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降谷建志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
降谷 建志
出生名 古谷 建志(ふるや けんじ)
別名 Kj
kenji
KENJI FURUYA
生誕 (1979-02-09) 1979年2月9日(45歳)
出身地 日本の旗 日本東京都
ジャンル ミクスチャー・ロック
職業 ミュージシャン
シンガーソングライター
作詞家
作曲家
音楽プロデューサー
俳優
担当楽器 ボーカル
ギター
ベース
ドラム
ピアノ
キーボード
活動期間 1995年 -
レーベル ビクターエンタテインメント
1997年 - 2002年
MOB SQUAD
2003年 - )
配偶者 MEGUMI(2008年 - 2023年)
著名な家族 古谷一行(父)
共同作業者 Dragon Ash
TMC ALLSTARS
Steady&Co.
nido
The Ravens

降谷 建志(ふるや けんじ、1979年2月9日 - )は、日本ミュージシャン俳優ミクスチャー・ロックバンドDragon Ashボーカルギター 。同バンドでは作詞作曲リーダーも担当。Kj(ケージェイ)及びKENJI FURUYA名義でも活動。愛称は「けんじ」「けんちゃん」。東京都出身。本名は古谷 建志(読み同じ)。父は古谷一行。元妻はMEGUMI。長男は降谷凪

略歴

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青山学院初等部青山学院中等部青山学院高等部中退後、代々木高等学校(通信制)に編入学、卒業。1年間の留学経験あり。後のDragon Ashのメンバーとなる桜井誠とは中学時代、BOTSとは高校時代からの同級生。

1996年に桜井誠、馬場育三[注 1]と共にDragon Ashを結成、同年6月に川崎クラブチッタにて初ライブ(この時の観客はKjの後輩ら4人ほど)。1997年2月21日アルバム『The day dragged on』でDragon Ashのボーカリストとしてビクターエンタテインメントよりメジャーデビュー。1999年頃よりヒップホップの要素を取り入れ、主にラッパーとして活動。客演も盛んになり、Sugar SoulGarden」、wyolicaの「風をあつめて」、スケボーキングとのEPISODE シリーズ、等に参加。当時の交際相手であった青山学院時代の同級生、MIHOの歌手デビューを後押し、プロデューサーを務めた。Dragon Ashが中心となり、ジャンルのクロスオーバーをコンセプトとした音楽イベント「Total Music Communication(通称TMC)」を主催。2001年にユニット、Steady&Co.のメンバーとして活動[注 2]、2003年に音楽プロジェクトnidoを結成。

2015年、降谷建志名義でソロ活動を開始。3月16日配信シングル「Swallow Dive」を発売、同年5月20日シングル「Stairway」、6月17日アルバム『Everything Becomes The Music』を発売。2018年より、ソロ活動時のサポートメンバーとともに新たなバンド「The Ravens」としての滑動を開始。2020年10月3日に配信シングル「Golden Angle」をリリース。2022年8月31日に1stアルバム「ANTHEMICS」をリリース。

2023年9月11日、体調不良のため、同月17日に行われる予定の「WILD BUNCH FEST.2023」への出演をキャンセルすることを発表[1]。1か月ほど前から、強い胸部の痛みやめまい、立ちくらみなどの症状が現れ、検査の結果、狭心症もしくは心臓神経症と診断されているという[1]。9月24日、10月3日から始まるThe Ravensのツアーを決行することを発表[2]。9月30日に開催される音楽フェス「THE DROP FESTIVAL 2023 in JAPAN」で活動を再開[3]。11月2日、体調不良によりDragon Ashの11月のライブハウスツアー5公演を開催延期することを発表[4]。あわせて、「パニック障害」と診断されたことを明らかにした[4]。12月13日、復帰を報告した[5]

人物

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血液型B型。趣味はサッカー。毎週日曜日に自らチームを組んで試合を行う。好きなクラブチームはインテルJリーグではガンバ大阪。好きな選手はフアン・セバスティアン・ベロン。ロック業界での交友関係は広い。ミュージシャンでは森山直太朗と親交が深い。芸人ではフットボールアワー岩尾望と親交が深い[6][7]

好物はきゅうりとかりかり梅。

家族

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父は俳優の古谷一行。芸名についてはDragon Ashとして成功する以前から親の七光りに頼らずやっていきたいとの理由により、父が俳優の古谷一行という事実を隠し、名字を谷と一字漢字を変えた。

2008年7月7日にタレントのMEGUMIと結婚[8]。2009年2月6日に第1子男児が誕生した[9]

長男の降谷凪は、2020年1月公開の映画『ラストレター』で俳優デビューした[10]

2023年9月27日、『週刊文春』で降谷の不倫と妻との別居が報じられたことを受け、Instagramにて別居を認め、離婚する意向を示した[11]。同年12月30日にInstagramで離婚成立を発表した[12][13]

俳優業

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Dragon Ashデビュー以前の1995年、東宝配給映画『ゲレンデがとけるほど恋したい。』松井健治役で俳優デビュー。当時の芸名は「kenji」。

2013年の大河ドラマ八重の桜』に斎藤一役として出演。このドラマへの出演オファーは「寝耳に水」だったと言い、決意する要因として、東日本大震災の被災地である福島県を舞台にしていることを挙げ、「自分が出ることで支援金に100円でも1000円でも上乗せできるのなら…と思ったら、『NO』という度胸がなかった」とコメントしている[14]

以降はいくつかの映画・ドラマに出演しており、2017年、映画『アリーキャット』で映画初主演を果たす[15]

ディスコグラフィ

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シングル

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発売日 タイトル 備考
2015年5月20日 Stairway 完全生産限定盤[16]
2015年12月16日 Prom Night

配信シングル

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発売日 タイトル
2015年3月16日 Swallow Dive

アルバム

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発売日 タイトル
2015年6月17日 Everything Becomes The Music
2018年10月17日 THE PENDULUM

タイアップ

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起用年 曲名 タイアップ
2015年 Stairway NECLAVIE Hybrid ZERO」CMソング
Prom Night フジテレビ系ドラマ『トランジットガールズ』主題歌[17]
2018年 ワンダーラスト 映画虹色デイズ』エンディングテーマ
Where You Are SUBARUレヴォーグ」CMソング

参加作品

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アーティスト タイトル 発売日 収録曲
Zeebra THE RHYME ANIMAL REMIX E.P.2 1999年2月24日 真っ昼間(Remix)
MIO (If I were a little)Mermaid 1999年6月19日 (If I were a little)Mermaid(Funky piano mix)
Sugar Soul Garden 1999年9月8日 Garden
此こへ来て
Private Garden
うず 2000年5月24日 此こへ来て -Toshihiko Mori remix-
Garden -final mix-
Balance 2001年1月24日 Garden
soul jam 2002年5月22日
sugar soul 2003年10月29日
wyolica 風をあつめて 1999年10月1日 風をあつめて
SBK Episode1 feat.Kj 2000年3月23日 Episode1(SBK feat.Kj)
magic moment… 2000年9月27日
KILLING FIELD 2001年8月29日 Episode3
RETURNS 2008年11月26日 Episode V(SBK featuring Kj)
MIHO OVER/ESPERANZA 2000年6月7日 ESPERANZA
ESPERANZA (DJ Ballicane REMIX)
TMC ALLSTARS TMC Graffiti 2000年7月26日 TMC Graffiti
AIR Right Riot 2001年3月2日 Right Riot
麻波25 MOB SQUAD 2003年3月19日 MOB SQUAD II
MONDO GROSSO SHININ' 2003年5月2日 SHININ'
m-flo ASTROMANTIC 2004年5月26日 Way U Move

(m-flo loves Dragon Ash)

SOURCE Daily Report 2004年9月8日 Glowly(feat.Kj)
ACO mask 2006年2月22日 リクノリトウ
V.A Last Days - Tribute To Mr.k 2006年4月5日 injurious

(LAS VELAS(Kenji Furuya+Shigeo)名義)

10-FEET 6-feat 2006年4月19日 River ≪wow Wow Unite Remix≫(Feat.kj)
スカポンタス ONE SHOT TRIP 2006年8月23日 Amber Music(feat.Kj,TAKUMA)
POSSIBILITY New World 2008年10月8日 lost music
データスピーカ VIVID IN LIFE feat. Kj (Dragon Ash) 2008年11月26日 VIVID IN LIFE(feat. Kj)
KO-JI ZERO THREE Gravitation 2008年12月17日 ESPERANZA
Miss Monday The Light feat.Kj , 森山直太朗 , PES 2009年1月28日 The Light(feat.Kj , 森山直太朗 , PES)
AGGRESSIVE DOGS a.k.a UZI-ONE 蒼き餓狼 2009年4月8日 loud

(feat.kj(Drafon Ash),金子ノブアキ(RIZE),アイニ(DATASPEAKER),SATOSHI-KOJIMA(山嵐),Q(ラッパ我リヤ),KO-JI ZERO THREE(GNz-WORD),黒兄)

Every Little Thing Every Best Single ~COMPLETE~ 2009年12月22日 Time goes by ~as time goes by (Kj MIX)
山嵐 fellowship 〜湘南音祭のテーマ〜feat.Jesse,Kj 2010年6月23日 fellowship 〜湘南音祭のテーマ〜

(山嵐 feat.Jesse,Kj)

DABO HI-FIVE 2010年11月3日 AZS feat.Kj
ALLY&DIAZ ALLY&DIAZ 2011年6月29日 Paradise City

(with Kj & SATOSHI)

ALLY & DIAZ II 2013年5月22日 After The Rain

(with Kj & Leyona)

AA=AiD We're not alone(フリーダウンロード) 2011年7月1日 We're not alone
SPECIAL OTHERS Sailin' 2011年9月14日 Sailin'
SOLZICK MUSIC COLLECTION 2011年11月5日 Glee
JAPAN UNITED with MUSIC All You Need Is Love 2012年3月7日 All You Need Is Love
AA= M SPECIES 2015年11月22日 M SPECIES

(AA= × Kj)

#5 2016年5月18日 M Species (#5 Ver.)
JiLL NAKED 2016年8月3日 Make The Road

The Late Sessions with Kj & YALLA FAMILY

YEN TOWN BAND my town Feat. Kj 2016年6月22日 my town Feat.Kj
diverse journey 2016年7月20日
卍LINE 真説 ~卍忍法帖~ 福流縁 壱ノ巻 天 2017年5月17日 Soul Ship

(卍LINE & Kj)

SMORGAS NEUBLU 2018年2月7日 IT'S SHOW TIME feat Kj, H ZETT M, DJ MASS, 前田サラ
The BONEZ Straight Up (feat.Kj) - Single 2024年7月22日 Straight Up feat. Kj

出演

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映画

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テレビドラマ

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配信ドラマ

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  • 上下関係(2021年7月30日より全10話配信、LINE NEWS VISION)- 豊田響 役

CM

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  • SONY
    • MD WALKMAN(2000年)
    • オーディオキャンペーン(2001年)

その他

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脚注

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注釈

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  1. ^ 後にIKÜZÖNEに改名。2012年4月21日に急性心不全のため逝去。
  2. ^ 結成の経緯については、元々はBOTSとのプロデュースユニットとして結成され、後にRIP SLYMEILMARIスケボーキングのSHIGEOを加えて活動。

出典

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  1. ^ a b “Dragon Ash・Kj、1ヶ月前から体調に異変 1週間後のフェス出演キャンセルへ【報告全文】”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年9月11日). https://www.oricon.co.jp/news/2294471/full/ 2023年9月11日閲覧。 
  2. ^ “Dragon Ash・Kj、ツアー決行を宣言 8月中旬から体調不良が続く”. 日テレNEWS (日本テレビ). (2023年9月24日). https://news.ntv.co.jp/category/culture/eac067b8be724c7b861bcb545097c83b 2023年9月24日閲覧。 
  3. ^ “体調不良で休養のDragon Ash降谷建志、活動再開へ”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2023年9月26日). https://mdpr.jp/music/detail/3969357 2023年11月2日閲覧。 
  4. ^ a b “Dragon Ash、ツアー5公演を開催延期 Kj(降谷建志)の「パニック障害」を公表”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年11月2日). https://www.oricon.co.jp/news/2301247/full/ 2023年11月2日閲覧。 
  5. ^ “Dragon Ash降谷建志が復帰報告「ロックバンドやらせて下さい」 パニック障害起因の不調で休養”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2023年12月13日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/12/13/kiji/20231213s00041000491000c.html 2023年12月13日閲覧。 
  6. ^ フット岩尾とDragon Ash降谷建志が友情生共演 - お笑いナタリー・2010年6月21日
  7. ^ Dragon Ash、スペシャ番組でフット岩尾とバスツアー - ナタリー・2014年1月10日
  8. ^ “Dragon Ash降谷建志とMEGUMIが結婚”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2008年7月7日). https://natalie.mu/music/news/8148 2008年7月7日閲覧。 
  9. ^ “Dragon AshのKjに第一子が誕生”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2009年2月6日). https://natalie.mu/music/news/13208 2009年2月6日閲覧。 
  10. ^ “MEGUMI長男の降谷凪、来年1月に俳優デビュー”. 日刊スポーツ. (2019年12月9日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201912080000550.html 2023年10月16日閲覧。 
  11. ^ “降谷建志「既に一緒に暮らしていない事も、離婚をする事も事実」MEGUMIと別居、報道認める”. 日刊スポーツ. (2023年9月28日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202309270001215.html 2023年11月20日閲覧。 
  12. ^ “Dragon Ash降谷建志とMEGUMI、離婚成立を報告 子育ては「共に進めていく所存」【双方コメント全文】”. ORICON NEWS. (2023年12月30日). https://www.oricon.co.jp/news/2308992/full/ 2023年12月30日閲覧。 
  13. ^ MEGUMIとDragon Ash降谷建志の離婚成立 双方報告「子育て共に」08年結婚 ”. 日刊スポーツ (2023年12月30日). 2024年1月24日閲覧。
  14. ^ 降谷建志:大河出演を決めた心境明かす 「勇気が必要だった」 まんたんウェブ(2013年4月14日)
  15. ^ a b “窪塚洋介&降谷建志が映画W主演!ガッツリ飲んで波長合わせた…7月公開「アリーキャット」”. スポーツ報知. (2016年12月19日). https://web.archive.org/web/20161219173209/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20161218-OHT1T50206.html 2016年12月19日閲覧。 
  16. ^ 降谷建志、ソロ初アルバム完成 5・20生産限定の先行シングル”. ORICON (2015年4月23日). 2015年4月23日閲覧。
  17. ^ 降谷建志、ソロ初のドラマ音楽担当 『テラハ』制作陣ドラマテーマ曲”. ORICON STYLE (2015年10月22日). 2015年10月22日閲覧。
  18. ^ 森田剛主演『劇場版 アナウンサーたちの戦争』8月公開 共演に水上恒司、橋本愛、安田顕ら”. Real Sound|リアルサウンド映画部. blueprint (2024年5月10日). 2024年5月10日閲覧。
  19. ^ “綾瀬はるか主演『精霊の守り人』最終章に渡辺いっけい、Dragon Ash降谷建志ら”. スポニチアネックス. (2017年1月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2084522/full/ 2017年1月16日閲覧。 
  20. ^ 平手友梨奈、新人女性騎手役でNHKドラマ初主演「馬に対する想いを強く持って向き合う」”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年8月24日). 2021年8月24日閲覧。

外部リンク

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