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* 1998年12月16日に放送された「ここがヘンだよ98年10大ニュース」の中で取り上げられた[[ドイツ]]のリントナー村長(当時)が性転換を原因にリコールされた一件を討論した際、ゾマホンが「黒人文化や社会、特に[[アフリカ]]にはゲイ・レズビアンは存在しない。ゲイとかレズは私にとっては[[精神病|精神の病気]]であると思う」と発言した事で番組を見た同性愛者と討論する事態にまで発展した<ref group="注">1999年9月1日、同年10月13日放送分。</ref>。後に放送された「ここがヘンだよアフリカ人」の中で「アフリカにゲイはいるのか?」という検証を行った結果、アフリカのとある国<ref group="注">この国では同性愛者である事は凶悪犯罪者同然の行為とされるため、国名を伏せて紹介された。</ref>でひっそりと暮らす数人のゲイの様子が放送された。
* 1998年12月16日に放送された「ここがヘンだよ98年10大ニュース」の中で取り上げられた[[ドイツ]]のリントナー村長(当時)が性転換を原因にリコールされた一件を討論した際、ゾマホンが「黒人文化や社会、特に[[アフリカ]]にはゲイ・レズビアンは存在しない。ゲイとかレズは私にとっては[[精神病|精神の病気]]であると思う」と発言した事で番組を見た同性愛者と討論する事態にまで発展した<ref group="注">1999年9月1日、同年10月13日放送分。</ref>。後に放送された「ここがヘンだよアフリカ人」の中で「アフリカにゲイはいるのか?」という検証を行った結果、アフリカのとある国<ref group="注">この国では同性愛者である事は凶悪犯罪者同然の行為とされるため、国名を伏せて紹介された。</ref>でひっそりと暮らす数人のゲイの様子が放送された。
* 1999年3月24日放送分にて、[[上岡龍太郎]]が「[[和歌山県|和歌山]]や[[奈良県|奈良]]の人間が[[大阪府|大阪]]で[[ひったくり]]をしている」といった趣旨の発言をし、この回のオンエア終了後に苦情が殺到した。この発言が事実と異なる趣旨のテロップも流されたものの、後日TBS関係者が県庁に出向き謝罪する形となった<ref>[https://web.archive.org/web/20000115223217/http://www.chunichi.co.jp/chuspo/1999/0409gn1.htm 広がる波紋 上岡発言 & 織田CM]、[[中日スポーツ]]、1999年4月9日。([[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)。</ref>。
* 1999年3月24日放送分にて、[[上岡龍太郎]]が「[[和歌山県|和歌山]]や[[奈良県|奈良]]の人間が[[大阪府|大阪]]で[[ひったくり]]をしている」といった趣旨の発言をし、この回のオンエア終了後に苦情が殺到した。この発言が事実と異なる趣旨のテロップも流されたものの、後日TBS関係者が県庁に出向き謝罪する形となった<ref>[https://web.archive.org/web/20000115223217/http://www.chunichi.co.jp/chuspo/1999/0409gn1.htm 広がる波紋 上岡発言 & 織田CM]、[[中日スポーツ]]、1999年4月9日。([[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)。</ref>。
* 2000年6月放送の「ここがヘンだよ関西人」で、オーディションに合格した関西の芸能事務所所属の俳優数人が素人の関西人という設定で出演し、過剰なまでにステレオタイプの関西人を演じた点について問題視された事がある<ref>[http://www.kippo.or.jp/j/journalistforum/detail_3_2.html 21世紀ジャーナリストフォーラム2007 基調講演「メディアの描く<内なる他者>カンサイの現在」] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20110810030752/http://www.kippo.or.jp/j/journalistforum/detail_3_2.html |date=2011年8月10日 }}</ref><ref>『[[新聞研究]]』2009年6月号(No.695)関西ジャーナリズムの今「地域公共圏の形成に努力を─メディアのステレオタイプな関西観の問題」[[黒田勇]]</ref>。
* 本番組にレギュラー出演していた[[マレーシア]]人男性Tが放送終了後の[[2004年]]に[[関税法]]違反の容疑で逮捕された。この男性は料理店を経営する傍ら、稲川素子事務所の俳優・タレントとして様々な映画やドラマに出演していたが、事件直後に稲川素子事務所の公式ホームページから全ての情報が削除された。同様にレギュラー出演していた[[ナイジェリア]]人男性Yも[[2007年]]に[[強姦]]の容疑で逮捕され、刑務所に留置された。本人は現在も[[冤罪]]だとして容疑を否認し続けており、裁判が続いている<ref group="注">ただし、この外国人出演者は稲川素子事務所などの芸能事務所に所属するタレントではなく、一般の外国人出演者だった。</ref><ref>[http://www.geocities.jp/team_idubor/]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}、[http://www.debito.org/?p=540]。</ref>。
* 本番組にレギュラー出演していた[[マレーシア]]人男性Tが放送終了後の[[2004年]]に[[関税法]]違反の容疑で逮捕された。この男性は料理店を経営する傍ら、稲川素子事務所の俳優・タレントとして様々な映画やドラマに出演していたが、事件直後に稲川素子事務所の公式ホームページから全ての情報が削除された。同様にレギュラー出演していた[[ナイジェリア]]人男性Yも[[2007年]]に[[強姦]]の容疑で逮捕され、刑務所に留置された。本人は現在も[[冤罪]]だとして容疑を否認し続けており、裁判が続いている<ref group="注">ただし、この外国人出演者は稲川素子事務所などの芸能事務所に所属するタレントではなく、一般の外国人出演者だった。</ref><ref>[http://www.geocities.jp/team_idubor/]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}、[http://www.debito.org/?p=540]。</ref>。
*[[2012年]][[6月16日]]、指定暴力団稲川会系幹部の男性K<!-- 木藤順 -->が神奈川県横須賀市の商店街空き地にネイルサロンを出店すると偽って、空き店舗対策の奨励金30万円を騙し取って暴力団事務所を開いたとする詐欺容疑で逮捕された。Kは2000年に番組で「少年犯罪」をテーマに討論した際、[[暴走族]]の一人として出演していた。
*[[2012年]][[6月16日]]、指定暴力団稲川会系幹部の男性K<!-- 木藤順 -->が神奈川県横須賀市の商店街空き地にネイルサロンを出店すると偽って、空き店舗対策の奨励金30万円を騙し取って暴力団事務所を開いたとする詐欺容疑で逮捕された。Kは2000年に番組で「少年犯罪」をテーマに討論した際、[[暴走族]]の一人として出演していた。

2022年2月24日 (木) 14:57時点における版

ここがヘンだよ日本人
ジャンル 討論番組 / バラエティ番組
企画 オフィス北野(企画協力)
出演者 ビートたけし
江口ともみ
そのまんま東
テリー伊藤 ほか
エンディング エンディングテーマを参照
製作
プロデューサー 田代誠、阿部龍二郎
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送開始から2001年3月まで
放送期間1998年10月21日 - 2001年3月21日
放送時間水曜日 22:00 - 22:54
放送分54分
2001年4月から放送終了まで
放送期間2001年4月12日 - 2002年3月14日
放送時間木曜日 22:00 - 22:54
放送分54分

特記事項:
ナレーション:バッキー木場
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ここがヘンだよ日本人』(ここがヘンだよにほんじん)は、1998年10月21日から2002年3月14日までTBS系列で放送された討論バラエティ番組

この番組の前身は1997年10月にスペシャル番組として放送された『たけしの外国人100人バトル〜ここがヘンだよ日本人〜』と、1998年4月に同じくスペシャル番組として放送された『地球の皆さん大集合‼️ たけし×世界バトルII かなりヘンだよ日本人』という番組で、視聴率が好評だったことを受けてレギュラー化したのが本番組である。開始当初から2001年3月21日までは毎週水曜 22:00 - 22:54 (JST) の放送だったが、2001年4月から水曜の同枠が連続ドラマ枠に変更されたことから、4月12日放送分以降は木曜の同時刻に放送された。

通称、および公式の略称は『ここヘン』。

概要

多数(主に100人)の日本に住む外国人出演者が日本で生活する中で感じた様々な問題に対して、日本人パネリストと討論をかわしていく。

また、実際は外国人出演者の大半が稲川素子事務所[注 1][注 2]に所属する外国人タレント[注 3]であったことが明らかになっている[注 4]が、紹介時のテロップでは自営業、会社員、学生(主に大学院生)、エンジニア、英会話講師などと表示されていた。

特別企画

定期的に特番として『ここがヘンだよ外国人』と題し、こちらは日本から見た海外の変な所を指摘していくテーマが中心となり『ここがヘンだよアメリカ人』(銃乱射事件に関連し放送)『ここがヘンだよ中国人』『ここがヘンだよアフリカ人』『ここがヘンだよ関西人』といった特定の論客と議論する企画の他、番組で問題発言を繰り返すテリー伊藤を糾弾する『ここがヘンだよテリー伊藤』、ワイドショーで話題の著名人を毒舌で切るデヴィ夫人をスペシャルゲストとして呼んで『ここがヘンだよ宇宙人 デヴィ夫人スペシャル』と称して生放送で外国人たちと議論する派生企画や、番組にレギュラー出演する外国人出演者の日常に密着取材を行うコーナーもあった。

これ以外には、ゾマホンがベナンにてたけし小学校を建設・開校するまでの長期ドキュメンタリー企画も行われた。

番組の変遷

番組開始当初は各出演者の個性強烈なキャラクターと過激な討論で一世を風靡したが、番組の長期継続化によって後期には『ここがヘンだよ憲法9条』『ここがヘンだよ日韓関係』『日の丸・君が代問題』『小泉内閣(2001年当時)についての議論』といった話題に対する討論が増えていった。

他にはいじめ、虐待といった現在でも社会問題になっているテーマについても議論されていた。特にいじめ問題は番組では頻繁に議論が行われ、当初は外国人から見た日本のいじめについての議論が中心だったが、いじめが原因で不登校になった人がスタジオで自身が体験したいじめの内容やいじめに対する考え方を語るほどにまで発展[注 5]。これをきっかけに、いじめを受けたことのある人達が現役教師・文部省(放送当時)の寺脇研・さらには人をいじめた経験のある人達とスタジオで議論を交わした一連のシリーズを「イジメと戦う」と題して、長期にわたり行われた。

さらに元々は基本的に特番のみ行われていた『日本人50人vs外国人50人』も後期では頻繁に見られた。また、2000年4月からはスタジオのセットがリニューアルされ、以降最後まで使用された。

番組の問題点

この番組は外国人が感じた日本への疑問に対して意見を交わすというわかりやすい内容から人気番組となった反面、番組に対する苦情(後述)が多く寄せられていた。

また、この番組はプライムタイムの番組であったにもかかわらず同性愛問題、AVといった性的な話題についても討論したことがある。特に後者では小室友里本城小百合バクシーシ山下清水大敬といった著名なAV関係者が勢ぞろいして出演し、自説を述べたこともある。

番組に寄せられた主な苦情

  • 日本(人)の不安を煽る様な番組タイトル。
  • 相手の主張を最後まで聞かずに主観的な意見を一方的に押し付ける、一度に数人で口論し合う、野次を飛ばしたり割り込んで意見を妨害するなどの行為。
  • 出演者の高圧的な態度と言葉遣い。
  • 「気持ち悪い」「バカ」などの誹謗中傷名誉毀損になりかねない言葉や、「殺す」「殴る」などの脅迫にあたる発言。
  • 時折発生した喧嘩・乱闘などの過激な行為。(これについては、当時はTBSに限らず民放各局のバラエティー番組でも散見され、いわゆるヤラセや過剰演出ではないかとして批判されていた)

これらの影響からか『子供とメディアに関する意識調査』(日本PTA全国協議会主催)の『親が子供に見せたくない番組』では、2000年に行われたランキングにてワースト10にランクインした事があったり、会社のイメージを大切にする花王(水曜22時台時代の筆頭スポンサー)などのスポンサーはCMを流していたものの提供の表示を自粛していた。

番組に関連したエピソード

  • 1999年11月に番組開始当初からレギュラー出演していたイラン人男性Sが川崎駅にて期限切れの定期券を偽装して乗車しようとした容疑で現行犯逮捕された。さらにその後の取り調べで滞在期間の更新をしていなかった(不法滞在、不法就労が成立)事が発覚し、即座に強制送還されるという事件を起こした[注 6]。以後、総集編でこの出演者が映り込んだ際には顔をぼかし処理した。
  • 『外国人と仕事をした経験を持つ人50人vs外国人50人』というテーマで討論した際にパキスタン人男性Aが、番組内で「務めていた会社で、同僚から外国人の下で働きたくないと言われた」と話した事、さらにその直後に番組で日本人の文句を言った事で職場を解雇された事、「自分の会社では休まない人にはボーナスを与えていた。けど、私も休まず働いてたのにボーナスを一切貰えなかった」とカミングアウトした。その後、家族と一緒にパキスタンに帰国する様子が番組内の特集として放送され、スタッフから番組に出演したことを後悔していないかと問われた際には「後悔はしてないです」と回答した[注 7]
  • 1999年10月13日に放送された『同性愛者のリベンジ第2弾』にて、スタジオに来た日本人のゲイTが「もしもあなた達の身内や子供がゲイになったらどうしますか?」という趣旨の質問をした。この質問に対し、インド人男性Aが「自分の子供がもしホモになったら殺す」「子供だけじゃなくて、もしあなたが私の近所に住んでたり、親戚であったら私はあなたも殺すよ」とTを挑発するかのような発言をした。この発言にサニー・フランシスも「同じインド人として同意見ですよ」、ナイジェリア人男性Yも「(ゲイには)生きる資格はない!」「はっきり言って、自分の子供がそうなったら殺します!」とインド人男性に同調した上で、同性愛そのものを全否定する発言をした。
これらの発言を聞いたパネラーのラモス瑠偉は「お前、人の命を何だと思ってるの!ふざけんなよ!」「何で生きる資格ないの、お前らにそんな事決める権利はないんだ! 自分の息子なんだぞ!」と激怒。ゲイTは同性愛反対派に対して「子供を殺すって、親が精神病なんだよ!」「お前らも精神病だ!」と反論した[注 8]
このTの発言に、バングラデシュ人男性Mが「あの人、この前の放送でお母さんのせいにしてたの!」「何でお母さんのせいにするんだよ!バカじゃねえのコイツ」と声を荒げながら反論した[注 9]
このバングラデシュ人Mの剣幕にTは「すぐそうやって威嚇するのはレベルが低いんだよ!」と反論。この反論に対し、バングラデシュ人に同調していたパキスタン人男性Aが興奮した状態でTの方へと向かっていったが、他の外国人出演者や番組スタッフ達によって速やかに取り押さえられた。
このパキスタン人男性の行為に対し、Tは「もう21世紀になるのに、まだこうやって暴力訴える人種がいるんですよこの世界には!」と発言した(この時、反対派の出演者からは「やり過ぎだ!」「調子に乗るな!」などの野次が飛んでいた)。この事態を見かねたサムエル・ポップ・エニング(以下、ポップ)が急遽仲裁に入り、「熱くなるのは良いけど、喧嘩はしないで下さい!」とパキスタン人男性に注意したが、この言葉にパキスタン人男性は再び興奮。今度はポップに詰め寄ろうとするが他の外国人出演者から「帰れ!」と野次を飛ばされ、パキスタン人男性はスタジオを退場しようとしたが、テリー伊藤やスタッフらに制止されて再び着席した。
ようやくスタジオが静まった所で、テリー伊藤がインド人男性Aに「アンタ(殺すって)本気で言ったのか?」と質問し、インド人男性は「もちろん本気だよ」と返答。これに対しテリーは「それは違う!!アンタはテレビで面白おかしく喋ろうとしてた!」「子供殺すなんて言うなバカタレ!」と一喝した事で、一部から拍手喝采が起こった。
討論が軌道修正した後、ゾマホンが「ここにいる外国人の皆さんに覚えておいて欲しいことがあります。日本には『ペンは剣よりも強い』ということわざがあって、これからは人それぞれ意見や考え方がいくら違っても、喧嘩したり暴力行為に出るのは良くないです」と忠告した[注 10]
また、番組内で同性愛をテーマに討論した事によって、それまで同性愛に比較的寛容だった日本の歴史上で初めて宗教的理念に基づいたあからさまなホモフォビアが、公共の電波に乗って流布した最初の出来事となった。
  • 1998年12月16日に放送された「ここがヘンだよ98年10大ニュース」の中で取り上げられたドイツのリントナー村長(当時)が性転換を原因にリコールされた一件を討論した際、ゾマホンが「黒人文化や社会、特にアフリカにはゲイ・レズビアンは存在しない。ゲイとかレズは私にとっては精神の病気であると思う」と発言した事で番組を見た同性愛者と討論する事態にまで発展した[注 11]。後に放送された「ここがヘンだよアフリカ人」の中で「アフリカにゲイはいるのか?」という検証を行った結果、アフリカのとある国[注 12]でひっそりと暮らす数人のゲイの様子が放送された。
  • 1999年3月24日放送分にて、上岡龍太郎が「和歌山奈良の人間が大阪ひったくりをしている」といった趣旨の発言をし、この回のオンエア終了後に苦情が殺到した。この発言が事実と異なる趣旨のテロップも流されたものの、後日TBS関係者が県庁に出向き謝罪する形となった[3]
  • 本番組にレギュラー出演していたマレーシア人男性Tが放送終了後の2004年関税法違反の容疑で逮捕された。この男性は料理店を経営する傍ら、稲川素子事務所の俳優・タレントとして様々な映画やドラマに出演していたが、事件直後に稲川素子事務所の公式ホームページから全ての情報が削除された。同様にレギュラー出演していたナイジェリア人男性Yも2007年強姦の容疑で逮捕され、刑務所に留置された。本人は現在も冤罪だとして容疑を否認し続けており、裁判が続いている[注 13][4]
  • 2012年6月16日、指定暴力団稲川会系幹部の男性Kが神奈川県横須賀市の商店街空き地にネイルサロンを出店すると偽って、空き店舗対策の奨励金30万円を騙し取って暴力団事務所を開いたとする詐欺容疑で逮捕された。Kは2000年に番組で「少年犯罪」をテーマに討論した際、暴走族の一人として出演していた。
  • 2001年2月28日放送分で北海道情報大学講師(当時)有道出人ら数人がゲスト出演し、小樽市の公衆浴場で行われていた「外国人お断りの温泉」について「(決まりは)見た目だけで差別されている」といった議論が行われた。外国人からは差別に同情する意見もあったが「外国人禁止は北海道だけ」「経営者の身になって考えたのか」との意見が飛び出し、放送当時小樽市や浴場と係争中だったことから「最終的にはお金目当てか」と言われる始末であった。番組では外国人出演者が小樽市の浴場や役所を取材した旨の内容が放送された。なお、裁判は放送終了後の2005年に有道ら原告は浴場には勝訴したが、小樽市には敗訴という内容で結審した[5]

出演者

日本人出演者

司会

基本的には討論の場を和ませようと合間に珍妙な発言をする事が多いが、討論の終わり際には発言者ほぼ全員の意見をまとめながら締める。また、『世界まる見え!テレビ特捜部』と同様に様々なものをモチーフにした衣装を身に纏っていた。

アシスタント

「日本の芸人は世界に通用するのかコンテスト」にて、ビートたけしのアシスタントを務めていた。また、2000年末に『SAMBA・TV』内で放送された「ここがヘンだよ宇宙人 デヴィ夫人スペシャル」では司会代行も務めた。(この放送では水道橋はたけし、玉袋はKONISHIKIを模した格好をしていた)

レギュラーパネリスト

2000年からレギュラー出演。
特番時代から出演。

その他の出演者

1998年4月放送のスペシャル番組のみ出演。
1998年4月放送のスペシャル番組に出演。
2000年11月8日と15日に放送された「ここがヘンだよ日本の病院」に出演。
「イジメと戦う」シリーズと、性問題を扱ったテーマの際に常連パネリストとして出演。
2001年9月13日に放送された「ここがナゾだよアントニオ猪木」に出演。
2001年1月31日に放送された「日本の新成人」に出演。
1999年11月24日に放送された「ここがヘンだよ日本のファッション」に出演。
2000年3月29日に放送された「ここがヘンだよアフリカ人」に出演。
梨元、みといの上記2名は2002年3月7日に放送された「ここがヘンだよ日本のテレビ」に出演。

帰化日本人

1999年から2000年までレギュラー出演。
番組開始当初から2000年までレギュラー出演。

外国人出演者

その他の出演者については稲川素子事務所を参照。

日本の芸人は世界に通用するのかコンテスト出演者

  • 海老一染之助・染太郎 - あまり得点は稼げなかったが、老人の一生懸命な姿に好感を覚えた女性がいた。
  • 江戸家猫八 - 第1回目には3代目が、第2回目には4代目(当時は江戸家小猫)が出場。動物声帯模写は外国人から高い評価を受けた。
  • 梅垣義明 - 第1回大会と第2回大会に出場。前者では鼻からピーナッツを飛ばすネタを披露。アメリカ人男性Jから「こういう芸人はサンフランシスコに行けばいくらでもいるが、アメリカでは絶対に売れない」と、ナイジェリア人男性Yから「面白いというか汚かった」と酷評された。後者では美空ひばりの「悲しい酒」を熱唱しながらオムツの中にを入れるネタを披露したが、オーストラリア人女性Mからは「こういう馬鹿馬鹿しい方が面白い」、韓国人女性Sからは「芸はそれほどでもなかったけど歌は上手いと思った」と評価されたがミャンマー人女性Hからは「もうちょっとマシな芸ないかな?私の国ならとっくに逮捕されてます」と酷評された。
  • モリマン - 陰部を露出し賛否両論の事態になったが、島崎ほどの低評価を受けなかった。
  • ゼンジー北京 - 中国人から「芸名の“北京”はどういう意味か」と聞かれ、「私は中国をとても尊敬している。いつか北京に行ってみたいと思い、この芸名にした」と答えた。
  • 村﨑太郎・次郎 - 伝統芸である猿回しを披露。しかしこれに対し、アメリカ人男性Jが「これ(猿回し)を見てると、その猿が可哀想に見えて仕方がない」「これは動物虐待じゃないのか」と激怒した。この事態を機に後の放送分で、動物を用いた曲芸の在り方としてスタジオで再度激しい討論が行われた。
  • 藤井隆 - 出演者の1人であったママドゥをネタに当時一世を風靡したギャグ「ホット!ホット!」を披露。これにママドゥの近くにいた外国人も合わせて踊っていたが、イラン人男性Sからは「芸なんかじゃない。ただのバカ踊り」、フィリピン人女性Aからは「全然面白くない」と酷評された。
  • 鉄拳
  • ブラック・ボックス - たけし軍団に現在でも在籍してるかつて赤P-MANダイオウイカ夫が組んでたコンビ。当番組の前説も担当していたため、その繋がりで出演。番組では「ゾマホンが自動車学校の講師だったら」という設定のコントを行った。
  • なかやまきんに君 - 筋肉ネタを披露。しかし、外国人からは「寒い」と一蹴され、挙句の果てにはどこからか、生卵を投げつけられた。
  • チャンバラトリオ
  • 坂田利夫 - 登場して早々に外国人から「アホ」呼ばわりされ、最初は本人も「アホと言うな!」と反論。最後はたけしに「(外国人の皆さん)引いてますよ」と言われていた。点数はかなり低く、バングラデシュ人男性Mからは「(放送当時の芸歴)35年?やめた方が良いよ」、クレメント・アダムソンからは「可愛いんですけど、下らない。違う職業に就いた方が良い」と酷評された。
  • テント
  • 汗かきジジイ - ネタを披露しようとした直後「あまりに下品なネタであるため放送できません」と中断のメッセージが挿入。終了後、スタジオが静まり返った様子が流れた。
  • 海原はるか・かなた
  • Mr.ボールド
  • 島崎俊郎 - アダモステを披露したが、アフリカ出身の出演者から「我々黒人を侮辱しているのか」などの大ブーイングが起こった。酷評された点数を見て、「俺の芸はモリマンのあそこより酷いのか!」と叫んだ。
  • エスパー伊東 - 番組では「高速梅干し30個60秒食い」と「バッグ入り」を披露。前者では外国人達から「帰れ!」コールの嵐を受け、サニー・フランシスからは「おっさん、梅干し勿体ないだけやないか。バチ当たるぞ、地獄行くぞ」と呆れられた。しかしその一方でゾマホンからは「彼の行動を見ていたら『人生は甘くない』というのを感じて応援したくなった」とコメントされた。
  • 電撃ネットワーク - あまりに過激な芸風から外国人出演者から、「こういうことをしているのを見てお前らの家族はどう思う?」「こういうパフォーマンスを自分の国で披露したら殺されます」などの呆れの声が飛んだ。
  • PaniCrew - 「世界に通用するが、アメリカの芸だ」と指摘された。

ナレーター

放送リスト

エンディングテーマ

2002年からはエンディングテーマがなくなり、簡素なBGMが流れる形式となった。

スタッフ

  • 構成:恒川省三、田中直人、都築浩、小笠原英樹、あべ、シマダ秀樹、播田ナオミ、佐藤雄介
  • TD:阿部智昭
  • VE:吉永明久、飯泉亮
  • CAM:早川征典
  • 照明:浅田和男、荒井徹夫
  • 音声:尾崎宗弘
  • PA:鈴木紀浩
  • 音響効果:阿部宰、井田栄司
  • 編集:日下石京子、新井隆水、渡辺康子、菅原正一
  • MA:山下知康、小田嶋洋
  • TK:鈴木明日香
  • 美術プロデューサー:和田一郎
  • 美術プロデューサー・美術制作:安田和郎
  • 美術デザイン:西條実
  • 装置:中尾政治
  • 装飾:飯島義次
  • 持ち道具:貞中照美
  • 衣裳:軽石真央
  • 特殊メカ:春日公一
  • 電飾:近藤明博
  • メカシステム:大谷圭一
  • メイク:アートメイクトキ
  • タイトル:薮内省吾、藤田二郎
  • CG:大宮司徳盛
  • 題字:下村哲也
  • リサーチ:インスティテュート・ワープ
  • 技術協力:東通PECオムニバス・ジャパンTDKビデオセンターTAMCO
  • 収録スタジオ:東京メディアシティ
  • 企画協力:オフィス北野
  • 制作協力:ファルコン
  • 協力:稲川素子事務所
  • ディレクター:吉橋隆雄、奥田弘明、神津行広、大木真太郎古谷英一、むたゆうじ、織田智、水谷曜子、佐々木俊、藤村卓也
  • AP:西沢雅文、原田康弘
  • 演出:小松伸一
  • チーフディレクター:正木敦
  • プロデューサー:田代誠、阿部龍二郎
  • 制作:TBSエンタテインメント(2000年4月以降にこのクレジットを表示)
  • 製作著作:TBS

脚注

注釈

  1. ^ 番組エンディングにて流れていたスタッフロールにも記載されていた。
  2. ^ 現在ではゾマホンやガウのように別の芸能事務所に移籍した者や、クレメントのように芸能界を引退した者もいる。
  3. ^ 主に俳優、モデル、歌手、コメンテーター、ライターとして活動する人が多い。
  4. ^ 柳沢有紀夫の著書『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか?』(新潮社、2009年)では本項目の記述を受ける形で、この件を掲載したが[1]、本書の巻末の解説には、本番組に出演していた権容奭により、裏話が記述されている。稲川素子事務所のタレントは全体の三分の一で残りは留学生や一般人(ただし、番組をきっかけに一般人でありながらテレビ出演するようになった者も多い)とのこと。なお、番組内での過激な発言や行動は基本的にはほとんどがタレントによるもので、まともな発言は猪瀬直樹、ドイツ人、イギリス人に語られるのが暗黙の了解であったという[2]
  5. ^ 2000年1月26日放送「学校に行かない子供達」より。
  6. ^ 番組では事件については一切触れなかった。
  7. ^ 2000年1月19日放送。
  8. ^ 放送当時は「精神病」の箇所は効果音で伏せられていたが、2001年に放送された総集編にて再びこのやり取りが流れた際には無修正で放送された。
  9. ^ この発言の有無については、番組では全く言及されなかった。
  10. ^ しかし番組ではその後も暴走族と外国人出演者、ナチスの軍服を着た軍服マニアとフランス人男性、アメリカ人男性とナイジェリア人男性、テリー伊藤とポップとの間で議論が白熱した末に喧嘩になりかけた事がある。
  11. ^ 1999年9月1日、同年10月13日放送分。
  12. ^ この国では同性愛者である事は凶悪犯罪者同然の行為とされるため、国名を伏せて紹介された。
  13. ^ ただし、この外国人出演者は稲川素子事務所などの芸能事務所に所属するタレントではなく、一般の外国人出演者だった。
  14. ^ 番組開始当初から2000年3月まではヘーフェリン・アレキサンドラ名義。

出典

  1. ^ 柳沢有紀夫『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか?』新潮社新潮文庫)、2009年、93-99頁。ISBN 978-4-10-137051-4
  2. ^ 『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか?』248頁。
  3. ^ 広がる波紋 上岡発言 & 織田CM中日スポーツ、1999年4月9日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)。
  4. ^ [1][リンク切れ][2]
  5. ^ 札幌高判平成16年9月16日。及び判例検索システム平成13(ワ)206 判決全文 15項、17-18項

パロディ

  • めちゃ2イケてるッ! - パロディとして「ここがヘンだよ○○(○○の中にはマネージャーフジテレビが入った)」と題し、めちゃイケメンバーが『ここがヘンだよ日本人』の出演者に扮し、同様のテイストで討論風のコントを行った。
  • とんねるずのみなさんのおかげでした - 2001年11月1日、8日の2週にわたり、総集編スペシャルとして「ここがヘンだよ石橋貴明」を放送。本家同様のセットを組み、番組ゆかりのゲスト達が次々と石橋を糾弾した。最後は石橋の「以上団体コントでした」の一言、会場爆笑の流れで締めた。
  • なかよしテレビ - フジテレビ系列で2011年から2012年まで不定期に放送された特別番組。番組ジャンルおよび内容が似通っている他、出演者も日本人・外国人ともに一部共通。また、番組にテリー伊藤がゲスト出演した際には『ここがヘンだ日本人』と題した企画が行われた。

関連項目

TBS系 水曜22:00枠(1998年10月 - 2001年3月)
前番組 番組名 次番組
ここがヘンだよ日本人
【ここまでバラエティ枠】
TBS系 木曜22:00枠(2001年4月 - 2002年3月)
人間解析ドキュメント ZONE
【日曜18:30枠へ移動して継続】
ここがヘンだよ日本人
【ここまでバラエティ枠】