ふりむくな鶴吉
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ふりむくな鶴吉 | |
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ジャンル | 時代劇 |
脚本 | 杉山義法、須藤出穂 ほか |
演出 | 岸田利彦、樋口昌弘 ほか |
出演者 |
沖雅也 伊吹吾郎 ハナ肇 西田敏行 竹下景子 中尾ミエ 新藤恵美 中丸忠雄 宇野重吉 |
ナレーター | 中西龍 |
オープニング |
「ふりむくな鶴吉メイン・テーマ」 (作曲:樋口康雄) |
エンディング |
「少年 - 鶴吉のバラード -」 (唄:もんたよしのり) |
製作 | |
制作 | NHK |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1974年10月11日 - 1975年10月3日 |
放送時間 | 金曜20:00 - 20:55 |
放送枠 | 金曜時代劇 (NHK) |
放送分 | 55分 |
回数 | 46 |
『ふりむくな鶴吉』(ふりむくなつるきち)は1974年10月11日から1975年10月3日までNHK総合テレビジョンで放送されたテレビ時代劇ドラマ。全46回(現存15回…下記参照)。
当時、本格的に俳優へ転進しキャリアを積んでいた沖雅也が、NHKの主役に抜擢され、大成するきっかけとなった作品である。
あらすじ
[編集]時は文政年間。江戸・神田三島町の若き岡ッ引き・鶴吉は、元同心・榊原又十郎や下ッ引き・寅吉の助けを借り、江戸に起こる事件を解決してゆく[1]。
キャスト
[編集]- 鶴吉 - 沖雅也
- 榊原又十郎 - 伊吹吾郎
- 寅吉 - 西田敏行
- なら八 - ハナ肇(第1回〜第16回、第18回〜第31回、第34回、第35回、第38回、第40回、第42回〜第44回)
- やよい - 竹下景子(第1回、第3回、第4回、第7回〜第9回、第12回〜第14回、第16回、第17回、第19回、第20回、第22回、第24回、第26回、第29回〜第35回、第37回〜第46回)
- おふく - 中尾ミエ(第1回、第3回〜第5回、第7回〜第9回、第12回〜第17回、第19回〜第21回、第23回、第24回、第26回、第29回〜第31回、第39回、第43回、第44回)
- 夢斉 - 宇野重吉(第3回〜第5回、第7回、第8回、第10回、第12回、第19回、第20回、第22回、第24回、第26回、第29回、第31回〜第34回、第36回〜第46回)
- 三宅伝蔵 - 中丸忠雄(第6回、第10回〜第13回、第15回〜第19回、第24回〜第26回、第34回、第35回、第37回、第38回、第41回〜第45回)
- ちか - 新藤恵美(第2回、第5回)
- おきく - 瞳順子(第8回、第9回、第13回〜第15回、第17回、第18回、第23回、第24回、第35回、第38回、第41回、第43回)
- 団十郎 - 沢竜二(第16回、第18回、第19回、第21回、第22回、第41回、第45回)
- 辰平 - 奥村公延(第18回、第21回、第25回)
- 知念坊 - 丹古母鬼馬二(第22回、第25回、第36回、第38話、第39回)
スタッフ
[編集]- 脚本 - 杉山義法、砂田量爾、須藤出穂、山田正弘、土橋成男、田中陽造、中村努、立町陽太、中沢昭二、長尾広生、国弘威雄、津上忠
- 演出 - 岸田利彦、樋口昌弘、松尾武、北村充史、重光亨彦、原嶋邦明、和田智充、福原恒男、平山武之
- 音楽 - 樋口康雄
- 制作 - 沼野芳脩
- 美術 - 青柳敏郎
- 考証 - 稲垣史生
- 殺陣 - 林邦史朗、岡本隆
- 語り - 中西龍アナウンサー
放映リスト
[編集]回 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | ゲスト |
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第1回 | 1974年 10月11日 |
帰郷 | 杉山義法 砂田量爾 須藤出穂 |
岸田利彦 | 青柳美枝子、美川陽一郎、高桐真 |
第2回 | 10月18日 | 暗闇坂 | 杉山義法 | 樋口昌弘 | 青柳美枝子、美川陽一郎、小山田宗徳、佐々木孝丸 |
第3回 | 10月25日 | 長い夜 | 須藤出穂 | 松尾武 | 緒形拳、寺田農 |
第4回 | 11月1日 | 深川余情 | 山田正弘 | 岸田利彦 | 三浦布美子、目黒祐樹、木内みどり |
第5回 | 11月8日 | 面影 | 土橋成男 | 北村充史 | 淡島千景、中島久之 |
第6回 | 11月15日 | 左内坂心中 | 須藤出穂 | 樋口昌弘 | 石橋蓮司、織田あきら、広瀬昌助、横山リエ |
第7回 | 11月22日 | 飛翔 | 杉山義法 | 松尾武 | 川地民夫、森川公也 |
第8回 | 11月29日 | 十手こぼれ萩 | 山田正弘 | 北村充史 | 渡辺文雄、森塚敏 |
第9回 | 12月13日 | はぐれ凧 | 田中陽造 | 松尾武 | 小坂一也、泉晶子、田中春男 |
第10回 | 12月20日 | 無明の辻 | 須藤出穂 | 樋口昌弘 | 柳沢真一、戸浦六宏、三好美智子 |
第11回 | 12月27日 | 風ぐるま | 中村努 | 岸田利彦 | 土田早苗、石田信之、藤原釜足、勝部演之 |
第12回 | 1975年 1月10日 |
寒月記 | 須藤出穂 | 重光亨彦 | 佐竹明夫、南利明 |
第13回 | 1月17日 | 約束 | 立町陽太 | 岸田利彦 | 真木洋子、三上真一郎 |
第14回 | 1月24日 | 湯女風情 | 山田正弘 | 北村充史 | 大塚国夫、片桐夕子、原知佐子、常田富士男 |
第15回 | 1月31日 | 夫婦筋違橋 | 中沢昭二 | 岸田利彦 | 小山明子、細川俊之、土井かつえ |
第16回 | 2月7日 | 寒椿 | 杉山義法 | 松尾武 | 藤圭子、柳生博、平井昌一 |
第17回 | 2月14日 | 冬の女 | 重光亨彦 | 倍賞美津子、山田吾一、清水彰、及川広夫、平川斉、大村千吉、伊藤正博、西条満、鵜飼るみ子 | |
第18回 | 2月28日 | 田舎侍 | 須藤出穂 | 北村充史 | 東野孝彦、頭師孝雄、中西一起 |
第19回 | 3月7日 | 絶唱 | 中村努 | 樋口昌弘 | 佐藤蛾次郎 |
第20回 | 3月14日 | 残された簪 | 中沢昭二 | 松尾武 | 松山省二、草薙幸二郎、奈良富士子 |
第21回 | 3月28日 | 雛の宵・内藤新宿 | 山田正弘 | 岸田利彦 | 菊容子、市川岩五郎、町田澄彦 |
第22回 | 4月4日 | 千両無縁 | 長尾広生 | 北村充史 | 尾藤イサオ、水沢アキ |
第23回 | 4月11日 | 業火 | 須藤出穂 | 樋口昌弘 | 村野武範、望月真理子、村松克己 |
第24回 | 4月18日 | 貞女気質 | 杉山義法 | 松尾武 | 小畠絹子、志摩みずえ、橋爪功 |
第25回 | 4月25日 | 珊瑚玉の女 | 土橋成男 | 岸田利彦 | 中村玉緒、入川保則、蟹江敬三 |
第26回 | 5月2日 | 赤猫 | 国弘威雄 | 重光亨彦 | 茅島成美、遠藤征慈 |
第27回 | 5月9日 | 盛り場 | 杉山義法 | 北村充史 | もんたよしのり、テレサ野田、綿引洪、高城淳一、三井弘次 |
第28回 | 5月16日 | 奴女郎 | 田中陽造 | 原嶋邦明 | 蜷川幸雄、工藤明子、芹明香、石井富子、内藤杏子 |
第29回 | 5月23日 | かまいたち | 長尾広生 | 和田智充 | 火野正平、紀比呂子 |
第30回 | 5月30日 | 両国界隈 | 須藤出穂 | 福原恒男 | 早崎文司、児島美ゆき、岡崎二郎、八並映子、幸野直樹、小沢憲之 |
第31回 | 6月6日 | お吉 火事場くどき | 山田正弘 | 樋口昌弘 | 緑魔子、森次晃嗣、幸田宗丸 |
第32回 | 6月20日 | 修羅屋敷 | 杉山義法 | 松尾武 | 西村晃、北城真記子、今出川西紀、頭師佳孝 |
第33回 | 6月27日 | 市村座女形地獄 | 山田正弘 | 北村充史 | 河原崎国太郎、嵐圭史、嵐芳夫、市川祥之助、黒沢のり子 |
第34回 | 7月4日 | 梅雨の晴れ間 | 津上忠 | 岸田利彦 | 藤巻潤、伊藤栄子、いまむらいずみ、小川真司、杣英二郎 |
第35回 | 7月11日 | 花火の夜 | 中沢昭二 | 松尾武 | 谷幹一、根岸明美、近藤宏、佐藤輝昭 |
第36回 | 7月18日 | 三途の川往来記 | 須藤出穂 | 重光亨彦 | 中原早苗、白石奈緒美、山谷初男、小島三児、南美江 |
第37回 | 7月25日 | 隣人 | 杉山義法 | 和田智充 | 嵯峨三智子、佐々木剛、花柳喜章、石垣守一、杉江広太郎 |
第38回 | 8月1日 | その父その子 | 山田正弘 | 樋口昌弘 | 滝沢修、植田峻、仙北谷和子 |
第39回 | 8月8日 | あぶら照り | 須藤出穂 | 平山武之 | 江原真二郎、川崎公明、伊佐山ひろ子、及川広夫 |
第40回 | 8月22日 | おりん | 田中陽造 | 北村充史 | 小川知子、岸部シロー、深江章喜、福田公子 |
第41回 | 8月29日 | 夏あらし | 中沢昭二 | 原嶋邦明 | 内田朝雄、小野川公三郎 |
第42回 | 9月5日 | 裏切り | 山田正弘 | 福原恒男 | 今井健二、赤座美代子、松山照夫 |
第43回 | 9月12日 | 長崎からの使者 | 須藤出穂 | 重光亨彦 | 浜村純、大和田伸也 |
第44回 | 9月19日 | 中秋の名月 | 樋口昌弘 | 岡田英次、峰岸徹、鳥居恵子、東郷晴子 | |
第45回 | 9月26日 | 伝蔵つむじ風 | 杉山義法 | 重光亨彦 | 柏木由紀子、山本耕一、梅野泰靖 |
第46回 | 10月3日 | ふたたび鶴が飛ぶ日 | 岸田利彦 | 柏木由紀子、山本耕一、大和田伸也、石浜朗 |
備考
[編集]- 「ふりむくな鶴吉メイン・テーマ」は、ちょんまーじゅ(Sony Music Direct (Japan) Inc. MHCL 949)の8曲目に収録されている。レコード版と実際放送されたオープニングにはイントロの冒頭部分に違いがある。
- この番組終了後、NHK総合の金曜20時枠は「新・坊っちゃん」など近・現代劇が続き1977年4月「鳴門秘帖」の放映開始まで金曜時代劇シリーズは中断した。
映像の現存状況
[編集]当時のビデオテープは高価だったため他の番組同様に上書き消去されてしまい、映像がほとんど現存していない。そのためNHKでは番組関係者、一般視聴者によって録画された映像の提供を呼びかけている[2][3]。
NHKには第38回、第45回、最終回の映像のみが現存がしていたが、その後、2017年に音楽を担当した樋口康雄によりUマチックに録画されていた第17回、第27回、第29回、第31回、第35回、第37回、第40回、第41回が提供された[4]。
再放送
[編集]1975年2月16日から1976年3月7日までの毎週日曜日13時35分に再放送が行われた。
関連書籍
[編集]『ふりむくな鶴吉・一』、『ふりむくな鶴吉・二』日本放送出版協会(絶版)
脚注
[編集]- ^ 『劇と評論』第17巻第2号、「劇と評論」の会、1974年10月10日、37頁、NDLJP:2223249/24。
- ^ NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト
- ^ 『ふりむくな鶴吉』観賞会
- ^ 発掘ニュースNo.173 『ふりむくな鶴吉』音楽の樋口康雄さんから一挙8本!(2017年11月17日)、NHK番組発掘プロジェクト通信
外部リンク
[編集]NHK総合テレビ 金曜20時枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ふりむくな鶴吉
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