道の駅内子フレッシュパークからり
内子フレッシュパークからり | |
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所在地 |
〒791-3301 愛媛県喜多郡内子町 大字内子2452 |
座標 | 北緯33度33分18秒 東経132度39分30秒 / 北緯33.55492度 東経132.65847度座標: 北緯33度33分18秒 東経132度39分30秒 / 北緯33.55492度 東経132.65847度 |
登録路線 | 国道379号 |
登録回 | 第11回 (38006) |
登録日 | 1996年(平成8年)8月5日 |
開駅日 | 1996年(平成8年)5月 |
営業時間 | 8:00 - 18:00 |
外部リンク | |
■テンプレート ■プロジェクト道の駅 |
道の駅内子フレッシュパークからり(みちのえき うちこフレッシュパークからり)は、愛媛県喜多郡内子町にある国道379号の道の駅である。平成27年度全国モデル道の駅に選定された[1]。
概要
[編集]内子町では観光農業振興のため1992年(平成2年)に「フルーツパーク構想・基本計画」を策定した[2]。この計画をもとに1994年(平成6年)7月に産直のトレーニング施設として「内の子市場」という産直実験施設を開設した[2]。また内の子市場の開設と同時に「からり直売所出荷者運営協議会」が結成され、自発的な組織運営の機運を醸成した[2]。
「フルーツパーク構想・基本計画」では農業の情報化、農業情報の利活用も柱とされ、いち早く販売管理を行うためのPOSシステムや、売上情報を携帯電話・音声電話・ファックスによって送信する「からりネット」を導入した[2]。
「内の子市場」としての営業は1996年(平成8年)4月までとなり、1995年(平成7年)から同時並行で「内子フレッシュパークからり」が整備された(1996年に道の駅に登録)[3]。その後、1997年(平成9年)に第三セクター方式で、株式会社内子フレッシュパークからりが内子町と町内の農家などを株主として設立された[2][4]。内子フレッシュパークからりの事業は、施設の管理部門や直売部門のほか、シャーベット加工販売部門、レストラン部門、パンやハムを加工する加工部門などでも展開されている[4]。
特徴
[編集]売られているものは、野菜から豆腐や醤油などの加工食品、パンやケーキ、工芸品、バケツのひとつまで、全てが内子町内で作られた商品だけ。しかもその運営も、品質管理、商品開発、イベント企画まで…商品を生産している地元の女性たちが全て自主的に行っている[5]。
歴史
[編集]- 1986年1月 - 内子町知的農村塾が初めて開講される。以降毎年実施される[6]。
- 1992年10月 - 内子フルーツパーク基本構想が策定される[6]
- 1994年7月 - 内の子市場が開設[6]
- 1996年5月 - 特産物直売所と情報センターが開設され、からりネットが始動[6]
- 1997年4月 - 株式会社内子フレッシュパークからり設立[6]
- 2000年3月 - 交流部門で農林水産大臣賞受賞[6]
- 2005年3月 - トレーサビリティシステム整備[6]
- 2015年(平成27年)1月30日 - 国土交通省より地域活性化の拠点として、特に優れた機能を継続的に発揮していると認められるものとして、全国モデル「道の駅」6箇所の1つに選定された[1]。
- 2024年(令和6年)4月18日 - うどんを提供していた旧「あぐり亭」を改装してアグリcafe川楽里(からり)がオープン[7]
主な施設
[編集]- 特産品販売所
- パン工房
- 薫製工房
- 農村体験館
- 農村公園
- ふれあい広場
- 駐車場
- 普通車:180台
- 大型車:2台
- トイレ
- 男:10器
- 女:6器
- 身障者用:1器
- 公衆電話
- 郵便ポスト(大洲郵便局)
- レストラン「からり」(11:00 - 19:30)
- アグリcafe川楽里(10:00 - 16:00)[7]
- 情報センター
休館日
[編集]アクセス
[編集]周辺
[編集]テレビ番組
[編集]- 日経スペシャル ガイアの夜明け 熱戦!道の駅パワー~地方の力が集結する“新拠点”~(2010年3月30日、テレビ東京)[8]。- 市町村の出資に頼らない道の駅を取材。
- 日経スペシャル カンブリア宮殿 地方の底力SP 第一弾! ~道の駅が生む奇跡の集客術~(2014年3月20日、テレビ東京)[5]
脚注
[編集]出典
- ^ a b “地域活性化の拠点を形成する重点「道の駅」を選定しました”. 国土交通省 (2015年1月30日). 2015年12月19日閲覧。
- ^ a b c d e “内子フレッシュパークからり研修資料”. 総務省. 2024年4月20日閲覧。
- ^ 禿慧二、小沢道紀、宮城博文「農産物直売所による地域活性化についての考察-内子フレッシュパークからりを事例として」『立命館経営学』第56巻第1号、立命館大学経営学会、2017年5月、135-164頁。
- ^ a b 大江徹男「「地産池消」における主体的商品開発戦略の展開と課題 -「内子フレッシュパークからり」を事例に」『明治大学社会科学研究所紀要』第56巻第1号、明治大学社会科学研究所、2018年3月28日、69-82頁。
- ^ a b 地方の底力SP 第一弾! ~道の駅が生む奇跡の集客術~ - テレビ東京 2014年3月20日
- ^ a b c d e f g “内子フレッシュパークからり研修資料ページ4”. 総務省. 2015年3月14日閲覧。
- ^ a b “道の駅「からり」にカフェ開店 内子産詰め込んだメニュー”. 愛媛新聞 (2024年4月18日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ 熱戦!道の駅パワー~地方の力が集結する“新拠点”~ - テレビ東京 2010年3月30日
参考文献
[編集]- 企画・監修:農林水産賞中国四国農政局、作画:城戸佳央理『まんが農業ビジネス列伝 8 からり』社団法人家の光協会、2007年。ISBN 978-4-259-58308-8。
- 月報 野菜情報-情報コーナー - 2006年7月 - 直売所の事例を「先駆的」と紹介している。
- 情報えひめ(愛媛の企業「IT化拝見」)
- 物産品販売所販売管理システム及び身元はっきりシステム - 直売所に導入されているシステムの開発ベンダーによるシステムの紹介
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 内子フレッシュパークからり
- 内子フレッシュパークからり (karari.uchiko) - Facebook
- 道の駅内子フレッシュパークからり (@uchikokarari) - Instagram
- 四国の「道の駅」