藤水名子
表示
藤 水名子 (ふじ みなこ) | |
---|---|
誕生 |
1964年6月29日(60歳) 東京都北区 |
職業 |
小説家 歴史小説作家 時代小説作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 日本大学文理学部中国文学科中退 |
活動期間 | 1991年 - |
ジャンル |
歴史小説 時代小説 |
主な受賞歴 | 小説すばる新人賞(1991年) |
デビュー作 | 『涼州賦』 |
ウィキポータル 文学 |
藤 水名子(ふじ みなこ、1964年6月29日[1] - )は、日本の小説家、歴史小説作家、時代小説作家。日本推理作家協会会員[1]。「涼州賦」で小説すばる新人賞を受賞する[2]。
経歴・人物
[編集]東京都北区生まれ[3]。父親の故郷である栃木県宇都宮市で育つ[4][5]。作新学院高等部を卒業する[6]。1985年、日本大学文理学部中国文学科に入学するも、後に中退[4]。大学中退後、小説執筆に専念し、投稿生活を送る[4][7]。1991年、「秘玉」が第3回朝日新人文学賞の候補作に選ばれる[8]。同年、「涼州賦」で集英社が主催する第4回小説すばる新人賞を受賞し、小説家デビューを果たす(同時受賞は、たくきよしみつ「マリアの父親」)[2]。1994年、『赤壁の宴』が第16回吉川英治文学新人賞の候補作に選ばれる[9]。主に中国・日本を舞台にした歴史小説や時代小説を多く発表している[10]。
作品リスト
[編集]- 涼州賦(集英社、1992年)
- 色判官絶句(講談社、1993年) - PS用ゲーム「火竜娘(制作:ガスト)」の原作。
- 中国神武伝奇シリーズ(スーパーファンタジー文庫、1993年 - 1997年)
- 開封死踊演武シリーズ(トクマ・ノベルズ、1993年 - 1996年)
- 赤壁の宴(講談社、1994年)
- あなたの胸で眠りたい-長安遊侠傳-(集英社、1994年)
- futo 風刀ー武季と紅燕(集英社、1995年)
- 公子曹植の恋(講談社、1995年)
- 花道士(集英社、1995年)
- 涼月記(角川書店、1995年)
- 洛神風雅(朝日新聞社、1995年)
- 天翔る翼―蒼き風の剣(富士見書房、1995年)
- ジェラシー(講談社、1996年)
- 炎のように抱きしめて ―戦国鬼話―(集英社、1996年)
- 武侠女猫―ハードボイルド・キャッツ(実業之日本社、1996年)
- 夢幻の剣―妖伝花影抄シリーズ(ベストセラーズ、1996年)
- 暗色群生(双葉社、1996年)
- 王昭君(講談社、1996年)
- 西域暴雲録シリーズ(スーパーファンタジー文庫、1996年 - 1998年)
- 桜子姫シリーズ
- 浪漫'S-見参! 桜子姫(集英社、1997年)
- DESTINY 桜子姫悲恋剣(ソニーマガジンズ、2006年)
- 公子風狂―三国志外伝・曹操をめぐる六つの短篇(講談社、1997年)
- 愛された悪女と愛されない美女(青春出版社、1998年)
- 項羽を殺した男(講談社、1999年)
- 戦国哀恋記シリーズ(コバルト文庫、1999年 - 2000年)
- 蒼き炎―大悪女・呂后伝(祥伝社、2000年)
- 風月夢夢・秘曲紅楼夢(毎日新聞社、2001年)
- 覇王残影(新潮社、2001年)
- 独孤剣(角川春樹事務所、2002年)
- 花残月(廣済堂、2003年)
- 赤いランタン 中国怪奇幻想小説集(集英社、2004年)
- 元末群像異史 紅嵐記(講談社、2007年)
- 皇帝秘文(幻狼ファンタジアノベルス、2009年)
- 三国志外伝 貂蝉記 翡翠の翼 上下巻(ぶんか社文庫、2009年)
- 小説 蒼天航路 三國志外伝 曹操をめぐる五つのミステリー(講談社、2010年)
- 女剣士 美涼シリーズ(二見時代小説文庫、2012年)
- 与力・仏の重蔵シリーズ(二見時代小説文庫、2014年 - 2015年)
- 旗本三兄弟 事件帖シリーズ(二見時代小説文庫、2015年 - 2016年)
- 隠密奉行 柘植長門守シリーズ(二見時代小説文庫、2016年 - 2018年)
- 剣客奉行 柳生久通シリーズ(二見時代小説文庫、2019年 - )
アンソロジー
[編集]- 異色時代短篇傑作大全(講談社、1992年)
- 異色時代短篇傑作大全2(講談社、1994年)
- 龍虎酔夢―チャイナ・ファンタジア(トクマ・ノベルズ、1995年)
- 時代小説五十人集(新潮社、1995年)
- 二十四粒の宝石(講談社、1995年)
- 白刃光る(新潮社、1997年)
- 異色中国短編傑作大全(講談社、1997年)
- 変身-異形コレクション3(廣済堂、1998年)
- 黄土の群星(光文社、1999年)
- 妖かしの宴―わらべ唄の呪い(PHP文庫、1999年)
- SFバカ本 黄金スパム篇(メディアファクトリー、2000年)
- 異形コレクション アジアン怪綺(ゴシック)(光文社、2003年)
- 時代小説招待席 全4巻(廣済堂、2003年 - 2004年)
- 花月夜綺譚 怪談集(集英社、2004年)
- Ecstasy : アンソロジー (祥伝社、2005年)
- 撫子が斬る 惜別姫(光文社、2005年)
- 時代小説を書く(雷鳥社、2010年)
テレビ出演
[編集]- 古代幻視紀行(2002年、NHKBS2)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 会員名簿 藤水名子|日本推理作家協会
- ^ a b 小説すばる新人賞 | 集英社
- ^ プロフィール 藤水名子公式サイト
- ^ a b c 覇王残影/藤水名子/著 本・コミック : オンライン書店e-hon
- ^ 赤いランタン 中国怪奇幻想小説集/藤水名子/著 本・コミック : オンライン書店e-hon
- ^ 紅嵐記 上/藤水名子/著 本・コミック : オンライン書店e-hon
- ^ 赤いランタン 中国怪奇幻想小説集/藤 水名子 - 小説:hontoネットストア
- ^ 朝日新人文学賞受賞作・候補作一覧1-19回|文学賞の世界
- ^ 吉川英治文学新人賞受賞作・候補作一覧1-36回|直木賞のすべて
- ^ 奉行闇討ち/藤水名子/著 本・コミック : オンライン書店e-hon
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 夢夢樓 | 藤水名子公式サイト(アーカイブ)[1]
- 藤水名子 (@uji29mko) - X(旧Twitter)