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秋田中央郵便局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
秋田中央郵便局
Akita Central Post Office
秋田中央郵便局
基本情報
正式名称 秋田中央郵便局
前身 久保田郵便取扱所、秋田郵便局
局番号 86001
設置者 日本郵便株式会社
所在地 010-8799
秋田県秋田市保戸野鉄砲町5-1
位置

北緯39度43分23秒 東経140度6分33.8秒 / 北緯39.72306度 東経140.109389度 / 39.72306; 140.109389 (秋田中央郵便局)座標: 北緯39度43分23秒 東経140度6分33.8秒 / 北緯39.72306度 東経140.109389度 / 39.72306; 140.109389 (秋田中央郵便局)

地図
貯金
店名 ゆうちょ銀行 代理店
保険
店名 かんぽ生命保険 秋田支店秋田中央郵便局かんぽサービス部
(窓口は代理店)
特記事項
ATMホリデーサービス実施
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秋田中央郵便局(あきたちゅうおうゆうびんきょく)は秋田県秋田市保戸野鉄砲町にある郵便局である。民営化前の分類では集配普通郵便局であった。

概要

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住所:〒010-8799 秋田県秋田市保戸野鉄砲町5番1号

併設施設

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出張所(局外ATM)

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民営化後はゆうちょ銀行仙台支店の出張所となった。

  • 秋田大学内出張所
  • ゆうちょ銀行仙台支店秋田出張所:ホリデーサービス実施
  • マルダイ八橋店内出張所:ホリデーサービス実施

沿革

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  • 1872年8月4日明治5年7月1日) - 久保田(くぼた)郵便取扱所として、茶町の幸野治右衛門邸に開設[1]
  • 1873年(明治6年) - 久保田郵便役所となる[2]
  • 1875年(明治8年)1月1日 - 久保田郵便局(二等)となる。翌日より為替取扱を開始[2]
  • 1876年(明治9年)2月1日 - 秋田県内初の郵便差入柱函(郵便ポスト)が上通町と馬口労町の2箇所に設置。
  • 1878年(明治11年)7月25日 - 貯金取扱を開始[3]
  • 1881年(明治14年)12月 - 秋田郵便局に改称[2]
  • 1885年(明治18年) - 電信取扱を開始[2]
  • 1887年(明治20年)4月1日 - 秋田郵便局と秋田電信分局が合併し、秋田郵便電信局となる[4]
  • 1888年(明治21年)
    • 10月20日 - 日および日両国間の郵便為替事務取扱を開始[5]
    • 12月26日 - 日間の郵便為替事務取扱を開始[6]
  • 1889年(明治22年)
    • 4月27日 - 日間の郵便為替事務取扱を開始[7]
    • 7月17日 - 等級を二等から一等に改定[8]
  • 1893年(明治26年)
    • 3月1日 - 小包郵便取扱を開始[9]
    • 11月10日 - 等級を一等から二等に改定[10]
  • 1896年(明治29年)10月1日 - 日間の小包郵便取扱を開始[11]
  • 1902年(明治35年)3月10日 - 郵便為替金の居宅払取扱を開始[12]
  • 1903年(明治36年)4月1日 - 通信官署官制の施行に伴い秋田郵便局(二等)となる[2]
  • 1907年(明治40年)
    • 7月8日 - 電話加入申込受理を開始[13]
    • 11月10日 - 女子電話交換手の第1回採用試験を実施[14]
    • 12月26日 - 電話交換業務および電話通話事務並びに電話加入者の託送電報取扱を開始[15]。加入数201名[14]。電話交換手11人[14]
  • 1910年(明治43年)4月1日 - 秋田郵便局(一等)を設置し、秋田郵便局(二等)の現業事務を継承[16]
  • 1914年大正3年)9月2日 - 局舎新築工事のため、秋田市本町四丁目[17]から、同市茶町梅ノ丁[17]に局舎を移転[18]
  • 1915年(大正4年)6月1日 - 秋田市茶町梅ノ丁から、同市本町四丁目に局舎を新築、移転[19]
  • 1916年(大正5年)
    • 4月1日 - 府県税納入振替貯金特別取扱を開始[20]
    • 10月1日 - 簡易生命保険取扱を開始。
  • 1923年(大正12年)5月21日 - 郵便振替貯金小切手払込取扱を開始[21]
  • 1926年(大正15年)10月1日 - 郵便年金取扱を開始。
  • 1927年昭和2年)11月16日 - 秋田市亀ノ丁西土手町11番地に秋田簡易保険健康相談所を開設[22]。健康相談および巡回看護事務の取扱を開始。
  • 1936年(昭和11年)9月6日 - 課長制を実施[23]
  • 1937年(昭和12年)12月27日 - 局内より出火し、局舎全焼[24]
  • 1938年(昭和13年)7月3日 - 秋田市土手長町から、同市豊島町[25]に局舎を移転[26]
  • 1947年(昭和22年)12月11日 - 郵便局で取扱う電話通話事務を除く電話事務を秋田電話局に移管[27]
  • 1949年(昭和24年)
    • 2月21日 - 電信事務を秋田電信局に移管。
    • 12月1日 - 秋田市豊島町から、同市本町四丁目に局舎を新築、移転[28][29]。火災以前の場所に戻る。
  • 1952年(昭和27年)4月20日 - 武塙祐吉秋田市長に一日郵便局長を委嘱[30]
  • 1962年(昭和37年)7月14日 - 局舎新築工事のため、郵便課と集配課を秋田市長野町[31]の旧秋田高校校舎へ、その他を同市東根小屋町[32]の旧県立図書館へそれぞれ移転[33]
  • 1963年(昭和38年)
  • 1966年(昭和41年)10月31日 - 東京-秋田間下り便を使用した普通郵便の航空輸送を開始[35]
  • 1967年(昭和42年)
    • 7月23日 - 普通郵便の日曜日配達を休止[36]
    • 10月 - 秋田-東京間上り便を使用した普通郵便の航空輸送を開始[35]
  • 1968年(昭和43年)12月6日 - 県内初となる自動押印機を導入[37]
  • 1978年(昭和53年)6月16日 - 簡易保険オンラインシステムを導入[38]
  • 1984年(昭和59年)
    • 2月1日 - 当局を中心とした自動車便による新輸送システムが確立[39]
    • 6月29日 - 局舎新築落成[39]
    • 7月16日 - 秋田市大町四丁目から、同市保戸野鉄砲町に局舎を新築、移転[40]
  • 1985年(昭和60年)3月14日 - 奥羽本線を経由する鉄道郵便輸送(福島秋田線)が廃止[41]
  • 1986年(昭和61年)3月 - 日本海縦貫線を経由する鉄道郵便輸送(大阪青森線)が廃止[42]
  • 1987年(昭和62年)7月1日 - 秋田中央郵便局に改称。
  • 1991年平成3年)10月1日 - 外国通貨の両替および旅行小切手の売買に関する業務取扱を開始。
  • 1999年(平成11年)7月10日 - 外旭川簡易郵便局の廃止に伴い、取扱事務を承継[43]
  • 2003年(平成15年)3月3日 - 新屋郵便局から集配業務ならびに郵便貯金・簡易保険の集金業務を移管[44]
  • 2007年(平成19年)
  • 2012年(平成24年)10月1日 - 日本郵便株式会社の発足に伴い、郵便事業秋田支店を秋田中央郵便局に統合。
  • 2015年(平成27年)4月1日 - フランス宛海外クール宅配便(クールEMS)取扱を開始[46]
  • 2017年(平成29年)11月6日 - かんぽ生命保険秋田支店が当局から、同市旭北錦町に移転[47]
  • 2018年(平成30年)
    • 3月23日 - 秋田市と市内郵便局にて、災害発生時の対応並びに日常の業務における高齢者等の見守り活動の相互協力及び道路破損等発見時の対応に関する協定を締結[48]
    • 8月18日 - 地域区分局業務を、岩手郵便局へ移管。
  • 2019年令和元年)
  • 2020年(令和2年)
    • 4月22日 - 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ゆうゆう窓口の営業時間を短縮[51]。24時間営業を終了。
    • 12月30日 - この日をもって、外貨両替取扱を終了。
  • 2021年(令和3年)
    • 1月28日 - 秋田市と日本郵便株式会社にて、地域の活性化および住民サービスの向上などを図ることを目的に、包括連携協定を締結[52]
    • 10月2日 - 普通郵便の土曜日配達を休止[53]
  • 2022年(令和4年)

取扱内容

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周辺

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アクセス

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その他

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旧秋田郵便局跡地(秋田市大町四丁目)

現在地に移転する前は、秋田市大町四丁目(現在のランデック大町パーキング)に所在していたが、移転した際、近隣の利用者の私書箱利用の便宜を図るために、当時近隣に所在していた無集配特定郵便局の秋田大町郵便局で私書箱が利用できるようにしており、それが現在まで引き継がれている。そのため、秋田大町郵便局には独自の郵便番号(〒010-8621)が符番されている。

脚注

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  1. ^ 秋田市編『秋田市史 第四巻 近現代I 通史編』2004年3月31日発行
  2. ^ a b c d e 山口修監修 『全国郵便局沿革録 明治編』 日本郵趣出版 1980年12月28日発行
  3. ^ 無明舎出版編 『秋田県近代総合年表』 無明舎出版、1988年、p.32。
  4. ^ 明治20年逓信省告示第33号(明治20年3月25日付官報第1117号掲載)
  5. ^ 明治21年逓信省告示第176号(明治21年10月20日付官報第1594号掲載)
  6. ^ 明治21年逓信省告示第212号(明治21年12月26日付官報第1649号掲載)
  7. ^ 明治22年逓信省告示第99号(明治22年4月27日付官報第1745号掲載)
  8. ^ 明治22年逓信省告示第145号(明治22年7月17日付官報第1814号掲載)
  9. ^ 明治26年逓信省告示第54号(明治26年2月14日付官報第2885号掲載)
  10. ^ 明治26年逓信省告示第248号(明治26年11月4日付官報第3106号掲載)
  11. ^ 明治29年逓信省告示第176号(明治29年9月21日付官報第3971号掲載)
  12. ^ 明治35年逓信省告示第93号(明治35年2月21日付官報第5587号掲載)
  13. ^ 明治40年逓信省告示第395号(明治40年7月1日付官報第7200号掲載)
  14. ^ a b c 無明舎出版編 『秋田県近代総合年表』 無明舎出版、1988年、p.90。
  15. ^ 明治40年逓信省告示第834号(明治40年12月18日付官報第7343号掲載)
  16. ^ 明治43年逓信省告示第442号(明治43年3月29日付官報第8026号掲載)
  17. ^ a b 現在の秋田市大町四丁目。
  18. ^ 大正3年逓信省告示539号(大正3年9月5日付官報第630号掲載)
  19. ^ 大正4年逓信省告示371号(大正4年5月25日付官報第842号掲載)
  20. ^ 貯金局編『内国郵便振替貯金業務状況. 昭和10年』貯金局、1935年、p.100。
  21. ^ 貯金局編『内国郵便振替貯金業務状況. 昭和10年』貯金局、1935年、p.45。
  22. ^ 昭和2年逓信省告示263号(昭和2年11月12日付官報第2490号掲載)
  23. ^ 「秋田郵便局課長制実施 新陣容を整える」『秋田魁新報』1936年9月6日夕刊。
  24. ^ 「祝 秋田電話局並びに土崎電報電話局落成 7月2日午前0時 同時開局 」『秋田魁新報』1961年7月2日朝刊。
  25. ^ 現在の秋田市大町五丁目。
  26. ^ 昭和13年逓信省告示2092号(昭和13年6月30日付官報第3446号掲載)
  27. ^ 昭和22年逓信省告示第358号(昭和22年12月5日付官報第6269号掲載)
  28. ^ 昭和24年郵政省告示第262号(昭和24年12月2日付官報第6867号掲載)
  29. ^ 「秋田郵便局落成式 スマートな窓口 開店は十二月一日から 」『秋田魁新報』1949年11月26日夕刊。
  30. ^ 『秋田魁年鑑 1953年版』秋田魁新報社、1953年、p.259。
  31. ^ 現在の秋田市中通六丁目。
  32. ^ 現在の秋田市中通一丁目。
  33. ^ 「全逓秋田運動史」編纂委員会編 『全逓秋田運動史』 全逓信労働組合秋田地区本部、1994年。
  34. ^ 無明舎出版編 『秋田県昭和史』 無明舎出版、1989年。
  35. ^ a b 『秋田魁年鑑 1969年版』 秋田魁新報社、1968年、p.144。
  36. ^ 無明舎出版編 『秋田県近代総合年表』 無明舎出版、1988年、p.290。
  37. ^ 無明舎出版編 『秋田県近代総合年表』 無明舎出版、1988年、p.296。
  38. ^ 『秋田魁年鑑 1980年版』秋田魁新報社、1979年。
  39. ^ a b 『秋田魁年鑑 1985年版』 秋田魁新報社、1984年、p.160。
  40. ^ 「新築の秋田郵便局オープン 広さ3倍窓口ゆったり」『秋田魁新報』1984年7月16日夕刊。
  41. ^ 田宮利雄『一世紀を駆けぬけた 秋田の鉄道百年そして秋田新幹線』R2アソシエイツ、1997年、p.46。
  42. ^ 郵政省郵務局郵便事業史編纂室 『郵便創業120年の歴史』 ぎょうせい、1991年、p.24。
  43. ^ 郵政省の施設部ホームページ「郵便局の開局等情報」平成11年8月23日発表分。
  44. ^ 「新屋地区の郵便物の集配が中央郵便局の管轄に」『広報あきた』1547号、2003年2月14日発行。
  45. ^ 日本郵政公社ホームページ「郵便局の改廃情報」平成19年2月26日発表分。
  46. ^ 日本航空公式ホームページ「JAL×日本郵便 フランス宛てクールEMSの取扱開始 ~クールEMSの差出郵便局も大幅拡大~」2015年3月19日 第14264号。
  47. ^ 当社支店の移転についてかんぽ生命保険 2017年10月23日(2017年10月23日閲覧)
  48. ^ 秋田市公式ホームページ「秋田市地域防災計画 資料編」令和元年6月12日更新、2020年5月14日閲覧。
  49. ^ 5月13日(月)から土崎郵便局と仁井田郵便局の集配業務を秋田中央郵便局で担当します」(PDF)『広報あきた』第1934号、秋田市役所、2019年4月19日、20頁、2019年4月30日閲覧 
  50. ^ 石塚佳治「秋田中央郵便局で宇賀アナ一日局長 年賀はがき販売し交流」『秋田魁新報』2019年11月28日。
  51. ^ 「4/22(水)以降のゆうゆう窓口営業時間の短縮について」日本郵便株式会社 秋田中央郵便局長、2020年4月15日。
  52. ^ 「郵便局ネットワークを 活用した連携を約束」『広報あきた』秋田市企画財政部広報広聴課、2021年2月19日号、No.1979、p.6。
  53. ^ 企業広告「2021年10月から 郵便物(手紙・はがき)・ゆうメールのサービスを一部変更します。」『秋田魁新報』2021年9月17日、16面。
  54. ^ プレスリリース「新しいかんぽ営業体制の構築について」日本郵政株式会社 日本郵便株式会社 株式会社ゆうちょ銀行 株式会社かんぽ生命保険、2021年9月28日。
  55. ^ 大谷好恵「ハピネッツ・中山選手 一日局長、市民と触れ合う 中央郵便局 開局150年でイベント」『秋田魁新報』2022年8月2日、21面。

外部リンク

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