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エイシンアポロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エイシンアポロン
第70回皐月賞パドック(2010年4月18日)
欧字表記 Eishin Apollon[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2007年1月22日(17歳)[1]
抹消日 2012年11月21日[2]
Giant's Causeway[1]
Silk And Scarlet[1]
母の父 Sadler's Wells[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
生産者 Silk and Scarlet Syndicate[1]
馬主 平井豊光[1]
調教師 岡田稲男栗東
松永昌博(栗東)
[1]
競走成績
生涯成績 19戦4勝[1]
獲得賞金 2億8919万6000円[1]
勝ち鞍
GI マイルCS 2011年
JpnII 京王杯2歳S 2009年
GIII 富士S 2011年
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エイシンアポロン(欧字名:Eishin Apollon2007年1月22日 - )は、アメリカ合衆国で生産された日本競走馬種牡馬[1]

2011年マイルチャンピオンシップGI)、富士ステークスGIII)、2009年京王杯2歳ステークスJpnII)優勝馬。馬名の由来は、冠名ギリシア神話に登場する太陽神「アポロン[3]

戦績

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[4]

2009年8月2日、小倉競馬場での2歳新馬戦でデビューし、5着。2戦目で初勝利を挙げ、野路菊ステークス5着を挟み出走のデイリー杯2歳ステークスリディルの2着となった後[5]、続く京王杯2歳ステークスではアニメイトバイオを1馬身4分の1差下して重賞初制覇を果たした[6]。12月の朝日杯フューチュリティステークスローズキングダムの2着に終わった。3歳時は初戦の弥生賞、秋初戦の毎日王冠は2着だったものの、3走したG1競走ではいずれも6着以下の成績に終わり、天皇賞(秋)のあと1年近い休養に入る。また、休養中に岡田稲男厩舎から松永昌博厩舎に転厩した[7]。復帰初戦の毎日王冠4着ののち、富士ステークスではアプリコットフィズと競った末に下して重賞2勝目を挙げた[8]。11月のマイルチャンピオンシップでもフィフスペトルを下してGI初制覇を飾った[9]2012年の5歳時は寝違えで初戦予定の中山記念を回避しドバイデューティーフリー遠征も取り止め[10]、初戦のマイラーズカップ14着以降二桁着順があい続き、チークピーシーズを装着して臨んだ[11]、マイルチャンピオンシップ14着が最後の競馬となって11月21日付で競走馬登録を抹消された[2]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[4]およびnetkeiba.com[12]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2009.08.02 小倉 2歳新馬 芝1800m(良) 16 3 6 020.40(6人) 05着 R1:51.6(36.3) -0.8 0小牧太 54 ロードヴィオレット 490
0000.08.22 小倉 2歳未勝利 芝1800m(稍) 16 8 15 005.50(4人) 01着 R1:48.1(35.9) -0.4 0小牧太 54 (ニシノマナザシ) 490
0000.09.20 阪神 野路菊S OP 芝1800m(良) 9 6 6 005.20(2人) 05着 R1:48.3(34.0) -1.1 0小牧太 54 リルダヴァル 496
0000.10.17 京都 デイリー杯2歳S JpnII 芝1600m(良) 13 1 1 012.50(5人) 02着 R1:33.7(34.7) -0.0 0池添謙一 55 リディル 494
0000.11.14 東京 京王杯2歳S JpnII 芝1400m(稍) 16 6 12 006.30(3人) 01着 R1:22.0(34.5) -0.2 0池添謙一 55 アニメイトバイオ 492
0000.12.20 中山 朝日杯フューチュリティS JpnI 芝1600m(良) 16 4 8 005.30(2人) 02着 R1:34.2(35.2) -0.2 0池添謙一 55 ローズキングダム 496
2010.03.07 中山 弥生賞 GII 芝2000m(重) 13 3 3 005.40(2人) 02着 R2:06.2(36.5) -0.1 0池添謙一 56 ヴィクトワールピサ 500
0000.04.18 中山 皐月賞 GI 芝2000m(稍) 18 6 12 008.90(4人) 11着 R2:01.8(36.2) -1.0 0池添謙一 57 ヴィクトワールピサ 494
0000.05.09 東京 NHKマイルC GI 芝1600m(良) 18 6 11 011.50(4人) 09着 R1:33.0(35.6) -1.6 0岩田康誠 57 ダノンシャンティ 494
0000.10.10 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(稍) 10 3 3 018.10(8人) 02着 R1:46.4(34.8) -0.0 0蛯名正義 55 アリゼオ 502
0000.10.31 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(稍) 18 2 4 026.60(7人) 17着 R2:00.6(36.3) -2.4 0蛯名正義 56 ブエナビスタ 502
2011.10.09 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(良) 11 1 1 036.1(10人) 04着 R1:46.8(33.2) -0.1 0田辺裕信 57 ダークシャドウ 504
0000.10.22 東京 富士S GIII 芝1600m(不) 17 7 13 004.10(1人) 01着 R1:35.0(34.8) -0.0 0田辺裕信 56 アプリコットフィズ 500
0000.11.20 京都 マイルCS GI 芝1600m(稍) 18 3 5 009.80(5人) 01着 R1:33.9(34.9) -0.0 0池添謙一 57 フィフスペトル 506
2012.04.22 京都 マイラーズC GII 芝1600m(良) 18 8 16 007.60(4人) 14着 R1:34.4(36.2) -1.2 0池添謙一 58 シルポート 516
0000.06.03 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 18 6 11 016.9(10人) 15着 R1:32.6(36.0) -1.3 0池添謙一 58 ストロングリターン 510
0000.10.07 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(良) 16 5 9 034.2(10人) 12着 R1:45.9(33.9) -0.9 0池添謙一 58 カレンブラックヒル 506
0000.10.27 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 16 3 6 026.9(10人) 14着 R1:21.4(34.6) -0.9 0池添謙一 58 グランプリボス 514
0000.11.18 京都 マイルCS GI 芝1600m(稍) 18 4 8 036.2(15人) 14着 R1:33.8(35.5) -0.9 0池添謙一 57 サダムパテック 504

引退後

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引退後はレックススタッド種牡馬となり[13]、7シーズンの供用で血統登録頭数60頭、出走頭数はそのうちの50頭を数え、37頭が勝ち馬となった[14]。2020年のシーズンをもって種牡馬を引退し、引退名馬繋養展示事業の対象馬となり[15]北海道浦河町の栄進牧場で繋養されている。

主な産駒

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血統表

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エイシンアポロン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ストームバード系
[§ 2]

Giant's Causeway
1997 栗毛
父の父
Storm Cat
1983 黒鹿毛
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
父の母
Mariah's Storm
1991 鹿毛
Rahy Blushing Groom
Glorious Song
*イメンス Roberto
Imsodear

Silk And Scarlet
2002 鹿毛
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
母の母
Danilova
1990
Lyphard Northern Dancer
Goofed
Ballinderry Irish River
Miss Manon
母系(F-No.) (FN:1-l) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4 × 3 × 4 = 25.00%、Hail to Reason 5 × 5 = 6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [17]
  2. ^ [18]
  3. ^ [17]
  4. ^ [17][18]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o エイシンアポロン(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年7月11日閲覧。
  2. ^ a b エイシンアポロンが引退 今後は種牡馬に”. 日本経済新聞 (2012年11月21日). 2021年7月11日閲覧。
  3. ^ 【富士S】エイシンアポロンが1番人気に応えて重賞2勝目”. 競馬ラボ. KEIBA LAB (2011年10月22日). 2021年7月11日閲覧。
  4. ^ a b エイシンアポロン 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年11月3日閲覧。
  5. ^ “リディルが2連勝で重賞初制覇/デイリー杯2歳S”. netkeiba.com. (2009年10月17日). https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=40539 2015年9月2日閲覧。 
  6. ^ “エイシンアポロンが押し切り重賞初制覇/京王杯2歳S”. netkeiba.com. (2009年11月14日). https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=41498 2015年9月2日閲覧。 
  7. ^ エイシンアポロンが引退、種牡馬入りへ”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年11月21日). 2021年7月11日閲覧。
  8. ^ 【富士S】アポロン復活V!マイル戦線主役に名乗り”. スポニチアネックス - ギャンブル. スポーツニッポン (2011年10月23日). 2021年7月11日閲覧。
  9. ^ “最強世代”エイシンアポロン新王者、池添はGI5勝目=マイルCS ナイスネイチャの松永昌師、悲願のJRA・GI初制覇”. スポーツナビ コラム. スポーツナビ編集部 (2011年11月20日). 2021年7月11日閲覧。
  10. ^ 春秋マイルGI制覇なるかエイシンアポロン”. 競馬ラボ. KEIBA LAB (2012年6月1日). 2021年7月11日閲覧。
  11. ^ 王者復活を賭けエイシンアポロン、チーク導入/マイルCS”. netkeiba.com. 2023年12月16日閲覧。
  12. ^ エイシンアポロンの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年11月3日閲覧。
  13. ^ “エイシンアポロンが引退、種牡馬入りへ”. netkeiba.com. (2012年11月21日). https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=70073 2015年9月2日閲覧。 
  14. ^ エイシンアポロン(USA) 種牡馬情報:世代・年次別(サラ系総合)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年7月11日閲覧。
  15. ^ 2021年度の引退名馬繋養展示事業の助成対象馬”. JAIRSからのお知らせ. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2021年1月25日). 2021年7月11日閲覧。
  16. ^ エイシンハルニレ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年7月11日閲覧。
  17. ^ a b c 血統情報:5代血統表|エイシンアポロン(USA)”. JBISサーチ. 2020年11月1日閲覧。
  18. ^ a b c エイシンアポロンの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年7月11日閲覧。

外部リンク

[編集]