Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/バタフライ効果 20150211
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選考終了日時:2015年2月25日 (水) 00:07 (UTC)
- (自動推薦)2015年1月の月間強化記事賞受賞記事。--Trvbot(会話) 2015年2月11日 (水) 00:07 (UTC)
- 賛成 バタフライ効果という言葉の意味や由来などについて、出典を示しつつ丁寧に説明されており、興味深い記事になっているものと思います。良質な記事への選出に賛成します。良質な記事の目安の観点からは選考の当否に直接影響しないとは思いますが、「バタフライ効果を扱ったフィクション作品」の後半の登場作品リストは、当該節前半の説明との繋がりが無く、取り除いても良いように感じました。——以上の署名の無いコメントは、Mogumin(ノート・履歴)さんが 2015-02-15T10:21:56 に投稿したものです。
- 署名をつけ忘れてしまい大変失礼しました。補填してくださったLoasaさんにお礼申しあげます--Mogumin(会話) 2015年2月16日 (月) 03:38 (UTC)
- 賛成 バタフライ効果と言う複雑系の現象で説明の困難な記事を適切な出典と画像でわかりやすく説明できていると思います。抽象的なものにとどまらずアンサンブル予報の話など現実の事象まできちんと記述されており、良質な記事としての質、量ともに基準を超えていると考えます--Hanabishi(会話) 2015年2月15日 (日) 15:16 (UTC)
- 賛成 バ
ラタフライ効果については、私も今まで名前だけは矢鱈と耳にしたことがありましたが、その内容までは朧にしか理解しておりませんでした。しかし、この記事ではその起源から運用についてまでが丁寧に解説され、門外漢の私にも非常に理解しやすい内容に纏まっていると感じました。良質な記事への選出に賛成とさせて頂きます。--Arvin(会話) 2015年2月18日 (水) 19:00 (UTC)--(誤字修正)--Arvin(会話) 2015年2月18日 (水) 21:10 (UTC) - コメント たいへんよく書けていて良質な記事とするにふさわしいと思うのですが、一つだけ重大な問題があり、これだけはどうしても修正いただきたいと思います。それは、1.意味 節における、「初期値のわずかな差が時間経過と共に指数関数的に大きくなっていき」および「初期値の極めて小さな差も指数関数的に増大していく。」 の部分です。
- たしかに、大概のカオス関係の本にはこのような書き方がされております。しかし、これは正確な表現ではないし、読者の重大な誤解(あるいは悩み)を生じかねない書き方です。
- 二つの軌道の差が(永続的に)指数関数的に増加するのならば、少なくとも一つの軌道は時間経過と共に無限大に発散しなければならないはずです。ましてや任意の二つの軌道についてそのようなことが言えるのならば、ほとんどすべての軌道は無限大に発散することになります。もちろんそのような系もあるでしょうが、「カオス」とされる系の多くは、本文にもグラフが添付されているロジスティック写像やローレンツ・アトラクタのように有界な範囲に留まるような系でしょう。そういう系の場合は二つの軌道がいかに離れようとも、その距離の差には上限があるし、ときには二つの軌道が接近し、ごく短時間であれば差がわずかもしくはほとんど一致することもあるはずです。実際のところ差が指数関数的に増大するのは出発時点からある程度の時間までであって、そこから先はある程度の距離(平均すればゼロでないという意味)を保ったまま推移します。したがって「小さな差も指数関数的に増大」を、(数式を使わずにできるだけ)正確に言うならば、「初期値がわずかに異なる二つの軌道は、出発時点からある有限の時間内では指数的に解離していく、それも一様に解離するのではなく、平均化すれば指数的に解離」ということになります。
- というわけで、わずか一文ですが、これはバタフライ効果の本質的説明に関わる部分だけに、ぜひともこの辺のところをちゃんと解説している出典を元にして書き換えていただきたいと思います。残念ながら先に引用した2つのPDFファイルは、出典として利用するのは無理そうですが、同じような内容が書かれている書籍もあると思います。直接書き換えが困難ならば注釈の形でもよいのでそこのところをきちんと述べて欲しいと思います。--Loasa(会話) 2015年2月19日 (木) 01:13 (UTC)
- 「大気の状態値の観測誤差などが存在する限り気象の長期予想は不可能」という気象学的意味
- 「力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象」,あるいはもっと技術的に「リアプノフ指数が正の値を取る」という数学的意味
- 「初期値鋭敏性を意味する標語的、寓意的な表現」,「非常に小さな事象が因果関係の末に大きな結果につながるという考え方」という国語的意味
- どれもこの記事に書かれるべき内容とは思いますが,これらは同じ「バタフライ効果」でも違う意味なので,もう少しハッキリと区別されているとなお良いと思います.--ARAKI Satoru(会話) 2015年2月19日 (木) 10:33 (UTC)
- (Moguminさん宛て)登場作品リストについては私もどうにかしたいと考えております。WP:RWなども読みながら、どういう外部情報源の言及が用意できるかを調べつつ、思案中です。おいおい改善していきたいと思ってます。
- (Loasaさん宛て)コメントありがとうございます。カオスの有界性については注釈の形で挿入しておきました([1])。一様な指数関数的増加ではないことについては、「平均的な指数関数的増加を起こし~」という表現に改めて初期値鋭敏性の説明に組み込みました([2])。カオスの有界性(折り畳み作用)により有限時間でアトラクタのサイズに行き渡って差の単純増加は終了することについては、この辺の説明をし出すと、"バタフライ効果"(初期値鋭敏性)の話ではなく"カオス"の話を長々とすることになってしまい、"バタフライ効果"という記事に対しては説明が逸れだすので、私としては入れませんでした。元々、"バタフライ効果"という言葉は専門書内ではあまり使用されませんので(初期値鋭敏性の最初の説明がされるときに、一言、バタフライ効果という言葉で一般にも知られているという点が添えられている程度)、バタフライ効果という記事では専門的な部分にはそこまで踏み込まず、専門的な説明が不足している部分は、カオス理論、リアプノフ指数、アトラクター#ストレンジアトラクターなどに加筆していき、記事間での担当振り分けを行うのが良いと思って、この記事に当時加筆していました。しかし、確かに読む者をミスリードするような部分もありましたので、期待に十分添えたかわかりませんが今回修正をしてみました。
- (ARAKI Satoruさん宛て)コメントありがとうございます。今後の加筆時にはご意見参考にさせていただきます。--Yapparina(会話) 2015年2月20日 (金) 23:50 (UTC)
賛成のみ3票以上の状態が48時間継続のため、早期終了・通過となります。--Tam0031(会話) 2015年2月21日 (土) 05:59 (UTC)