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2022年のWシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2022年のWシリーズのシーズン
前年: 2021 翌年: 無し
ペアレントシリーズ
2022年のF1世界選手権

2022年のWシリーズは、Wシリーズの第3回大会。F1のサポートレースとして開催された。

エントリー

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前年の上位8人のドライバーとイートン、シーズン前に行われたテストで18人のレースに出場するドライバーと1人のリザーブドライバーが選出された。

5月のカタロニア・サーキットと10月のシンガポール市街地コースでのレースでは、全車エンジンがトヨタ製の1750cc 直列4気筒シングルターボエンジンを搭載したタトゥース製の「F3 FT-60」のシャーシを使い、それ以外のレースでは、全車エンジンがアルファロメオ製の1750cc 直列4気筒シングルターボエンジンを搭載したタトゥース製の「F3 T-318」のシャーシを使う[注 1]。タイヤはハンコックタイヤが供給するタイヤを使用する。

エントラント名 No. ドライバー 出走記録
シリン・レーシング 4 オランダの旗 エメリー・デ・ヒューズ 全戦
95 オランダの旗 ベイスク・フィッセール 全戦
CortDAO・Wシリーズ・チーム 5 スイスの旗 ファビエン・ウォールウェンド[注 2] 全戦
19 スペインの旗 マルタ・ガルシア 全戦
プーマ・Wシリーズ・チーム 7 フィンランドの旗 エマ・キミライネン 全戦
63 チェコの旗 テレサ・バビッチコヴァ 1-6
17 ノルウェーの旗 エイラ・アグレン 7
ジェンナー・レーシング 8 アメリカ合衆国の旗 クロエ・チェンバーズ 全戦
55 イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック 全戦
Wシリーズ・アカデミー 9 フィリピンの旗 ビアンカ・ブスタマンテ 全戦
10 デンマークの旗 野田樹潤[注 3] 全戦
クリック2ドライブ・ブリストル・ストリート・モーターズ・レーシング 21 イギリスの旗 ジェシカ・ホーキンス 全戦
27 イギリスの旗 アリス・パウエル 全戦
クアントフリー・Wシリーズ・チーム 22 スペインの旗 ベレン・ガルシア 全戦
32 スペインの旗 ネレア・マルティ 全戦
スクーデリア・W 26 イギリスの旗 サラ・ムーア 全戦
44 イギリスの旗 アビー・イートン 全戦
レーシング・X 49 イギリスの旗 アビ・プリング 全戦
97 ブラジルの旗 ブルーナ・トマセッリ 全戦
リザーブドライバー
No. ドライバー
17 ノルウェーの旗 エイラ・アグレン

シーズン中のドライバー変更

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  • バビッチコヴァがリージョナルF3のレースにて負傷し、出場できなくなった為、最終戦の代役にアグレンを起用。アグレンは昨年以来の参戦。

テストで落選したドライバー

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アメリカ合衆国の旗 マディソン・オースト
ブラジルの旗 ジュリア・アユーブ
アメリカ合衆国の旗 リンジー・ブリューワー
スイスの旗 レナ・ビューラー
ウルグアイの旗 マイテ・カセレス
オーストリアの旗 ヨルデン・ドリシュカ
アメリカ合衆国の旗 ハンナー・グリーンマイヤー
カナダの旗 ニコール・ハヴルダ
イギリスの旗 ジェム・ペップワース
オーストリアの旗 コリンナー・カンパー
フランスの旗 ローラ・ロヴィンフォス
カナダの旗 ミーガン・ギルクス

カレンダー

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2022年カレンダーは7ラウンドで開催され、全戦F1サポートレースとして行われた。

日本GPでもサポートレースとして開催予定だった[1]。しかし「運営上の予期せぬ課題」により中止となり、代替地としてシンガポールシンガポール市街地コースにて開催した[2]。また、当初は10ラウンドで行われる予定だったが、財政難によりアメリカ合衆国サーキット・オブ・ジ・アメリカズメキシコエルマノス・ロドリゲス・サーキットでの3レースは開催されず、残り3戦を残して打ち切りとなった[3]

ラウンド サーキット 都市 開催日
1 フロリダ州の旗 マイアミ・インターナショナル・オートドローム マイアミガーデンズ 5月7日
2 5月8日
3 スペインの旗 カタロニア・サーキット ムンマロー 5月21日
4 イギリスの旗 シルバーストン・サーキット シルバーストン 7月2日
5 フランスの旗 ポール・リカール・サーキット ル・カステレ 7月23日
6 ハンガリーの旗 ハンガロリンク モジョロード 7月30日
7 シンガポールの旗 シンガポール市街地コース シンガポール 10月2日
中止
サーキット 都市 当初のレース開催日
日本の旗 鈴鹿サーキット 鈴鹿 10月9日
アメリカ合衆国の旗 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ オースティン 10月22日
メキシコシティの旗 エルマノス・ロドリゲス・サーキット メキシコシティ 10月29日
10月30日

結果

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レース

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ラウンド サーキット ポールポジション ファステストラップ 優勝者 優勝エントラント 出典
1 フロリダ州の旗 マイアミ・インターナショナル・オートドローム スペインの旗 ネレア・マルティ英語版 フィンランドの旗 エマ・キミライネン英語版 イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック ジェンナー・レーシング [4]
2 フロリダ州の旗 マイアミ・インターナショナル・オートドローム イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック イギリスの旗 アビ・プリング英語版 イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック ジェンナー・レーシング [5]
3 スペインの旗 カタロニア・サーキット イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック ジェンナー・レーシング [6]
4 イギリスの旗 シルバーストン・サーキット イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック イギリスの旗 アビ・プリング英語版 イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック ジェンナー・レーシング [7]
5 フランスの旗 ポール・リカール・サーキット オランダの旗 ベイスク・フィッセール[注釈 1] イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック ジェンナー・レーシング [9]
6 ハンガリーの旗 ハンガロリンク イギリスの旗 アリス・パウエル イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック イギリスの旗 アリス・パウエル クリック2ドライブ・ブリストル・ストリート・モーターズ・レーシング [10]
7 シンガポールの旗 シンガポール市街地コース スペインの旗 マルタ・ガルシア イギリスの旗 アリス・パウエル オランダの旗 ベイスク・フィッセール シリン・レーシング [11]

ドライバーズ・チャンピオンシップ

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  • 上位10台には以下のポイントが与えられる。
順位  1位   2位   3位   4位   5位   6位   7位   8位   9位   10位 
ポイント 25 18 15 12 10 8 6 4 2 1
結果
金色 勝者
銀色 2位
銅色 3位
ポイント獲得
完走
規定周回数不足 (NC)
リタイア (Ret)
失格 (DSQ)
スタートせず (DNS)
欠場 (WD)
レース中止 (C)
除外 (EX)
順位 ドライバー MIA1
フロリダ州の旗
MIA2
フロリダ州の旗
CAT
スペインの旗
SIL
イギリスの旗
LEC
フランスの旗
HUN
ハンガリーの旗
SIN
シンガポールの旗
ポイント
1 イギリスの旗 ジェイミー・チャドウィック 1 1 1 1 1 2 Ret 143
2 オランダの旗 ベイスク・フィッセール 3 7 5 5 4 3 1 93
3 イギリスの旗 アリス・パウエル Ret 2 3 14 5 1 2 86
4 イギリスの旗 アビ・プリング 4 6 2 3 9 5 6 73
5 スペインの旗 ベレン・ガルシア 7 4 7 8 2 13 4 58
6 スペインの旗 マルタ・ガルシア 11 9 6 18 6 4 3 45
7 スペインの旗 ネレア・マルティ 6 3 8 9 3 12 12 44
8 フィンランドの旗 エマ・キミライネン 15 5 4 2 12 Ret 9 42
9 イギリスの旗 ジェシカ・ホーキンス 2 Ret 11 6 10 14 5 37
10 スイスの旗 ファビエン・ウォールウェンド Ret 11 9 4 7 6 8 32
11 イギリスの旗 サラ・ムーア 8 8 10 10 8 7 7 26
12 ブラジルの旗 ブルーナ・トマセッリ 5 17 12 11 11 10 14 11
13 イギリスの旗 アビー・イートン Ret 13 16 7 Ret 8 10 11
14 デンマークの旗 野田樹潤 12 15 13 16 13 9 Ret 2
15 フィリピンの旗 ビアンカ・ブスタマンテ 9 14 15 17 15 Ret 15 2
16 アメリカ合衆国の旗 クロエ・チェンバーズ 14 10 Ret 13 Ret 11 11 1
17 オランダの旗 エメリー・デ・ヒューズ 10 12 14 15 16 16 13 1
18 チェコの旗 テレサ・バビッチコヴァ 13 16 17 12 14 15 0
19 ノルウェーの旗 エイラ・アグレン 16 0
順位 ドライバー MIA1
フロリダ州の旗
MIA2
フロリダ州の旗
CAT
スペインの旗
SIL
イギリスの旗
LEC
フランスの旗
HUN
ハンガリーの旗
SIN
シンガポールの旗
ポイント

脚注

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出典

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  1. ^ Wシリーズ、2022年開催予定を発表。F1日本GP併催でアジア初のレース実施へ”. jp.motorsport.com (2022年1月28日). 2022年10月11日閲覧。
  2. ^ Wシリーズ、鈴鹿開催は幻に。「運営上の予期せぬ課題」によりシンガポール戦に変更”. jp.motorsport.com (2022年7月27日). 2022年9月7日閲覧。
  3. ^ Wシリーズ、3戦を残し2022年シーズンの打ち切りを発表。チャドウィックの3連覇が確定、Jujuはランキング14位”. jp.motorsport.com. 2022年10月11日閲覧。
  4. ^ チャドウィックが開幕戦勝利。野田樹潤はレースペース上がらず13位|Wシリーズ開幕戦マイアミ・レース1”. jp.motorsport.com (2022年5月8日). 2022年9月7日閲覧。
  5. ^ チャドウィックが連勝。野田樹潤15位、2戦連続厳しいレースに|Wシリーズ開幕戦マイアミ・レース2”. jp.motorsport.com (2022年5月9日). 2022年9月7日閲覧。
  6. ^ チャドウィック、圧巻の開幕3連勝。野田樹潤は13位でフィニッシュ|Wシリーズ第2戦バルセロナ”. jp.motorsport.com (2022年5月21日). 2022年9月7日閲覧。
  7. ^ W Series Silverstone: Chadwick takes dominant home win”. motorsport.com (2022年7月2日). 2022年9月7日閲覧。
  8. ^ Chadwick signed report”. W Series (2022年7月22日). 2022年9月23日閲覧。
  9. ^ W Series Paul Ricard: Chadwick holds off Visser to take seventh consecutive win”. motorsport.com (2022年7月23日). 2022年9月7日閲覧。
  10. ^ パウエルが今季初優勝。野田樹潤は9位で初ポイント獲得|Wシリーズ第5戦ハンガリー”. jp.motorsport.com (2022年7月31日). 2022年9月7日閲覧。
  11. ^ W Series Singapore: Visser wins to keep title hopes alive, Chadwick crashes”. motorsport.com (2022年10月2日). 2022年10月3日閲覧。

[編集]
  1. ^ 2019年よりフォーミュラ・ルノー・ユーロカップで使用されるのと同じシャシーである。
  2. ^ ウォールウェンドはリヒテンシュタイン人ドライバーだが、スイスのライセンスで参戦する。
  3. ^ 野田は日本人ドライバーだが、デンマークのライセンスで参戦する。
  1. ^ チャドウィックは予選で最速タイムを記録したが、ピット出口の白線を越えたことで2グリッド降格のペナルティを受けたため、予選2番手のフィッセールが代わりにポールポジションに昇格した[8]

関連項目

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外部リンク

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