コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「岡山理科大学附属中学校・高等学校」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
1行目: 1行目:
{{出典の明記|date=2017年8月7日 (月) 02:28 (UTC)}}
{{出典の明記|date=2017年8月7日 (月) 02:28 (UTC)}}
{{日本の高等学校
{{Infobox 日本の学校
| 校名 = 岡山理科大学附属中学校・高等学校
| 校名 = 岡山理科大学附属中学校・高等学校
| 画像 = Okayama Univ. of Science High School 1st building.JPG
| 画像 = Okayama Univ. of Science High School 1st building.JPG

2022年10月7日 (金) 03:50時点における版

岡山理科大学附属中学校・高等学校
岡山理大附中高第1校舎近影
地図北緯34度41分45秒 東経133度55分41秒 / 北緯34.69583度 東経133.92806度 / 34.69583; 133.92806座標: 北緯34度41分45秒 東経133度55分41秒 / 北緯34.69583度 東経133.92806度 / 34.69583; 133.92806
過去の名称 岡山電機工業高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人加計学園
校訓 自主・努力・友愛
設立年月日 1961年昭和36年)
学園創立記念日 5月4日
創立者 加計勉
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型(外部混合無)
課程 全日制課程通信制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 2学期制
学校コード C133310000043 ウィキデータを編集(中学校)
D133310000087 ウィキデータを編集(高等学校)
高校コード 33508J
中学校コード 330212[1]
所在地 700-0005
岡山県岡山市北区理大町1番1号
外部リンク 公式サイト(中学校)
公式サイト(高等学校)
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示
岡山理科大学附属中学校・高等学校の位置(岡山県内)
岡山理科大学附属中学校・高等学校

岡山理科大学附属中学校・高等学校(おかやまりかだいがくふぞくちゅうがっこう・こうとうがっこう、英字表記:Okayama University of Science High School、英略称:OUSHS) は、岡山県岡山市北区理大町にある私立中学校高等学校である。経営は学校法人加計学園で本部も同敷地内に置かれている。岡山理科大学附属学校であり、これを頂点とする「加計学園系列学校」の一つ。

通称は中学・高校共通で「岡理」「岡山理大附理大附)」であるが、高校側に限定した場合には「理大高」「理大附高」、中学側に限定した場合は「理大中」「理大附中」「理中」などの通称が使われる事もある[2]。意識的に中学高校の双方を総する事を強調する場合には「理大附中高」の通称も用いられる。なお、岡山県内で単に「附中」とすると岡大附中を指す。

沿革

半田山中腹に並ぶ加計学園の校舎群
  • 1961年9月 - 学校法人加計学園 認可。岡山電機工業高等学校(岡山理大附高の前身)設立(電気科、電子工業科の2科編成)。
  • 1962年4月 - 開校
  • 1964年2月 - 岡山理科大学設立認可。校名を現在のものに改称。
    • 同年4月 - 岡山理科大学設立開校。大学進学を目的とした普通科(現在の普通コース)と工業化学科を新設
  • 1965年4月 - 機械科を新設。
  • 1966年2月 - 電子工業科を電子科に改称。
  • 1970年4月 - 電子計算機科を新設
  • 1971年3月 - 工業化学科を廃止。
  • 1977年9月 - 普通科・体育コースを新設
  • 1982年4月 - 通常の普通科(普通学級)を普通コースに改称。普通科・英数コースを新設
  • 1985年4月 - 笹ヶ瀬校舎新設。体育コースを移し笹ヶ瀬分校とする
  • 1986年4月 - 電子計算機科を情報科と改称
  • 1987年4月 - 普通科・英数コースを理大コースに改称
  • 1992年4月 - 電子科を電子情報科に改称(後に情報科に統合)
  • 1993年4月 - 普通科に特別進学コースを新設
  • 1996年4月 - 学校制服を男女ともブレザーコシノジュンコ)にモデルチェンジ[3]
  • 1998年4月 - 普通コースに情報クラスを新設
  • 1999年4月 - 普通コースにデザインクラスを新設
  • 2000年4月 - 通信制課程開設
  • 2002年4月 - 岡山理科大学附属中学校 設立・開学
  • 2003年4月 - 笹ヶ瀬分校廃止、体育コースを本校に移譲する
  • 2005年4月 - 高等学校普通科に中高一貫コースを新設。中高一貫カリキュラムが本格化。
  • 2006年4月 - 情報クラス・デザインクラスを再編成し「情報・デザインコース」を新設。
    • 同年同月 - 理大コースを進学理大コースと改め、受験学校幅を広げた高度カリキュラムに変更。
  • 2015年4月 - 教育学科新設。高等学校としては全国初となる学科である。
  • 2019年3月 - 通信制課程の新入生募集停止[4]
  • 2019年4月 - 学校制服を現デザイン(BEAMS SCHOOL product by KANKO)にモデルチェンジ
  • 2019年4月 -高等学校専門科を廃止し、普通科4コース及び中高一貫コース、通信科課程で再編
  • 2020年4月 -普通科に国際バカロレアコースを新設

学科編成

中学校

中学校と高等学校の普通科・中高一貫コースとの連携による、完全6年制カリキュラムに基づく中高一貫教育が行われている。その特徴は以下の通り。

  • 前後期日程によるカリキュラムを採用。
  • 外国にある加計学園の提携姉妹校を利用した海外研修が行われている。
  • 中学入学後2年間で中学教材を、3年より高校教材を学び、入学5年目の後期より大学受験用の各専門教材を行うカリキュラムを組んでいる。ただしカリキュラムの進捗具合によっては5年終了時にすべての教科は終わらない場合もあり、実際のカリキュラムの進行過程は各年度に入学した生徒全体の質を考慮して決定される。
  • 高校教材への移行時に面談を行い、文理選択を決定する。また、高等課程においては2つのクラスに分類される。
    • PREP(難関大学進学)クラス
      PREP(プレップ)とはアメリカではハーバードをはじめとする名門大学への進学を目指した私立高校のことを呼ぶが、そのように難関国公立・私立大学などに進学するための準備を行うクラスのことをいう。
    • MEDICAL(医系進学)クラス
      国公立大学医学部をはじめとする医歯薬獣系の学部に進学できるよう、主に数学・理科の授業を多く取りながら、医療機関での実験や体験学習などを行なう。
  • 運動系の部活が近年増えており、中学卒業時点で、中高一貫コースを離れて他のコースへ入学する生徒も増えてきている[要出典]。また、中学3年の時点で他校を受験し、中高一貫コースの高等部へ入学しない(6年一貫教育を受けない)生徒もいる。

高等学校

  • グローバルサイエンスコース(特別進学(医・獣・薬)クラス)
    医師、獣医師、薬剤師または難関大学理系学部への進学をめざすクラスです。
  • グローバルサイエンスコース(進学(文・理)クラス                                                            

  文系・理系を問わず進路に合わせて科目が選択できる。国公立大学、関連大学をはじめとする私立大学へのの進学を目指す。                                         

  • 総合進学コース
    アニメデザイン系、生物動物系、ものづくり系、総合進学系の4つの系統に別れているコース。2年次に系統を選択。
  • 国際バカロレアコース

IBでは国際的な教養を身につけた優秀な人材を育成するコース。

  • スポーツサイエンスコース

  健康科学(運動学など)やトレーニングの理論を学習し、スポーツ科学実習で得たデータを分析することで、科学的根拠に基づいたトレーニング方法を自ら考え取り組んでいきます。

  • 中高一貫コース

  附属中学校からの進学者が無条件で入学できる特別カリキュラムコース。中高一貫教育については上記参照。

  • 通信制課程(Hybrid school)
    全国を対象とする通信制高校。Hybrid schoolとは今までの学び方とこれからの学び方の双方を取り入れた教育。

建学の精神

  • 「生徒各自が持っている能力を、それぞれの適性に応じて最高度に開発し、明日の学問を修得するに足る基礎知識の涵養につとめ、十分な知力と豊かな情緒を持つ、調和ある人間を形成する」としている。

校訓

以下の言葉が生徒心得たる「校訓」に掲げられている。

  • 自主
  • 努力
  • 友愛

教育理念

「一人一人の能力を最大限に引き出し伸ばすとともに、自ら学び自ら考える人間を育てる教育」を旗印に、重点的な教育方針として以下の目標を掲げている。

  • 確かな学力を育成する教育
  • 感性豊かな生徒を育てる教育
  • 国際感覚を養う教育

著名な出身者

野球

ソフトテニス

  • 大橋元司 1990アジア競技大会ダブルス金メダル
  • 小林幸司 2013東アジア競技大会ダブルス金メダル
  • 長江光一 2013東アジア競技大会シングルス、ミックスダブルス金メダル
  • 上松俊貴 2016アジア選手権ダブルス金メダル

サッカー

格闘

その他スポーツ

芸能

系列大学・短期大学

これらの大学では理大附高に対して「関連校入試」が開かれており、より有利な条件で以下の学校に進学することができる。ただし、そのためには校内指定条件(学業評定平均値と数回に亙る学内進学選抜試験)をクリアすることが必須となっている。付属高校ではあるが、いわゆる完全エスカレーター方式は採用しておらず、一種の半エスカレーター方式となっている。

学校法人加計学園

学校法人 順正学園

部活動

ソフトテニス(軟式テニス)が全国屈指の強豪である。卒業生の活躍も目覚ましく日本代表を輩出し、国際タイトルも多数獲得している。

ソフトテニス部

  • 2007インターハイ 個人優勝(太田・柴田) 
  • 2016インターハイ 個人優勝(本倉・上松) 団体ベスト8
  • 2018インターハイ 団体ベスト8
  • 2019インターハイ 団体ベスト16

野球部

1962年に創部。1980年に開催された第52回選抜高等学校野球大会にて全国大会への初出場を果たす。以降、春の選抜大会に5回、夏の全国選手権に5回の全国大会出場を果たしており、1999年に岡山県勢初の全国選手権決勝進出および準優勝という成果を叩き出した。岡山県の高校野球においては歴史の浅さ[5]から伝統校・強豪校と見なされる事は少ないが、1990年代以降、県大会・地方大会のシード枠を獲得する機会の多い新興校として知られる。

高校野球全国大会出場歴

その他の部活動

サッカー部は、第79回全国高等学校サッカー選手権大会に出場した。

女子バレーボール部は、2013年インターハイ第66回全日本バレーボール高等学校選手権大会に出場した。

※中学の部活動に関しては、場合により附属高校に在籍する競技・部活動上の先輩や部活指導者(高校部活動顧問および監督)の指導を受ける事が出来る。

アクセス

  • JR津山線法界院駅」より徒歩で25分。
  • JR岡山駅西口より岡電バス岡山理科大学線岡山理科大学下車で20分(210円)。
  • JR岡山駅東口より岡電バス江道線理科大学東門下車で30分(210円)。
    天満屋経由する為、西口発より時間がかかる。
  • JR岡山駅東口より岡電バス妙善寺行き「保育所前」バス停より徒歩20分。
    こちら側からは住宅地を抜けてなだらかな坂を上る。
    この坂はその形状(終盤になると蛇のようにうねる)から通学生徒より「まむし坂」と呼ばれている。
  • JR岡山駅東口より岡電バス三野行き、もしくは宇野バス美作線「植物園前」バス停より徒歩20分。
    こちら側からは津山線踏切を越え、植物園と墓地の間にある坂を上る。
    この坂はその勾配の急(平均斜度35~40度程度)とそれによるスタミナ消費から通学生徒より「地獄坂」と呼ばれている。

周辺スポット

脚注

  1. ^ 岡山県所属中学コード表 - 教育開発ONLINE” (PDF). 2020年10月10日閲覧。
  2. ^ 理大附中設立が2002年であるため、それ以前の卒業生・関係者の中には高校のみを指して「理大附」と呼称し、中学側を「理大中」ないしは「中学」などと呼称し異なる学校として区別する者もいる。
  3. ^ 1996年の制服刷新以前は、男子はフロントファスナーの黒色詰襟学生服、女子はノーブランドのブレザー
  4. ^ 岡山理科大学附属高等学校 通信制課程生徒募集停止のお知らせ 2020年6月28日閲覧
  5. ^ 岡山県においては、県内の高校野球をリードしてきたのは歴史においては岡山朝日など、実力においては倉商倉工岡山東商など、この双方を兼ね備える私立学校としては関西高等学校が筆頭として見なされ、全ての面でこれら伝統各校と比較されるために強豪とは認識され得ない。これら各校は戦前から存在している学校である。

関連項目

外部リンク