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M.I.U. アルバム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『M.I.U. アルバム』
ザ・ビーチ・ボーイズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1977年秋、1978年春
ジャンル ロック
時間
レーベル ブラザー・レコード/
リプリーズ・レコード
プロデュース アル・ジャーディン
ロン・アルトバック
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 151位(アメリカ[1]
  • ザ・ビーチ・ボーイズ アルバム 年表
    ラヴ・ユー
    (1977年)
    M.I.U. アルバム
    (1978年)
    L.A. (ライト・アルバム)
    (1979年)
    テンプレートを表示

    M.I.U. アルバム』 (M.I.U. Album) は、1978年にリリースされたザ・ビーチ・ボーイズのアルバム。

    ラヴ・ユー』のリリースと商業的失敗の後、彼らは『アダルト・チャイルド』、『メリー・クリスマス・フロム・ザ・ビーチボーイズ』なる二つのアルバム制作に乗り出すが、いずれも制作中止になる。バンドは進むべき方向に関して論争に陥り、解散の危機に瀕していた。ブライアン・ウィルソンは悲観し、再び薬物を使用して精神病が悪化していた。デニス・ウィルソンはソロ・デビュー・アルバム『パシフィック・オーシャン・ブルー』を発表し、ほとんどスタジオに姿を現さなかった。

    そこで当時超越瞑想 (TM) 信奉者であったマイク・ラヴは、アイオワ州マハリシ国際大学で新作のレコーディングを提案した(本作タイトルの「M.I.U.」はマハリシ国際大学を意味している)。1977年9月にアル・ジャーディンが指揮をとってレコーディングを開始したが、姿を現したのはマイク、アル、ブライアンの3人だけであった。アルバムは、マハリシ国際大学でレコーディングした楽曲に加え、『15・ビッグ・ワンズ』の未収録曲、『アダルト・チャイルド』『メリー・クリスマス・フロム・ザ・ビーチボーイズ』からのトラックを流用し完成した。最終的には全てのメンバーが参加しているが、バンド内の対立によりレコーディングに消極的だったカール・ウィルソン、デニスの参加は限定的となった。

    本アルバム収録のデル・ヴァイキングスのカバー「カム・ゴー・ウィズ・ミー」は1981年にシングルカットされ、全米ビルボード・シングル・チャートで18位を記録している。

    曲目

    [編集]
    1. シーズ・ガット・リズム - She's Got Rhythm (Brian Wilson/ Mike Love/ Ron Altbach) 2:27
    2. カム・ゴー・ウィズ・ミー - Come Go with Me (C. E. Quick) 2:06
    3. ヘイ・リトル・トムボーイ - Hey Little Tomboy (Brian Wilson) 2:25
    4. コナ・コースト - Kona Coast (Al Jardine/Mike Love) 2:33
    5. ペギー・スー - Peggy Sue (Buddy Holly/J. Allison/N. Petty) 2:15
    6. ウォンチャ・カム・アウト・トゥナイト - Wontcha Come out Tonight (Brian Wilson/Mike Love) 2:30
    7. スウィート・サンデイ・カインダ・ラヴ - Sweet Sunday Kinda Love (Brian Wilson/Mike Love) 2:42
    8. ベルズ・オブ・パリス - Belles of Paris (Brian Wilson/Mike Love/Ron Altbach) 2:27
    9. ピター・パター - Pitter Patter (Brian Wilson/Mike Love/Al Jardine) 3:14
    10. マイ・ダイアン - My Diane (Brian Wilson) 2:37
    11. マッチ・ポイント・オブ・アワ・ラヴ - Match Point of Our Love (Brian Wilson/Mike Love) 3:29
    12. ウィンズ・オブ・チェンジ - Winds of Change (Ron Altbach/Ed Tuleja) 3:14

    脚注

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    外部リンク

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