日出る国の工場
表示
日出る国の工場 | ||
---|---|---|
著者 | 村上春樹 | |
イラスト | 安西水丸 | |
発行日 | 1987年4月1日 | |
発行元 | 平凡社 | |
ジャンル | エッセイ | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六判 | |
ページ数 | 256 | |
コード | ISBN 978-4582828245 | |
ウィキポータル 文学 | ||
|
『日出る国の工場』(ひいずるくにのこうじょう)は村上春樹、安西水丸共著のエッセイ集。
概要
[編集]1987年4月1日、平凡社より書き下ろしエッセイ集として刊行された[1]。「あとがき」及び表紙、挿絵を安西が担当している。装丁は新谷雅弘。1990年3月28日、新潮社より新潮文庫として文庫化された[2]。
1986年1月から8月にかけて取材を行った各工場に関する訪問記・エッセイで、訪問場所は結婚式場や農場など全7箇所。村上はこれらについて「個人的興味で選んだもの」[3]としている。
目次
[編集]- メタファー的人体標本
- 工場としての結婚式場
- 松戸・玉姫殿 (1986年3月31日取材)。
- 消しゴム工場の秘密
- ラビット (1986年4月取材)。
- 経済動物たちの午後
- 小岩井農場 (1986年6月22日取材)。
- 思想としての洋服をつくる人々
- コム・デ・ギャルソン (1986年7月取材)。
- ハイテク・ウォーズ
- とことん明るい福音製産工場
- アデランス (1986年8月20日取材)。新宿の本社と新潟県中条町にあるかつら工場で取材は行われた。ここでの体験はのちに、長編小説『ねじまき鳥クロニクル』の設定に生かされることとなった。
脚注
[編集]- ^ 日出る国の工場 - 平凡社
- ^ 村上春樹 安西水丸『日出る国の工場』|新潮社
- ^ 本書 文庫版 14頁。