YF-20
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A YF-24B engine | |
原開発国 | 中華人民共和国 |
---|---|
初飛行 | 1995-06-01 |
設計者 | 航天液体推進技術研究院 |
搭載 | 風暴1号, 長征2号, 長征3号と長征4号 |
現況 | In Production |
液体燃料エンジン | |
推進薬 | N2O4 / UDMH |
サイクル | ガス発生器サイクル |
構成 | |
燃焼室 | 1 |
ノズル比 | 12.69 |
性能 | |
推力 (vac.) | 816.3 kN (183,500 lbf) |
推力 (SL) | 731.5 kN (164,400 lbf) |
燃焼室圧力 | 7.1 MPa (1,030 psi) |
Isp (vac.) | 289 秒間 (2.83 km/s) |
Isp (SL) | 259 秒間 (2.54 km/s) |
燃焼時間 | 160秒間 |
ジンバル範囲 | ±10° (YF-21Bに統合時) |
寸法 | |
直径 | 84センチメートル (33 in) |
乾燥重量 | 2,850 kg (6,280 lb) |
使用 | |
風暴1号の1段目と長征2号C, 長征2号D, 長征2号E, 長征3号, 長征3号A, 長征3号Bと長征4号Aの補助ロケットと2段目で使用される | |
リファレンス | |
出典 | [1][2][3][4] |
YF-20はN2O4とUDMHをガス発生器サイクルで燃焼する中国の液体燃料 ロケットエンジンである。このエンジンを4基束ねてモジュール化したエンジンがYF-21である。高高度用の派生型として知られるYF-22は通常はYF-23 バーニア推進器と組み合わせて2段目用のYF-24推進モジュールの形態で使用される。補助ロケット用の新型はYF-25と称される。[5][6]
派生型
[編集]原型のエンジンは風暴1号ロケット以降使用され、長征2号、長征3号と長征4号シリーズの主推進器である。[7][8][6]
- YF-20: コアエンジン。元は風暴1号と長征2号Aで飛行した。[9][8][10]
- YF-20A: コアエンジン。[11]
- YF-20B (別名 DaFY5-1): コアエンジンで同様に補助ロケットでも使用された。[12][13][2]
- YF-20C: 同様に補助ロケット用に使用されるコアエンジン
- YF-20D: 同様に補助ロケット用に使用されるコアエンジン
- YF-20E: 同様に補助ロケット用に使用されるコアエンジン
- YF-22: 上段用にノズルを延長して膨張比を拡大した派生型。元はバーニアを備えず風暴1号の2段目で飛行して、YF-24としてYF-23バーニアを備えて長征2号Aに搭載された。[8][10]
- YF-22A: 上段用
- YF-22B (別名 DaFY20-1): 上段用[12][13]
- YF-22C: 上段用
- YF-22D: 上段用
- YF-22E: 上段用
- YF-25: 補助ロケット用
モジュール
[編集]基本的にエンジンは複数台で使用され、1基のみで使用されるのは補助ロケット用のみである。通常は束ねてモジュール化される。[10][14][15]
1段目用に関連するモジュール:
- YF-21: 4基のYF-20で構成されるモジュール。原型機は風暴1号と長征2号Aに搭載されて飛行。[8][10]
- YF-21A: 4基のYF-20Aで構成されるモジュール。改良型
- YF-21B (AKA DaFY6-2): 4基のYF-20Bで構成されるモジュール。推力が7%増強された改良型[12]
- YF-21C: 4基のYF-20Cで構成されるモジュール。改良型[16]
- YF-21D: 4基のYF-20Dで構成されるモジュール。改良型
- YF-21E: 4基のYF-20Eで構成されるモジュール。改良型
2段目の用途に関連するモジュール:
- YF-24: YF-22とYF-23バーニアで構成されるモジュール 長征2号Aに搭載されて初飛行した。[10]
- YF-24A: YF-22AとYF-23Aバーニアで構成されるモジュール。
- YF-24B: YF-22BとYF-23Bバーニアで構成されるモジュール。
- YF-24C: YF-22CとYF-23Cバーニアで構成されるモジュール。
- YF-24D: YF-22DとYF-23Dバーニアで構成されるモジュール。
- YF-24E: YF-22EとYF-23Eバーニアで構成されるモジュール。[16]
出典
[編集]- ^ “Long March”. Rocket and Space Technology. 2015年7月8日閲覧。
- ^ a b “YF-20B”. Encyclopedia Astronautica. 2015年7月15日閲覧。
- ^ Sutton, George Paul (November 2005). “Liquid Rocket Propellant Engines in the People's Republic of China”. History of Liquid Propellant Rocket Engines. AIAA. p. 873. ISBN 978-1563476495
- ^ Mowthorpe, Matthew (2004). “Chinas Military Space Program”. The Militarization and Weaponization of Space. Lexington Books. p. 90. ISBN 978-0739107133
- ^ Harvey, Brian (2004). “Launch Centers Rockets and Engines”. China's Space Program — From Conception to Manned Spaceflight. Springer Science & Business Media. p. 231. ISBN 978-1852335663
- ^ a b Norbert Bgügge. “Asian space-rocket liquid-propellant engines”. B14643.DE. 2015年7月15日閲覧。
- ^ Norbert Bgügge. “YF rocket engine history”. B14643.DE. 2015年7月15日閲覧。
- ^ a b c d Norbert Bgügge. “Propulsion FB-1”. B14643.DE. 2015年7月15日閲覧。
- ^ “YF-20”. Encyclopedia Astronautica. 2015年7月15日閲覧。
- ^ a b c d e Norbert Bgügge. “Propulsion CZ-2, CZ-2C, CZ-2D”. B14643.DE. 2015年7月15日閲覧。
- ^ “YF-20A”. Encyclopedia Astronautica. 2015年7月15日閲覧。
- ^ a b c “Chapter 2 — General Description to LM-3B” (pdf). LM-3B User's Manual. Issue 1999. CASC. (1999). pp. 2-2
- ^ a b “Chapter 2 — General Description to LM-2E” (pdf). LM-2E User's Manual. Issue 1999. CASC. (1999). pp. 2-2
- ^ Norbert Bgügge. “Propulsion CZ-3, CZ-3A CZ-3B, CZ-3C”. B14643.DE. 2015年7月15日閲覧。
- ^ Norbert Bgügge. “Propulsion CZ-4A, CZ-4B, CZ-4C”. B14643.DE. 2015年7月15日閲覧。
- ^ a b “2.3 LM-3B and LM-3BE Launch Vehicles” (pdf). LM-3A Series Launch Vehicle User's Manual. Issue 2011. CASC. (2011). pp. 2-16