯罪組織テンタクルを組織している。
- ゲーム『ザ・グレイトバトルIII』
- イカデビルとして登場。魔法使いという設定で登場。
- ゲーム『バトルベースボール』
- イカデビルとして登場。タイフーンライターズの一員として登場。このチームは仮面ライダー1号から仮面ライダーブラックRXまでの仮面ライダーに加え、ヨロイ元帥・アポロガイスト・十面鬼・シャドームーンなどの原作での敵幹部も所属しており、野球とはいえイカデビルと仮面ライダーが仲間という関係になっている。
- ゲーム『スーパーヒーロージェネレーション』
- 声:関智一
- 仮面ライダーシリーズのエネミーユニットとして登場。
『仮面ライダーSD』
『仮面ライダーSD』では、グランショッカーの頂点に立つ魔神大首領の操縦者として登場。
当初は魔神大首領の頭部の操縦席にシルエットが描かれているのみで、その正体は終盤まで伏せられていた。下記の『仮面ライダーSD 出撃!!ライダーマシン』では、イカデビルとして登場するなど一部の作品では魔神大首領でない場合もある。
- 漫画『仮面ライダーSD マイティライダーズ』
- 八鬼衆に地の石・海の石・天の石を奪わせ、そのエネルギーにより魔神大首領を動けるようにするが、それにより用済みとなった地獄大使やアポロガイストなどの大幹部を処分するなど冷酷な面を見せる。
- ゲーム『仮面ライダーSD 出撃!!ライダーマシン』
- EPISODE2「COUNTRY ROAD」のボスとして最初からイカデビルの姿で登場[注釈 9]。横這いで進むマシンに乗り、触手を延ばして攻撃する。
関連マシン
- イカデビル
- ゲーム『チャリンコヒーロー』で死神博士が使用するマシン。イカデビルを模している。
- 魔神大首領
- 『仮面ライダーSD』で登場。正体(操縦者)は死神博士と設定されている。OVA『仮面ライダーSD 怪奇!?クモ男』での声優は池水通洋[注釈 10]。
関連キャラクター
- ギリザメス
- 上記の通り、死神博士の正体となる予定だった怪人。
- →詳細は「ショッカー怪人 (テレビシリーズ新1号編) § ギリザメス」を参照
- プロフェッサーK
- 『星雲仮面マシンマン』で天本英世が演じたキャラクター。
- 『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』では、同一人物と設定されている。
- 非公式ではあるが、『もっとすごい科学で守ります!』でも同一キャラクターの可能性が描かれている[50]。
- →詳細は「星雲仮面マシンマン § テンタクル」を参照
- ヘッツァー
- 細井雄二(秋津わたる)版『仮面ライダーZX』に登場するキャラクター。ショッカーの残党の科学者。イカデビルに変身する。
脚注
注釈
- ^ 資料によっては、当初は「両脚が不自由」という設定が存在していたと記述している[11][7]。
- ^ 『仮面ライダー大全集』では、GX計画の失敗と仮面ライダー1号の再改造手術で脳改造に失敗した二重の責任を負ったものと記述している[11]。
- ^ そのほか、「デビル博士」という案も存在した[7]。
- ^ 黒いマント(ケープ)自体が天本の私物と言われたことがあったが、のちのインタビューでは彼に「あれは東映衣裳部のもの」と証言されている[20]。
- ^ 『W&ディケイド』のDC版オーディオコメンタリーにて、田崎監督が「何故栄次郎が死神博士になったのかという疑問を解決した」と発言している。
- ^ 書籍『仮面ライダー大研究』では超強力怪人と記述している[34]。
- ^ 書籍『仮面ライダー大研究』では「キィーッ」と記述している[34]。
- ^ オープニングクレジットでは「ギリザメスの声」と表記している[22][33]。
- ^ 本作品には怪人の姿を見せない顔出し幹部(ヨロイ元帥や暗闇大使)も登場する。
- ^ 池水通洋は、『仮面ライダー 正義の系譜』で死神博士を演じている。
出典
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- ^ 『仮面ライダーSPIRITS』第7巻、講談社、2005年2月、pp.230 - 231。ISBN 4-06-349195-1
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- ^ a b c 怪人大全集 1986, p. 30, 「死神博士」
- ^ オールライダー&全怪人昭和 2013, p. 12.
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- ^ a b 大全集 1986, p. 212, 「悪の軍団 その系譜 ショッカー」
- ^ OFM 特2 2005, p. 10.
- ^ 平山亨 1998, pp. 48–49.
- ^ 平山亨 1998, pp. 50–52.
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- ^ 平山亨 1998, pp. 54–63.
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- ^ 仮面ライダーカード 1993, p. 72, 「第1部 ライダーカード・コレクション」.
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- ^ a b c d カルビー『仮面ライダースナック』付属仮面ライダーカードNo.201「イカデビル」[37][38]
- ^ 大全 2000, p. 114, 「ショッカー&ゲルショッカー全怪人声優&鳴き声リスト」.
- ^ 怪人大全集 1986, p. 43, 「イカデビル」
- ^ 超百科 2011, p. 37.
- ^ 双葉社『仮面ライダー』 ISBN 4575935581 P.176より。
- ^ 別冊宝島 2015, p. 82
- ^ 日本くじ史上最高1等12億円の「ボーナスBIG」販売にあわせ、スポーツくじBIG新TV-CM『あの人もBIG』シリーズ「ダチョウ倶楽部」篇・「ショッカー」篇2019年6月8日(土)より放送開始
- ^ 「宇宙船vol.144特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2014」『宇宙船』vol.144(2014.春号)、ホビージャパン、2014年4月1日、別冊p.11、ISBN 978-4-7986-0809-9。
- ^ a b c デザインワークス 2019, p. 286, 「丸山浩デザイン解説 仮面ライダーウィザード」
- ^ a b c 完全超悪 2020, p. 311, 「DESIGNER INTERVIEW 丸山浩[仮面ライダーウィザード]」
- ^ 用田邦憲(構成・文)『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』パンフレット 2013年4月27日発行 発行所:東映事業推進部
- ^ もっとすごい科学 2000, p. 193, 「COLUMU9 死神博士と地獄大使の行方」.
参考文献
- 大全集シリーズ(講談社)
- 『創刊15周年記念 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー大全集』講談社、1986年5月3日。ISBN 4-06-178401-3。
- 『創刊15周年記念 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー怪人大全集』講談社、1986年10月10日。ISBN 4-06-178402-1。
- 『仮面ライダー超全集 1号・2号・V3・ライダーマン』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1992年3月10日。ISBN 4-09-101427-5。
- 堤哲哉 編 編『仮面ライダーカード』日本文芸社、1993年11月25日。ISBN 4-537-02386-4。
- 木下正信『仮面ライダー 仮面ライダーV3 カード完全図鑑』竹書房、1997年5月31日。ISBN 4-8124-0300-6。
- 『仮面ライダーコレクターズ・ボックス』朝日ソノラマ〈宇宙船文庫 特別版〉、1998年5月。ISBN 4-257-76459-7
- 平山亨『私の愛したキャラクターたち』〈仮面ライダーコレクターズ・ボックス第4巻〉。
- 岩佐陽一 編 編『仮面ライダー大全』双葉社、2000年7月14日。ISBN 4-575-29121-8。
- 長谷川裕一『もっとすごい科学で守ります!』NHK出版、2000年8月5日。ISBN 4-14-080503-X。
- 竹書房/スタジオ・ハード編 編『仮面ライダー画報』竹書房、2001年9月25日。ISBN 4-8124-0783-4。
- 『東映ヒーロー悪役列伝』辰巳出版、2006年12月30日。ISBN 4-7778-0319-8。
- TARKUS 編 編『仮面ライダー大研究』二見書房、2007年6月5日。ISBN 978-4-576-07090-2。
- 『なつかしの東映×石ノ森 ヒーロー大図鑑』講談社、2010年10月29日。ISBN 978-4-06-364833-1。
- 『決定版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー超百科』講談社、2011年4月4日。ISBN 978-4-06-304816-2。
- 安藤幹夫 編 編『仮面ライダー怪人列伝 1号 2号 V3編』竹書房、2011年5月2日。ISBN 978-4-8124-4542-6。
- 『仮面ライダー超辞典』監修:石森プロ・東映、双葉社、2011年7月24日。ISBN 978-4-575-30333-9。
- 『決定版 オール仮面ライダー&全怪人超百科〈昭和編〉』講談社、2013年5月24日。ISBN 978-4-06-304836-0。
- 講談社編 編『仮面ライダー 1号・2号編 仮面の男パーフェクトファイル』講談社〈キャラクター大全〉、2014年3月20日。ISBN 978-4-06-218825-8。
- 『僕たちの「仮面ライダー」怪人ランキング』宝島社〈TJ MOOK〉、2014年9月28日。ISBN 978-4-8002-3083-6。
- 『仮面ライダー1971-1984 秘蔵写真と初公開資料で蘇る昭和ライダー10人』講談社 編、講談社、2014年11月20日。ISBN 978-4-06-218566-0。
- 『仮面ライダー』監修 東映・石森プロ、宝島社〈別冊宝島〉、2015年10月28日。ISBN 978-4-8002-4622-6。
- 『宇宙船別冊 仮面ライダー怪人大画報2016』ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK〉、2016年3月28日。ISBN 978-4-7986-1202-7。
- 『丸山浩特撮デザインワークス』洋泉社、2019年12月6日。ISBN 978-4-8003-1684-4。
- 『平成仮面ライダー怪人デザイン大鑑 完全超悪』ホビージャパン、2020年12月24日。ISBN 978-4-7986-2338-2。
- 雑誌
- 『宇宙船』朝日ソノラマ
- 「天本英世インタビュー」『宇宙船』Vol.21、1984年12月1日、38 - 39頁。
- 平山亨「わがショッカーよ永遠なれ!」『宇宙船』Vol.30、朝日ソノラマ、1986年6月1日、29 - 33頁。
- 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー』(講談社)
- 『特別版 Vol.1 ショッカー』2005年9月22日。ISBN 4-06-367099-6。
- 『特別版 Vol.2 ショッカー / ゲルショッカー』2005年9月22日。ISBN 4-06-367150-X。
- 「テレビマガジンクラシックス 完全復刻『ショッカー100のひみつ』」『仮面ライダーマガジン』Summer '09、講談社、2009年8月8日、41 - 56頁、ISBN 978-4-06-379365-9。
- 『週刊 仮面ライダー オフィシャルパーフェクトファイル』デアゴスティーニ・ジャパン
- 『週刊 仮面ライダー オフィシャルパーフェクトファイル』1号、2014年10月21日。
- 『宇宙船』朝日ソノラマ