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美深町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ぴふかから転送)
びふかちょう ウィキデータを編集
美深町
美深町旗 美深町章
1948年4月1日制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道上川総合振興局
中川郡
市町村コード 01469-9
法人番号 8000020014699 ウィキデータを編集
面積 672.09km2
総人口 3,708[編集]
住民基本台帳人口、2024年10月31日)
人口密度 5.52人/km2
隣接自治体 上川総合振興局
名寄市
中川郡:音威子府村中川町
雨竜郡幌加内町
オホーツク総合振興局
紋別郡雄武町
宗谷総合振興局
枝幸郡枝幸町
町の木 エゾマツ
町の花 ツツジ
美深町役場
町長 草野孝治
所在地 098-2252
北海道中川郡美深町字西町18番地
北緯44度28分52秒 東経142度20分35秒 / 北緯44.48111度 東経142.34303度 / 44.48111; 142.34303座標: 北緯44度28分52秒 東経142度20分35秒 / 北緯44.48111度 東経142.34303度 / 44.48111; 142.34303
美深町役場
地図
町庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

美深町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示
町内風景

美深町(びふかちょう)は、北海道上川地方北部に位置する町。

地理

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町内を南北に天塩川が流れ、国道40号、JR宗谷本線が走る。町面積のほとんどは森林。西の天塩山地、東の北見山地に囲まれる。特別豪雪地帯

隣接している自治体

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気候

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内陸性の気候で寒暖の差が激しく、冬は日本屈指の酷寒地帯であり、1月の平均気温は-8.6℃である。1931年1月27日には、当時の委託観測所において、国内の最低気温となる-41.5℃を記録している[1]。最高気温は36.0℃(1920年7月25日)[2]

美深のアメダスは1976年5月に統計を開始した。最高気温の極値は36.6℃(2021年7月28日)、2位が35.9℃(1978年8月3日)で、猛暑日を観測したのは5日のみである。最低気温の極値は-37.0℃(1978年2月17日)。平年値で冬日の年間日数は171.7日、真冬日85.2日。夏日55.2日、真夏日9.4日、猛暑日0.0日。熱帯夜を観測したことはない。

降水量は8月から12月までにかけて多く、10月から3月にかけて雪または雨の降る日が多い。平年値で年間降雪量888cm、年間の最深積雪は137cm(1983年10月統計開始)。最深積雪の極値は186cm(1999年3月12日)。日照時間は11月から2月にかけて少なくなっている(1988年6月統計開始)。最大風速の極値は14.1m/s(風向:南西、2015年10月2日)、最大瞬間風速の極値は28.1m/s(風向:西南西、2015年10月2日、2009年9月統計開始)

美深町
雨温図説明
123456789101112
 
 
88
 
-5
-15
 
 
57
 
-4
-16
 
 
58
 
1
-10
 
 
50
 
8
-2
 
 
53
 
16
4
 
 
58
 
21
9
 
 
94
 
25
14
 
 
122
 
25
15
 
 
136
 
20
10
 
 
139
 
13
3
 
 
140
 
4
-3
 
 
115
 
-2
-9
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[1]
インペリアル換算
123456789101112
 
 
3.5
 
22
5
 
 
2.2
 
25
3
 
 
2.3
 
33
14
 
 
2
 
47
29
 
 
2.1
 
61
39
 
 
2.3
 
70
48
 
 
3.7
 
76
57
 
 
4.8
 
77
60
 
 
5.4
 
68
49
 
 
5.5
 
56
38
 
 
5.5
 
40
27
 
 
4.5
 
29
15
気温(°F
総降水量(in)
美深(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 6.4
(43.5)
11.9
(53.4)
13.7
(56.7)
26.7
(80.1)
32.2
(90)
34.0
(93.2)
36.6
(97.9)
35.9
(96.6)
31.5
(88.7)
27.3
(81.1)
21.1
(70)
9.8
(49.6)
36.6
(97.9)
平均最高気温 °C°F −4.1
(24.6)
−2.7
(27.1)
2.0
(35.6)
9.2
(48.6)
17.4
(63.3)
22.1
(71.8)
25.5
(77.9)
25.8
(78.4)
21.4
(70.5)
14.2
(57.6)
5.3
(41.5)
−1.8
(28.8)
11.2
(52.2)
日平均気温 °C°F −8.6
(16.5)
−8.0
(17.6)
−3.0
(26.6)
3.8
(38.8)
10.7
(51.3)
15.4
(59.7)
19.4
(66.9)
20.1
(68.2)
15.4
(59.7)
8.5
(47.3)
1.5
(34.7)
−5.3
(22.5)
5.8
(42.4)
平均最低気温 °C°F −14.7
(5.5)
−15.0
(5)
−9.0
(15.8)
−1.6
(29.1)
4.3
(39.7)
9.6
(49.3)
14.5
(58.1)
15.5
(59.9)
10.3
(50.5)
3.4
(38.1)
−2.4
(27.7)
−10.0
(14)
0.4
(32.7)
最低気温記録 °C°F −34.9
(−30.8)
−37.0
(−34.6)
−31.5
(−24.7)
−16.5
(2.3)
−4.3
(24.3)
−0.8
(30.6)
3.3
(37.9)
4.7
(40.5)
0.6
(33.1)
−5.6
(21.9)
−19.6
(−3.3)
−28.3
(−18.9)
−37.0
(−34.6)
降水量 mm (inch) 81.0
(3.189)
60.2
(2.37)
60.2
(2.37)
47.5
(1.87)
60.1
(2.366)
64.8
(2.551)
121.1
(4.768)
131.6
(5.181)
136.2
(5.362)
130.7
(5.146)
139.2
(5.48)
126.0
(4.961)
1,158.5
(45.61)
降雪量 cm (inch) 200
(78.7)
157
(61.8)
138
(54.3)
46
(18.1)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
3
(1.2)
111
(43.7)
244
(96.1)
888
(349.6)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 19.4 15.8 15.6 11.2 10.7 8.8 10.3 11.1 13.3 16.9 20.8 23.7 177.4
平均月間日照時間 42.5 66.3 108.4 150.2 181.1 162.3 148.5 140.1 134.7 111.1 48.1 26.5 1,319.7
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[3]

人口

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美深町と全国の年齢別人口分布(2005年) 美深町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 美深町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
美深町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 11,433人
1975年(昭和50年) 9,620人
1980年(昭和55年) 8,350人
1985年(昭和60年) 7,889人
1990年(平成2年) 7,103人
1995年(平成7年) 6,540人
2000年(平成12年) 6,040人
2005年(平成17年) 5,512人
2010年(平成22年) 5,178人
2015年(平成27年) 4,659人
2020年(令和2年) 4,145人
総務省統計局 国勢調査より


町名の由来

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もともと下名寄村と呼ばれていたが、智恵文村を分離した1920年(大正9年)6月1日に現在の名称となった。

現在の名称はもともと現在の美深駅付近の天塩川の砂利川原を指した「ピウカ」の地名から採られ、アイヌ語の「ピウカ(piwka)」(石の多い場所)に由来する[4]。なお下名寄村時代に開業した美深駅は当初「ぴうか」と呼んだが[5]、美深村に改称後の1951年(昭和26年)7月14日に読みを「びふか」に改めている。

沿革

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経済

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基幹産業は農業、酪農、林業。チョウザメが特産である。

立地企業

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  • SUBARU北海道美深試験場

農業団体

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金融機関

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商業

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郵便

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郵便局
  • 美深郵便局(集配局)
  • 恩根内郵便局
    • 仁宇布簡易郵便局

官公庁・公共機関

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道の機関

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  • 上川総合振興局産業振興部
    • 上川農業改良普及センター上川北部支所
    • 北部森林室

警察

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消防

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医療機関

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病院

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姉妹都市・提携都市

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国内

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海外

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教育

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高等学校

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中学校

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  • 美深町立美深中学校

小学校

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  • 美深町立美深小学校

小中学校

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  • 美深町立仁宇布小中学校

特別支援学校

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体育施設

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美深スキー場
  • 町民体育館 美深町字西1条北1丁目4
  • 町営プール 美深町字西1条北1丁目4
  • 町営球場 美深町西2条南7丁目64
  • 町営テニスコート 美深町字敷島116-3
  • 町運動広場 美深町字敷島273-1
    • パークゴルフ場
    • グラウンド
  • 町北町ゲートボール場 美深町字北町14-2
  • 町ゴルフ練習場 美深町字敷島314-1
  • 美深スキー場 美深町字敷島347-4
    • 冬季は町営スキー場が開設される
    • 歩くスキーコースが12月上旬から3月下旬にかけて運動広場近隣に開設される

交通

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鉄道

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美深駅

2024年(令和6年)までに全て廃止された。

廃止日など詳細については各項目を参照。

バス

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道路

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  • 国土交通省北海道開発局
    • E5 名寄美深道路国道40号): - 美深IC - 美深北IC

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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美深町文化財

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  • 天塩川名由来の地
  • 富岡遺跡
  • モンポナイ遺跡
  • 楠遺跡
  • 松山湿原

観光

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トロッコ王国美深

国土庁「水の郷百選」認定。

出身有名人

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ゆかりの人

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脚注

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  1. ^ 日本の気象観測史上極値 ※気象庁監修『気象年鑑』2007年以前の版における順位表も参照のこと。
  2. ^ 町の概要 美深町
  3. ^ 美深 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月26日閲覧。
  4. ^ アイヌ語地名リスト ノブト~ヒラキ P101-110”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月20日閲覧。
  5. ^ 大蔵省印刷局, ed (1911-10-31). “鉄道院告示 第92号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (8510). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2951867/2. 
  6. ^ 美深の乗降を開始します” (PDF). 道北バス. 2018年6月16日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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