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『ウォーク・ドント・ラン』は、村上龍と村上春樹の対談集。正式名は「ウォーク・ドント・ラン 村上龍VS村上春樹」[1]。1981年7月、講談社より刊行された。
- 対談は1980年7月29日と、同年11月19日の2回にわたって行われている。
- 1回目と2回目の間に、村上龍(以下、「龍」とする)の3作目の長編『コインロッカー・ベイビーズ』(1980年10月)が講談社から出版された。2回目の対談の冒頭で、村上春樹(以下、「春樹」とする)が同書を読み終えたあとすぐに龍に電話をしたことが語られている。春樹は改めて「しぱらく時間が経ってから、ある種のショックがあった」「すごく面白かった」と感想を述べている[2][3]。
- ^ タイトルの由来について村上春樹はこう述べている。「この本のタイトルをどうしようかと、村上龍さんと腕組みをして考えていたのですが、そのときたまたまヴェンチャーズの『ウォーク・ドント・ラン』が背景でかかっていて、『これいいじゃん』ということになって、タイトルが決まりました。」(「村上朝日堂ホームページ」 読者&村上春樹フォーラム13・2006年3月27日~28日)
- ^ 本書、55頁。
- ^ 後年、春樹は次のように述懐している。「あのときは龍が珍しく(でもないけど)真面目に真剣に『コインロッカー・ベイビーズ』を書いた直後で、燃えていて、話ははずんだと思います。それで僕も頑張らなくちゃと思って、そのあとで『羊をめぐる冒険』を真面目に真剣に書きました」(『夢のサーフシティー』朝日新聞社、1998年7月、読者&村上春樹フォーラム13)
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長編小説 | | |
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短編小説集 |
- 悲しき熱帯
- POST ポップアートのある部屋
- 走れ!タカハシ
- ニューヨーク・シティ・マラソン
- トパーズ
- 村上龍料理小説集
- 恋はいつも未知なもの
- 村上龍映画小説集
- モニカ-音楽家の夢・小説家の物語
- 白鳥
- ワイン一杯だけの真実
- とおくはなれてそばにいて
- どこにでもある場所どこにもいないわたし
- 特権的情人美食 村上龍料理&官能小説集
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随筆・評論集 |
- アメリカン★ドリーム
- すべての男は消耗品である。
- テニスボーイ・アラウンド・ザ・ワールド
- ビッグ・イベント
- 村上龍全エッセイ 1976-1981
- 村上龍全エッセイ 1987-1991
- 龍言飛語
- 「普通の女の子」として存在したくないあなたへ。
- あなたがいなくなった後の東京物語
- 寂しい国の殺人
- フィジカル・インテンシティ
- 寂しい国から遥かなるワールドサッカーへ
- 誰にでもできる恋愛
- ダメな女
- だまされないために、わたしは経済を学んだ 村上龍weekly report
- 恋愛の格差
- マクロ・日本経済からミクロ・あなた自身へ 村上龍weekly report
- 自殺よりはSEX 村上龍の恋愛・女性論
- わたしは甘えているのでしょうか?27歳・OL
- 村上龍文学的エッセイ集
- 案外、買い物好き
- それでもわたしは、恋がしたい 幸福になりたい お金も欲しい
- 無趣味のすすめ
- 逃げる中高年、欲望のない若者たち
- 櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている
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対談・インタビュー・書簡集 |
- 中上健次vs村上龍 俺たちの船は、動かぬ霧の中を、纜を解いて
- ウォーク・ドント・ラン
- EV.Cafe 超進化論
- Ryu's Bar 気ままにいい夜
- 世界をボクらの遊び場に
- 友よ、また逢おう
- 村上龍+椹木野衣 最新対論 神は細部に宿る
- 「超能力」から「能力」へ 宇宙的な未知の力を、身近なソフトウェアに,
- RYU'S倶楽部-「仲間」ではなく友人として
- 夢見るころを過ぎれば 村上龍vs.女子高生51人
- 憂鬱な希望としてのインターネット
- 村上龍対談集 存在の耐えがたきサルサ
- 最前線 THE FRONT LINE
- 世のため、人のため、そしてもちろん自分のため Rie & Ryu,e‐mails
- 「教育の崩壊」という嘘
- 対立と自立 構造改革が生み出すもの
- 収縮する世界、閉塞する日本 Post September eleventh
- 円安+インフレ=夜明けor悪夢?
- 文体とパスの精度
- 会社人間の死と再生 ダメな会社と心中しないための戦略とは?
- 啓蒙的なアナウンスメント
- 人生における成功者の定義と条件
- 「個」を見つめるダイアローグ
- カンブリア宮殿 村上龍×経済人
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絵本 | |
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電子書籍 | |
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CDブック |
- シボネイ-遥かなるキューバ
- 或る恋の物語 エキゾチズム120%
- Se fue彼女は行ってしまった ロマンチシズム120%
- わたしのすべてを エロチシズム120%
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映画シナリオ | |
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JMM関連 |
- JMM Vol.1 - Vol.13
- 村上龍 失われた10年を問う
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著作集 | |
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その他 |
- American road show
- 快楽のテニス講座
- セビロとルージュと秘密の手紙
- 新世界のビート 快楽のキューバ音楽ガイド
- 世紀末を一人歩きするために
- バイオテック・レイヤード
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- 日本経済に関する7年間の疑問
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