コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「奈良県立五條高等学校」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
スタイル修正、一時的な内容やこの学校に限った内容でないもの、独立記事未作成の人物を除去など
Cewbot (会話 | 投稿記録)
1行目: 1行目:
{{Redirect|五條高等学校|五'''条'''高等学校|愛知県立五条高等学校}}
{{Redirect|五條高等学校|五'''条'''高等学校|愛知県立五条高等学校}}
{{日本の高等学校
{{Infobox 日本の学校
|校名 = 奈良県立五條高等学校
|校名 = 奈良県立五條高等学校
|画像 = Gokou_95.jpg
|画像 = Gokou_95.jpg

2022年10月7日 (金) 01:31時点における版

奈良県立五條高等学校
地図北緯34度22分11.8秒 東経135度41分39.9秒 / 北緯34.369944度 東経135.694417度 / 34.369944; 135.694417座標: 北緯34度22分11.8秒 東経135度41分39.9秒 / 北緯34.369944度 東経135.694417度 / 34.369944; 135.694417
過去の名称 奈良県尋常中学校五條分校
奈良県郡山中学校五條分校
奈良県五條中学校
奈良県立五條中学校
国公私立の別 公立学校
設置者 奈良県の旗 奈良県
学区 全県一学区
併合学校 奈良県立五條高等女学校
校訓 質実、剛健、礼節
設立年月日 1896年
創立記念日 11月1日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
商業科
学校コード D129210000218 ウィキデータを編集
高校コード 29128F
所在地 637-0092
奈良県五條市岡町1428
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

奈良県立五條高等学校(ならけんりつ ごじょうこうとうがっこう、英称:Nara Prefectural Gojo Senior High School)は、奈良県五條市岡町に所在する公立高等学校。略称は「五高」(ごこう)。

概要

歴史
1896年明治29年)に奈良県尋常中学校奈良県立郡山高等学校の前身、旧制中学校)の分校として開校。1899年(明治32年)に独立し、1948年昭和23年)4月の学制改革により、新制高等学校となった。同年9月には高等女学校を前身とする奈良県立宇智高等学校と統合され、男女共学を開始した。奈良県内の公立高等学校としては、旧制中学校時代も含めると、奈良県立郡山高等学校に次いで、2番目に歴史が長い古い高等学校といえる。
設置課程・学科
全日制課程
校訓
「質実・剛健・礼節」
校章
金剛山吉野川を図案化して組み合わせたものを背景にして、中央に「高」の文字を配している。制定当時の美術科教諭、花野五壌によって制作された。
校歌
作詞は西尾芳喬、作曲は信時潔による。歌詞は2番まであり、校名は登場しない。
制服
全日制課程の男子冬服はブレザー・ズボンにネクタイ着用。女子冬服はブレザー・スカートにリボンを着用。定時制課程(夜間)の服装は自由となっている。賀名生分校(昼間定時制)は全日制課程と同じ制服を着用する。
姉妹校
オーストラリアの旗ガートン・グラマー・スクール(Girton Grammar School Bendigo、オーストラリア ビクトリア州 ベンディゴ市) - 毎年3月に短期派遣留学を行っている。
同窓会
「金陽会」(きんようかい)と称している。

沿革

旧制中学校・新制高等学校(男子校)時代
  • 1896年(明治29年)
    • 4月 - 奈良県尋常中学校五條分校として、五條町垣内229番地に仮校舎を設置して開校。当初は教員5名、生徒94名が在籍。
    • 5月 - 五條町須恵に新校舎が完成。
  • 1899年(明治32年)
    • 4月 - 中学校令の改正により、奈良県郡山中学校五條分校と改称(「尋常」が除かれる)。
    • 7月 - 奈良県郡山中学校から分離し、奈良県五條中学校として独立。
  • 1900年(明治33年)2月 - 校舎を焼失。
  • 1901年(明治34年)
    • 3月 - 第1回卒業式を挙行。24名が卒業。
    • 5月 - 寄宿舎が完成。
    • 6月 - 奈良県立五條中学校と改称(県の後に「立」が加えられる)。
    • 9月 - 新校舎が完成。
  • 1921年大正10年)10月 - 同窓会「金陽会」が発足。
  • 1925年(大正14年)12月 - 校訓「五中精神」を制定。
  • 1936年(昭和11年)11月 - 創立40周年を記念し、同窓会館が完成。
  • 1941年(昭和16年)5月 - 食糧増産特設農場の経営を開始。
  • 1944年(昭和19年)7月 - 勤労動員が始まる。
  • 1945年(昭和20年)
    • 3月 - 教育ニ関スル戦時非常措置方策により、修業年限4年施行の前倒しが決定され、5年生と4年生の合同卒業式を挙行[1]
    • 4月 - 学校での授業が停止される。ただし勤労動員は継続される。
    • 8月 - 終戦。
    • 9月 - 授業を再開。
  • 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革六・三制の実施)により、旧制中学校の生徒募集を停止。
  • 1948年(昭和23年)4月1日 - 学制改革(六・三・三制の実施)により、旧制中学校が廃止され、新制高等学校奈良県立五條高等学校(男子校)が発足。
高等女学校・新制高等学校(女子校)時代
  • 1903年(明治36年)4月 - 奈良県宇智郡五條町外八ヶ村組合立宇智郡女子手芸学校が開設。教員5名。生徒定員を150名とする。
  • 1906年(明治39年)6月 - 奈良県宇智郡五條町外八ヶ村組合立五條実業学校と改称。農科木工科を設置し、男子生徒も収容。
  • 1907年(明治40年)4月 - 組合を解消し五條町立五條実業学校と改称。農科を廃止。
  • 1913年(大正2年)4月 - 五條町立五條実科高等女学校と改称。 
  • 1916年(大正5年)4月 - 五條町立五條高等女学校と改称。
  • 1917年(大正6年)6月 - 保育参考館を設置。
  • 1920年(大正9年)4月 - 移管により、宇智郡立五條高等女学校と改称。
  • 1923年(大正12年)4月 - 移管により、奈良県立五條高等女学校と改称。
  • 1924年(大正13年)6月 - 新校舎が完成。
  • 1929年(昭和4年)12月 - 雨天体操場(体育館)が完成。
  • 1933年(昭和8年)10月 - 校旗を制定。
  • 1934年(昭和9年)6月 - 生徒図書閲覧室を新設。
  • 1935年(昭和10年)
    • 4月 - 専攻科を開設。
    • 12月 - 寄宿舎を改築し、「藤花寮」と命名。
  • 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革(六・三制の実施)により、高等女学校の生徒募集を停止。
  • 1948年(昭和23年)4月1日 - 学制改革(六・三・三制の実施)により、高等女学校が廃止され、新制高等学校奈良県立宇智高等学校(女子校)が発足。
新制高等学校(男女共学)
  • 1948年(昭和23年)9月1日 - 高校三原則に基づく公立高校統合・再編が行われる。
    • 奈良県立五條高等学校(男子校)と奈良県立宇智高等学校(女子校)が統合され、総合制の奈良県立五條高等学校(男女共学)が発足。普通科と商業科を設置。
  • 1950年(昭和25年)
    • 4月 - プールが完成。
    • 5月 - 夜間定時制商業科を設置。賀名生村の賀名生中学校に併設する形で賀名生分校(昼間定時制農業科・家庭科)を設置。
  • 1956年(昭和31年)
    • 2月 - 創立60周年を記念して本館が完成。
    • 4月 - 女子科(家庭科)を設置。
  • 1959年(昭和34年)9月26日 - 伊勢湾台風により校地の一部に被害を受ける。授業を中止し救援活動にあたる。
  • 1962年(昭和38年)- 講堂体育館が完成。
  • 1968年(昭和43年)3月31日 - 女子科(家庭科)の募集を停止。定時制課程の商業科を廃止し、普通科を設置。
  • 1972年(昭和47年)3月 - 管理棟と寄宿舎女子棟が完成。
  • 1973年(昭和48年)2月 - 寄宿舎男子棟が完成。
  • 1979年(昭和54年)3月 - 北校舎を改築。
  • 1990年(平成2年)4月 - この年の入学生から制服を改定。
  • 1992年(平成4年)9月 - 現在地に新校舎が完成し、旧・岡口校舎から移転を完了。
  • 1995年(平成7年)2月 - 商業科で分割選抜を開始。
  • 1993年(平成5年)- ガートン・グラマー・スクールと姉妹校を締結。
  • 1996年(平成8年)11月 - 創立100周年を記念し、金陽会館(同窓会館)が完成。
  • 2001年(平成13年)9月 - 寄宿舎男子棟の耐震工事と改築を実施。
  • 2003年(平成15年)9月 - 寄宿舎女子棟の耐震工事を実施。
  • 2004年(平成16年)9月 - 寄宿舎女子棟の大規模改造を実施。
  • 2007年(平成19年)3月1日 - スクールバスの運行を開始。奈良県内の公立高校では初めて、そして全国でも2例目[2]
  • 2021年(令和3年)3月31日 - 賀名生分校を五條市立西吉野農業高等学校として独立校となる。
  • 2022年(令和4年)3月 - 定時制課程閉課程[3]
賀名生分校
五條市立西吉野農業高等学校#沿革を参照。

学校行事

1学期
  • 4月 - 離任式・始業式、着任式、入学式、対面式、生徒総会、単車実技講習会
    • 生徒総会
かつては「生徒自治」の名の下、体育館のシャッターを閉めて教員を一切排除し、生徒のみで総会を行っていたが、現在では教員も参加している。生徒会がオープニングやエンディングなどに趣向を凝らし、一種のレクリエーションイベント的な色彩も強い。
  • 5月 - 遠足、中間考査、学校別進路相談会(専門学校編)、育友会総会、球技大会
  • 6月 - 生活安全講話
  • 7月 - 期末考査、学校別進路相談会(大学短期大学編)、三者懇談、終業式、前期進路講習
  • 8月 - 中学生の高校見学会(商業科)、夏期学習会、後期進路講習
2学期
  • 9月 - 始業式、教育実習、文化祭、体育大会、オープンキャンパス
  • 10月 - 中間考査
  • 11月 - カルチャー講座、中学校招待英語暗唱大会、2年進路講演会
  • 12月 - 修学旅行、期末考査、パワーアップフォーラム、三者懇談、終業式
    • パワーアップフォーラム - 大学教員による出前授業
3学期
  • 1月 - 始業式、生徒会リーダー研修会、1年新春かるた大会、初釜
    • 初釜 - 茶道の稽古始めにあたる日
  • 2月 - 耐寒金剛登山、特色選抜入試、同窓会入会式・表彰
    • 耐寒金剛登山
奈良県大阪府の県境にそびえる金剛山に登山する行事。山頂付近は雪が残るので、アイゼンを着用して登山する。下山後は、父母達が豚汁やコロッケを振舞う。
  • 3月 - 学年末考査、卒業式、オーストラリア短期派遣留学、一般選抜入試、終業式、2年春期学習会

部活動

水泳部は男子はインターハイ総合優勝1回。女子は1950年代の10連覇を含む、14回のインターハイ総合優勝経験がある

著名な出身者

スポーツ
政官界
芸術
その他

アクセス

脚注

  1. ^ 本来、中等学校令の施行された1943年(昭和18年)に入学した生徒が卒業する1947年(昭和22年)3月に修業年限4年が施行されることになっていた。しかし戦況の悪化によって、中等学校令施行前に入学した1941年(昭和16年)入学生および1942年(昭和17年)入学生にも修業年限4年が前倒しで実施されることとなった。このため1940年(昭和15年)入学の5年生と1941年(昭和16年)入学の4年生の合同卒業式が挙行された。
  2. ^ スクールバス - 奈良県立五條高等学校
  3. ^ 五條高校の夜間定時制、72年の歴史に幕 - 朝日新聞(2022年3月2日)

関連項目

外部リンク