2022年のWシリーズ
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2022年のWシリーズのシーズン | |||
前年: | 2021 | 翌年: | 無し |
ペアレントシリーズ 2022年のF1世界選手権 |
2022年のWシリーズは、Wシリーズの第3回大会。F1のサポートレースとして開催された。
エントリー
[編集]前年の上位8人のドライバーとイートン、シーズン前に行われたテストで18人のレースに出場するドライバーと1人のリザーブドライバーが選出された。
5月のカタロニア・サーキットと10月のシンガポール市街地コースでのレースでは、全車エンジンがトヨタ製の1750cc 直列4気筒シングルターボエンジンを搭載したタトゥース製の「F3 FT-60」のシャーシを使い、それ以外のレースでは、全車エンジンがアルファロメオ製の1750cc 直列4気筒シングルターボエンジンを搭載したタトゥース製の「F3 T-318」のシャーシを使う[注 1]。タイヤはハンコックタイヤが供給するタイヤを使用する。
エントラント名 | No. | ドライバー | 出走記録 |
---|---|---|---|
シリン・レーシング | 4 | エメリー・デ・ヒューズ | 全戦 |
95 | ベイスク・フィッセール | 全戦 | |
CortDAO・Wシリーズ・チーム | 5 | ファビエン・ウォールウェンド[注 2] | 全戦 |
19 | マルタ・ガルシア | 全戦 | |
プーマ・Wシリーズ・チーム | 7 | エマ・キミライネン | 全戦 |
63 | テレサ・バビッチコヴァ | 1-6 | |
17 | エイラ・アグレン | 7 | |
ジェンナー・レーシング | 8 | クロエ・チェンバーズ | 全戦 |
55 | ジェイミー・チャドウィック | 全戦 | |
Wシリーズ・アカデミー | 9 | ビアンカ・ブスタマンテ | 全戦 |
10 | 野田樹潤[注 3] | 全戦 | |
クリック2ドライブ・ブリストル・ストリート・モーターズ・レーシング | 21 | ジェシカ・ホーキンス | 全戦 |
27 | アリス・パウエル | 全戦 | |
クアントフリー・Wシリーズ・チーム | 22 | ベレン・ガルシア | 全戦 |
32 | ネレア・マルティ | 全戦 | |
スクーデリア・W | 26 | サラ・ムーア | 全戦 |
44 | アビー・イートン | 全戦 | |
レーシング・X | 49 | アビ・プリング | 全戦 |
97 | ブルーナ・トマセッリ | 全戦 |
No. | ドライバー |
---|---|
17 | エイラ・アグレン |
シーズン中のドライバー変更
[編集]テストで落選したドライバー
[編集] マディソン・オースト
ジュリア・アユーブ
リンジー・ブリューワー
レナ・ビューラー
マイテ・カセレス
ヨルデン・ドリシュカ
ハンナー・グリーンマイヤー
ニコール・ハヴルダ
ジェム・ペップワース
コリンナー・カンパー
ローラ・ロヴィンフォス
ミーガン・ギルクス
カレンダー
[編集]2022年カレンダーは7ラウンドで開催され、全戦F1のサポートレースとして行われた。
日本GPでもサポートレースとして開催予定だった[1]。しかし「運営上の予期せぬ課題」により中止となり、代替地としてシンガポールのシンガポール市街地コースにて開催した[2]。また、当初は10ラウンドで行われる予定だったが、財政難によりアメリカ合衆国のサーキット・オブ・ジ・アメリカズとメキシコのエルマノス・ロドリゲス・サーキットでの3レースは開催されず、残り3戦を残して打ち切りとなった[3]。
ラウンド | サーキット | 都市 | 開催日 |
---|---|---|---|
1 | マイアミ・インターナショナル・オートドローム | マイアミガーデンズ | 5月7日 |
2 | 5月8日 | ||
3 | カタロニア・サーキット | ムンマロー | 5月21日 |
4 | シルバーストン・サーキット | シルバーストン | 7月2日 |
5 | ポール・リカール・サーキット | ル・カステレ | 7月23日 |
6 | ハンガロリンク | モジョロード | 7月30日 |
7 | シンガポール市街地コース | シンガポール | 10月2日 |
サーキット | 都市 | 当初のレース開催日 |
---|---|---|
鈴鹿サーキット | 鈴鹿 | 10月9日 |
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ | オースティン | 10月22日 |
エルマノス・ロドリゲス・サーキット | メキシコシティ | 10月29日 |
10月30日 |
結果
[編集]レース
[編集]ラウンド | サーキット | ポールポジション | ファステストラップ | 優勝者 | 優勝エントラント | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マイアミ・インターナショナル・オートドローム | ネレア・マルティ | エマ・キミライネン | ジェイミー・チャドウィック | ジェンナー・レーシング | [4] |
2 | マイアミ・インターナショナル・オートドローム | ジェイミー・チャドウィック | アビ・プリング | ジェイミー・チャドウィック | ジェンナー・レーシング | [5] |
3 | カタロニア・サーキット | ジェイミー・チャドウィック | ジェイミー・チャドウィック | ジェイミー・チャドウィック | ジェンナー・レーシング | [6] |
4 | シルバーストン・サーキット | ジェイミー・チャドウィック | アビ・プリング | ジェイミー・チャドウィック | ジェンナー・レーシング | [7] |
5 | ポール・リカール・サーキット | ベイスク・フィッセール[注釈 1] | ジェイミー・チャドウィック | ジェイミー・チャドウィック | ジェンナー・レーシング | [9] |
6 | ハンガロリンク | アリス・パウエル | ジェイミー・チャドウィック | アリス・パウエル | クリック2ドライブ・ブリストル・ストリート・モーターズ・レーシング | [10] |
7 | シンガポール市街地コース | マルタ・ガルシア | アリス・パウエル | ベイスク・フィッセール | シリン・レーシング | [11] |
ドライバーズ・チャンピオンシップ
[編集]- 上位10台には以下のポイントが与えられる。
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ポイント | 25 | 18 | 15 | 12 | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 | 1 |
色 | 結果 |
---|---|
金色 | 勝者 |
銀色 | 2位 |
銅色 | 3位 |
緑 | ポイント獲得 |
青 | 完走 |
規定周回数不足 (NC) | |
紫 | リタイア (Ret) |
黒 | 失格 (DSQ) |
白 | スタートせず (DNS) |
欠場 (WD) | |
レース中止 (C) | |
除外 (EX) |
|
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “Wシリーズ、2022年開催予定を発表。F1日本GP併催でアジア初のレース実施へ”. jp.motorsport.com (2022年1月28日). 2022年10月11日閲覧。
- ^ “Wシリーズ、鈴鹿開催は幻に。「運営上の予期せぬ課題」によりシンガポール戦に変更”. jp.motorsport.com (2022年7月27日). 2022年9月7日閲覧。
- ^ “Wシリーズ、3戦を残し2022年シーズンの打ち切りを発表。チャドウィックの3連覇が確定、Jujuはランキング14位”. jp.motorsport.com. 2022年10月11日閲覧。
- ^ “チャドウィックが開幕戦勝利。野田樹潤はレースペース上がらず13位|Wシリーズ開幕戦マイアミ・レース1”. jp.motorsport.com (2022年5月8日). 2022年9月7日閲覧。
- ^ “チャドウィックが連勝。野田樹潤15位、2戦連続厳しいレースに|Wシリーズ開幕戦マイアミ・レース2”. jp.motorsport.com (2022年5月9日). 2022年9月7日閲覧。
- ^ “チャドウィック、圧巻の開幕3連勝。野田樹潤は13位でフィニッシュ|Wシリーズ第2戦バルセロナ”. jp.motorsport.com (2022年5月21日). 2022年9月7日閲覧。
- ^ “W Series Silverstone: Chadwick takes dominant home win”. motorsport.com (2022年7月2日). 2022年9月7日閲覧。
- ^ “Chadwick signed report”. W Series (2022年7月22日). 2022年9月23日閲覧。
- ^ “W Series Paul Ricard: Chadwick holds off Visser to take seventh consecutive win”. motorsport.com (2022年7月23日). 2022年9月7日閲覧。
- ^ “パウエルが今季初優勝。野田樹潤は9位で初ポイント獲得|Wシリーズ第5戦ハンガリー”. jp.motorsport.com (2022年7月31日). 2022年9月7日閲覧。
- ^ “W Series Singapore: Visser wins to keep title hopes alive, Chadwick crashes”. motorsport.com (2022年10月2日). 2022年10月3日閲覧。
注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト(英語)