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舞台となる年代は1998年4月 - 2000年。基本的には20世紀末の現実世界に準じた世界を描いているが異なる点もある{{Efn2|[[第二次世界大戦]]終結後の1948年に[[アマルガム (フルメタル・パニック!)|アマルガム]]が結成され、歴史的事件([[キューバ危機]]や[[ベトナム戦争]])に介入している事が後に判明する}}。しかし、囁かれる者([[ウィスパード]])の出現が確認された1980年代前後から世界情勢は本来の歴史とは更に大きく変わってしまっている。大まかな相違点としては、以下のものが挙げられる。 |
舞台となる年代は1998年4月 - 2000年。基本的には20世紀末の現実世界に準じた世界を描いているが異なる点もある{{Efn2|[[第二次世界大戦]]終結後の1948年に[[アマルガム (フルメタル・パニック!)|アマルガム]]が結成され、歴史的事件([[キューバ危機]]や[[ベトナム戦争]])に介入している事が後に判明する}}。しかし、囁かれる者([[ウィスパード]])の出現が確認された1980年代前後から世界情勢は本来の歴史とは更に大きく変わってしまっている。大まかな相違点としては、以下のものが挙げられる。 |
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* [[中華人民共和国|中国]]が南北に[[分断国家|分断]]し、[[香港]]が分割統治されている{{Efn2|現実の中華人民共和国の建国は1949年である。}}。[[長江]]を境に、北側が[[東側諸国|東側陣営]]に属する'''人民解放委員会'''(北中国・[[北京市|北京]]政府)、南側が[[西側諸国|西側陣営]]の'''中華民主連合'''(南中国・[[広州市|広州]]政府)となっており、実質的に[[内戦]]状態にある。香港は[[九竜半島]]側が南中国領、[[香港島]]側が北中国領となっており<ref name="tweet10">{{Cite tweet|number=972119791317078016|user=gatosyoji|title=TSRこぼれ話#10(3)|access-date=2022-12-27|author-link=賀東招二|author=賀東招二}}</ref>、香港における戦闘行為は協定によって禁止されている。しかしながら、分割(1997年?)以来[[ビクトリア・ハーバー|ヴィクトリア湾]]を挟んだにらみ合いが続いている(アニメ版では[[南京市|南京]]で南北間協議が行われている)。 |
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<!-- 推測ではなく、出典を示して下さい。 |
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:2010年には中華人民共和国主体での統一をしている模様(ASの採用がソ連崩壊後(2000年)以降でないと外販されることがほぼないシャドウを採用しており、中華民主連合主体なら政治的つながりで西側兵器を採用しているために中華人民共和国主体と推測される) |
:2010年には中華人民共和国主体での統一をしている模様(ASの採用がソ連崩壊後(2000年)以降でないと外販されることがほぼないシャドウを採用しており、中華民主連合主体なら政治的つながりで西側兵器を採用しているために中華人民共和国主体と推測される) |
2022年12月27日 (火) 09:34時点における版
フルメタル・パニック! | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ジャンル | SFミリタリーアクション | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
小説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者 | 賀東招二 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イラスト | 四季童子 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出版社 | KADOKAWA・富士見書房レーベル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
刊行期間 | 1998年 - 2011年 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻数 | 全23巻(長編12巻+外伝2巻+短編9巻) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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テンプレート - ノート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ポータル | 文学・漫画・アニメ |
『フルメタル・パニック!』(Full Metal Panic!)は、賀東招二による日本のライトノベル。また、これを原作とする漫画、アニメ作品。原作のイラストは四季童子。公式略称は『フルメタ』[1]。富士見ファンタジア文庫 (KADOKAWA) より1998年9月から2011年8月まで刊行された。タイトルはスタンリー・キューブリックの映画『フルメタル・ジャケット』をもじったものである[2]。
アニメは2002年から3シリーズが制作され、2018年4月からは第4シリーズが放送された[3][4][5][6]。また、2017年11月から2018年1月までにかけて、テレビアニメ第1期の再編集版が公開された[6]。
解説
作風
ストーリーは、対テロ軍事武装組織ミスリルの西太平洋戦隊に所属する相良宗介が、ソビエト連邦東部で一人の少女を保護する所から始まる[注 1]。ウィスパードと呼ばれる能力を持った少年少女と、彼らがもたらしたブラックテクノロジーによって変わってしまった歴史を巡る相良宗介の戦いを書いたハードでシリアスな「長編」と他に、長編を補完するエピソードを収めた「サイドアームズ」、シリアスな長編とは打って変わった平和な日本社会の中で主人公が引き起こす騒動をコミカルに書いた「短編」の3つのシリーズに分かれる。
メインストーリーにあたる「長編」では、ブラックテクノロジーにより異なる歴史を歩んだ冷戦末期の1990年代の各国が舞台になっており、本編シリーズとも呼ばれる。SFとしての軸に当たるウィスパードの謎を巡る戦いの他、人間性にも焦点が当てられており、最終巻最終章のタイトル『人間の証明』は数々の出来事を通じ、人間らしさを手に入れた宗介とアルを示すダブル・ミーニングとなっている。
「短編」では前述の通り、長編とは異なり、主に日本が舞台となっており、時系列順に進みシリアスなストーリーが展開される長編とは違い、コメディー色が強い単発エピソードが時系列に沿わない形で収録されている。「短編」2巻以降、巻末で長編を補完する書き下ろしエピソードが収録されていたが、作者の「長編と短編は別物である」という強い意向を受けて、「サイドアームズ」と題されたシリーズが生まれ、6巻以降の巻では長編と関わりのある短編は「サイドアームズ」に収録されている。
「サイドアームズ」は「長編」を補完するシリアスな短編集となっており、こちらは長編の外伝という位置づけである。「長編」シリーズと「サイドアームズ」を合わせ、「本編」シリーズと呼ぶ事もある。
1998年より「月刊ドラゴンマガジン」(富士見書房)に掲載・連載された作品を中心に、富士見ファンタジア文庫から単行本が刊行され、2004年に短編シリーズが終了。以後は長編シリーズとサイドアームズのみの展開となっており、長編最終巻が2010年7・8月に発売され完結した。サイドアームズに関しては今後も発売される予定[要出典]。
評価
発行ペースが不安定ながら、連載開始から長きに渡って『富士見ファンタジア文庫』を代表する看板作品となる[要出典]。連載12年目に発売された長編シリーズ最終巻 『ずっとスタンド・バイ・ミー 下』でも、オリコン週間本ランキングで文庫部門初週売り上げ第1位獲得しており、2015年10月時点でシリーズ累計発行部数は1100万部を突破している[7]。
また、長編シリーズは特に評価が高く、長編9巻『つどうメイク・マイ・デイ』発売時には『このライトノベルがすごい! 2008』にて作品部門ランキング1位を獲得。さらに主人公の相良宗介が男女総合キャラクターランキング1位を獲得し、ダブル受賞となった。解説では、シビアなストーリー展開と魅力的な男性キャラクターが主に支持を集めていると書かれており、この件に関して「ライトノベルというジャンルに置いて主人公がここまで支持される事は本当に珍しい」例として挙げられた。
メディア展開
シリーズ開始当初は学園物として売り出そうとしていた出版社の意向により、原作から逸脱したメディアミックスが多く、本作のメディアミックスは長らく迷走していたが、出版社の意向とは裏腹に、長編や相良宗介を始めとした男性キャラクターやASの方が人気が出た事もあり、次第に長編をベースにした原作に寄せたメディアミックスにシフトしていった。
2000年に館尾冽による漫画版『フルメタル・パニック!』がスタート。2002年からはアニメ版が放送開始された。
2005年にはゲーム『スーパーロボット大戦J』にアニメ版1作目と2作目が登場し、2007年には『スーパーロボット大戦W』にアニメ版1作目と2作目に加えアニメ版三作目も登場した。2014年、及び2015年には『第3次スーパーロボット大戦Z』シリーズに初のボイス付きで参戦。天獄篇では原作小説版が初参戦。TVアニメ化に先駆けてARX-8レーバテインが映像化した。
立体物関係はリボルテックヤマグチ『No.59 レーバテイン』を皮切りにROBOT魂など数多くのシリーズでASが立体化されている。
2009年にハリウッドで実写映画の企画が発表されている[注 2]。
2011年8月からは本作品の十数年後を舞台にした初のスピンアウト作品『フルメタル・パニック!アナザー』(著・大黒尚人、原案&監修・賀東招二)が連載開始され、2016年に完結。
2012年にカサハラテツローによる再コミカライズ作品が連載開始された。
2013年10月25日にシリーズ15周年を記念し『フルメタル・パニック! Blu-ray BOX All Stories』が発売。
2016年12月23日にTVアニメ新シリーズ放送記念のオーディオドラマ『フルメタル・パニック! 踊るベリー・メリー・クリスマス』が配信開始。
2018年4月よりテレビアニメ第4作『フルメタル・パニック! Invisible Victory』が放送。また、時期を前後して同年3月より長編シリーズが順次、データ配信のオーディオブック化されている(前述のオーディオドラマとは異なる)。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
第1巻(戦うボーイ・ミーツ・ガール)
いかなる国家にも属さず、『軍事力による平和の維持』を目的とする対テロ極秘傭兵組織ミスリルは、軍事的な緊張状態にある紛争地帯などに出没し、強襲揚陸潜水艦「トゥアハー・デ・ダナン」や最新鋭の人型強襲兵器「アーム・スレイブ」などを送り込み、テロリストや紛争を起こす独裁政権を極秘裏に殲滅していた。
ミスリルの特別対応班に所属する最年少エージェント相良宗介は、都立陣代高校に生徒として潜入し、仲間と共に千鳥かなめを秘密裏にボディーガードするという特殊任務を与えられる。幼少時からゲリラや傭兵として激戦地を渡り歩いてきた宗介は、平和な日常での常識が皆無で、日本の生活に全く馴染めず失敗を繰り返すが、二人は次第に打ち解けていく。
そんな中、宗介のかつての仇敵でありミスリルの敵対組織アマルガムのガウルンが、沖縄への修学旅行中のかなめを拉致すべく学年全員を巻き込んで、ハイジャックを決行して北朝鮮へと着陸する。なぜ、かなめが狙われるのかさえ分からない絶望的な状況下で、援軍の到着を待つ宗介はひとり決死の反撃を開始する。
享楽的に戦闘を楽しむガウルンの駆る、謎の特殊兵器「ラムダ・ドライバ」を持つ新型アームスレイブとの戦闘により負傷した宗介らは、かなめを連れて逃亡するが、次第に敵の包囲網は狭まっていき包囲されてしまう。絶体絶命の窮地に陥ったその時、ダナンからの緊急展開ブースターにより射出されたミスリルの最新型アーム・スレイブ「アーバレスト」が、その姿を現すのであった。
第2巻(疾るワン・ナイト・スタンド)
ハイジャック事件から約2か月。ミスリル内での様々な思惑が絡み、名目上は護衛という形で、相良宗介は千鳥かなめ護衛任務を全うしていた。そんな中、成田空港の税関で、奇妙な行動を繰り返して職員に襲いかかった少年が逮捕された。タクマと名乗る少年と謁見したテレサ・テスタロッサは、彼にラムダ・ドライバ搭載ASを操縦する資質を感じ取るが、直後テロリストによる爆破事故に巻き込まれる。
タクマを確保したテッサは宗介に助けを求めるが、かなめを巻き込んでしまい、陣代高校へと避難をする。しかし、タクマの策略により居場所をテロリスト達に突き止められ、テッサとかなめは捕虜となっていまう。テロ組織『A21』に捕まった2人を救出すべく、宗介らは有明に停泊する大型コンテナ船に侵入し、かなめ達を救出したものの、全長40メートルを超える超巨大AS「ベヘモス」の起動を許してしまう。
圧倒的な質量とラムダ・ドライバの障壁を持つベヘモスに、通常のASはまったくの無力で、宗介たちは軽トラックで逃走を試みる。無敵のベヘモスを倒すべく、テッサは国際展示場「ビッグサイト」にアーバレストを投下するよう指示。アーバレストの射撃により、ベヘモスの弱点であるラムダ・ドライバの冷却装置を破壊され、自重を支えきれなくなったベヘモスは崩壊。操縦していたタクマは、姉と思い込んだテッサに抱かれたまま息を引き取った。
第3巻(揺れるイントゥ・ザ・ブルー)
トゥアハー・デ・ダナン出航1周年記念パーティーに招待される千鳥かなめだが、些細な行き違いから相良宗介と険悪な関係となってしまう。そんな中ダナンがシージャックされてしまう。実行犯は、かつて死んだはずのガウルンだった。
第4巻 - 第5巻(終わるデイ・バイ・デイ上、下)
最悪のシージャック事件から2か月。相良宗介は命令のままに千鳥かなめの護衛と戦場での任務をこなしていた。しかし、これまでの事件から「ARX-7アーバレスト」と宗介の重要性を鑑みたミスリル上層部の決定により宗介はかなめ護衛任務終了を言い渡される。かなめとの接触を禁じられ、別れも言わずにミスリル作戦本部に戻る宗介だが、かなめとの間を引き裂いたミスリル上層部と愛機と仰ぐべき機体アーバレストへの不信感が募る。香港では謎のASが暴れ、内戦になりかねない事件が勃発していた。宗介は心にしこりを残したまま戦場へ出る。一方、一人残された千鳥かなめも正体不明の暗殺者に狙われていた。
第6巻(踊るベリー・メリー・クリスマス)
香港での戦いから2か月経った12月、激しい戦いを経て、今まで嫌悪していたアーバレストに愛着を持ち始めた宗介。アーバレストに搭載されている超高性能AI<アル>も自我を持ち始めていた。そんな中、ミスリルを裏切ったブルーノへの拷問と死んだガウルンの残した情報により、今までのテロの裏で糸を引いていた黒幕アマルガムの情報を得たミスリルはアマルガムへの先手を打つために作戦を開始する。
第7巻(つづくオン・マイ・オウン)
宗介の正体、かなめの正体に薄々気が付きながらも、彼らのために便宜を図ってきた林水元生徒会長に告げられたのは、かなめが学校を去らなければ深刻な事態になってしまうという警告だった。さらにかなめと宗介の前に現れたレナードから聞かされた「知ってはいけない情報を知ってしまったミスリルへの総攻撃」の警告。そして予告は現実となる。その日、磐石と思えたミスリルが、宗介とかなめの9か月間を見守った街並みが、<アマルガム>の猛攻に震えた。「彼女は、絶対に守る」ミスリルからのサポートも、かなめの協力も得られない絶望的な状況の中、宗介は愛機アーバレストでただひとり死闘へと向かう。
第8巻(燃えるワン・マン・フォース)
攫われた千鳥かなめ。大破したアーバレスト。崩壊したミスリル。全てを失った宗介は東南アジアの街ナムサクを訪れる。宗介はAS闘技場の闇バトルに参加するため、弱小チーム『クロスボウ』の操縦士を志願。整備士兼オーナーのナミや、気のいいフランス人ルポライター、レモンたちとの思いがけない穏やかな時間を過ごす宗介だったが、彼にはある目的があった。
第9巻(つどうメイク・マイ・デイ)
ナムサクでの死闘により瀕死の重傷を負った宗介はレモンに助けられ、コートニー中佐の元でひたすら回復とリハビリに努めていた。やがて判明する幽閉された千鳥かなめの居場所。無謀と知りつつも、かなめ奪還のため、自分の目的のために巻き込み犠牲にしてしまった少女の復讐のために、宗介達はアマルガムのアジトへ乗り込む。しかし圧倒的な戦力差と裏切り者が宗介を阻む。絶望的な状況の最中、最高の相棒と戦友が宗介の元へと集まっていた。
第10巻(せまるニック・オブ・タイム)
アルの新たなる姿、新型AS「ARX-8レーバテイン」の圧倒的な戦果により、二ケーロでの戦闘に勝利した宗介とテッサたちは、各地に散らばるミスリルの残党と接触していた。そんな中、テッサはある重大な情報の入手を急がせる。そして宗介とテッサ達は“この世界を変えてしまった事件”が封印されたソ連の極秘実験都市ヤムスク11へ辿り着く事となる。そこにはレナードもまた、ある目的のために潜入していた。そこで宗介はレナードと交戦し、レナードからこの世界の残酷な真実を聞かされる。
第11巻 - 第12巻(ずっとスタンド・バイ・ミー上、下)
失った戦友や自分のせいで死んでしまった少女。レナードから聞かされたこの歪んだ世界の真実。そして、その歪んだ世界を元に戻すレナードの計画。葛藤する宗介だったが、レナードがミスリル残党の戦力を分断するために、核戦争を引き起こそうとしていることを知る。全面核戦争による世界滅亡のカウントダウンが始まる中、多くの犠牲を払い、宗介は最終決戦仕様のレーバテインで決戦の地メリダ島に飛び立つ。
登場人物
- 相良宗介
- 本作の主人公。傭兵組織「ミスリル」の西太平洋戦隊所属のSRT隊員。
- 若く見える容姿ながら、豊富な実戦経験と高い技能を持っており、階級は軍曹。
- 『長編』、『短編』、『サイドアームズ』全てのシリーズで相良宗介を中心に物語が進行する(ごく一部のエピソードでは宗介が登場せず、テッサが物語の中心人物となっている)。
- アル
- アーバレスト及びレーバテインに搭載されたAI。相良宗介の相棒とも言える存在。
- 『ウィスパード』であったバニ・モラウタが遺したAIであり、操縦者と共に成長し、宿るはずのない完全な自我が目覚めていく。
- 主に『長編』及び『サイドアームズ』に登場。
- 千鳥かなめ
- 本作のヒロイン。主に『長編』及び『短編』に登場。
- 「ウィスパード」と呼ばれる特殊能力者であるため、世界中の組織や企業から身柄を狙われている。
- テレサ・テスタロッサ
- ミスリル作戦部西太平洋戦隊総司令官・TDD-1「トゥアハー・デ・ダナン」艦長。階級は大佐。
- ウィスパードの能力者。『長編』においては第二の主人公としての立ち位置になっている。
- 主に『長編』及び『サイドアームズ』に登場。
- アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン
- ミスリル作戦部西太平洋戦隊“トゥアハー・デ・ダナン”陸戦コマンド指揮官。階級は少佐。
- 宗介の人生に最も影響を与えている人物。3度に渡り運命的な邂逅を果たしている。
- 主に『長編』及び『サイドアームズ』に登場。
- 『極北からの声』では主役となっており、カリーニンから見た宗介の壮絶な人生が描かれている。
登場兵器
- トゥアハー・デ・ダナン
- ミスリルの西太平洋船隊に所属する揚陸強襲潜水艦。設計者及び艦長はテレサ・テスタロッサ。
- アーム・スレイブ
- 汎用性が高く多種の武器を使いこなすマニピュレーターや、あらゆる地形を走破し時速100km以上で移動する脚部などから「最強の陸戦兵器」とまで呼ばれる、全長8メートルの人型強襲兵器。
- アーバレスト
- ストーリー序盤〜中盤にかけて、相良宗介の乗る機体で、第三世代の最新型アームスレイブ。他のSRT隊員の乗るアームスレイブとスペック的には同じであるが、使用する者の精神を物理世界に介入させる「ラムダ・ドライバ」を搭載しており、ASの銃弾を完全に無効化するだけでなく、力場を攻撃にも転用できるなど、一般的なAS1個小隊以上の絶大な戦闘力を誇る。
- レーバテイン
- ストーリー終盤になり、相良宗介の乗る機体。アーバレストが大破したことから、AIのみを移植し、大幅なスペックアップを果たした究極のアームスレイブ。しかし、極限まで戦闘に特化して機体性能を引き出すために、ステルス性能などの汎用性を犠牲にしており、駆動時間などが大幅に減っている。
世界設定
舞台となる年代は1998年4月 - 2000年。基本的には20世紀末の現実世界に準じた世界を描いているが異なる点もある[注 3]。しかし、囁かれる者(ウィスパード)の出現が確認された1980年代前後から世界情勢は本来の歴史とは更に大きく変わってしまっている。大まかな相違点としては、以下のものが挙げられる。
- 中国が南北に分断し、香港が分割統治されている[注 4]。長江を境に、北側が東側陣営に属する人民解放委員会(北中国・北京政府)、南側が西側陣営の中華民主連合(南中国・広州政府)となっており、実質的に内戦状態にある。香港は九竜半島側が南中国領、香港島側が北中国領となっており[8]、香港における戦闘行為は協定によって禁止されている。しかしながら、分割(1997年?)以来ヴィクトリア湾を挟んだにらみ合いが続いている(アニメ版では南京で南北間協議が行われている)。
- 1980年代に、レーガン大統領がSDI計画と共に推し進めた『ロボット部隊構想』により、戦闘用ロボット兵器が実用化されている。またその後、常温核融合炉(パラジウムリアクター)も実用化されている。
- 湾岸戦争でサッダーム・フセイン政権が打倒される[注 5]。これをきっかけにタジキスタンの分離独立問題やパレスチナ問題の激化に飛び火し、結果として第五次中東戦争が勃発した。その後クウェート北部で核が使用され、十数万人が死亡した(クウェート事件)。それによってイスラエルとアラブ諸国の関係が硬化し、第五次中東戦争は泥沼化することになる。
- クウェート事件の半年後、ゴルバチョフが暗殺され、ペレストロイカが失敗に終わった(あとがきで作者はゴルバチョフとアルクスニスに作中で「殺害」したことを謝罪している)。これによってソ連は尖鋭化することになり、冷戦構造は引き続き維持されることとなる。
- ソ連の尖鋭化を受けて、アフガニスタン再侵攻が行われた。結果としてアフガニスタンはソ連の影響下に置かれたため、この作品の世界においてターリバーン政権は存在しない。
- 平政[注 6]9年頃の北朝鮮の社会状況については、作物の生産が順調で、パラジウムリアクターが稼動を開始しており、経済状況は立ち直り始めているとしている。
- ソ連が崩壊していないため、冷戦構造が平政10年になっても解消していない。
- B-2が存在せず、B-1にECS(電磁迷彩システム)が搭載されている。
- 世界都市博覧会[注 7]が開催され、大赤字に終わっている。
- 液晶テレビや電動スクーターが普及しているような記述がある。
- 通学シーンにおいて、非接触式IC定期を使っている[注 8]。
- 1993年に死去している俳優リヴァー・フェニックスが生存している。そのため、彼が出演していた映画『スニーカーズ』に続編が出来ている。また、これとは対照的に、アーネスト・ボーグナインは作中世界では既に死去している。
- F-2の仕様が、先述のB-1と同様ブラックテクノロジーを取り入れたものに変更されている。現実のそれと同様にF-16を原形機とし、"バイパーゼロ"の非公式ペットネームを持つ点は共通するが、ECSが搭載されている他、カナード翼を装備するなど外見上も別物の機体となっている。
- 舞台のモデル
- 短編では都立陣代高校が主な舞台となっており、東京都調布市仙川にある東京都立神代高等学校がモデルであるとされている。実在する都立神代高校の最寄り駅は仙川駅だが、本作では「泉川」に変えられている。しかし、同じ調布飛行場や調布市内の地名および仙川以外の京王線の駅名などは作中でそのまま使われている(アニメ版では、国領駅が口領駅と表記されている)。
既刊一覧
小説
長編
- 長編のタイトルは「動詞+英語3単語」で構成されるのが特徴で、英語部分の頭文字が各長編タイトルの略称として使用されることがある(「戦うボーイ・ミーツ・ガール」では「BMG」など)。
- 月刊ドラゴンマガジン連載は「つどうメイク・マイ・デイ」で終了しており、以降はすべて書き下ろしとなる。この理由について筆者は「これからのお話は一気に読んでもらいたい・連載形式だといつまでかかるかわからない・前後の構成をしっかりさせたいため」と話している。
- 2008年夏の角川文庫「夏の100冊」キャンペーンにより「戦うボーイ・ミーツ・ガール」のみ、新装版としてカバーイラストが変更され発売された。品番は既刊版と同じままである[9]。
- 同年秋にはこの時点での長編での既刊(「せまるニック・オブ・タイム」まで)が新装版として刊行された。ファンタジア文庫の表紙デザインの変更と同時に、カバーイラストの変更(「戦うボーイ・ミーツ・ガール」のみ「夏の100冊」と同じイラスト)が行われた。また、各巻タイトルに巻数が追加されるようになった。「ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)・(下)」の旧ファンタジア文庫版表紙デザインのカラーカバーが、ドラゴンマガジン2010年9月号・11月号の付録となった。ただし背表紙は新デザインが使われているため、旧デザイン版で全巻のカラーカバーをそろえることは出来ない。
- 松本忍と松嵜麗による朗読で、Audibleから2018年3月より2019年5月にかけて全12巻が、データ配信でオーディオブック化されている。
- 賀東招二(著) / 四季童子(イラスト) 『フルメタル・パニック!』 KADOKAWA〈富士見ファンタジア文庫〉、全12巻
- 「戦うボーイ・ミーツ・ガール」1998年9月18日発売[発売 1]、ISBN 4-04-071116-5
- 「疾るワン・ナイト・スタンド」1999年3月18日発売[発売 2]、ISBN 4-04-071115-7
- 「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」2000年2月14日発売[発売 3]、ISBN 4-04-071118-1
- 「終わるデイ・バイ・デイ(上)」2000年11月10日発売[発売 4]、ISBN 4-04-071119-X
- 「終わるデイ・バイ・デイ(下)」2001年4月20日発売[発売 5]、ISBN 4-04-071120-3
- 「踊るベリー・メリー・クリスマス」2003年3月20日発売[発売 6]、ISBN 4-04-071110-6
- 「つづくオン・マイ・オウン」2004年10月20日発売[発売 7]、ISBN 4-04-071111-4
- 「燃えるワン・マン・フォース」2006年1月20日発売[発売 8]、ISBN 4-04-071112-2
- 「つどうメイク・マイ・デイ」2007年3月20日発売[発売 9]、ISBN 978-4-04-071121-8
- 「せまるニック・オブ・タイム」2008年2月20日発売[発売 10]、ISBN 978-4-04-071113-3
- 「ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)」 2010年7月17日発売[発売 11]、ISBN 978-4-04-071122-5
- 「ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)」 2010年8月20日発売[発売 12]、ISBN 978-4-04-071123-2
外伝
- 「サイドアームズ」の名が冠せられたこちらは長編のストーリーを補完をするサイドストーリーであり、ミスリルを始めとする登場人物達の過去を描いた話も多い。
- 賀東招二(著) / 四季童子(イラスト) 『フルメタル・パニック! ‐サイドアームズ‐』 富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全2巻
- 「音程は哀しく、射程は遠く」2004年4月20日発売[発売 13]、ISBN 4-8291-1605-6
- 「極北からの声」2006年7月20日発売[発売 14]、ISBN 4-8291-1842-3
短編
- 短編はハードかつシリアスな長編とは正反対の陣代高校における宗介が引き起こす騒動を描いた作品であり、時系列がバラバラになっており、コミカルなシーンが多い。著者の賀東は「別物として楽しんでください」とコメントしている。各タイトルの中に含まれた漢数字が短編の巻数になる。なお、これのタイトル付けに作者は相当苦労していた模様。長編シリーズに集中するために2004年以降短編の展開は止まっていたが、未収録の短編を収録した短編集9巻が描き下ろしを加え2011年8月20日に発売された。最終巻の旧カバー版は長編と同様にドラゴンマガジンの付録となった。
- 賀東招二(著) / 四季童子(イラスト) 『フルメタル・パニック!』 KADOKAWA〈富士見ファンタジア文庫〉、全9巻
- 「放っておけない一匹狼?」1998年12月17日発売[発売 15]、ISBN 4-04-071124-6
- 「本気になれない二死満塁?」1999年5月18日発売[発売 16]、ISBN 4-04-071125-4
- 「自慢にならない三冠王?」1999年10月13日発売[発売 17]、ISBN 4-04-071126-2
- 「同情できない四面楚歌?」2000年6月14日発売[発売 18]、ISBN 4-04-071127-0
- 「どうにもならない五里霧中?」2001年10月19日発売[発売 19]、ISBN 4-04-071128-9
- 「あてにならない六法全書?」2002年6月20日発売[発売 20]、ISBN 4-04-071129-7
- 「安心できない七つ道具?」2003年7月19日発売[発売 21]、ISBN 4-04-071130-0
- 「悩んでられない八方塞がり?」2005年7月20日発売[発売 22]、ISBN 4-04-071131-9
- 「マジで危ない九死に一生?」2011年8月20日発売[発売 23]、ISBN 4-04-071132-7
短編よりぬき
- 「よりぬきボン太くん」2013年2月21日提供開始
- ボン太くんメインの短編を選り抜いて6作品収録。2002年ドラゴンマガジン9月号「200号記念特集」に掲載された超短編「無茶な要求〜〜〜彼らがDM誌に望むこと」が初収録。電子書籍でのみ発売。
漫画
『フルメタル・パニック!』
- 掲載雑誌:「月刊コミックドラゴン(角川書店)」→「月刊ドラゴンエイジ(角川書店)」2000年2月号 - 2005年4月号
- 原作小説の『戦うボーイ・ミーツ・ガール』から『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』、短編の一部ストーリーをコミカライズ。原作をベースにしているものの、原作と比べて大幅にラブコメディ寄りの作風に改変されており、原作と相違点が多い。
- 館尾の描きたかった作風と、原作小説の『終わるデイ・バイ・デイ』以降の作風とで相違が生じるなどの理由により連載終了。
- 賀東招二(原作) / 館尾冽(作画) 『フルメタル・パニック!』 角川書店〈ドラゴンコミックス〉、全9巻
- 2000年8月30日発売[発売 24]、ISBN 4-04-926157-X
- 2001年3月28日発売[発売 25]、ISBN 4-04-926170-7
- 2001年12月21日発売[発売 26]、ISBN 4-04-926189-8
- 2002年4月26日発売[発売 27]、ISBN 4-04-926195-2
- 2002年11月28日発売[発売 28]、ISBN 4-04-926212-6
- 2003年6月27日発売[発売 29]、ISBN 4-04-926228-2
- 2004年2月26日発売[発売 30]、ISBN 4-04-926242-8
- 2004年8月30日発売[発売 31]、ISBN 4-04-926248-7
- 2005年6月29日発売[発売 32]、ISBN 4-04-926256-8
『いきなり! フルメタル・パニック!』
- オリジナルストーリーのギャグ漫画。原作と異なる箇所(作者独自の表現等)が随所に見受けられる。
- 賀東招二(原作) / 永井朋裕(作画) 『いきなり! フルメタル・パニック!』 角川書店〈ドラゴンコミックス〉、全5巻
- 2001年1月30日発売[発売 33]、ISBN 4-04-712262-9
- 2001年6月28日発売[発売 34]、ISBN 4-04-712273-4
- 2001年12月21日発売[発売 35]、ISBN 4-04-712290-4
- 2002年4月26日発売[発売 36]、ISBN 4-04-712299-8
- 2003年4月1日発売[発売 37]、ISBN 4-04-712325-0
『フルメタル・パニック! SURPLUS』
- 賀東招二(原作) / 永井朋裕(作画) 『フルメタル・パニック! SURPLUS』 角川書店〈角川コミックスドラゴンJr.〉、2003年6月27日発売[発売 38]、ISBN 4-04-712334-X
『フルメタル・パニック! COMIC MISSION』
- 前述の『フルメタル・パニック!』(館尾冽(作画)、ドラゴンコミックス、全9巻)の再編集版。
- 賀東招二(原作) / 館尾冽(作画) 『フルメタル・パニック! COMIC MISSION』 角川書店〈角川コミックスドラゴンJr.〉、全7巻
- 「放っておけない一匹狼?」2003年10月30日発売[発売 39]、ISBN 4-04-712345-5
- 「戦うボーイ・ミーツ・ガール」2004年4月27日発売[発売 40]、ISBN 4-04-712355-2
- 「あとに退けない二者択一?」2004年12月22日発売[発売 41]、ISBN 4-04-712383-8
- 「振り逃げできない三者凡退?」2005年5月30日発売[発売 42]、ISBN 4-04-712402-8
- 「例外だらけの四角四面?」2006年5月30日発売[発売 43]、ISBN 4-04-712452-4
- 「疾るワン・ナイト・スタンド」2006年7月27日発売[発売 44]、ISBN 4-04-712459-1
- 「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」2006年8月29日発売[発売 45]、ISBN 4-04-712461-3
『フルメタル・パニック!Σ』
- 館尾冽から引き継ぐ形で『終わるデイ・バイ・デイ』以降の長編エピソードをコミカライズ。一部エピソードが省略されているものの、原作準拠のストーリーが展開されている。 掲載雑誌は「月刊ドラゴンエイジ(角川書店)」。
- 賀東招二(原作) / 上田宏(作画) 『フルメタル・パニック!Σ』 角川書店〈角川コミックスドラゴンJr.→ドラゴンコミックスエイジ〉、全19巻
- 2005年7月28日発売[発売 46]、ISBN 4-04-712416-8
- 2005年12月22日発売[発売 47]、ISBN 4-04-712438-9
- 2006年6月29日発売[発売 48]、ISBN 4-04-712454-0
- 2006年11月29日発売[発売 49]、ISBN 4-04-712472-9
- 2007年5月7日発売[発売 50]、ISBN 978-4-04-712491-2
- 2007年10月4日発売[発売 51]、ISBN 978-4-04-712514-8
- 2008年2月7日発売[発売 52]、ISBN 978-4-04-712533-9
- 2008年7月7日発売[発売 53]、ISBN 978-4-04-712555-1
- 2008年10月7日発売[発売 54]、ISBN 978-4-04-712568-1
- 2009年3月5日発売[発売 55]、ISBN 978-4-04-712593-3
- 2009年7月7日発売[発売 56]、ISBN 978-4-04-712613-8
- 2009年11月5日発売[発売 57]、ISBN 978-4-04-712632-9
- 2010年6月4日発売[発売 58]、ISBN 978-4-04-712668-8
- 2010年11月5日発売[発売 59]、ISBN 978-4-04-712694-7
- 2011年5月6日発売[発売 60]、ISBN 978-4-04-712723-4
- 2011年11月5日発売[発売 61]、ISBN 978-4-04-712756-2
- 2012年4月5日発売[発売 62]、ISBN 978-4-04-712788-3
- 2012年12月6日発売[発売 63]、ISBN 978-4-04-712841-5
- 2013年9月20日発売[発売 64]、ISBN 978-4-04-712901-6
『フルメタル・パニック!Σ(文庫)』
- 前述の『フルメタル・パニック!Σ』 (上田宏(作画)、ドラゴンコミックスエイジ、全14巻)の文庫版。
- 賀東招二(原作) / 上田宏(作画) 『フルメタル・パニック!Σ』 富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全7巻
- 「終わるデイ・バイ・デイ 前編」2012年12月20日発売[発売 65]、ISBN 978-4-8291-3838-0
- 「終わるデイ・バイ・デイ 後編」2012年12月20日発売[発売 66]、ISBN 978-4-8291-3839-7
- 「つづくオン・マイ・オウン」2013年1月19日発売[発売 67]、ISBN 978-4-8291-3840-3
- 「燃えるワン・マン・フォース」2013年1月19日発売[発売 68]、ISBN 978-4-8291-3841-0
- 「つどうメイク・マイ・デイ」2013年2月20日発売[発売 69]、ISBN 978-4-8291-3842-7
- 「せまるニック・オブ・タイム」2013年3月19日発売[発売 70]、ISBN 978-4-8291-3843-4
- 「サイドアームズ」2013年4月20日発売[発売 71]、ISBN 978-4-8291-3844-1
『フルメタル・パニック! 0(ゼロ)』
- 月刊ドラゴンエイジ2013年1月号より連載開始。カサハラ特有の作風で、ストーリーが繰り広げられる。
- 賀東招二(原作) / カサハラテツロー(作画) 『フルメタル・パニック!Σ』 KADOKAWA〈ドラゴンコミックスエイジ〉、全5巻
- 2013年9月20日発売[発売 72]、ISBN 978-4-04-712902-3
- 2013年10月9日発売[発売 73]、ISBN 978-4-04-712903-0
- 2014年8月20日発売[発売 74]、ISBN 978-4-04-070252-0
- 2015年6月5日発売[発売 75]、ISBN 978-4-04-070253-7
- 2015年6月5日発売[発売 76]、ISBN 978-4-04-070254-4
ガイドブック
小説
- 『フルメタル・パニック! ENCYCLOPEDIA』 富士見書房、2000年6月14日発売[発売 77]、ISBN 4-8291-7448-X
- 『超解!フルメタル・パニック!』 富士見書房、2001年11月16日発売[発売 78]、ISBN 4-8291-7479-X
- 『超解!フルメタル・パニック! 2007』 富士見書房、2007年10月9日発売[発売 79]、ISBN 978-4-8291-7651-1
アニメ
- 『フルメタル・パニック! THE ANIME MISSION』 富士見書房、2002年11月29日発売[発売 80]、ISBN 4-8291-7523-0
- 『フルメタル・パニック? ふもっふ MISSION COMPLETE』 エムディエヌコーポレーション 、2004年7月発売、ISBN 4-8443-5755-7
その他
- 『フルメタル・パニック! 3D&設定資料ASクロニクル』 アスキー・メディアワークス 、2011年8月31日発売[発売 81]、ISBN 978-4-04-870770-1
- 『フルメタル・パニック! マスターファイル アーム・スレイブ M9ガーンズバック』 SBクリエイティブ 、2019年2月21日発売[発売 82]、ISBN 978-4-7973-9857-1
アニメ
原作が本編シリーズと短編シリーズで異なった作風である事に加え、スタッフの入れ替わりも激しいため、アニメ版も各作品毎にそれぞれ独自の作風となっている。また、いずれも後にAT-Xや独立局、BS11等でも放送された。
いずれのシリーズも原作と差異があり、1作目は特に独自色が強い。
その他、原作小説で地の文で描かれている解説やエピソードは概ねカットされており、アニメ版のみで世界観や設定を把握するのは困難。
テレビアニメ
- 第1作
- 『フルメタル・パニック!』のタイトルで、2002年1月から6月までWOWOWにて、原作小説『戦うボーイ・ミーツ・ガール』から『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』までのストーリーが全24話で放送された[注 9]。
- 原作では『ウィスパード』を巡る謎やブラックテクノロジーを巡る戦いが本筋となっているが、アニメ版1作目の本作では序盤で触れて以降、ほぼ言及されていない。
- またシリーズを通しての敵として描かれるアマルガムに関しても全面的に改変され、登場しないため、原作では組織の意向に沿ってクラマと行動しているガウルンが単独犯として描かれている。その結果、『疾る ワン・ナイト・スタンド』を映像化した第8〜12話では原作とは違い、真相が明らかにされず終わっている。
- 一方で、アニメオリジナルのお色気シーンや一部短編のストーリーが挿入されており、SF作品、軍事作品としての色合いが強い原作の雰囲気とは大きく異なり、学園物としての色合いが強くなっており、原作との雰囲気や方向性の面でも大きく異なっている。
- その他大きな変更点としては第14話から第17話まで描かれたアニメオリジナルエピソード内、第15話から第17話まで展開された『故郷に吹く風』ではアニメオリジナルキャラクターとしてザイードが登場し、宗介に戦闘技術を教えた設定となっている(原作ではカリーニンが全て教えた事になっており、終盤の親子という関係に大きく関わっている)。
- 上記の結果、原作からかけ離れた作品になったため、後述のディレクターズカット三部作のブックレット等で、原作者である賀東招二からは「もう少しやりようがあったのではないか」等コメントを残している。
- 原作小説で舞台として登場した北朝鮮が「ハンカ自治州[注 10]」、アフガニスタンが「ヘルマジスタン」と、それぞれ架空の地名に変更されている[注 11]。また、作中の時代設定も原作の1998年ではなく、当初の放映予定であった2001年に変更されている。
- 映像セルソフトは放送当時にDVDが、Blu-ray BOXが2008年6月に発売された。
- ディレクターズカット三部作
- 後述のアニメ第4作『Invisible Victory』に向け、第1期を監督の千明が総指揮のもと2010年代における最新技術でブラッシュアップ作業を施し、2017年11月より『TVアニメ「フルメタル・パニック!」ディレクターズカット』と題した全三部作の総集編が随時都内2か所・大阪1か所の劇場にて1週間限定で劇場上映された[6]。具体的なブラッシュアップ点および新規要素は下記の通り。
- 映像マスターをHDリマスタリング(最新のアップコンバート技術を使用)。
- 画面アスペクト比をオリジナル(4:3ノーマル・サイズ)から上下部分をカッティング・トリミングなどで16:9ワイド・サイズに変更。
- 音声素材をデジタル化して再ミキシング、疑似的な5.1chサラウンド化。
- 新作パートを追加。
- 一部作画のリテイク。
- 第1・2・3部には、それぞれ新規テーマ曲を使用。
- 第1部『1st SECTION “ボーイ・ミーツ・ガール”』は2017年11月25日より公開。第2部『2nd SECTION “ワン・ナイト・スタンド”』は2018年1月13日より公開[6]。第3部完結篇『3rd SECTION “イントゥ・ザ・ブルー”』は2018年1月20日に公開された。第1部の興行収入は510万円[10]。いずれも後にAT-Xにてテレビ放送された[11][12][13]。
- 以下の記述での略記は「DC版」とする。
- 第2作
- 『フルメタル・パニック? ふもっふ』は、2003年8月から11月までフジテレビにて放送された。アニメーション制作は京都アニメーションが担当。公式略称は『ふもっふ[14]』。放送回数は全11回だが、前後半で異なるサブタイトルがつくものを各1話と数えると合計15話になる。DVDは全6巻発売(17回)、2007年6月22日にDVDBOXが発売された。
- 原作の短編シリーズをアニメ化。そのため、シリアス要素はほとんどなく、第2期という扱いもなされていない。第1話の次回予告において、かなめは「学園ラブコメ」と表現している。一部の回では放送時間30分のうち、前後半15分でタイトル名が異なる。また、第6話「暗闇のペイシェント」では、主題歌を歌う下川みくにが声優として特別出演している。
- DVDでの内容
- DVDのメニューではボイスチェンジャー機能[注 12]をOFFにするとメニューが終了するようになっており、劇中でのボン太くんのシステムが落ちる現象を再現するというおまけ要素が加えられている。
- DVD限定版では、賀東招二、志茂文彦脚本の本編に関連したドラマCD「テレサ・テスタロッサの艦長日記」が各巻毎付属している。限定版付属のドラマCDは全6巻。また、Blu-ray BOX版では全6話を収録したCDが1枚付属する。
- 第3作
- 『フルメタル・パニック! The Second Raid』(フルメタル・パニック ザ・セカンド・レイド)として、2005年7月から9月までWOWOWにて放送された。『ふもっふ』に引き続き京都アニメーションが制作を担当。全13話で、グロテスクな描写が見られるため、R-15指定相当となっている。また、最終話のみ放送時間が延長された。公式略称は『TSR[14]』。
- TSRは長編の『終わるデイ・バイ・デイ』をアニメ化したものだが、第1話から第4話は、原作には無いアニメオリジナルエピソードとなっている。ただし原作が前後巻の短い話のため、5話以降のエピソードでもオリジナルシーンが随所に散りばめられている。
- 前作とは違い、長編のみで構成されているため主な舞台は「学園」ではなく「軍」。オリジナルストーリーも挿入されているものの、アニメ第1作とは違い、原作長編の雰囲気そのままのシリアスなストーリーが展開されている。第1作で削除されたキャラクターの多くは本作が初登場となる。ただし前作に引き続き、本作に置いてもウィスパードやブラックテクノロジーに関連したシーンのカットが多くみられる。
- 本作では宗介やテッサなど一部のキャラクターのデザインが変更され、一部ASのデザインも第1作から一新されており、後に原作にも反映された。
- WOWOWノンスクランブルアニメ初の5.1chサラウンド・ステレオ放送。DVDは第1話放映開始一週間前に放映された特別番組「フルメタル・パニック! TSR〜ライトノベルの夜明け〜」を収録した全7巻。
- 放映の約半年前にプレDVDとしてオリジナルストーリーの「Scene00」が月刊ドラゴンマガジン等で誌上販売された[注 13]。
- 本編DVDに関して、初回限定版の収録音声はドルビーデジタルの5.1ch及びステレオ2.0chさらにコメンタリーが収録されているが、通常版についてはステレオ2.0chのみとなっている。またDVDの初回限定版にはDVD収録話と同じ本編を収録(音声はステレオ2.0chのみ)したUMDが付属した。DVDのジャケット画は初回限定版と通常版で異なる画だが、UMDのジャケットには通常版の画が採用されている。
- DVD-BOXは、2007年7月27日に発売され、DVD-BOXにおけるDVDの内容は初回限定版と仕様が同等の本編の収録音声がドルビーデジタル5.1chであり、映像・音声特典も収録されている。
- 2008年9月26日に後述の特別版OVA、「Scene00」、「〜ライトノベルの夜明け」、映像特典「香港ロケ映像」も収録されたBlu-ray BOXが発売された。ドルビーTrueHDを使用し5.1chマルチチャンネル音声が、リニアPCMではステレオ音声が収録されている。また、DVD同様コメンタリーも収録されている。
- 2008年の地上波放送時では、残酷描写においては濃いシャドウをかけるなど表現規制が行われている。また最終話は通常のテレビサイズでの放送となったため、BGMの一部変更や、相良宗介とテレサ・テスタロッサの会話以降の部分がカットされて放送された。
- 第4作
- 2018年4月から7月まで第4作目『フルメタル・パニック! Invisible Victory』(フルメタル・パニック インビジブル・ヴィクトリー)が、AT-X・TOKYO MXほかにて放送された[6]。アニメーション制作はXEBECが担当[4][5]。公式略称は『IV(アイブイ)[15][16]』。原作本編第7巻『つづくオン・マイ・オウン』以降のストーリーがアニメ化された。制作会社のトラブルにより第4話・第8話の放送翌週には、それぞれ総集編として「インターミッション」、「インターミッション2」を放送[17][18]。それにより本来の枠では第11話・第12話を放送できなくなったため、両話は同年7月に別枠で放送された[19]。
- 2015年10月24日に行われた「ファンタジア文庫大感謝祭2015」にて新作アニメの企画が進行中であることが発表された[7]後、2016年10月22日に行われた「ファンタジア文庫大感謝祭2016」内のスペシャルステージにてプロジェクト初期タイトル『フルメタル・パニック! IV』とメインスタッフ・放送時期が発表され[4]、2017年1月20日に正式タイトルが発表された[5]。
- 概ね原作同様のストーリーが展開されるが、原作に忠実なアニメ化ではなく、あくまでこれまでのアニメシリーズの続編扱いとなっており、ストーリー構成やキャラクター描写などがこれまでのアニメシリーズを踏まえたものになっている。
- 合計20機を超えるASが登場し、各話スタッフとして出渕裕や大張正己などロボットアニメへの参加経験を持つスタッフが名を連ねている[20]。ただし、CGの比率は『TSR』よりさらに増えており、車両やASも基本的にはすべてCG(停止中の姿は『TSR』までと同様、アニメーターによる手描き)で描かれている。
- また、原作初期から暗躍していた重要キャラクターにも関わらず、アニメ版ではこれまで全ての出番をカットされていたクラマは本作で初登場する事となった。
- 本作でもASのデザインの変更が行われており、本作ではほぼ全てのASがデザイン変更される事となった。
- BD/DVDには特典として、原作小説第6巻を基にしたオーディオドラマ『踊るベリー・メリー・クリスマス』を収録したCDが付属するほか、『ふもっふ』の新作オーディオドラマが収録予定。また、本編映像は5.1ch仕様となっており、BD版はイヤフォン、ヘッドフォンでサラウンド音声を再生できる「DTS Headphone:X」に対応している[20]。
スタッフ
第1作 | 第2作 | 第3作 | 第4作[21] | |
---|---|---|---|---|
原作 | 賀東招二 | |||
四季童子 | - | |||
原作イラスト・ キャラクター原案[注 14] |
- | 四季童子 | ||
監督 | 千明孝一[注 15] | 武本康弘[注 16] | 中山勝一 | |
シリーズ構成・脚本 | - | 賀東招二 | ||
志茂文彦、賀東招二 | ||||
キャラクターデザイン | 堀内修[注 17] | |||
- | 山本彩(サブ) | |||
メカデザイン[注 18] | 海老川兼武 渭原敏明 |
- | 海老川兼武 | |
渭原敏明 | 渭原敏明 | |||
メカニックディレクター | - | 西井正典 | ||
銃器デザイン | 吉岡毅 | |||
セットデザイン | 柳瀬敬之 | |||
プロップデザイン | 松村拓哉 | |||
美術監督 | 太田大 | 鵜ノ口穣二 | 木下了香 | |
多田喜久子 | - | |||
美術設定 | - | 鵜ノ口穣二 | 天田俊貴 | |
色彩設計(第1・4作) 色彩設定(第2・3作) |
中村近世 | 高木理恵[注 19] | 北林千明 | |
撮影監督 | 福士享、林コージロー 瓶子修一 |
中上竜太 | 井上洋志 | |
3DCGディレクター | - | 上地正祐 | ||
編集 | 重村建吾 | 森田清次 | 重村建吾 | 平木大輔 |
音楽 | 佐橋俊彦 | |||
音楽プロデューサー[注 20] | 渡辺隆 | 斎藤滋 | ||
音楽制作 | ポニーキャニオン | ランティス | ||
音響監督 | 鶴岡陽太 | |||
統括プロデューサー[注 21] 企画プロデューサー[注 22] |
伊藤敦 | 伊藤敦 | ||
- | 八田英明 | |||
プロデューサー | 武智恒雄 | - | ||
冨岡重明 | 鈴木智子、北浦宏之 松井智 | |||
福井政文、鈴木淑仁 | 浜野貴敏、畑中利雄 | |||
アニメーション プロデューサー |
村濱章司 | 八田陽子 | - | 小山剛弘 |
アニメーション制作 | GONZO・ ディジメーション[注 23] GONZO[注 24] |
京都アニメーション | XEBEC | |
製作 | ミスリル[注 23] ミスリル2017[注 24] |
フジテレビ 陣代高校生徒会[注 25] |
Full Metal Panic! Film Partners[注 26] |
FMP!4 |
主題歌
- 第1作
- 第2作
- 第3作
- 第4作
-
- オープニングテーマ
-
- 「Even...if」(第2話、第3話)
- 「Even...if(English Ver.)」(第5話 - 第7話、第9話 - 第12話)
- 作詞・作曲・歌 - 山田タマル / 編曲 - 山下洋介
- 第5話では本編後にオープニングが挿入された。
- エンディングテーマ
- 挿入歌
-
- 「Hopeful “SOUL”」(第8話)
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 菊田大介 / 歌 - 茅原実里
- 「枯れない花」(第12話)
- 作詞 - 小林夏海 / 作曲・編曲 - ab:fly / 歌 - 下川みくに
- 「tomorrow」(第12話)
- 作詞・作曲・歌 - 下川みくに / 編曲 - ab:fly、中山信彦
各話リスト
- 第1作
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | メカニック作画監督 | 総作画監督 | 原作 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 気になるあいつは軍曹(サージェント) | 千明孝一 | 西山明樹彦 | 堀内修 | 伊藤浩二 | 堀内修 | 長編第1巻 | |
第2話 | 守ってあげたい | 志茂文彦 | 京田知己 | 黒田やすひろ | 神本兼利 | |||
第3話 | ランジェリー・パニック | 西山明樹彦 | 竹田逸子 宇佐美皓一 | |||||
第4話 | キッド・ナップ | 大久保富彦 | 高瀬節夫 | 青木真理子 | ||||
第5話 | 囁かれし者(ウィスパード) | 植田浩二 | 坂田純一 | 黒田やすひろ | ||||
第6話 | STILL ALIVE | 小倉陳利 | 西山明樹彦 | 内田順久 | - | |||
第7話 | ボーイ・ミーツ・ガール | 志茂文彦 | 京田知己 千明孝一 |
深井蒼 | いちかわけいぞう | |||
第8話 | パートタイム・ステディ | 十川誠志 | 千明孝一 | 黒田やすひろ | 神本兼利 | - | 短編第1巻 | |
第9話 | あぶないセーフハウス | 植田浩二 | 岡村天斎 | 土屋浩幸 | 河村明夫 | 神戸洋行 | 堀内修 | 長編第2巻 |
第10話 | ラン・ランニング・ラン | 志茂文彦 | 坂田純一 | 西山明樹彦 | 寺岡巌 | |||
第11話 | ベヘモス覚醒 | 十川誠志 | 大久保富彦 | 津熊健徳 堀内修 |
森下博光 | |||
第12話 | ワン・ナイト・スタンド | 千明孝一 | 寺岡巌 | |||||
第13話 | 猫と仔猫のR&R(ロックンロール) | 千明孝一 | 小倉陳利 | 西山明樹彦 | 神本兼利 酒井和男 |
酒井和男 | 短編第3巻 | |
第14話 | 習志野は燃えているか? | 十川誠志 | 京田知己 | 浦田保則 | 細越裕治 | いちかわけいぞう | - | アニメオリジナル |
第15話 | 故郷に舞う風・前編 | 植田浩二 | 小倉陳利 | 高瀬節夫 | 青木真理子 | |||
第16話 | 故郷に舞う風・中編 | 志茂文彦 | 坂田純一 | 土屋浩幸 | 河村明夫 | いちかわけいぞう | ||
第17話 | 故郷に舞う風・後編 | 十川誠志 | 岡村天斎 | 松尾慎 | 佐村義一 | 松尾慎 | ||
第18話 | 深海パーティー | 大久保富彦 | 神戸洋行 | 金崎貴臣 | 神戸洋行 | 堀内修 | 長編第3巻 | |
第19話 | エンゲージ・シックス・セブン | きむらひでふみ | 小野学 | 西山明樹彦 | 寺岡巌 | 短編第4巻 | ||
第20話 | ヴェノムの火 | 植田浩二 | 佐藤英一 | 鈴木薫 | 金紀杜 | 宍戸聡 酒井和男 嶋田俊彦 |
長編第3巻 | |
第21話 | ディープ・トラップ | 志茂文彦 | 鈴木吉男 | 黒田やすひろ | 青木真理子 | |||
第22話 | ジャック・イン・ザ・ボックス | 十川誠志 | 関野昌弘 | 西山明樹彦 | 神本兼利 金崎貴臣 |
吉田徹 森下博光 | ||
第23話 | 巨人のフィールド | 千明孝一 | 小倉陳利 | 浦田保則 | 寺岡巌 | |||
第24話 | イントゥ・ザ・ブルー | 志茂文彦 | 千明孝一 | 浦田保則 千明孝一 |
堀内修 | 関野昌弘 | - |
- 第2作[注 27]
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 原作 |
---|---|---|---|---|---|---|
1話 | 南から来た男 | 賀東招二 | 武本康弘 | 北之原孝将 | 米田光良 | 短編第1巻 |
妥協無用のホステージ | 短編第2巻 | |||||
2話 | すれ違いのホスティリティ | 志茂文彦 | 山本寛 | 池田和美 | 短編第3巻 | |
空回りのランチタイム | 短編第2巻 | |||||
3話 | 鋼鉄のサマー・イリュージョン | 三好一郎 | 多田文男 | 短編第1巻 | ||
4話 | 芸術のハンバーガー・ヒル | 賀東招二 | 大久保富彦 | 小野修次 | ||
一途なステイク・アウト | 短編第2巻 | |||||
5話 | 純で不純なグラップラー | 武本康弘 | まつぞのひろし | 荒川真嗣 | 石川健介 米田光良 |
短編第5巻 |
善意のトレスパス | ||||||
6話 | 押し売りのフェティッシュ | 志茂文彦 | 北之原孝将 | 米田光良 | 短編第3巻 | |
暗闇のペイシェント | ||||||
7話 | やりすぎのウォークライ | 三好一郎 | 多田文男 | 短編第2巻 | ||
8話 | 女神の来日(受難編) | 賀東招二 | 石原立也 | 池田晶子 | 短編第6巻 | |
9話 | 女神の来日(温泉編) | 武本康弘 | 山本寛 | 池田和美 | アニメオリジナル | |
10話 | 仁義なきファンシー | 志茂文彦 | 渡辺純央 | 高田晃 中武学 |
短編第5巻 | |
11話 | ままならないブルーバード | 大久保富彦 坂田純一 |
大久保富彦 | 小野修次 中武学 |
短編第6巻 | |
12話 | 五時間目のホット・スポット | 賀東招二 | 武本康弘 | 米田光良 |
- 第3作
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 原作 |
---|---|---|---|---|---|---|
Scene 01 | 終わる日々 | 賀東招二 | 武本康弘 | 堀内修 | アニメオリジナル | |
Scene 02 | 水面下の状景 | 武本康弘 | 山本寛 | 池田和美 | ||
Scene 03 | 迷宮と竜 | 賀東招二 | 北之原孝将 | 米田光良 | ||
Scene 04 | デイライト | 三好一郎 | 門脇聡 | |||
Scene 05 | うるわしきシチリア | 志茂文彦 | 武本康弘 | 池田晶子 | 長編第4、5巻 | |
Scene 06 | エッジ・オブ・ヘヴン | 山本寛 | 池田和美 | |||
Scene 07 | とりのこされて | 武本康弘 | 吉岡忍 | 米田光良 | ||
Scene 08 | ジャングル・グルーブ | 賀東招二 | 三好一郎 | 石立太一 | 門脇聡 | |
Scene 09 | 彼女の問題 | 志茂文彦 | 北之原孝将 | 池田晶子 | ||
Scene 10 | ふたつの香港 | 山本寛 | 吉岡忍 | 池田和美 | ||
Scene 11 | 彼の問題 | 武本康弘 | 山本寛 | 米田光良 | ||
Scene 12 | 燃える香港 | 志茂文彦 | 三好一郎 | 門脇聡 | ||
Scene 13 | つづく日々 | 賀東招二 | 武本康弘 | 堀内修 北之原孝将(メカ) |
- 第4作
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | キャラクター作画監督 | メカニック作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | ゼロアワー | 中山勝一 | 堀内修 | 加藤優 | |
第2話 | 損害制御 |
| 阿部雅司 |
| 松村拓哉 |
第3話 | BIG ONE PERCENT | 出渕裕 | 筑紫大介 | 山本彩 | 西井正典 |
第4話 | オン・マイ・オウン | 京田知己 | 大西健太 |
|
|
第5話 | WELCOME TO THE JUNGLE | 福田道生 | 山田雅之 |
| 加藤優 |
第6話 | 腐敗のまどろみ | 吉田英俊 | 深瀬重 |
|
|
第7話 | ジャイアント・キリング |
| 江副仁美 |
| 西井正典 |
第8話 | ワン・マン・フォース |
|
|
|
|
第9話 | 堕ちた魔女 | 片山一良 | 青木youイチロー |
|
|
第10話 | 前へ、前へ | 吉田英俊 | 中原れい |
| 中原れい |
第11話 | ストーミー・ナイト | 出渕裕 | 筑紫大介 | 結城信輝 |
|
第12話 | メイク・マイ・デイ |
|
|
| 西井正典 |
放送局
- 第1作
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
日本全域 | WOWOW | 2002年1月15日 - 6月25日 | 火曜 18:30 - 19:00 | BS放送 | |
AT-X | 2006年9月11日 - 2007年2月19日 | 月曜 10:30 - 11:00 | CS放送 | リピート放送あり | |
千葉県 | チバテレビ | 2008年1月9日 - 3月26日 2008年4月2日 - 6月18日 |
水曜 2:00 - 2:30(火曜深夜) 水曜 1:45 - 2:15(火曜深夜) |
独立UHF局 | |
京都府 | KBS京都 | 2008年1月9日 - 6月18日 | 水曜 2:00 - 2:30(火曜深夜) | ||
奈良県 | 奈良テレビ | 2008年1月9日 - 3月26日 2008年4月2日 - 6月18日 |
水曜 2:15 - 2:45(火曜深夜) 水曜 2:00 - 2:30(火曜深夜) |
||
三重県 | 三重テレビ[注 28] | 2008年1月9日 - 6月18日 | 水曜 2:55 - 3:25(火曜深夜) | ||
兵庫県 | サンテレビ | 2008年1月11日 - 6月20日 | 金曜 0:40 - 1:10(木曜深夜) | ||
埼玉県 | テレ玉 | 金曜 1:00 - 1:30(木曜深夜) | |||
東京都 | TOKYO MX | 2008年1月12日 - 6月21日 | 土曜 2:30 - 3:00(金曜深夜) | ||
神奈川県 | tvk | 土曜 3:15 - 3:45(金曜深夜) | |||
和歌山県 | テレビ和歌山 | 2008年1月14日 - 6月23日 | 月曜 1:10 - 1:40(日曜深夜) | ||
岐阜県 | 岐阜放送 | 2008年1月15日 - 6月24日 | 火曜 1:45 - 2:15(月曜深夜) | ||
日本全域 | BS11 | 2008年3月29日 - 9月6日 | 土曜 0:00 - 0:30(金曜深夜) | BS放送 | 『ANIME+』枠 |
- 第2作
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送時間 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | 2003年8月27日 - 11月29日 | 水曜 2:28 - 2:58(火曜深夜) | フジテレビ系列 | 制作局 |
日本全域 | AT-X | 2007年4月19日 - 7月5日 | 木曜 10:30 - 11:00 | CS放送 | リピート放送あり |
千葉県 | チバテレビ | 2008年9月24日 - 12月10日 | 水曜 1:45 - 2:15(火曜深夜) | 独立UHF局 | |
京都府 | KBS京都 | 水曜 2:00 - 2:30(火曜深夜) | |||
奈良県 | 奈良テレビ | ||||
三重県 | 三重テレビ | 2008年9月24日 - 12月17日 | 水曜 2:55 - 3:25(火曜深夜) | ||
兵庫県 | サンテレビ | 2008年9月26日 - 12月12日 | 金曜 0:40 - 1:10(木曜深夜) | ||
埼玉県 | テレ玉 | 金曜 1:00 - 1:30(木曜深夜) | |||
東京都 | TOKYO MX | 2008年9月27日 - 12月13日 | 土曜 2:30 - 3:00(金曜深夜) | ||
神奈川県 | tvk | 土曜 3:15 - 3:45(金曜深夜) | |||
和歌山県 | テレビ和歌山 | 2008年9月29日 - 12月15日 | 月曜 1:10 - 1:40(日曜深夜) | ||
岐阜県 | 岐阜放送 | 2008年9月30日 - 12月16日 | 火曜 1:45 - 2:15(月曜深夜) | ||
日本全域 | BS11 | 2008年12月21日 - 2009年3月7日 | 土曜 0:00 - 0:30(金曜深夜) | BS放送 | 『ANIME+』枠 |
- 第3作
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送時間 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
日本全域 | WOWOW | 2005年7月14日 - 10月20日 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) | BS放送 | 制作協力 |
AT-X | 2007年7月31日 - 10月23日 | 月曜 10:30 - 11:00 | CS放送 | リピート放送あり | |
千葉県 | チバテレビ | 2008年6月25日 - 9月17日 | 水曜 1:45 - 2:15(火曜深夜) | 独立UHF局 | |
京都府 | KBS京都 | 水曜 2:00 - 2:30(火曜深夜) | |||
奈良県 | 奈良テレビ | ||||
三重県 | 三重テレビ | 水曜 2:55 - 3:25(火曜深夜) | |||
兵庫県 | サンテレビ | 2008年6月27日 - 9月19日 | 金曜 0:40 - 1:10(木曜深夜) | ||
埼玉県 | テレ玉 | 金曜 1:00 - 1:30(木曜深夜) | |||
東京都 | TOKYO MX | 2008年6月28日 - 9月20日 | 土曜 2:30 - 3:00(金曜深夜) | ||
神奈川県 | tvk | 土曜 3:15 - 3:45(金曜深夜) | |||
和歌山県 | テレビ和歌山 | 2008年6月30日 - 9月22日 | 月曜 1:10 - 1:40(日曜深夜) | ||
岐阜県 | 岐阜放送 | 2008年7月1日 - 9月23日 | 火曜 1:45 - 2:15(月曜深夜) | ||
日本全域 | BS11 | 2008年9月13日 - 12月6日[注 29] | 土曜 0:00 - 0:30(金曜深夜) | BS放送 | 『ANIME+』枠 |
- 第4作
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [22] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2018年4月13日 - 6月29日 | 金曜 20:30 - 21:00 | AT-X | 日本全域 | 製作参加 / CS放送 / リピート放送あり |
金曜 22:30 - 23:00 | TOKYO MX | 東京都 | 製作参加 / リピート放送あり | |
金曜 23:30 - 土曜 0:00 | サンテレビ | 兵庫県 | ||
2018年4月14日 - 6月30日 | 土曜 3:00 - 3:30(金曜深夜) | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2018年4月13日 - 6月29日 | 金曜 23:00 - 23:30 | AbemaTV Abemaアニメチャンネル |
2018年4月14日 - 6月30日 | 土曜 12:00 更新 | dアニメストア |
2018年4月21日 - 7月7日 | 土曜 0:30 - 1:00(金曜深夜) | ニコニコ生放送 |
土曜 1:00(金曜深夜) 更新 | ニコニコチャンネル | |
土曜 更新 | ||
2018年4月23日 - 7月9日 | 月曜 更新 | ムービーフルPlus |
2018年4月25日 - 7月11日 | 水曜 更新 | PlayStation Video |
放送日 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [22] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2018年7月18日 | 水曜 19:00 - 20:00 | AT-X | 日本全域 | 製作参加 / CS放送 / リピート放送あり |
2018年7月20日 | 金曜 19:00 - 20:00 | TOKYO MX | 東京都 | 製作参加 |
2018年7月22日 | 日曜 2:00 - 3:00(土曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 | |
2018年7月24日 | 火曜 3:00 - 4:00(月曜深夜) | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
全局第11話・第12話を連続放送。 |
配信日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2018年7月20日 | 金曜 22:00 - 22:50 | AbemaTV Abemaアニメチャンネル |
2018年7月21日 | 土曜 12:00 更新 | dアニメストア |
WOWOW 火曜18:30 - 19:00枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
人形草紙あやつり左近(再放送)
※放送延期のための代替放送 |
フルメタル・パニック!
|
フジテレビ 火曜2:28 - 2:58(月曜深夜)枠 (本番組より同時刻に放送) |
||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
WOLF'S RAIN
※2:10 - 2:40 |
フルメタル・パニック?
ふもっふ |
WOWOW 金曜0:00 - 0:30(木曜深夜)枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
プルミエール
(月2回) |
フルメタル・パニック!
The Second Raid |
プルミエール
(月2回) |
TOKYO MX 金曜22:30 - 23:00枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
フルメタル・パニック!
Invisible Victory |
OVA
- 第3作特別版OVA
- 2006年5月26日にDVDにて発売された。全1話。「わりとヒマな戦隊長の一日」を収録。限定版にはTSRで同梱されていたUMDが廃止され、賀東招二脚本の新作ドラマCD「ありえない授業」が同梱されている。BDではフルメタル・パニック! The Second Raid Blu-ray BOXに収録されている。
- 短編5巻『どうにもならない五里霧中?』に収録された、同名のエピソードを映像化したもの。『終わるデイ・バイ・デイ』(アニメ『TSR』)の後日談にあたる内容である。登場人物はミスリルの人員だが、クルーゾーやカリーニンなど、一部キャラクターの本編では描かれなかった面が描写されており、そのギャップが笑いを誘う出来となっている。
スタッフ(OVA)
- 原作・脚本 - 賀東招二
- 原作イラスト・キャラクター原案 - 四季童子
- 監督・絵コンテ・演出 - 武本康弘
- キャラクターデザイン・作画監督 - 堀内修
- メカニカルデザイン - 海老川兼武
- 美術監督・美術設定 - 鵜ノ口穣二
- 色彩設定・色指定検査 - 高木理恵
- 撮影監督 - 中上竜太
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 音楽プロデューサー - 渡辺隆
- 音楽制作 - ポニーキャニオン
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- 企画プロデューサー - 安田猛
- プロデューサー - 鈴木智子、武智恒雄
- アニメーション制作 - 京都アニメーション
- 製作 - トゥアハー・デ・ダナン
英語吹き替え版
- 英語吹き替え版は米ADVフィルムによりアニメ3シリーズまでが発売されている。キャストはクリス・パットンが相良宗介を、ルーシ・クリスチャンが千鳥かなめを演じている。
- 英語吹き替え版『フルメタル・パニック? ふもっふ』の最終話EDでは、英語吹き替え版キャストによる日本語オリジナル版に無いやりとりが録音されている。
- 日本語オリジナル版『フルメタル・パニック? ふもっふ』の第1話における「つい最近も、××(銃声により音が消えている)のテロリストが郵便受けに爆弾を仕掛け、××(銃声)の高官を吹き飛ばした事件があった」というセリフが、英語版では「There was an incident recently, some Islamic fundamentalist terrorists blew up a high ranking US military official by rigging a bomb in his mail box(つい最近も、イスラム原理主義テロリストが郵便受けに爆弾を仕掛け、米国の軍高官を吹き飛ばした事件があった)」に変わっている。
オーディオドラマ
アニメ第4作の放送を記念し、過去のアニメシリーズをつなぐオーディオドラマ『フルメタル・パニック! 踊るベリー・メリー・クリスマス』が2016年12月23日よりランティス・YouTube内公式チャンネルで配信された[5]。各話、四季童子による新規イラスト1枚とともに配信。前述の通り、『Invisible Victory』のBDおよびDVDの特典CDとして封入される。
スタッフ(踊るベリー・メリー・クリスマス)
- 原作・脚本監修 - 賀東招二
- 原作イラスト・新規イラスト - 四季童子
- メインビジュアル - 堀内修
- 脚本 - 永井真吾
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- 音響効果 - 倉橋裕宗
- 録音 - 矢野さとし
- 録音助手 - 砂庭舞
- 音響制作担当 - 杉山好美
- 音響制作 - 楽音舎
主題歌(踊るベリー・メリー・クリスマス)
- テーマソング「Sacrifice for Dear」
- 作詞 - 松井洋平 / 作曲 - 菊田大介(Elements Garden) / 歌 - 茅原実里
各話リスト(踊るベリー・メリー・クリスマス)
話数 | サブタイトル | 配信日 |
---|---|---|
第1話 | クイーンズ・ガンビット | 2016年 12月23日 |
第2話 | 予定は未定 | 2017年 1月23日 |
第3話 | ようこそ、パシフィック・クリサリス号へ | 2月13日 |
第4話 | かしましき、この聖夜 | 3月6日 |
第5話 | セイラー出撃 | 3月27日 |
第6話 | ラスト・アクション・ヒーロー | 4月17日 |
第7話 | ふたりの艦長 | 5月8日 |
第8話 | 激闘の序曲 | 5月29日 |
第9話 | 執行者たち | 6月19日 |
第10話 | ハンター・キラー | 7月10日 |
第11話 | 眠れない聖夜 | 7月31日 |
第12話 | ベリー・メリー・クリスマス | 8月21日 |
CD(限定版付属ドラマCDは除く)
発売元は全てポニーキャニオンである。
- フルメタル・パニック! ドラマCD(全3巻)
- 「やりすぎのウォークライ」2001年5月10日発売
- 「一途なステイク・アウト」2001年8月10日発売
- 「女神の来日(受難編)」2001年11月9日発売
- アニメ化前に月刊ドラゴンマガジンで誌上販売されたものであり、現在入手困難となっている。声優は一部を除きアニメ版と異なる。
- 2003年2月にはバレンタインメッセージCD(千鳥かなめver.)が誌上通販されている。
- 「フルメタル・パニック! オリジナルサウンドトラックアルバム1」2002年4月17日発売
- 「フルメタル・パニック! オリジナルサウンドトラックアルバム2」2002年6月19日発売
- 「フルメタル・パニック? ふもっふ オリジナルサウンドトラックアルバム」2003年12月17日発売
- 「フルメタル・パニック! The Second Raid オリジナル・サウンドトラック・アルバム」2005年8月18日発売
コンピュータゲーム
- スーパーロボット大戦シリーズ
- 新旧の様々なメディア作品で世に出たロボットが登場(シリーズでは「参戦」と呼称する)するシミュレーションゲームシリーズ。このうち下記の数作品にアニメ版TSRを含めたキャラクター・ロボットが登場している。詳細については、それぞれの項目を参照。
- スーパーロボット大戦J - アニメ版第1期、『ふもっふ』が登場。
- スーパーロボット大戦W - アニメ版第1期、『ふもっふ』、『TSR』が登場。
- スパロボ学園 - アニメ版第1期、『ふもっふ』、『TSR』が登場。
- 第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇 - アニメ版第1期、『ふもっふ』、『TSR』が登場。『J』と『W』ではスポット参戦だったトゥアハー・デ・ダナンが、改修とかなめを介したオムニ・スフィアの起動により宙間戦闘が可能になったという設定で正規参戦する。この設定に関して作者は全面的に肯定している[注 30]。
- 第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇 - アニメ版第1期、『ふもっふ』、『TSR』、原作小説版が登場。アニメ未登場キャラクターのデザインは原作イラストレーターの四季童子が描き下ろしている[23]。
- スーパーロボット大戦X-Ω - アニメ版第1期、『ふもっふ』、『TSR』、原作小説版が登場。
- スーパーロボット大戦V - アニメ版第1期、『ふもっふ』、『TSR』、原作小説版が登場。アニメ未登場のサビーナ、カスパー、ファウラーに声優が起用されている。
- なお、これらゲームの一部作品では『機動戦艦ナデシコ』のウリバタケ・セイヤを初めとした各作品の整備員による改造が行われ、ASの宇宙空間での活動が可能となっている。
- Another Century's Episode:R
- 上記の「スーパーロボット大戦シリーズ」と同じく、新旧のロボットアニメが集うアクションゲームシリーズ。タクマの駆るベヘモスをお台場で倒した宗介達が惑星エリアに転移し、各登場作品のキャラクターと競演する。アニメ版1期のみの登場だが、ASのデザインは『TSR』版である。『ふもっふ』よりボン太くんがゲスト出演する。
- バトルロボット魂
- バンダイのROBOT魂を題材にしたPSP用のバトルアクションゲーム。M9ガーンズバック(クルツ、マオ)、アーバレスト、M9Dファルケ、サベージ(サンド、グレー、クロスボウ)、コダールm、コダールi(ヴェノム) 、ボン太くん実戦仕様が登場。
- フルメタル・パニック! 戦うフー・デアーズ・ウィンズ
- 2018年5月31日、バンダイナムコエンターテインメントよりPS4用ゲームとして発売。ジャンルはシミュレーションRPG。先述した「スーパーロボット大戦シリーズ」を開発しているB.B.スタジオが制作。
- 上記のクロスオーバーを除くと、作品単体のゲーム化として初のゲーム化作品となる。
- 同時期に展開しているアニメ『Invisible Victory』と同じく、『つづくオン・マイ・オウン』以降から物語が展開される。また、本作のみで描かれるIfの物語に分岐させることも可能。
- テーマソング「Brave Love」山田タマル
- ファンタジア・リビルド
- 2020年12月17日より配信されているPC / iOS / Android用アプリゲーム。
- ファンタジア文庫作品のクロスオーバーRPGであり、リリース時より本作のキャラクターが登場する。「スーパーロボット大戦」や「Another Century's Episode」がメカニックを中心とした扱われ方をしているのに対し、本作はキャラクターを中心として扱われている(メカニックも一部登場する)。
トレーディングカードゲーム
- 『フルメタル・パニック カードミッション』
- 「基本セット」2001年11月
- 「ミスリルの女神」2002年5月
- 「覚醒の天使」2002年9月
- 「キラカード・コレクション のんびりできない春夏秋冬?」2002年11月
- 「フルメタル・パニック!カードミッションパーフェクト・ガイドブック」2002年8月
- 『ドラゴン☆オールスターズ』(2003年 - 2005年)
- 『プロジェクト レヴォリューション』
- 「富士見書房1.0」2007年10月
- 「富士見書房2.0」2008年5月
- 「富士見書房1.1」2008年9月
- スタートダッシュデッキS(富士見書房1.0の再録)2007年12月
- 『クルセイドシステムカードシリーズ 』2013年12月
- 『ChaosTCG』2018年5月
- 『ヴァイスシュヴァルツ 』富士見ファンタジア文庫、2019年6月
パチンコ・パチスロ
- パチンコ:CRフルメタル・パニック!TSR(2010年)
- パチスロ:パチスロ フルメタル・パニック!TSR(2012年)
- いずれもタイヨーエレックから発売。
TRPG
- 『フルメタル・パニック!RPG』
- 2014年9月20日に発売された[24]。小太刀右京(チーム・バレルロール)とF.E.A.R.によるTRPG化作品である。イラストレーターは四季童子。
- 著者の小太刀自身の手によるリプレイシリーズ『フルメタル・パニック! アンダカヴァ』では、アニメでテレサ・テスタロッサ役を演じたゆかなと、本作のメインイラストレーターの四季童子がプレイヤーとして参加している。
- 本ルールはメタリックガーディアンRPGとの親和性が最も高く(というより、他のSRSでのロボット兵器では耐久力の面で不利を強いられる)、コラボ企画として、リプレイ「黒鉄のワンダリングジャーニー」が発売された。こちらにも四季童子がプレイヤーとして参加している。
脚注
注釈
- ^ 後に回復し、ウィスパードの久檀未良と判明。
- ^ ハリウッド映画会社Mandalay Picturesが本作の映画化権を獲得した。主演として、ザック・エフロンがリストアップされているとのこと[1]。
- ^ 第二次世界大戦終結後の1948年にアマルガムが結成され、歴史的事件(キューバ危機やベトナム戦争)に介入している事が後に判明する
- ^ 現実の中華人民共和国の建国は1949年である。
- ^ 『アナザー』第10巻で言及。現実のフセイン政権はイラク戦争で崩壊。
- ^ 「平政」は本作における元号。現実の平成に相当。
- ^ 現実では1996年に予定していた。
- ^ 現実の京王線では2007年から。
- ^ 当初の放送は2001年秋に予定されていたが、放送開始直前の同年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が発生、作品中のストーリーにおいてハイジャックの場面があったことから各方面に配慮し、放映開始時期を上記の期間に変更した。
- ^ 「自治州」と言いつつも事実上独立国家。第四話の地図によればロシア沿海地方のハンカ湖近辺。なお、地図のシーンは朝鮮半島が入る範囲からズームアップする演出がなされている。
- ^ この変更は第2期以降でも継続。ただし、徹底されてはおらず、後述の『ふもっふ』では宗介の出身地に関連したセリフに「アフガニスタン」という単語が出ている。
- ^ メニュー選択を行ったときにボン太くんの声が流れる。
- ^ 後に一般にも販売されている。
- ^ 第3・4作
- ^ DC版ではオフライン編集、新作パートコンテ・演出・録音も担当
- ^ 第3作OVAでは絵コンテ・演出も担当
- ^ 第3作では総作画監督、第3作OVAでは作画監督、第4作ではキャラクター総作画監督(第2 - 5・7 - 9・12話)も担当
- ^ 第3作はメカニカルデザイン、第4作はメカニックデザイン表記
- ^ 第3作OVAでは色指定検査も担当
- ^ 第1作は音楽プロデュース
- ^ 第1・4作
- ^ 第2・3作
- ^ a b TV
- ^ a b DC版
- ^ 角川書店、角川エンタテインメント、ハピネット、クロックワークス、IMAGICAイメージワークス
- ^ 角川書店、角川エンタテインメント、ハピネット、クロックワークス、京都アニメーション
- ^ 話数は、バンダイチャンネルおよび独立U局に倣う。
- ^ 三重テレビオリジナルのエンドカードあり。
- ^ 終了後の12月13日に、特別版OVA「わりとヒマな戦隊長の一日」(後述)が放送された。
- ^ 『フルメタル・パニック!アナザー』第8巻のあとがき参照。
出典
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書籍発売日
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関連項目
外部リンク
原作関連
- フルメタル・パニック! | 富士見書房 - 原作シリーズ紹介ページ
- 「フルメタル・パニック!」スペシャルサイト
テレビゲーム関連
- フルメタル・パニック!
- 富士見ファンタジア文庫
- 1998年の小説
- 日本のSF小説
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- 巨大ロボットを題材とした小説
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- 月刊コミックドラゴン
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