由良町
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ゆらちょう 由良町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 和歌山県 | ||||
郡 | 日高郡 | ||||
市町村コード | 30383-6 | ||||
法人番号 | 9000020303836 | ||||
面積 |
30.93km2 | ||||
総人口 |
4,868人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 157人/km2 | ||||
隣接自治体 | 有田郡広川町、日高郡日高町 | ||||
町の木 | 紀州槇柏 | ||||
町の花 | すいせん | ||||
由良町役場 | |||||
町長 | 山名実 | ||||
所在地 |
〒649-1111 和歌山県日高郡由良町大字里1220-1 北緯33度57分34秒 東経135度07分06秒 / 北緯33.95931度 東経135.11833度座標: 北緯33度57分34秒 東経135度07分06秒 / 北緯33.95931度 東経135.11833度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
由良町(ゆらちょう)は、和歌山県のほぼ中央部に位置する町。町全体は東西に広がり、東側は山地、西側は紀伊水道に面する。
概要
[編集]海岸部の白崎海岸は万葉の時代から知られており、県立自然公園に指定され、白崎海洋公園が整備されている[1]。紀伊の由良を詠んだ歌が万葉集に4首あり、「湯等」や「湯羅」と表記され、町内の万葉公園には歌碑も建てられている[1]。
- 妹がため玉を拾ふと紀伊の国の 湯羅の岬にこの日暮しつ
- 白崎は幸くあり待て大船に 真楫しじ貫きまたかへり見む
- 朝開き漕ぎ出て我は湯羅の崎 釣する海人を見て帰り来む
- 湯羅の崎潮干にけらし白神の 磯の浦廻をあへて漕ぐなり
石灰岩の分布する地質で、白崎海岸のほか、和歌山県内唯一の鍾乳洞施設である戸津井鍾乳洞などがある[1]。
また、町内の興国寺は、金山寺味噌、醤油発祥の地と言われている[1]。
温暖な気候を利用したミカン(ゆら早生、ゆらっ子などの品種)の栽培や、冬に海水温が一気に下がる環境を利用したワカメ(衣奈(えな)わかめ)の養殖が盛んである[1]。
地理
[編集]- 山:重山(かさねやま)
- 河川:由良川 - 由良町の中央部を流れる川
- 海域:紀伊水道、太平洋 - 今後発生が予測される南海トラフ巨大地震の際には、町内に最大7mの津波が到達することが予想されている[2]。
- 島:海驢島(あしかじま)- その名の通り、明治時代まではニホンアシカが生息していた[3]。
- 名勝:白崎 - 和歌山県立自然公園指定・日本の渚百選
隣接している自治体
[編集]地区
[編集]- 由良地区(南部・東部)
- 阿戸、網代、江ノ駒、里、門前、中、畑
- 白崎地区(西部)
- 吹井、神谷、大引
- 衣奈地区(北部)
- 小引、戸津井、衣奈、三尾川
歴史
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、畑村・中村・門前村・里村・網代村・阿戸村・江ノ駒浦の区域をもって由良村が発足。
- 1947年(昭和22年)10月15日 - 由良村が町制施行して由良町となる。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 白崎村・衣奈村と合併し、改めて由良町が発足。
- 1958年(昭和33年) - 白崎自然公園が県立公園として指定。
- 1959年(昭和34年) - 蟻島灯台が完成。
- 1961年(昭和36年) - 第2室戸台風による被害を受ける。
- 1962年(昭和37年) - 興国寺灯篭焼き県指定重要無形文化財として指定。
- 1963年(昭和38年) - 国道42号線由良地内起工。
- 1965年(昭和40年) - 国道42号線由良地内開通。
- 1967年(昭和42年) - 紀勢本線紀伊由良駅・湯浅駅間が複線化。
- 1968年(昭和43年) - 国鉄臨港線廃止。紀勢本線紀伊由良駅・御坊駅間が複線化。
- 1969年(昭和44年) - 財政再建団体として指定。
- 1971年(昭和46年) - 紀伊由良駅貨物営業停止。皇太子明仁親王(明仁上皇)が来町。
- 1973年(昭和48年) - 三井造船(現、エム・イー・エス)操業開始。
- 1982年(昭和57年) - 由良港臨海土地造成として臨海地域の埋め立て工事を実施。
- 1985年(昭和60年) - 法灯国師700年大遠諱。
- 1987年(昭和62年) - 町議会議員定数削減(20→18)。阿戸区獅子舞県指定重要無形文化財となる。
- 1989年(平成元年) - 役場新庁舎完成。業務効率化のためコンピュータを導入。
- 1990年(平成2年) - 由良町民憲章を制定。
- 1991年(平成3年) - 町議会議員定数削減(18→16)。
- 2007年(平成19年) - 町議会議員定数削減(12→10)。
- 2020年 (令和2年) - 由良町長選挙に新人山名実氏が初当選。
経済
[編集]産業
[編集]- 主な産業:観光産業(民宿・旅館)
由良ドック(株)があり、船舶の修理などをおこなっている。かつては三井E&Sホールディングスと川崎重工業の合弁会社だったが、三井E&Sホールディングスの単独出資に移った後、常石造船グループ入りし、2023年1月1日に現在の社名になった。
(株)駒井ハルテック和歌山工場があり、橋梁、鉄骨の鉄鋼構造物の製作などをおこなっている。
日本郵政グループ
[編集]- 由良郵便局(里)
無集配郵便局
- 白崎(しらさき)郵便局(吹井=ふけい)
- 衣奈(えな)郵便局(衣奈)
各郵便局にはゆうちょ銀行のATMが設置され、由良郵便局ではホリデーサービスを実施(2011年6月現在)。
※由良町内の郵便番号は「649-11xx」(由良郵便局の管轄)となっている。
地域
[編集]人口
[編集]由良町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 由良町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 由良町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
由良町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
教育
[編集]交通
[編集]鉄道路線
[編集]路線バス
[編集]道路
[編集]町内を高速道路は通っていない。最寄のインターチェンジは湯浅御坊道路の広川IC
港湾
[編集]名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]横浜、阿戸の獅子舞は県の無形重要文化財に指定されている。
出身有名人
[編集]- 由良守応 - 岩倉具視らと欧米に派遣。宮内省宮内馬車掛長。日本初の乗合馬車会社千里軒創業者。
- 楠山義太郎 - 毎日新聞ロンドン特派員。リットン調査団報告をスクープ。1939年(昭和14年)、当時のルーズベルト大統領と日本人記者として単独会見に成功。毎日新聞東京本社編集長、毎日新聞主筆、東京日日新聞社長。衆議院議員。
- 大橋里美 - 元山陽放送アナウンサー
- 神田耕一郎
- 城本蕉月 - 華道蕉月流創始者。
- 覚明 - 鎌倉時代の僧
- 大黒坊弁慶 - プロレスラー
- 浜野健 - マラソン選手
- 直川公俊 - サッカー選手
- 山本哲哉 - プロ野球・東京ヤクルトスワローズ
由良町を舞台とする作品
[編集]映画
[編集]MV
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 和歌山県由良町の概要 由良町 (2024年11月15日閲覧)
- ^ “資料1-3 市町村別平均津波高一覧表<満潮位>”. 内閣府防災情報のページ (2012年8月29日). 2024年2月16日閲覧。
- ^ 中村一恵, 1991年,『伊豆諸島に生息していたニホンアシカについて』, 神奈川県立博物館研究報告, 20号, 59-66頁, 神奈川県立博物館
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 紀州 由良町観光協会 白崎海岸 白崎海洋公園 海釣り公園etc.
- 由良町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- ウィキトラベルには、由良町に関する旅行ガイドがあります。
- 地図 - Google マップ