石橋駅 (栃木県)
石橋駅 | |
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西口(2022年11月) | |
いしばし Ishibashi | |
◄自治医大 (4.7 km) (6.4 km) 雀宮*► | |
所在地 | 栃木県下野市石橋240 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■東北本線(宇都宮線) |
キロ程 |
95.4 km(東京起点) 東京から尾久経由で95.6 km |
電報略号 | シハ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
4,527人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1885年(明治18年)7月16日 |
備考 | 業務委託駅 |
* この間に宇都宮貨物ターミナル駅有り(東京起点96.6 km)。 |
石橋駅(いしばしえき)は、栃木県下野市石橋にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である[1]。
「宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。
歴史
[編集]- 1885年(明治18年)7月16日:日本鉄道の駅として開業[2]。当時は1日2往復の運行であった[3]。
- 1906年(明治39年)11月1日:鉄道国有法により国有化[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により東北本線の所属となる。
- 1974年(昭和49年)10月15日:貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 2000年(平成12年)2月10日:自動改札機運用開始[4]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」供用開始。
- 2007年(平成19年)11月20日:指定席券売機使用開始。
- 2013年(平成25年)5月1日:業務委託化[5]。
- 2015年(平成27年)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している[1]。
小金井駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)[5]。Suica対応自動改札機、指定席券売機が設置されている。遠隔操作システムにより始発 - 6:50頃まで無人になるため、駅員不在時対応として改札窓口・多機能券売機・自動精算機脇にインターホンが、改札脇に乗車駅証明書発行機が設置されている。改札外にはNewDaysKIOSKがあったが、2023年10月末までに閉鎖された。みどりの窓口が設置されていたが、2015年4月末を以て閉鎖された。
西口には小規模ながらペデストリアンデッキが設置され、隣接する駐輪場の2階部に直接入ることができる。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■ 宇都宮線(東北線) | 下り | 宇都宮・黒磯方面 |
2 | ■ 宇都宮線(東北線) | 上り | 小山・大宮・東京・新宿・横浜方面 |
■ 湘南新宿ライン | |||
■ 上野東京ライン |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 湘南新宿ラインの列車は前述のように横須賀線へ直通する。
-
改札口(2022年12月)
-
切符売り場(2022年11月)
-
ホーム(2022年11月)
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は4,527人である[利用客数 1]。
1886年度(明治19年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
1886年(明治19年) | 16 | [利用客数 2] |
1887年(明治20年) | 40 | [利用客数 3] |
1888年(明治21年) | 53 | [利用客数 3] |
1889年(明治22年) | 63 | [利用客数 3] |
1890年(明治23年) | 72 | [利用客数 3] |
1891年(明治24年) | 74 | [利用客数 3] |
1892年(明治25年) | 73 | [利用客数 3] |
1894年(明治27年) | 76 | [利用客数 3] |
1895年(明治28年) | 77 | [利用客数 3] |
1899年(明治32年) | 127 | [利用客数 3] |
1900年(明治33年) | 134 | [利用客数 3] |
1901年(明治34年) | 133 | [利用客数 3] |
1902年(明治35年) | 130 | [利用客数 3] |
1903年(明治36年) | 122 | [利用客数 3] |
1904年(明治37年) | 107 | [利用客数 3] |
1905年(明治38年) | 114 | [利用客数 3] |
1906年(明治39年) | 125 | [利用客数 3] |
1907年(明治40年) | 152 | [利用客数 3] |
1908年(明治41年) | 148 | [利用客数 3] |
1909年(明治42年) | 136 | [利用客数 3] |
1910年(明治43年) | 152 | [利用客数 3] |
1911年(明治44年) | 170 | [利用客数 3] |
1912年(大正元年) | 169 | [利用客数 3] |
1913年(大正 | 2年)209 | [利用客数 3] |
1914年(大正 | 3年)183 | [利用客数 3] |
1915年(大正 | 4年)198 | [利用客数 3] |
1916年(大正 | 5年)200 | [利用客数 3] |
1917年(大正 | 6年)239 | [利用客数 3] |
1918年(大正 | 7年)275 | [利用客数 3] |
1919年(大正 | 8年)317 | [利用客数 4] |
1920年(大正 | 9年)330 | [利用客数 4] |
1923年(大正12年) | 491 | [利用客数 4] |
1924年(大正13年) | 510 | [利用客数 4] |
1926年(昭和元年) | 449 | [利用客数 4] |
2000年(平成12年) | 4,860 | [利用客数 5] |
2001年(平成13年) | 4,877 | [利用客数 6] |
2002年(平成14年) | 4,864 | [利用客数 7] |
2003年(平成15年) | 4,837 | [利用客数 8] |
2004年(平成16年) | 4,806 | [利用客数 9] |
2005年(平成17年) | 4,831 | [利用客数 10] |
2006年(平成18年) | 4,855 | [利用客数 11] |
2007年(平成19年) | 4,914 | [利用客数 12] |
2008年(平成20年) | 4,942 | [利用客数 13] |
2009年(平成21年) | 4,739 | [利用客数 14] |
2010年(平成22年) | 4,674 | [利用客数 15] |
2011年(平成23年) | 4,674 | [利用客数 16] |
2012年(平成24年) | 4,670 | [利用客数 17] |
2013年(平成25年) | 4,819 | [利用客数 18] |
2014年(平成26年) | 4,802 | [利用客数 19] |
2015年(平成27年) | 4,879 | [利用客数 20] |
2016年(平成28年) | 4,856 | [利用客数 21] |
2017年(平成29年) | 4,942 | [利用客数 22] |
2018年(平成30年) | 5,004 | [利用客数 23] |
2019年(令和元年) | 4,860 | [利用客数 24] |
2020年(令和 | 2年)3,388 | [利用客数 25] |
2021年(令和 | 3年)3,682 | [利用客数 26] |
2022年(令和 | 4年)4,059 | [利用客数 27] |
2023年(令和 | 5年)4,527 | [利用客数 1] |
駅周辺
[編集]西口
[編集]- 公衆トイレ
- 下野警察署石橋駅前交番
- 石橋駅自転車駐輪場(レンタサイクル受付)[6]
- 路線バス・タクシー乗り場
- 関東自動車定期券・バスカード石橋発売センター(バス待合室兼用)
- 関東交通石橋営業所
- 足利小山信用金庫石橋支店(建物の土地は、かつての関東自動車小山石橋営業所跡地)
- 国道4号(駅西通りから石橋交差点で接続)
- 栃木県道65号鹿沼下野線(上記石橋交差点からさらに西の石橋高校南側交差点で接続)
- 栃木県道71号羽生田上蒲生線(駅北方を通過)
- 茨城県道・栃木県道146号結城石橋線(駅南方を通過)
- 国道352号(駅南方を通過)
- 栃木県立石橋高等学校
- 下野市石橋公民館
- 石橋郵便局
- 石橋本町郵便局
- 開雲寺
- 能開センター石橋校
- 児山城跡
- 関東自動車石橋営業所
- 栃木県下野警察署
- グリムの森
- ロータリー内にグリム時計台がある。
- 渡辺私塾石橋駅前校
- かましん 石橋店
- 姿川
- 田川
東口
[編集]石橋駅東土地区画整理事業の一環で開設された。駅前ロータリーより東側は隣町の上三川町となっており、日産自動車栃木工場の従業員を送迎するバス停がある。
- 大山簡易郵便局(一時閉鎖中)
バス路線
[編集]西口発着
[編集]「石橋駅」停留所にて、関東自動車石橋営業所・関東自動車簗瀬営業所が運行する路線バスが発着する。
- 1番のりば
- 真岡営業所
- 獨協医大病院
- 2番のりば
かつては国道4号経由で自治医大病院に向かう路線も存在したが、2004年に廃止されている。昭和期に運行されていた宇都宮駅 - 小山駅・小山車庫間直通路線は石橋駅構内には乗り入れず、駅とは石橋待合所停留所にて接続していた。
また、2019年10月1日から、当駅を基点に下野市・上三川町・壬生町広域連携バス「ゆうがおバス」の実証運行が開始された[7]。運行受託は関東自動車[8][9]。
その後、2022年3月末に「ゆうがおバス」の実証運行を終了した[11]。同時に、運行期間中の利用実績等を理由に「ゆうきが丘循環線」が2022年3月末に廃線となり、同年4月から「JR石橋駅 - 獨協線」が関東自動車へ移管された[11]。
東口発着
[編集]2019年時点では路線バスの運行はない。2008年から2013年までは上三川町巡回バスが乗り入れていた。
上三川町のデマンド交通「かみたん号」[12]においてJR石橋駅東口が乗降可能施設の内の1つに指定されており、専用のポールが立てられている。
隣の駅
[編集]- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■宇都宮線
- ■快速(「ラビット」を含む)・■普通
- 自治医大駅 - 石橋駅 - (宇都宮貨物ターミナル駅) - 雀宮駅
- ■快速(「ラビット」を含む)・■普通
脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 05号 上野駅・日光駅・下館駅ほか92駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月9日、24頁。
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、394頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 上三川町史編さん委員会 編 1981, p. 661.
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '00年版』ジェー・アール・アール、2000年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-121-X。
- ^ a b JR東日本ステーションサービス事業エリア
- ^ “レンタサイクル タクシー”. 下野市観光協会. 2022年5月22日閲覧。
- ^ “1市2町広域連携「ゆうがおバス」の実証運行を開始します”. 下野市 (2019年9月27日). 2019年10月2日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “愛称は「ゆうがおバス」 下野・上三川・壬生、10月から運行の広域連携バス”. 下野新聞. (2019年8月16日). オリジナルの2019年9月2日時点におけるアーカイブ。 2019年9月28日閲覧。
- ^ “1市2町 広域連携バス” (PDF). 関東自動車. 2019年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月28日閲覧。
- ^ a b 1市2町 下野市・上三川町・壬生町 広域連携バス ゆうがおバス(1/2) (PDF) - 下野市、2019年10月2日閲覧[リンク切れ]
- ^ a b “広域連携「ゆうがおバス」を運行中です”. 下野市 (2022年4月1日). 2022年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月23日閲覧。
- ^ 上三川町 デマンド交通について 2019年10月6日閲覧
利用状況
[編集]- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月20日閲覧。
- ^ 上三川町史編さん委員会 編『上三川町史 通史編 下巻』上三川町、1981年12月25日、661頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 上三川町史編さん委員会 編『上三川町史 通史編 下巻』上三川町、1981年12月25日、662頁。
- ^ a b c d e 上三川町史編さん委員会 編『上三川町史 通史編 下巻』上三川町、1981年12月25日、663頁。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月22日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月9日閲覧。
参考文献
[編集]- 上三川町史編さん委員会 編『上三川町史 通史編 下巻』上三川町、1981年12月25日、807頁。 NCID BN02893922。全国書誌番号:82024635
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(石橋駅):JR東日本
- 明治26年の駅周辺図『特別大演習記事. 附表・附図』(国立国会図書館デジタルコレクション)