コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

KING OF KINGS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
KING OF KINGSキング・オブ・キングス
概要
通称・略称 KOK
初回開催 2015年
主催 9SARIGROUP
協力 SPOTLIGHT
SCHOOL OF RAP
高校生RAP選手権
ENTA DA STAGE
口喧嘩祭
九州 MC BATTLE
凱旋MC Battle
戦極 MC BATTLE
テンプレートを表示

KING OF KINGS(キング・オブ・キングス)は、9SARIGROUPが主催するMCバトルの大会である。略称はKOK

概要

[編集]

日本のヒップホップMCである漢 a.k.a. GAMIが中心となり、開催[1]。東日本と西日本の予選で勝ち抜いたMCと、日本で行われている数々のMCバトルの優勝者が集い、真の日本一を決める大会である。その他、最終選抜枠(9sari選抜)も存在する。優勝者には賞金300万円(2016年までは150万円)が与えられる。

2015年にUMB2015 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL at 新宿ReNYと題し、第1回目を開催[2]。第2回は2017年に行われ、大会の名称はLibra Recordsが主催するULTIMATE MC BATTLE(UMB)[3]と混乱を招くとのことで、KING OF KINGS 2016 GRAND CHAMPIONSHIP FINALとし開催された。名前の由来はBECK[要曖昧さ回避]の作中に出てきたRapの大会名からきている。

ルールは1回戦、決勝戦ではじゃんけんで先攻を決め、勝った方が先攻後攻を選択する。2回戦以降はあらかじめ先攻、後攻が決められている。2022年度ではコイントス形式が採用された。2016年度までは8小節4本 or 16小節2本勝負かを選択できたが、2017年度より小節数が8小節4本に統一されている。トーナメント方式。判定は観客歓声による判定(1ポイント)と、プロのラッパーの審査員による判定(4ポイント)、計5ポイントを基に、過半数を占めた者が勝利となる。判定が割れた場合は何回でも延長戦が行われる。審査員の審査基準は10 POINT MUST SYSTEMというものを採用しており、パンチライン、アグレッシブ、ジェネラルシップ、カウンターの4項目を基準に厳密に審査が行われ、勝者の札を挙げる。ポイント制の審査にあたり対戦MC2人の持ち点が均等になることもあり、ドローの札も存在する。

また、決勝大会で用いられるバトルビートはすべて、今大会のために用意されたオリジナルビートである。今大会の特徴である "BEAT GET SYSTEM" により、各試合の勝利者は、その試合に使用されたバトルビートを楽曲に使用する権利を与えられる。

歴代優勝者

[編集]
年度 優勝 準優勝
2015年 崇勲 JAG-ME
2016年 GADORO 輪入道
2017年 GADORO MOL53
2018年 呂布カルマ RAWAXXX
2019年 RAWAXXX AUTHORITY
2020年 呂布カルマ 鎮座DOPENESS
2021年 FORK (ICE BAHN) 呂布カルマ
2022年 裂固 (HIKIGANE SOUND) MOL53
2023年 MOL53 だーひー

優勝者大会選定

[編集]
  • 「KING OF KINGS GRAND CHAMPIONSHIP FINAL」の出場者は、KOK主催の予選大会の上位進出者に加えて、下記の大会の優勝者が招待される。
  • SPOTLIGHT
    韻踏合組合主催。ENTERという予選大会が3ヶ月毎に行われ、予選、決勝大会共に大阪で開催される。
  • ENTA DA STAGE
    サイプレス上野主催。横浜で開催される大会。
  • 真 ADRENALINE
    Sound Luck(ACE&HIDE)主催。東京で開催される大会。
    当初は「ADRENALINE」という名称で開催されており、平成選抜、昭和選抜のチームに別れトーナメントが行われていたが、2019年度をもって大会終了。翌年より、「真 ADRENALINE」と改題して開催している。現在はKOKとの共同開催である「KING OF KINGS vs 真 ADRENALINE」の優勝者がKOKに出場できる。
  • 口喧嘩祭
    HIKIGANE SOUND主催。岐阜で開催される大会。トーナメント方式ではなくMCたちのネームタグを事前にBOXに投入し、一枚ずつネームタグを引き、その場で先行、後攻を含めた対戦カードが発表される形式で行われる。
  • 九州 MC BATTLE
    PEKOKHARED主催。年に数回予選が行われ、年末のグランドチャンピオンシップでの優勝者がKOKに出場できる。予選は九州各地で開催され、決勝大会は小倉で開催される。通称KMB。当初は「小倉 MC BATTLE」という名称で開催されており、2023年度に改題。
  • 凱旋MC Battle
    怨念JAP主催。2023年度より協力大会に参加。
  • 破天 MC BATTLE
    株式会社イザナギゲームズ主催。2022年から行われている大会であり、バトルの際にスクリーンを用いて映像を映すのが特徴。2023年度より協力大会に参加[4]
  • THE罵倒
    G.O主催。主に関東地方で予選が行われ、決勝大会は東京で開催される。ボディタッチありのルールが特徴。2018年を最後に大会そのものが行われていなかったが2023年度より再開し、同時に協力大会へ復帰。
  • 戦極 MC BATTLE
    MC正社員主催。全国各地で予選が行われ、決勝大会は主に東京で開催されていた。2020年大会をもってKOK協力大会から脱退を表明するも、2023年度では協力大会に復帰。
  • 高校生RAP選手権
    BAZOOKA!!!主催。高校生、もしくはそれに準じる年齢のMCのみ出場可能。全国数ヶ所でオーディションが行われる。2022年度より協力大会に復帰
  • U-22 MC BATTLE
    MC正社員主催。出場者を22歳以下に限定した大会。2024年度より協力大会に復帰

かつて認定されていた大会

[編集]
  • SCHOOL OF RAP[5]
    ダースレイダー主催。主に東京と大阪で年に数回予選が行われ、決勝大会は東京で開催される。20歳以下のMCのみ出場可能。
  • FREE STYLE LEAGUE
    株式会社FSL主催。通称FSL。フリースタイルのプロリーグ化をコンセプトに2022年より開催。FSLでの勝敗や各大会の成績に応じてFSLポイントを付与している。2023年度より協力大会に参加。FSLポイント総合1位がKOKに出場する。

DVD

[編集]
発売日 タイトル 規格品番
2016年01月13日 KING OF KINGS -FINAL UMB- DVD KOKDVD-001
2017年04月19日 KING OF KINGS 2016 DVD KOKDVD-002
2018年04月25日 KING OF KINGS 2017 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL KOKDVD-003
2019年03月13日 KING OF KINGS 2018 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL KOKDVD-004
2020年05月20日 KING OF KINGS 2019 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL KOKDVD-005
2021年04月21日 KING OF KINGS 2020 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL KOKDVD-006

脚注

[編集]
  1. ^ KING OF KINGS 2016 ABOUT KOK”. 公式サイト. 2017年3月17日閲覧。
  2. ^ UMB 2015”. KING OF KINGS 公式サイト. 2021年9月16日閲覧。
  3. ^ ULTIMATE MC BATTLEも漢が発端として開催されていた大会である。詳しくは漢 (ラッパー)のページを参照。
  4. ^ “『KING OF KINGS 2023』協力大会として『破天MCBATTLE』が新規参加 28日午後7時に漢 a.k.a. GAMI×渡部建の対談動画公開”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2023年7月28日). https://www.oricon.co.jp/news/2288805/full/ 2023年11月11日閲覧。 
  5. ^ 2019年度より大会形式変更。出場可能年齢が22歳に引き上げられ、東京と大阪で開催。

関連項目

[編集]

外部サイト

[編集]