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飯野哲二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

飯野 哲二(いいの てつじ、1891年3月9日 - 1971年1月3日[1])は、昭和期の日本の国文学者。松尾芭蕉の研究で知られる。

来歴

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栃木県芳賀郡二宮町(現・真岡市)出身[1]第二高等学校を経て、1921年に東京帝国大学文学部国文学科を卒業[1]

卒業後は鉄道省勤務、東京府立第一商業学校(現・東京都立第一商業高等学校)教諭といった職に就く[1]。1925年に東京帝大大学院に入ったが、修了を待たずに1926年より再度教職に戻り、熊本県女子師範学校と、熊本県立第二高等女学校(熊本県立第一高等学校の前身の一つ)を兼任した[1]

1928年、宮城県女子専門学校(戦後、新制東北大学に統合)教授に就任する[1]。松尾芭蕉の研究は、この時期に『奥の細道』の講義を仙台放送局の依頼でおこなったことに始まった[1]

1949年から1953年まで、東北大学教授を務める[1]。定年退官後は聖和学園短期大学教授となる[1]

著書

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  • 『おくのほそ道の基礎研究』
  • 『芭蕉辞典』
  • 『芭蕉翁一代風土記』
  • 『芭蕉及び蕉門の人々』
  • 『芭蕉翁山河御一代記』

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 『20世紀日本人名事典』日外アソシエーツ、2004年(コトバンク