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ちびっ子かあちゃん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ちびっ子かあちゃん』は、山中恒原作の児童文学1983年TBS系列でテレビドラマ化された。

あらすじ

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母親をで亡くした東一(ひがしいち)小学校6年生の少女・田口らん子が母親に代わって一家を切り盛りする。らん子には2人の弟がおり、そのために弟たちからは「母ちゃん」と呼ばれている。

書籍データ

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  • 山中恒児童よみもの選集「ちびっ子かあちゃん」(読売新聞社刊,著者:山中恒,イラスト:平松尚樹1977年)/第1回巖谷小波文芸賞受賞
    原型となった作品が小学館の「小学六年生」に1970年4月号から1971年2月号まで合計11回にわたって連載され、これに大幅に手を加える形で本書が発行された。登場人物や展開については連載時とほぼ同じ内容ではあるが、流行語等が一部改変、削除をされている。
  • 角川つばさ文庫「ママは12歳」(角川書店刊,著者:山中恒,イラスト:上倉エク2015年
    上記書籍を改題したもので、内容の一部が現代風に改変されている。

テレビドラマ

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ちびっ子かあちゃん
ジャンル 児童向けドラマ
原作 山中恒
脚本 田口成光ほか
監督 山際永三ほか
出演者 片岡みえ
岸部シロー
石堂穣
山本美洋
音楽 羽田健太郎
オープニング 『あ・し・た何色』(つちやかおり
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本の旗日本語
製作
プロデューサー 小野耕人
中曽根千治
野村清
制作 TBS
東映
放送
放送チャンネルTBS系列
音声形式モノラル放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1983年4月14日 - 同年7月28日
放送時間木曜19:30 - 20:00
放送枠TBS木曜7時30分枠の連続ドラマ
放送分30分
回数16回
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テレビドラマはTBS系列で1983年4月14日から7月28日まで、毎週木曜日19:30(JST)から放送。全16回。母親は亡くなっておらず、離婚して家を出たことが原作との相違。また、らん子達が通う学校も「国谷市立東カ丘第一小学校」と、原作と名称が異なっている[1]

キャスト

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放映リスト

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話数 サブタイトル 放映日 脚本 監督
1 わたしがかあちゃん! 4月14日 田口成光 山際永三
2 オッパイ対チッパイ 4月21日 横田与志
3 アルバイトの秘密 4月28日 奥中惇夫
4 親子で泳げ鯉のぼり 5月5日 田口成光
5 カナダからの手紙 5月12日 横田与志 小山幹夫
6 ナゼナゼ?教えてよ! 5月19日 寺田隆生
7 いちばん会いたい人に 5月26日 横田与志 山際永三
8 大ピンチ!大逆転? 6月2日 田口成光
9 涙の数はしあわせ貯金 6月9日 寺田隆生 奥中惇夫
10 雲にのったおかあさん 6月16日 小山幹夫 小山幹夫
11 おかあさんの夢 6月23日 秋田佐知子 奥中惇夫
12 私も遊んでなぜわるい? 6月30日 小山幹夫 小山幹夫
13 夫婦げんかをぶっとばせ! 7月7日 田口成光 奥中惇夫
14 愛犬が消えたナゾ? 7月14日 寺田隆生
15 ツッパリなんかこわくない! 7月21日 横田与志 小山幹夫
16 お母さんは神様? 7月28日 小山幹夫

スタッフ

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主題歌

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OPテーマ『あ・し・た何色』は、第7話でゲスト出演したつちやが劇中で歌っている。

その他

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  • 放映回数の違いについて-1983年4月10日毎日新聞の週間テレビガイドの欄では全13回放映と紹介されていたが、放映開始日の1983年4月14日の毎日新聞のテレビ欄下にあるドラマ紹介欄には全25回放映と紹介されており、それぞれ実際の放映回数である16回とは異なっている。視聴率が振るわず途中で打ち切られたこともあり[2]、一部の情報(ホームページ等)で全25回放映とあるのは、このような情報の錯綜及び経緯によるものも原因の一つと考えられる。
TBSテレビ系列 木曜19:30 - 20:00枠
前番組 番組名 次番組
ちびっ子かあちゃん

脚注

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  1. ^ ただし原作ではらん子達が住む家は東丘(ひがしおか)第一団地12号館3階という設定になっているので、名称はそれに近い。
  2. ^ 『コメットさん(67年)』『ウルトラマンタロウ(73年)』『俺はあばれはっちゃく!(79年)』山際永三監督ロングインタビュー・中編