超酸化ナトリウム
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超酸化ナトリウム Sodium superoxide | |
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sodium(I) superoxide | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 12034-12-7 |
PubChem | 61542 |
特性 | |
化学式 | NaO2 |
モル質量 | 54.9886 g/mol |
外観 | 黄色の結晶性粉末 |
密度 | 2.2 g/cm3 |
融点 |
551.7℃ |
沸点 |
分解 |
水への溶解度 | 分解 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−260.2 kJ mol−1[1] |
標準モルエントロピー S |
115.9 J mol−1K−1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
72.13 J mol−1K−1 |
危険性 | |
EU分類 | 腐食性 |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R35 |
Sフレーズ | (S1/2), S26, S37/39, S45 |
引火点 | 不燃性 |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 酸化ナトリウム 過酸化ナトリウム |
その他の陽イオン | 超酸化カリウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
超酸化ナトリウム(ちょうさんかナトリウム、英: sodium superoxide)はナトリウムの超酸化物。
反応
[編集]過酸化ナトリウムと酸素を500℃以上・300気圧以上の高温高圧下で反応することにより得られる[2]。
または、ナトリウムのアンモニア溶液と酸素との反応によっても得ることができる。
強い常磁性を持ち、 の陰イオンを含むと考えられる。容易に加水分解し、過酸化ナトリウムと水酸化ナトリウムとの混合物を生じる。結晶構造は、−77℃以下では白鉄鉱、−77℃から−50℃では黄鉄鉱、−50℃以上では塩化ナトリウムに似る。
脚注
[編集]- ^ D.D. Wagman, W.H. Evans, V.B. Parker, R.H. Schumm, I. Halow, S.M. Bailey, K.L. Churney, R.I. Nuttal, K.L. Churney and R.I. Nuttal, The NBS tables of chemical thermodynamics properties, J. Phys. Chem. Ref. Data 11 Suppl. 2 (1982).
- ^ Stephen E. Stephanou, Edgar J. Seyb Jr., Jacob Kleinberg "Sodium Superoxide" Inorganic Syntheses 1953; Vol. 4, 82–85.