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第31教育飛行隊 (航空自衛隊)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第31教育飛行隊
第31教育飛行隊のT-4
創設 1989年(平成元年)10月2日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 航空自衛隊
所在地 静岡県浜松基地
編成地 静岡県浜松基地
通称号/略称 31SQ
上級単位 第1航空団
最終上級単位 航空教育集団
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第31教育飛行隊(だい31きょういくひこうたい、JASDF 31st Training Squadron)は、航空自衛隊航空教育集団第1航空団隷下の飛行訓練部隊。1989年(平成元年)にT-4練習機の1番目の飛行隊(マザースコードロン)として浜松基地で新編され、T-4による基本操縦(後期)課程の教育を行っている。

概要

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1980年代の航空自衛隊における操縦教育体系では、第1初級操縦課程をT-3初等練習機で70時間、第2初級操縦課程をT-1A/B中等練習機で80時間、基本操縦課程をT-33A中等練習機で100時間、戦闘機操縦課程をT-2高等練習機で100時間行われていたが[1]、T-33Aの旧式化は否めず、後継機として開発された国産のT-4中等練習機が1988年(昭和63年)7月28日防衛庁長官から部隊使用承認が付与され、同年10月1日に浜松基地で臨時T-4教育飛行隊が新編された[2]

臨時T-4飛行隊では、1年間のT-4の運用試験が行われ、12名の学生パイロットを対象に試行課程の教育を実施した[3]1989年(平成元年)10月2日に臨時T-4飛行隊が改編され、第1航空団隷下に第31教育飛行隊が発足した[4]

第31教育飛行隊では、芦屋基地第13飛行教育団での基本操縦(前期)課程修了者を対象に、1コース約5名の学生パイロットに対して約6.5か月の教育期間に80時間の操縦訓練を行うシラバスを実施しており[3]、ウイングマーク授与後は戦闘機操縦(F-15またはF-2)課程へと進む。

部隊マークは、黒と黄のチェック帯に青のストライプ[3][注釈 1]

なお、同じ浜松基地に所在する第32教育飛行隊と機体の管理、識別を容易にするため、シリアルナンバーの奇数号機を第31教育飛行隊、偶数号機を第32教育飛行隊に配備している[3]

沿革

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  • 1988年(昭和63年)10月1日 - 浜松基地の第1航空団隷下にて臨時T-4教育飛行隊発足[2][4]
  • 1989年(平成元年)10月2日 - 臨時T-4飛行隊が第31教育飛行隊に改編[2][4]
    • 11月 - T-4による基本操縦課程教育開始[4]
  • 2009年(平成21年)11月14日 - 部隊創設20周年記念行事を実施[4]

歴代運用機

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脚注

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注釈

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  1. ^ 第32教育飛行隊は同じ部隊マークで赤のストライプ[3]

出典

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  1. ^ 文林堂 世界の傑作機No.114 富士T-1 42頁 「T-1の生産、配備、運用」久野正夫
  2. ^ a b c イカロス出版 自衛隊の名機シリーズ⑤ 航空自衛隊T-4/C-1/E-767 91頁-92頁 「航空自衛隊機ヒストリー 1.航空自衛隊練習機の系譜とT-4」松崎豊一
  3. ^ a b c d e イカロス出版 自衛隊の名機シリーズ⑤ 航空自衛隊T-4/C-1/E-767 4頁-5頁 「国産中等練習機T-4 浜松のT-4」松崎豊一
  4. ^ a b c d e イカロス出版 Jwing No.138 2010年2月号 38頁 「第31教育飛行隊 20周年を祝う!」石原肇

関連項目

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外部リンク

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