MLB台湾オールスターシリーズ
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競技 | 野球 |
---|---|
開始年 | 2011 |
開催国 | 中華民国(台湾) |
参加チーム |
MLBオールスターズ チャイニーズタイペイ |
前回優勝 | MLBオールスターズ |
MLB台湾オールスターシリーズ(英語: MLB Taiwan All-Star Series)は、メジャーリーグベースボール(MLB)の選抜チームと野球チャイニーズタイペイ代表が台湾で対戦する野球のシリーズ戦である。MLBの2011年シーズン終了後に開催された。
概要
[編集]MLBおよびMLB選手会(MLBPA)は、野球の紹介プログラムの一環として世界各地で国際イベントを行っている[1]。
2010年3月には、ロサンゼルス・ドジャースがMLBとして17年ぶりに台湾で試合を行い、中華職業棒球大聯盟(CPBL)選抜と対戦した[2]。これに続き、台湾でのオールスターシリーズが2011年シーズン後に開催された。
2017年にも再び開催が検討されたものの[3]、実現には至らなかった。
2022年3月に合意したMLBとMLBPAとの労使協定の中で、同年のシーズンオフに台湾で試合を開催するとしていたが[4]、その後8月に韓国野球委員会が韓国でKBOリーグ選抜とMLB選抜の親善試合を11月に開催することを発表した[5]。
結果
[編集]回 | 開催年 | MLBオールスターズ勝数 | 引き分け数 | チャイニーズタイペイ勝数 | 備考 |
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1 | 2011年 | 5 | 0 | 0 |
2011年大会
[編集]代表選手
[編集]MLBオールスターズ
[編集]ポジション | 背番号 | 選手名 | 英語表記 | 所属球団 | 投 | 打 | 備考 |
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監督 | 15 | ブルース・ボウチー | Bruce Bochy | サンフランシスコ・ジャイアンツ | |||
コーチ | 40 | リック・ハニカット | Rick Honeycutt | ロサンゼルス・ドジャース | |||
17 | デレク・シェルトン | Derek Shelton | タンパベイ・レイズ | ||||
23 | ロン・ウォタス | Ron Wotus | サンフランシスコ・ジャイアンツ | ||||
58 | ビル・ヘイズ | Bill Hayes | サンフランシスコ・ジャイアンツ | ||||
ホセ・カノ | Joselito Canó | ||||||
投手 | 46 | ジェレミー・ガスリー | Jeremy Guthrie | ボルチモア・オリオールズ | 右 | 右 | |
35 | ディロン・ジー | Dillon Gee | ニューヨーク・メッツ | 右 | 右 | ||
55 | フェリペ・ポーリーノ | Felipe Paulino | カンザスシティ・ロイヤルズ | 右 | 右 | ||
40 | フィル・コーク | Phil Coke | デトロイト・タイガース | 左 | 左 | ||
63 | リッチ・トンプソン | Rich Thompson | ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム | 右 | 右 | ||
58 | ロス・デトワイラー | Ross Detwiler | ワシントン・ナショナルズ | 左 | 右 | ||
22 | トレバー・ベル | Trevor Bell | ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム | 右 | 左 | ||
43 | ホセ・ベラス | José Veras | ピッツバーグ・パイレーツ | 右 | 右 | ||
21 | ビル・ブレイ | Bill Bray | シンシナティ・レッズ | 左 | 左 | ||
32 | ラトロイ・ホーキンス | LaTroy Hawkins | ミルウォーキー・ブルワーズ | 右 | 右 | ||
52 | ラモン・ラミレス | Ramón Ramírez | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 右 | 右 | ||
61 | マーク・マランソン | Mark Melancon | ヒューストン・アストロズ | 右 | 右 | ||
40 | コリン・バレスター | Collin Balester | ワシントン・ナショナルズ | 右 | 右 | ||
捕手 | 9 | ロニー・ポーリーノ | Ronny Paulino | ニューヨーク・メッツ | 右 | 右 | |
14 | ジェフ・マシス | Jeff Mathis | ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム | 右 | 右 | ||
41 | ドリュー・ブテラ | Drew Butera | ミネソタ・ツインズ | 右 | 右 | ||
内野手 | 24 | ロビンソン・カノ | Robinson Canó | ニューヨーク・ヤンキース | 右 | 左 | |
38 | マイケル・モース | Michael Morse | ワシントン・ナショナルズ | 右 | 右 | ||
48 | パブロ・サンドバル | Pablo Sandoval | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 右 | 両 | ||
2 | エリック・アイバー | Erick Aybar | ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム | 右 | 両 | ||
1 | ライアン・ロバーツ | Ryan Roberts | アリゾナ・ダイヤモンドバックス | 右 | 右 | ||
35 | ダニー・バレンシア | Danny Valencia | ミネソタ・ツインズ | 右 | 右 | ||
21 | タイ・ウィギントン | Ty Wigginton | コロラド・ロッキーズ | 右 | 右 | ||
外野手 | 13 | カーティス・グランダーソン | Curtis Granderson | ニューヨーク・ヤンキース | 右 | 左 | |
1 | エミリオ・ボニファシオ | Emilio Bonifacio | フロリダ・マーリンズ | 右 | 両 | ||
5 | ローガン・モリソン | Logan Morrison | フロリダ・マーリンズ | 左 | 左 | ||
56 | アンドレス・トーレス | Andrés Torres | サンフランシスコ・ジャイアンツ | 右 | 両 | ||
16 | ジョシュ・レディック | Josh Reddick | ボストン・レッドソックス | 右 | 左 |
チャイニーズタイペイ代表
[編集]試合日程の競合のため、CPBL所属の選手は本大会に参加していない。なお、参加33選手のうち24選手がのちにCPBL入りを果たした[6]。
ポジション | 選手名 | 英語表記 | 所属球団 | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
監督 | 陳威成 | Chen Wei-chen | ||||
投手 | 王建民 | Wang Chien-Ming | ワシントン・ナショナルズ | 右 | 右 | |
倪福徳 | Ni Fu-Te | デトロイト・タイガース傘下AAA | 左 | 左 | ||
陽耀勲 | Yang Yao-Hsun | 福岡ソフトバンクホークス | 左 | 左 | ||
鄭凱文 | Cheng Kai-Wen | 阪神タイガース | 右 | 右 | ||
林羿豪 | Lin Yi-Hao | 読売ジャイアンツ | 右 | 右 | ||
羅錦龍 | Lo Ching-Lung | コロラド・ロッキーズ傘下A- | 右 | 右 | ||
林煜清 | Lin Yu-Ching | 台湾電力 | 右 | 左 | ||
林晨樺 | Lin Chen-Hua | 台湾電力 | 右 | 右 | ||
林柏佑 | Lin Po-Yu | 台中市威達超舜 | 右 | 右 | ||
王躍霖 | Wang Yueh-Lin | シカゴ・カブス傘下A- | 右 | 右 | ||
陳冠儒 | Chen Kuan-Ju | 輔仁大学 | 左 | 右 | ||
郭俊麟 | Kuo Chun-Lin | 国立台湾体育運動大学 | 右 | 右 | ||
邱浩鈞 | Chiu Hao-Chun | 中国文化大学 | 右 | 右 | ||
陳禹勲 | Chen Yu-Hsun | 新北市 | 右 | 右 | ||
鄭文豪 | Cheng Wen-Hao | 国立体育大学 | 右 | 左 | ||
捕手 | 陳俊秀 | Chen Chun-Hsiu | クリーブランド・インディアンス傘下AA | 右 | 右 | |
王峻杰 | Wang Chun-Chieh | 合作金庫 | 右 | 右 | ||
陽冠威 | Yang Kuan-Wei | 崇越科技 | 右 | 右 | ||
内野手 | 黄智培 | Huang Chih-Pei | 興農ブルズ代訓球員 | 右 | 右 | |
林瀚 | Lin Han | 合作金庫 | 右 | 右 | ||
蕭帛庭 | Hsiao Po Ting | 台湾電力 | 右 | 左 | ||
潘志芳 | Pan Ting-Hsiang | オークランド・アスレチックス傘下A- | 右 | 左 | ||
陳品捷 | Chen Pin-Chieh | シカゴ・カブス傘下A- | 右 | 左 | ||
郭阜林 | Kuo Fu-Lin | ニューヨーク・ヤンキース傘下Rk | 右 | 右 | ||
陳偉志 | Chen Wei-Chih | 台湾電力 | 右 | 右 | ||
林威廷 | Lin Wei-Ting | 崇越科技 | 右 | 右 | ||
林志賢 | Lin Yu-Le | 国立台湾体育運動大学 | 右 | 右 | ||
外野手 | 林哲瑄 | Lin Che-Hsuan | ボストン・レッドソックス傘下AAA | 右 | 右 | |
羅國輝 | Kao Kuo-Hui | シアトル・マリナーズ傘下AA | 右 | 右 | ||
林旺衛 | Lin Wang-Wei | ミネソタ・ツインズ傘下A | 右 | 左 | ||
黄義坤 | Huang Yi-Kun | 台中市威達超舜 | 右 | 右 | ||
藍寅倫 | Lan Yin-Lun | 高苑科技大学 | 右 | 左 | ||
林加祐 | Lin Chia-Yo | 合作金庫 | 右 | 右 |
試合結果
[編集]試合 | 日程 | ビジター(先攻) | スコア | ホーム(後攻) | 試合会場 |
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GAME1 | 11月1日 | MLBオールスターズ | 7 - 0 | チャイニーズタイペイ | 新荘体育場野球場 |
GAME2 | 11月3日 | チャイニーズタイペイ | 3 - 5 | MLBオールスターズ | 台中インターコンチネンタル野球場 |
GAME3 | 11月4日 | MLBオールスターズ | 6 - 2 | チャイニーズタイペイ | |
GAME4 | 11月5日 | チャイニーズタイペイ | 2 - 3 | MLBオールスターズ | 澄清湖棒球場 |
GAME5 | 11月6日 | MLBオールスターズ | 6 - 4 | チャイニーズタイペイ |
脚注
[編集]- ^ “MLB and MLBPA announce roster for 2011 Taiwan All-Star Series” (英語). MLB.com (2011年10月14日). 2019年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月10日閲覧。
- ^ “2010洛杉磯道奇隊台灣賽高雄場紀實(舊聞新發)” (中国語) (2010年7月16日). 2022年3月12日閲覧。
- ^ “MLB台灣明星賽 相中桃園球場” (中国語). 自由時報. (2017年6月24日) 22-03-12閲覧。
- ^ “Memo indicates home run derby could decide All-Star Game winner instead of extra innings” (英語). ESPN. (2022年3月12日) 2022年3月12日閲覧。
- ^ “MLB選抜が韓国プロ野球と4試合 11月に釜山・ソウルで”. 聯合ニュース. (2022年8月26日) 2022年8月26日閲覧。
- ^ “CPBL to host MLB All-Star Taiwan tour in November” (英語). CPBL STATS (2017年4月24日). 2022年3月12日閲覧。