2008年のバレーボール
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2008年のバレーボール(2008ねんのバレーボール)では、2008年(平成20年)のバレーボール関連の出来事をまとめる。
できごと
[編集]- 翌年度からのFIVBルールの改定案がまとまる(ネットタッチとパッシングザセンターラインの緩和と、1チーム最大限14人・2名までリベロの登録が可能に)。
1月
[編集]- 6日 - 黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会から衣替えした平成19年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会男女決勝がとどろきアリーナで開催され、男子はJTサンダーズ、女子は東レ・アローズが初優勝[1]。
3月
[編集]- 14日 - 国際バレーボール連盟が各国リーグのバレーボールクラブにおける外国人選手枠の新ルールを発表[2][3]。
- 30日 - 欧州チャンピオンズリーグ男子でロシアのディナモ・カザンが初優勝[4]。
4月
[編集]- 5日 - Vプレミアリーグ男子決勝でパナソニック・パンサーズが初優勝[5]。
- 6日 - Vプレミアリーグ女子決勝で東レ・アローズが初優勝[5]。
- 6日 - 欧州チャンピオンズリーグ女子でイタリアのコルッシ・ペルージャが2年ぶりの優勝[6]。
- 9日 - 2008年度全日本男子代表登録メンバー22名が発表[7]。
- 15日 - 元全日本代表で1992年バルセロナオリンピックに出場した大分三好ヴァイセアドラー所属の南克幸が現役引退を発表[8]。
- 17日 - 元バレー女子全日本の横山友美佳が、横紋筋肉腫のため死去(享年21)[9]。
5月
[編集]- 14日 - ルーベン・アコスタが6月にドバイで行われる国際バレーボール連盟の総会でFIVB会長を退任する意向を表明[10]。
- 15日 - NECブルーロケッツが元全日本代表・細川延由ら4名の現役引退を発表[11]。
- 23日 - 北京オリンピックバレーボール世界最終予選女子大会で全日本女子が韓国を3-1で下し5勝目を挙げ4位以内が確定。2大会連続10回目のオリンピック出場権を獲得[12]。
- 26日 - NECレッドロケッツが元全日本代表・大貫美奈子ら4名の現役引退を発表[13]。
- 30日 - 元全日本代表の菅山かおる(JTマーヴェラス)が現役引退を表明[14]。
- 31日 - 北京オリンピックバレーボール世界最終予選男子大会でイタリア男子が後がない第4セット17-24から日本に逆転勝ち。第5セットも制して試合にも勝利した[15]。
6月
[編集]- 3日 - JTサンダーズが元全日本代表・平野信孝ら2名の現役引退を発表[16]。
- 4日 - 元ポーランド女子代表・アガタ・ムロズが白血病骨髄移植手術の感染症で死去[17]。
- 7日 - 東京体育館で開催された北京オリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア地区予選男子東京ラウンドで、全日本男子がアルゼンチン代表を3-2で下してアジア1位を決め、1992年のバルセロナ五輪以来4大会16年ぶりとなるオリンピック出場権を獲得[18]。決定の瞬間におけるコートに這い蹲って倒れる植田辰哉監督の姿が話題となった[19]。
- 7日 - 女子アジアクラブ選手権で中国の天津ブリヂストンが2年ぶりの優勝。日本の東レ・アローズは3位[20]。
- 15日 - 国際バレーボール連盟の総会で1チームの登録人数を14名、リベロを2名とするルール改定案が提出[21]。
- 17日 - ルーベン・アコスタが北京オリンピック終了後の8月24日にFIVB会長を退任することを正式に表明[22]。
- 25日 - ミカサ社とクラレ社が共同開発した北京五輪公式球「MIKASA MVA200」[23](使用パネル枚数が18枚から8枚に)が都内で公開された[24]。
7月
[編集]- 13日 - 日本・横浜で開催された第16回ワールドグランプリでブラジルが2大会ぶりの優勝[25]。日本は6位。
- 22日 - 男子アジアクラブ選手権でイランのペイカン・テヘランVCが3連覇[26]。日本のサントリーサンバーズは3位[27]。
- 24日 - 全日本代表で東レ・アローズ所属の荒木絵里香がイタリア・セリエAのバレー・ベルガモへレンタル移籍を発表[28][29]。
- 27日 - ブラジル・リオデジャネイロで開催された第19回ワールドリーグでアメリカが初優勝[30]。日本は6位。
8月
[編集]- 9日 - 北京オリンピック開幕。日本は男子バレーボールが1次リーグ5戦全敗で敗退し11位[31]、女子は1次リーグ2勝3敗で決勝リーグへ進出し5位[32]。男子ビーチバレーの朝日健太郎・白鳥勝浩組は決勝トーナメントへ進出し9位[33]、女子の佐伯美香・楠原千秋組は予選で敗退し19位[34]。
- 21日 - 国際オリンピック委員会(IOC)アスリート委員選挙の投票結果が発表され、キューバ女子代表で2000年シドニーオリンピック金メダリストのユミルカ・ルイスが委員に選出[35]。
- 21日 - 北京オリンピック女子ビーチバレー決勝が行われ、アメリカのミスティ・メイトレーナー・ケリー・ウォルシュ組が2004年アテネオリンピックに続き2大会連続金メダルを獲得[36]。
- 22日 - 北京オリンピック男子ビーチバレー決勝が行われ、アメリカのフィル・ダルハウザー・トッド・ロジャース組が初の金メダルを獲得[37]。
- 23日 - 北京オリンピック女子バレーボール決勝が行われ、ブラジルがアメリカを降し初の金メダルを獲得。3位決定戦は中国が勝利し銅メダルを獲得した[38]。
- 24日 - 北京オリンピック男子バレーボール決勝が行われ、アメリカがブラジルを降し1988年ソウルオリンピック以来5大会ぶり3回目の金メダルを獲得。3位決定戦はロシアが勝利し銅メダルを獲得した[39]。
- 24日 - 中国人の魏記中第一副会長がFIVB会長に就任。
9月
[編集]- 8日 - 2014年男子世界選手権の開催国がポーランドに決定[40]。
- 18日 - 全日本代表で東レ・アローズ所属の齋藤信治が北京オリンピック出場をもって現役引退と発表された[41][42]。
- 21日 - Vサマーリーグ決勝で男子はJTサンダーズ、女子は武富士バンブーが優勝[43]。
- 26日 - タイ・ナコンラチャシマで開催された第1回男子アジアカップでイランが初優勝。日本は4位[44]。
10月
[編集]- 4日 - NHKで単発ドラマ「ママさんバレーでつかまえて」が放送(翌2009年に連続ドラマ化)。
- 7日 - タイ・ナコンラチャシマで開催された第1回女子アジアカップで中国が初優勝。日本は4位[45]。
- 23日 - アメリカ・マサチューセッツ州でバレーボール殿堂記念式典が行われ、元全日本代表で1964年東京オリンピック金メダリストの河西昌枝、元イタリア代表で5大会連続オリンピック出場を果たしたアンドレア・ジャーニら6名が殿堂入りを果たした[46]。
- 23日 - 全日本代表で北京オリンピックに出場した堺ブレイザーズ所属の朝長孝介が現役引退を発表[47]。
12月
[編集]- 5日 - 全日本男子監督に植田辰哉が再任、全日本女子監督は柳本晶一の後任に眞鍋政義が就任した[48]。
- 7日 - 全日本インカレで男子は日本体育大学が2年連続6回目、女子は青山学院大学が2年ぶり4回目の優勝[49]。
国際大会
[編集]- 北京オリンピック
- ワールドリーグ
- ワールドグランプリ
- 優勝 ブラジル(5勝0敗)
- 2大会ぶり7回目
- 優勝 ブラジル(5勝0敗)
- アジアカップ
- 欧州チャンピオンズリーグ
- 男子決勝 ディナモ・カザン 3-2 コプラ・ピアチェンツァ
- 初優勝
- 女子決勝 ザレチエ・オジンツォボ 1-3 コルッシ・ペルージャ
- 2年ぶり2回目
- 男子決勝 ディナモ・カザン 3-2 コプラ・ピアチェンツァ
- AVCアジアクラブ選手権
- 男子決勝 アルマトイ 1-3 ペイカン・テヘランVC
- 3年連続4回目
- 女子決勝 天津ブリヂストン 3-2 サン・ソン
- 2年ぶり3回目
- 男子決勝 アルマトイ 1-3 ペイカン・テヘランVC
国内大会
[編集]日本
[編集]- 平成19年度天皇杯・皇后杯全日本選手権
- 男子決勝 JTサンダーズ 3-2 堺ブレイザーズ
- (3年ぶり3回目の優勝、前身の黒鷲旗全日本選抜を含む)
- 女子決勝 東レ・アローズ 3-0 久光製薬スプリングス
- (3年ぶり3回目の優勝、同)
- 男子決勝 JTサンダーズ 3-2 堺ブレイザーズ
- 2007/08プレミアリーグ
- 男子決勝 パナソニック・パンサーズ 3-1 東レ・アローズ
- 日本リーグ時代の1971年度以来36年ぶり2回目の優勝
- 女子決勝 東レ・アローズ 3-1 デンソー・エアリービーズ
- 初優勝
- 男子決勝 パナソニック・パンサーズ 3-1 東レ・アローズ
- 第57回黒鷲旗全日本選抜
- 男子決勝 パナソニックパンサーズ 3-2 NECブルーロケッツ(10年ぶり8回目)
- 女子決勝 デンソー・エアリービーズ 3-0 JTマーヴェラス(初優勝)
韓国
[編集]死去
[編集]- 4月17日 - 横山友美佳 (21)(元 日本代表、 中国生まれ→ 日本国籍)
- 6月4日 - アガタ・ムロズ (26)(元 ポーランド代表)
- 8月12日 - 朝野久美 (21)
- 10月31日 - 村井勉 (90)
脚注
[編集]- ^ “初代チャンプは、東レ(女子)とJT(男子)”. Vリーグ (2008年1月6日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “New rules for Volleyball Clubs: EU players to be considered as local players for next two seasons”. FIVB (2008年3月14日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “バレーボール: FIVB、各国リーグの外国人選手数を制限する新ルールの概要を発表”. 日本トップリーグ連携機構 (2008年3月18日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “KAZAN takes Indesit European Champions' League title to Russia”. CEV (2008年3月30日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ a b “男子はパナソニック、女子は東レが優勝”. Vリーグ (2008年4月10日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “Second Indesit Champions' League trophy for Colussi PERUGIA”. CEV (2008年4月6日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “2008年度全日本男子バレーボールチーム登録メンバー決定”. JVA (2008年4月9日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “バレーボール南克幸選手の現役引退について”. 大分三好ヴァイセアドラー (2008年4月15日). 2010年8月29日閲覧。
- ^ “元バレー女子全日本、21歳がんで早世 故郷の五輪目前”. asahi.com (2008年5月17日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “Dr. Acosta expresses his intention to hand over the presidency at the FIVB Congress in Dubai on 16 & 17 June”. FIVB (2008年5月14日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “2007年度勇退選手・スタッフのお知らせ”. NEC SPORTS (2008年5月15日). 2010年8月29日閲覧。
- ^ “全日本女子チーム、北京五輪出場権獲得!!”. 2008北京オリンピックバレーボール世界最終予選 (2008年5月23日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “2007年度勇退選手からのメッセージ・贈る言葉”. NEC SPORTS (2008年5月26日). 2010年8月29日閲覧。
- ^ かおる姫引退 スポーツニッポン 2008年5月31日閲覧[リンク切れ]
- ^ 日本信じられない…大逆転負け/バレー - 日刊スポーツ、2008年6月1日
- ^ “栗生澤コーチ、平野選手、臺選手が勇退”. JTサンダーズ (2008年6月3日). 2010年8月29日閲覧。
- ^ “Polish Volleyball star Agata Mróz dies aged 26; FIVB sends condolences to family and Poland Federation”. FIVB (2008年6月4日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “全日本男子チーム、北京五輪出場権獲得!!”. 2008北京オリンピックバレーボール世界最終予選 (2008年6月7日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “日本男子も16年ぶりアベック五輪/バレー”. ニッカンスポーツ (2008年6月8日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “2008アジアクラブ選手権(女子)試合結果”. Vリーグ (2008年6月3日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “FIVB Executive Committee to put forward major proposal at 31st FIVB World Congress in Dubai: Up to 14 players in each team with two liberos”. FIVB (2008年6月15日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “Dr. Acosta is leaving the presidency of the FIVB; Mr. Wei Jizhong (China) will take charge during the interim period until 2012”. FIVB (2008年6月17日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “MIKASA MVA200 ミカサ新バレーボール”. ミカサ. 2010年8月28日閲覧。
- ^ “日本に味方? バレーボールの新公式球お披露目”. MSN産経ニュース (2008年6月25日). 2010年8月22日閲覧。
- ^ “Brazil claim seventh World Grand Prix title with perfect 5-0 record”. FIVB (2008年7月13日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “Peykan wins Asian volleyball championship”. Tehran Times (2008年7月24日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “2008アジア男子クラブ選手権結果”. Vリーグ (2008年7月18日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “東レアローズ・荒木絵里香選手のイタリア・セリエAへのレンタル移籍について”. 東レプレスリリース (2008年7月24日). 2010年8月29日閲覧。
- ^ “DAL GIAPPONE A BERGAMO: ERIKA ARAKI NUOVA CENTRALE DELLA FOPPAPEDRETTI”. Volley Bergamo (2008年7月21日). 2010年8月29日閲覧。
- ^ “FIVB World League Final Round: First-ever gold medal for USA; Brazil off podium after 10 years”. FIVB (2008年7月27日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “2008 Men's Volleyball Olympic Games - Final Standing”. FIVB. 2010年8月28日閲覧。
- ^ “2008 Women's Volleyball Olympic Games - Final Standing”. FIVB. 2010年8月28日閲覧。
- ^ “2008 Men's Beach Volleyball Olympic Games - Tournament Ranking”. FIVB. 2010年8月28日閲覧。
- ^ “2008 Women's Beach Volleyball Olympic Games - Tournament Ranking”. FIVB. 2010年8月28日閲覧。
- ^ “IOC Athletes' Commission election results released”. Beijing2008.cn (2008年8月21日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “May-Treanor & Walsh claim second Olympic Beach Volleyball gold medal”. FIVB (2008年8月21日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “Dalhausser & Rogers snare second USA Olympic Beach Volleyball gold medal”. FIVB (2008年8月22日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “Brazilian Women claim Olympic gold for first time with victory over USA”. FIVB (2008年8月23日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “USA Men claim first Olympic gold in 20 years with victory over Brazil”. FIVB (2008年8月24日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “FIVB signs agreement for Men's 2014 Volleyball World Championship to be hosted in Poland”. FIVB (2008年9月8日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “東レアローズ男子バレーボール部 齋藤信治選手 引退に関するお知らせ”. 東レプレスリリース (2008年9月18日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “齋藤選手引退コメント”. 東レアローズ (2008年9月18日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “優勝は、男子:JT、女子:武富士”. Vリーグ (2008年9月22日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “第1回アジアカップ男子大会”. JVA (2008年9月26日). 2010年8月29日閲覧。
- ^ “第1回アジアカップ女子大会”. JVA (2008年10月7日). 2010年8月29日閲覧。
- ^ “河西昌枝(現姓:中村)さんのバレーボール殿堂入り記念式典”. JVA (2008年10月23日). 2010年8月29日閲覧。
- ^ “朝長孝介選手現役引退コメントについて”. 堺ブレイザーズ (2008年10月23日). 2010年8月29日閲覧。
- ^ “全日本女子監督に眞鍋氏、全日本男子監督に植田氏が決定!”. JVA (2008年12月5日). 2010年8月28日閲覧。
- ^ “全日本インカレ2008”. 全日本大学バレーボール連盟 (2008年12月7日). 2010年8月29日閲覧。