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蔗埕線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
蔗テイ線から転送)
蔗埕線
蒜頭糖廠外の踏切を走行する観光列車
各種表記
繁体字 蔗埕線
簡体字 蔗埕线
拼音 Zhè chéng Xiàn
通用拼音 jhè chéng Siàn
注音符号 ㄓㄜˋ ㄔㄥˊ ㄒㄧㄢˋ
発音: ヂォチェン シェン
台湾語白話字 Tsià tiânn-suànn
日本語読み: しょていせん
英文 Zhe Cheng Line
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駅・施設・接続路線
uexKBHFaq
国立故宮博物院南部院区
uBHF lNAT
0.0 蒜頭 蒜頭糖廠
uBUE
uSTR
uBST
2.56 蔗埕
uBUE
uemABZg2 exSTRc3
xKRXh
高鉄嘉義
hBHF3+1 hSTRc4 exLLSTR+4
南靖線

蔗埕線(しょていせん[1])は台湾嘉義県六脚郷蒜頭糖廠中国語版蔗埕文化園区にある台湾糖業鉄道の観光軽便鉄道路線

路線資料

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沿革

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かつての南靖線とその後計画された南北平行予備線の一部で構成されている。蒜頭糖廠と南靖駅(当時の駅名は水上)を結んでいた全長10.7kmの南靖線が廃止され、一部が観光路線として2003年に復活したのが蔗埕線である。「蔗埕」は台湾語「サトウキビ積込場」の意味である。

2017年秋以降、かつて高雄糖廠(橋頭糖廠)で1973年まで使われていたコッペル社製の650型蒸気機関車(1928年製)が当地で復活運行される予定。 この機関車は引退後に日本企業が買い取り協三工業による修復を経て宮城県蔵王町で保存されていたが[2]、倒産後は日本の愛好家が引き取り2003年に嘉義県政府に寄贈されていた[3]。その際は中華民国鉄道文化協会理事長だった許乃懿中国語版陽明海運立法委員で2014年以降は嘉義県長張花冠の尽力があったとされている[4][5]

その後県内朴子市の樸仔脚火車頭公園(旧朴子駅)で展示されていたが[6][7]、2017年8月現在台南市新営区新営糖廠中国語版構内での試運転と最終テストが行われており、蒜頭糖廠に運ばれる。

延伸計画

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高鉄嘉義方面

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2017年3月に行政院の基礎インフラ計画「前瞻基礎建設計画」に組み込まれ[8]国立故宮博物院南部院区高鉄嘉義駅に延伸する計画が始動した[9]。2019年2月、前瞻計画での経費補助により嘉義県政府が提出していた高鉄嘉義駅周辺地区の土地用途変更を含む都市計画変更手続が内政部の審査を通過し、着工へ向けて前進した[10]。高鉄嘉義駅への延伸は2021年9月28日に本格着工し[11]、2022年9月29日、交通部による最終監査が実施され、開業前の要改善事項5項目が指摘されるも条件付きで通過[12]。10月8日、延伸開業[13]

故宮南院方面

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2021年8月に行政院で確定した故宮南院への延伸は2023年秋を予定している[11]

駅一覧

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故宮南院 - 蒜頭 - 蔗埕 - 高鐵嘉義

利用状況

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平日は団体旅客向けに10:00と15:00の2便が運行される。蔗埕で折り返し園内を周回して蒜頭駅に戻る[14]。休日は入園者数次第で適宜増便される。

ギャラリー

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出典

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  1. ^ (繁体字中国語)台灣糖業公司_五分車營運資料,臺灣糖業股份有限公司,政府資料開放平臺
  2. ^ 保存蒸気 台湾黄昏地帯
  3. ^ (繁体字中国語)“新聞小百科:系出德國名廠的台糖蒸汽火車頭”. 大紀元. (2003年12月2日). http://www.epochtimes.com/b5/3/12/2/n422450.htm 
  4. ^ (繁体字中国語)“賓士級蒸汽火車頭 將重新騁馳嘉南平原”. 聯合報. (2017年8月10日). https://udn.com/news/story/7326/2634158 
  5. ^ “台糖650号を救った日本人、動態復活訴える”. フォーカス台湾. (2012年7月2日). http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201207020005.aspx 
  6. ^ (繁体字中国語)樸仔腳火車頭公園朴子市公所
  7. ^ (繁体字中国語)“89歲老火車頭 要重出江湖囉”. 中時電子報. (2017年8月11日). http://www.chinatimes.com/newspapers/20170811000566-260107 
  8. ^ “蒜頭糖廠五分車接高鐵嘉義站 列前瞻基礎建設”. 聯合新聞網. (2017年3月24日). オリジナルの2017年3月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170325203741/https://udn.com/news/story/3/2362297 
  9. ^ “サトウキビ列車が台湾新幹線に連絡 鉄道の魅力で地方に活力注入”. フォーカス台湾. (2017年6月14日). オリジナルの2019年2月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190223184954/http://japan.cna.com.tw/news/atra/201706140004.aspx 
  10. ^ “〈中部〉(嘉縣)蒜糖五分車接駁高鐵 目標2021年中上路”. 自由時報. (2019年2月16日). https://news.ltn.com.tw/news/local/paper/1267659 
  11. ^ a b 林宜樟 (2021年1月6日). “軌道最慢連接最快!蒜糖五分車延駛高鐵嘉義站最快10月通車”. 自由時報. https://news.ltn.com.tw/news/life/breakingnews/3791674 
  12. ^ “蒜頭糖廠五分車延駛高鐵站完成履勘 改善5項就可通車”. 自由時報. (2022年9月29日). https://news.ltn.com.tw/news/ChiayiCounty/breakingnews/4074066 
  13. ^ “最快連接最慢!蒜糖五分車延駛高鐵嘉義站 明日通車活動多”. 自由時報. (2022年10月7日). https://news.ltn.com.tw/news/ChiayiCounty/breakingnews/4081687 
  14. ^ “台糖蒜頭糖廠(嘉義県)”. 台北ナビ. (2012年9月4日). http://www.taipeinavi.com/miru/206/ 

外部リンク

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