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金子亜矢子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かねこ あやこ
金子 亜矢子
本名 金子 亜矢子[1][2]
別名義 北村 亜矢子(きたむら あやこ)[3]
生年月日 (1927-01-17) 1927年1月17日(97歳)
出身地 日本の旗 日本青森県[2]
血液型 A型[4]
職業 女優声優
ジャンル テレビドラマ・吹き替え・ラジオ・舞台
配偶者 金子高士(1949年[5] - )[6][5]
著名な家族 北村益(祖父)[7]
北村小松(父親)[8][9][5][10][11]
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金子 亜矢子(かねこ あやこ、1927年1月17日[1][12] -)は、日本女優声優[6][10]青森県出身[2]。本名同じ[1][2]

金子 亞矢子との表記もある[6]。旧芸名及び結婚前の本名は北村 亜矢子(きたむら あやこ)[3]

略歴

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東京府立第六高等女学校卒業[9][1][12]

高校卒業後[1]、人形劇の劇団に入団[1][5][8]。父親に「女優になりたい。劇団バラ座に入りたい」と相談した所、菊田一夫の紹介で[11]、1947年[12]、劇団バラ座に移籍し[1][12][5]、そこで後の夫と知り合う[11]。劇団が解散した後[5]松竹大船撮影所に入社[6][5]。1951年、ラジオ東京放送劇団に1期生として入団[6][1][8][5]

映画からラジオに活動の中心を移した理由として金子は「理由と言うほどでは無いが、映画界の水が合わなかった」と述べている[5]

1959年からフリーランスとなり、その後は東京俳優生活協同組合[12]劇団河に所属していた[2]

人物

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趣味は料理、観劇[4]

3人姉妹の次女で[11]、父親は劇作家の北村小松[8][9][5][10][11]。夫は松竹歌劇団の舞台監督であった金子高士で[6][5]、1949年7月に結婚[5]

出演

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テレビドラマ

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  • おやゆび姫(1955年)
  • 花のある家(1955年)
  • 青い怒濤(1956年)
  • 誰かみている(1956年)
  • 越後獅子祭(1957年)
  • 恋文(1958年)
  • マンモスタワー(1958年)
  • 見合合戦(1958年)
  • おかあさん (1960年)
  • ここに人あり (1961年)[12]
  • 本日休診 (1961年)
  • 6羽のかもめ(1974年)

舞台

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  • 若きこころの群像(1948年) - 絹子[13]
  • 恐るべき子供たち(1948年) - 女学生トキ坊[13]
  • 長崎の鐘(1949年) - 伊藤看護婦※行平正子とのダブルキャスト[14]

吹き替え

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ラジオドラマ

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テレビアニメ

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参考文献

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  • 倉林誠一郎, ed (1966). 新劇年代記 戦後編. 白水社 

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 「新桜オールスタァ名鑑」『芸能画報』4月号、サン出版社、1958年。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 『声優事典』(第2版)キネマ旬報社、1996年、381頁。ISBN 4-87376-160-3 
  3. ^ a b 「三つの花」『それいゆ』3月号、ひまわり社、1950年、118 - 126頁。 
  4. ^ a b 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、44頁。 
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 「ラジオ東京声優 金子亜矢子さん」『婦人生活』9月号、婦人生活社、1952年、180 - 181頁。 
  6. ^ a b c d e f 「妻のいる部屋」『富士』7月号、世界社、1953年。 
  7. ^ 北村 小松”. 八戸市. 2023年3月18日閲覧。
  8. ^ a b c d 「芸術二代シリーズ」『新婦人』3月号、文化実業社、1954年。 
  9. ^ a b c 「北村小松の夢」『映画評論』7月号、映画出版社、1964年、75頁。 
  10. ^ a b c 北村小松「ナイト・ファイティング - 車の中からみたはだかの日本 -」『オーナードライバー』文芸春秋新社、1961年、174頁。 
  11. ^ a b c d e 北村小松 著「三人の娘を嫁がせて」、古谷綱武 編『結婚について』河出書房、1953年、119 - 123頁。 
  12. ^ a b c d e f 『タレント名鑑NO2』芸能春秋社、1963年、127頁。 
  13. ^ a b 新劇年代記 1966, pp. 113、135, 昭和二十三年(1948年)
  14. ^ 新劇年代記 1966, p. 149, 昭和二十四年(1949年)
  15. ^ 池田憲章、伊藤秀明、『ミステリー・ゾーン/未知の世界 傑作選 Vol.3』 Disc 3、ジャケット裏解説文、パイオニアLDC、1998年。
  16. ^ 読売新聞夕刊、昭和27年1月18日
  17. ^ 佐々木恵美子「チャッカリ夫人とウッカリ夫人」『明朗ラジオドラマ集』英宝社、1962年、2頁。