串本町
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くしもとちょう 串本町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 和歌山県 | ||||
郡 | 東牟婁郡 | ||||
市町村コード | 30428-0 | ||||
法人番号 | 9000020304280 | ||||
面積 |
135.67km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
13,400人 [編集] (推計人口、2024年12月1日) | ||||
人口密度 | 98.8人/km2 | ||||
隣接自治体 | |||||
町の木 | ツバキ | ||||
町の花 | モチノキ | ||||
町の魚 | トビウオ | ||||
串本町役場 | |||||
町長 | 田嶋勝正 | ||||
所在地 |
〒649-3592 和歌山県東牟婁郡串本町サンゴ台690番地5 北緯33度29分08秒 東経135度47分13秒 / 北緯33.4856度 東経135.7869度座標: 北緯33度29分08秒 東経135度47分13秒 / 北緯33.4856度 東経135.7869度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
串本町(くしもとちょう)は、和歌山県の本州最南端にある町。東牟婁郡に属する。
概要
町域は紀伊半島の最南端に位置している。熊野灘の南端部に位置しているほか、古座川の上流域に紀伊山地が広がる。
最南端の潮岬がある部分は紀伊半島から突き出しており、串本の市街地は潮岬側と元来の陸を繋ぐ砂州の上にある。市街地の東側には紀伊大島があり、1999年(平成11年)9月に完成したくしもと大橋で結ばれている。
海岸部は吉野熊野国立公園地域に指定されている。また潮岬のほか国の天然記念物である橋杭岩や世界で唯一の「非サンゴ礁海域に存在するサンゴ礁」があり、日本初の海中公園にもなった地域を含む沿岸海域は、2005年(平成17年)11月8日よりラムサール条約に登録されている[1][2]。
地理
地形
山地
- 主な山
- 風吹山
- 重畳山
河川
- 主な川
- 古座川
- 鬮野川
- 田原川
海岸
- 磯
- 岬
島嶼
- 主な島
気候
海洋性気候で年中温暖だが、夏の気温はあまり上がらない。夏から秋にかけては台風の通過が多く、枕崎市(鹿児島県)、室戸市(高知県:室戸岬)などと並び台風銀座の一つである。
潮岬特別地域気象観測所(串本町潮岬、標高68m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 23.6 (74.5) |
23.4 (74.1) |
23.9 (75) |
26.2 (79.2) |
29.4 (84.9) |
30.8 (87.4) |
35.6 (96.1) |
36.1 (97) |
33.8 (92.8) |
29.7 (85.5) |
27.2 (81) |
23.3 (73.9) |
36.1 (97) |
平均最高気温 °C (°F) | 11.4 (52.5) |
12.4 (54.3) |
15.2 (59.4) |
18.8 (65.8) |
22.5 (72.5) |
24.7 (76.5) |
28.2 (82.8) |
29.8 (85.6) |
27.6 (81.7) |
23.2 (73.8) |
18.7 (65.7) |
13.8 (56.8) |
20.5 (68.9) |
日平均気温 °C (°F) | 8.3 (46.9) |
8.8 (47.8) |
11.6 (52.9) |
15.6 (60.1) |
19.3 (66.7) |
22.1 (71.8) |
25.7 (78.3) |
26.9 (80.4) |
24.6 (76.3) |
20.3 (68.5) |
15.5 (59.9) |
10.6 (51.1) |
17.5 (63.5) |
平均最低気温 °C (°F) | 5.2 (41.4) |
5.3 (41.5) |
8.2 (46.8) |
12.3 (54.1) |
16.6 (61.9) |
19.9 (67.8) |
23.8 (74.8) |
24.8 (76.6) |
22.1 (71.8) |
17.7 (63.9) |
12.4 (54.3) |
7.5 (45.5) |
14.6 (58.3) |
最低気温記録 °C (°F) | −3.6 (25.5) |
−5.0 (23) |
−2.2 (28) |
1.5 (34.7) |
7.3 (45.1) |
12.5 (54.5) |
15.3 (59.5) |
18.1 (64.6) |
14.2 (57.6) |
7.7 (45.9) |
2.5 (36.5) |
−2.0 (28.4) |
−5.0 (23) |
降水量 mm (inch) | 97.7 (3.846) |
118.1 (4.65) |
185.5 (7.303) |
212.3 (8.358) |
236.7 (9.319) |
364.7 (14.358) |
298.4 (11.748) |
260.3 (10.248) |
339.2 (13.354) |
286.6 (11.283) |
152.0 (5.984) |
102.9 (4.051) |
2,654.3 (104.5) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 7.1 | 8.3 | 11.8 | 11.4 | 11.9 | 15.8 | 12.9 | 12.4 | 13.2 | 12.0 | 9.3 | 7.0 | 133.1 |
% 湿度 | 58 | 58 | 62 | 68 | 75 | 84 | 86 | 84 | 78 | 72 | 64 | 60 | 71 |
平均月間日照時間 | 192.5 | 187.9 | 198.6 | 201.9 | 193.2 | 132.4 | 193.2 | 234.8 | 176.8 | 169.8 | 177.5 | 194.0 | 2,255.9 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1913年-現在)[4][5] |
地域
- 旧西牟婁郡串本町地区
- 旧西牟婁郡和深村地区 - 和深、里川、田子、江田
- 旧西牟婁郡田並村地区 - 田並、田並上
- 旧西牟婁郡有田村地区 - 有田、有田上、吐生
- 旧西牟婁郡串本町地区 - 高富、二色、鬮野川、サンゴ台、串本
- 旧西牟婁郡潮岬村地区 - 潮岬、出雲
- 旧東牟婁郡大島村地区 - 大島、須江、樫野
人口
串本町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 串本町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 串本町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
串本町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
隣接自治体
歴史
第一次西牟婁郡串本町時代
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、近世以来の西牟婁郡串本浦が単独で自治体を形成、串本村が成立。
- 1890年(明治23年)9月16日 - エルトゥールル号遭難事件が発生する。
- 1907年(明治40年)11月12日 - 串本村が町制施行して串本町となる。
- 1924年(大正13年)6月30日 - 西牟婁郡富二橋村を編入。
第二次西牟婁郡串本町時代
くしもとちょう 串本町 | |||||
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廃止日 | 2005年4月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 西牟婁郡串本町(旧)、東牟婁郡古座町 → 東牟婁郡串本町(新) | ||||
現在の自治体 | 串本町(新) | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 和歌山県 | ||||
郡 | 西牟婁郡 | ||||
市町村コード | 30428-0 | ||||
総人口 |
21,429人 (国勢調査、2000年) | ||||
隣接自治体 | 西牟婁郡すさみ町、東牟婁郡古座川町、古座町 | ||||
串本町役場 | |||||
所在地 | 和歌山県西牟婁郡串本町 | ||||
ウィキプロジェクト |
- 1955年(昭和30年)7月2日 - 西牟婁郡串本町・田並村・有田村・潮岬村・和深村が新設合併し、改めて串本町が発足。
- 1958年(昭和33年)1月15日 - 東牟婁郡大島村を編入。
- 1959年(昭和34年)9月26日 - 伊勢湾台風が潮岬に上陸。紀伊半島から東海地方を中心としたほぼ全国に甚大な被害をもたらし、明治以降の日本における台風災害で史上最悪となる死者・行方不明者5,098名(全国)の惨事となる。
東牟婁郡串本町時代
- 2005年(平成17年)4月1日 - 西牟婁郡串本町が東牟婁郡古座町と新設合併して東牟婁郡串本町が発足。旧串本町は西牟婁郡に属していたが、広域行政や経済面などで新宮市および東牟婁郡との結びつきが比較的強かった歴史的経緯から、合併にあわせて東牟婁郡に変更した。
- 2021年(令和3年)7月26日 - 同町サンゴ台にある海抜約50メートルの高台に新庁舎を建設し、移転した。旧庁舎の本館が老朽化しており、また所在地の海抜も約3メートルと低く、大地震による津波発生時には大規模な浸水被害が予想されたためである。[6][7]
-
旧・古座町と合併前の旧・串本町の範囲
-
旧・串本町と合併前の旧・古座町の範囲
国家機関
防衛省
法務省
裁判所
国土交通省
施設
警察
- 本部
- 交番
- 古座交番(串本町西向)
- 駐在所
- 潮岬警察官駐在所(串本町潮岬)
- 田並警察官駐在所(串本町田並)
- 和深警察官駐在所(串本町和深)
- 大島警察官駐在所(串本町大島)
消防
- 本部
- 消防署
- 串本消防署
医療
- 主な病院
郵便局
- 主な郵便局
図書館
- 串本町図書館
- 古座図書館
文化施設
- 交流施設
串本町文化センター
- 博物館
- 美術館
運動施設
- 串本町立体育館
- 串本町総合運動公園 サン·ナンタンランド
対外関係
姉妹都市・提携都市
海外
- 姉妹都市
経済
第一次産業
農業
温暖な気候を利用したイチゴ、ポンカン栽培が盛んで、それぞれ「くろしおイチゴ」「くろしおポンカン」としてブランド化している。また、大島では古くからキンカンが特産品となっている。
漁業
カツオ漁が盛んで、「しょらさん鰹」としてブランド化している(しょらさんとは串本の方言で、「優しい人」の意味)。また、マグロやトビウオ、サンマなどの水揚げも盛ん。
第三次産業
宇宙
スペースワン社運用のもと、小型ロケットで人工衛星を打ち上げる商業宇宙輸送サービスを提供することを目的として建設された、日本初の民間ロケット発射場。
情報・通信
マスメディア
中継局
教育
高等学校
中学校
小学校
交通
鉄道
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
バス
道路
高速道路
国道
県道
道の駅
観光
名所・旧跡
- 主な城郭
- 主な寺院
- 主な史跡
観光スポット
- 串本海中公園 - ラムサール条約登録[1]
- 潮岬 - 日本の夕陽百選[9]・新日本旅行地100選
- 橋杭岩 - 国の天然記念物
- 橋杭海水浴場 - 快水浴場百選
- 串本応挙芦雪館
- 古座海岸
- 九龍島と鯛島
- 海底遺跡
- 紀伊大島
文化・名物
祭事・催事
出身関連著名人
出身著名人
- 浜野徹太郎 - 政治家
- 明石家さんま - タレント、旧古座町生まれ(奈良県奈良市で育つ)。
- 大川真郎 - 日本弁護士連合会事務総長を歴任、旧古座町出身。
- 寺田雅彦 - 日本ビクター代表取締役社長を歴任(現・同社特別顧問)、旧古座町出身。
- 岩見よしまさ - お笑いコンビ「飛石連休」、旧古座町出身。
- 東里 - タレント
- 増巳山豪 - 1940年代~1950年代に活躍した、大相撲力士
- 木皮成 - 振付師
- 本田幸大 - 実業家 株式会社enjin (東証マザーズ 7370) 創業者
- 南努 - シンガーソングライター、旧古座町出身。
- そらなさゆり - アングラーズアイドル2代目
- 山本瑠香 - タレント 元AKB48・チーム8和歌山県初代代表
脚注
注釈
出典
- ^ a b “ラムサール条約に登録、非サンゴ礁で世界唯一の串本沿岸海域”. 串本観光協会. 2011年5月25日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 「串本沿岸海域とラムサール条約 保全してこそ観光資源(コラム・社説)」『紀伊民報』2006年5月19日。2011年5月25日閲覧。
- ^ “資料1-3 市町村別平均津波高一覧表<満潮位>”. 内閣府防災情報のページ (2012年8月29日). 2024年2月16日閲覧。
- ^ “平年値ダウンロード”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
- ^ “観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
- ^ “串本町役場新庁舎の竣工式・一般内覧会および開庁日について”. 串本町. 2022年11月23日閲覧。
- ^ 「高台に串本町新庁舎完成 7月4日に竣工式と内覧会」『紀伊民報』2021年5月14日。2022年11月23日閲覧。
- ^ 新宮警察署 和歌山県警察(2024年7月2日閲覧)
- ^ “日本の夕陽百選 串本町”. 朝日・夕陽の放送局. NPO法人 日本列島夕陽と朝日の郷づくり協会. 2022年11月23日閲覧。
- ^ “21世紀に残したい日本の自然100選”. 財団法人 森林文化協会. 2022年11月23日閲覧。
関連項目
- エルトゥールル号遭難事件
- 大間町 - 本州最北の自治体
- 宮古市 - 本州最東の自治体
- 下関市 - 本州最西の自治体
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 南紀串本観光協会
- ウィキトラベルには、串本町に関する旅行ガイドがあります。
- 串本町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ
- 串本町古座町合併協議会