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2021年9月28日 (火) 08:20時点における版

座標: 北緯37度31分23.7秒 西経122度15分14.5秒 / 北緯37.523250度 西経122.254028度 / 37.523250; -122.254028

エレクトロニック・アーツ
現地語社名
Electronic Arts Inc.
種類
公開会社
市場情報
業種 情報通信業
事業分野 エンターテインメント
設立 1982年5月27日
創業者 トリップ・ホーキンス ウィキデータを編集
本社 209 Redwood Shores Parkway、
主要人物
  • アンドリュー・ウィルソン(CEO
  • ブレイク・ヨルゲンセン(CFOCOO
売上高 56億2900万USD (2021年3月期、連結[1])
営業利益
10億4600万USD (2021年3月期、連結[1])
利益
8億3700万USD (2021年3月期、連結[1])
総資産 132億8800万USD (2021年3月31日現在、連結[1])
従業員数
11,000人 (2021年3月31日現在、連結[1])
ウェブサイト www.ea.com ウィキデータを編集

エレクトロニック・アーツ: Electronic Arts Inc.、略称: EA)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州レッドウッドシティに本社を置くコンピュータゲーム販売企業

概要

1982年トリップ・ホーキンスが設立する。創立初期数年間はPCゲーム専門のパブリッシャーだったが、1980年代後半になると自社でゲーム開発を始め、1990年代初期にはコンソールゲームも手がける。1990年代前半はセガと、後半からはソニー・コンピュータエンタテインメントと北米市場で協力する。

1990年代に映画製作などで使われるスタジオ方式を真似たゲームソフト開発方式を導入して、優れたゲーム開発者を獲得する事によって成功。また1997年にはマクシスを買収し、2000年代前半には世界最大のゲームソフト販売会社になり、2005年3月31日の会計では31.29億ドルの売上高となる。

EA Sportsレーベルで販売されるスポーツゲーム、ハリウッド映画などの版権ゲーム、そして『ニード・フォー・スピード』、『メダル・オブ・オナー』、『ザ・シムズ』のような長年続く人気のあるシリーズ物に圧倒的なシェアを持っている。

2008年にカーカルチャーサイトSpeedhuntersを開設している。

日本法人

エレクトロニック・アーツ株式会社
ELECTRONIC ARTS K.K.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
105-6009
東京都港区虎ノ門4丁目3番1号城山トラストタワー東京赤坂法律事務所内
設立 1998年5月1日
業種 卸売業
法人番号 1011101042920
事業内容 ゲームソフトウェアのパブリッシング 他
代表者 代表取締役 ルーカス・オリバーフロスト
資本金 2億1,250万円
純利益 ▲900万円
(2021年03月31日時点)[2]
総資産 9億9700万円
(2021年03月31日時点)[2]
決算期 3月31日
外部リンク www.ea.com ウィキデータを編集
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日本再進出[注 1]の際に日本ビクター子会社のビクター音楽産業(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)と資本提携し、1990年エレクトロニック・アーツ・ビクター株式会社を設立、オフィスを神宮前に構える。なお、ビクター音産は分社化したビクターインタラクティブソフトウェアを通じて自前でゲーム事業を行っていた(2003年にマーベラスエンターテイメント(現:マーベラス)へ売却)。当初は米EAが供給していた洋ゲー3DOソフトの日本語版制作と発売を中心に行っていたが、1995年にプレイステーションセガサターンのソフトに進出し、新テーマパークテーマアクアリウムなど日本市場独自のソフトの企画・発売も手がけるようになる。

1998年に提携先をスクウェア(現:スクウェア・エニックス)に変え、合弁でエレクトロニック・アーツ・スクウェアを設立した[3]。この時、本社を目黒に移転した。その提携のため、当時のスクウェアとは絶縁状態であった任天堂のハードにもソフトを供給されており、ほぼ全タイトルがスクウェアの子会社であったデジキューブの流通により、コンビニエンスストアでの販売を行っていた。また、2000年に発売されたPlayStation 2用ソフト『XFIRE ~クロスファイア~』はエレクトロニック・アーツ・スクウェアが初めて開発したゲームであった。また、逆にPCゲーム事業を持っていなかったスクウェアがIPを保有するタイトルのPC版の販売元[注 2]となっていたり、デジキューブブランドのPCソフト(Digicube PC)の委託販売も行っていたりしていた。スクウェアが北米に再進出[注 3]する際も、米国子会社「SQUARE ELECTRONIC ARTS LLC.」を合弁で設立した。提携先がスクウェアに変更後は米EAも長年蜜月関係の深かったセガのハードから実質上撤退し、ドリームキャストにも参入する事はなかった[注 4]。これによりセガサターンやドリームキャストのスポーツゲームジャンルに大きな穴が開く事を懸念して作られたのがセガの『SEGA SPORTS』(後の『2K Sports』)ブランドである。

2003年3月にスクウェアとの合弁を解消し、米エレクトロニック・アーツが全株式を取得。日本法人はエレクトロニック・アーツ株式会社となる[注 5]2004年、六本木の泉ガーデンタワーへ移転。2006年5月、西新宿4丁目へ移転。

日本国内での事業は海外ゲームのローカライズやKID開発タイトルの販売が主で、海外に比べればシェアはかなり小さい。EAビクター時代の企業ロゴマークは「E」を表す四角、丸、「A」を表す三角を並べて「E○A」様にデザインしたものだったが、雑誌『ログイン』などでこの丸を「O」(オー)と誤認し「EOA」と記載されることがあった。EA販売でありながら『Mass Effect 2』や『Dragon Age: Origins』のような膨大な量のローカライズ作業が必要なゲームに対しては消極的で、日本語版では別メーカーから発売されることも多い。

2011年7月にセガ(後のセガグループ)と提携。以後EAのブランドを維持したまま流通に関してはセガの持つ販路を利用する形を取る(ベセスダ・ソフトワークスユービーアイソフトがスクウェア・エニックスの流通を使用しているのと同じ形)。

2019年3月26日、日本オフィスの閉鎖を発表した[4]

主な作品

買収される前のマクシスの作品はマクシス#エレクトロニック・アーツ吸収以前に発売されたゲームを参照。

以下は確認済みの日本市場向けオリジナルタイトル
  • 酒匠DS
  • 少年鬼忍伝ツムジDS、米社本体単独出資としては(実質)史上初の日本向けオリジナルタイトル)開発元はニューロン・エイジ
    • 当初は『はち恋』が日本向けオリジナルタイトル第一号となる予定であったが、2009年12月に同タイトルの発売中止が発表された(2012年にハンゲームのスマートフォンアプリとして発売)。
  • ソムリエDS
  • テトリスモンスター
  • バーテンダーDS
  • 羅媚斗、元々はアーケード向けに開発されたタイトルで、ロケテストもされていたにも関わらず海外のみの発売に留まり、国内ではセガサターンに移植した家庭用のみ発売。開発元はアイオーン。

ネット販売

もともとは「EAストア」でネット販売されていたが、2011年6月にOriginでのネット販売に切り替わった[7]

2019年10月29日にValveとの提携を発表。今後EAのタイトルがSteamでも配信される予定である[8]

プライバシーポリシー

2016年10月28日現在、Electronic Arts社は、自社サイトのプライバシーポリシーにおいて、「当社はお客様の情報のセキュリティ保証することはできません。また、当社の管理下におけるお客様の情報への無認可の使用あるいはアクセスについて、いかなる責任も負いません。」と明記し、情報管理の無責任と損害賠償責任の免責を顧客に表明している[9]

ブランド

脚注

注釈

  1. ^ 1980年代中盤頃に一度日本に進出していたが、短期間で撤退している。
  2. ^ ファイナルファンタジーVIII』の初期Windows版など。
  3. ^ スクウェアと任天堂との関係が悪化し始めた頃の1996年頃に北米から撤退した。また、スクウェアが存在していた頃に限るが、PlayStationシリーズのファイナルファンタジーシリーズは、SCEAが販売を担当しており、『ファイナルファンタジーX-2』からスクウェア・エニックス(日本版はスクウェアが担当)に移行した。また、スクウェア・エニックスの北米法人は、エニックスの二代目北米法人と同一法人である。
  4. ^ 米EAの子会社自らのブランドでリリースした作品は数作ある。
  5. ^ スクウェアとの合弁は前述の通り当初から5年の契約であったため、エニックスがスクウェアとの吸収合併によるスクウェア・エニックスの誕生とは無関係。ただ、『ファイナルファンタジーXI』のPCパッケージ版は、EASの委託販売からスクエニの自社販売に切り替わった。
  6. ^ 相手レーサーを攻撃できるアクションレースゲーム。コースは5種類あり、各コースで勝利すると貰える賞金でバイクをチューンアップすることが可能。コースが単調という難点はあるが、難易度が高めで敵を攻撃する爽快感を伴うことからレースゲームとしては肯定的に評価されている[5]
  7. ^ EA作品中屈指の高難易度戦争シミュレーションゲームとして知られており、草稿・燃料・武器3種類の残量に注意しながらやり込むという戦略性を伴う[6]

出典

  1. ^ a b c d e FY21 Proxy Statement and Annual Report”. Electronic Arts Inc.. 2021年9月18日閲覧。
  2. ^ a b エレクトロニック・アーツ株式会社 第23期決算公告
  3. ^ スクウェアがエレクトロニック・アーツと合弁会社を設立”. PC Watch (1998年4月27日). 2012年8月30日閲覧。
  4. ^ EA、日本オフィスは“閉鎖”へ…ゲームの提供やサポートは今後も継続”. gamespark (2019年3月26日). 2019年3月28日閲覧。
  5. ^ 株式会社QBQ編 『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118704 p58
  6. ^ 株式会社QBQ編 『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118704 p57
  7. ^ "EA Launches Origin"(June 03, 2011)[リンク切れ]
  8. ^ EAのSteam復帰が正式発表! 月額サービス「EA Access」も来春Steamで登場”. gamespark (2019年10月29日). 2019年10月31日閲覧。
  9. ^ Electronic Arts Inc. (2016年10月28日). “Electronic Arts Inc.プライバシー&クッキーポリシー6.お客様の個人情報を守る方法”. 2016年12月15日閲覧。

関連項目

外部リンク