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エフエムいわぬま

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社エフエムいわぬま
Iwanuma Community FM Station
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
989-2464
宮城県岩沼市三色吉字雷神7-1
設立 1997年10月5日
法人番号 8370801000336
代表者 代表取締役 渡邉 正次
資本金 5000万円
主要株主 岩沼市 51%
外部リンク http://fm779.com/
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株式会社エフエムいわぬま
Iwanuma Community FM Station
愛称 ほほえみ
コールサイン JOZZ2AJ-FM
周波数/送信出力 77.9 MHz/20 W
本社・所在地
989-2433
宮城県岩沼市三色吉雷神7-1(ハナトピア岩沼)
北緯38度07分18.1秒 東経140度50分41.9秒 / 北緯38.121694度 東経140.844972度 / 38.121694; 140.844972座標: 北緯38度07分18.1秒 東経140度50分41.9秒 / 北緯38.121694度 東経140.844972度 / 38.121694; 140.844972
設立日 1997年10月5日
開局日 1998年4月30日
演奏所 所在地と同じ
送信所 宮城県岩沼市桜1丁目6-20
(岩沼市役所庁舎屋上、北緯38度6分15.4秒 東経140度52分11.9秒
中継局 なし
放送区域 岩沼市の一部
ネット配信 JCBAインターネットサイマルラジオ
公式サイト http://fm779.com/

株式会社エフエムいわぬま: Iwanuma Community FM Station)は、宮城県岩沼市の一部地域を放送対象地域[1]として超短波放送FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。 ほほえみの愛称でコミュニティ放送をしている。

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

概要

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1998年(平成10年)開局。 資本金5000万円のうち、岩沼市が2550万円 (51%) を出資し第三セクターとして設立された。 出資比率から岩沼市はマスメディア集中排除原則にいう支配関係[1]にある。

本社・演奏所スタジオ)は岩沼市三色吉の市営自然公園「ハナトピア岩沼」[2]の管理棟にある。また、サテライトスタジオ岩沼駅東口駅舎内[3]にある。

送信所は岩沼市の市役所庁舎屋上にあり、放送局(現・特定地上基幹放送局)の呼出符号JOZZ2AJ-FM呼出名称エフエムいわぬま周波数77.9MHz、当初の空中線電力は10Wであった[4]が、後に20Wに増力し放送区域は岩沼市の一部地域[5]

インターネット配信JCBAインターネットサイマルラジオによる。

地域密着情報や音楽番組を中心に24時間放送。平日深夜1:00〜早朝5:00の時間帯はミュージックバードを放送。

東日本大震災からの復興の「心の支援」として「Smile Again Project」をしていたエフエムひらかた大阪府枚方市、廃局)とは、周波数が同じ77.9MHzという縁で2013年(平成15年)秋より二元中継番組『エリア779』を2022年(令和4年)2月末の閉局まで週1回生放送していた[6][3]。 当初は木曜日夕方5時35分から[7]、2015年(平成27年)より『スマイルジャンクション』内の金曜日夕方5時10分から。[8]

岩沼市とは「緊急時における緊急放送等に関する協定」および「全国瞬時放送(Lアラート)により配信される緊急放送(コミュニティFM)に関する協定」を締結[9]している。

沿革

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  • 1997年(平成9年)
    • 10月5日 - 株式会社エフエムいわぬま設立[10]
    • 12月24日 - 放送局の免許申請を東北電気通信監理局(現・東北総合通信局)が受理[11]
  • 1998年(平成10年)
    • 4月1日 - 放送局の予備免許取得、空中線電力は10W[12]
    • 4月11日 - ハナトピア岩沼開園
    • 4月27日 - 放送局の免許取得[4][13]
    • 4月30日 - 開局[13]
    • 8月24日 - 岩沼市と「緊急時における緊急放送等に関する協定」を締結[9]
  • 2001年(平成13年)4月27日 - 空中線電力を20Wに増力[5]
  • 2011年(平成23年)3月20日 - 11日に発生した東北地方太平洋沖地震に際し、岩沼市が13時30分に臨時災害放送局(呼出符号JOYZ2V-FM、呼出名称いわぬまさいがいエフエム、周波数77.9MHz(エフエムいわぬまの周波数)、空中線電力100W) の免許取得[14]
    • エフエムいわぬまの機材を利用し空中線電力を増力して運用、演奏所を送信所がある岩沼市役所庁舎内にも設置
  • 2012年(平成24年)7月1日 - JCBAインターネットサイマルラジオによるインターネット配信開始
  • 2013年(平成25年)4月1日 - サテライトスタジオを設置[15]
  • 2014年(平成26年)
    • 3月31日 - いわぬまさいがいエフエム廃局[16]
    • 6月18日 - 岩沼市と「全国瞬時放送(Lアラート)により配信される緊急放送(コミュニティFM)に関する協定」を締結[9]

主な番組

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自社制作

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  • モーニングスマイル〈月 - 金 7:00 - 8:00〉
  • iスマイル〈月 - 金 11:00 - 13:00〉
  • イブニングスマイル〈月 - 木 17:00 - 18:00〉サテライトスタジオから生放送
  • スマイルジャンクション(金 17:00 - 19:00)サテライトスタジオから生放送
  • 占いアーモルームのキラッとラジオ(月 8:00 - 8:15)
  • iでつなごう!みんなの輪(水 8:00 - 8:15)
  • いわぬま歴史望遠鏡(水 8:15 - 8:30)
  • iあるまちの市役所情報(月 - 火 8:45 - 9:00、水 - 木 8:30 - 8:45)
  • サザンもりもりKUWATA ラジオ(月 18:30 - 19:00)[再] 土曜21:00 - 21:30
  • 加藤一行のSound Caravan(木 18:30 - 19:00)[再] 土曜21:30 - 22:00
  • 川柳おたまじゃくし〈日 7:00 - 8:00〉[再] 18:00 - 19:00

ほか

岩沼市防災ラジオ

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岩沼市は、2017年(平成29年)より限定数ながら防災ラジオ(緊急告知FMラジオ)を各世帯及び事業所を対象に有償頒布を開始[17]、 2019年(令和元年)終了[18] した。 エフエムいわぬま以外のFM放送やAM放送も受信でき、岩沼市の緊急割込放送を受信すると自動で起動する

試験放送は毎月第1月曜日に実施[19]

脚注

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  1. ^ a b コミュニティ放送事業者 平成19年7月1日現在(総務省電波利用ホームページ - マスメディア集中排除原則について)(2007年8月8日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  2. ^ ハナトピア岩沼(岩沼市 - 農業振興 - 農業政策 - 施設、団体)
  3. ^ a b 大勢のリスナーに惜しまれ『FMひらかた』が25年の歴史に幕 東日本大震災の被災地と相互放送し防災など情報発信 最後の2か月間を取材(MBSニュース 2022年3月14日) - ウェイバックマシン(2022年3月14日アーカイブ分)
  4. ^ a b 岩沼市にコミュニティ放送局が開設 −東北では10番目、地域情報化に大きな期待−(東北電気通信監理局 報道資料 平成10年4月27日)(2007年8月8日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  5. ^ a b (株)エフエムいわぬまの空中線電力増力に許可 −サービスエリアの拡大に期待(東北総合通信局 報道資料 平成13年4月27日)(2007年8月8日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  6. ^ 地域の防災発信四半世紀 エフエムひらかた閉局(読売新聞 2022年2月24日) - ウェイバックマシン(2022年2月23日アーカイブ分)
  7. ^ Smile Again Project(FMひらかた) - ウェイバックマシン(2015年3月15日アーカイブ分)
  8. ^ Smile Again Project(FMひらかた) - ウェイバックマシン(2015年10月21日アーカイブ分)
  9. ^ a b c 岩沼市が締結している協定、覚書等一覧(平成28年6月9日現在) p.1,p.3(岩沼市 - まちづくり - 市が締結している協定・覚書等一覧)(2016年7月15日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  10. ^ 会社概要(エフエムいわぬま) - ウェイバックマシン(2016年6月30日アーカイブ分)
  11. ^ コミュニティ放送局の申請を受理 −(株)エフエムいわぬまが免許申請−(東北電気通信監理局 報道資料 平成9年12月24日) - ウェイバックマシン(2002年2月19日アーカイブ分)
  12. ^ 岩沼市のコミュニティ放送局に予備免許 東北では10番目、地域情報化に大きな期待(東北電気通信監理局 報道資料 平成10年4月1日)(2007年8月8日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  13. ^ a b コミュニティ放送局の現状 平成16年4月1日現在(総務省電波利用ホームページ - 電波利用システム - 放送関係)(2004年12月13日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  14. ^ 「東北地方太平洋沖地震」に伴う臨時放送局の免許情報 平成23年4月2日16:00現在【3月29日発表分】(東北総合通信局 災害対策関連情報)(2011年4月4日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  15. ^ 岩沼のFM、身近に/駅舎に参加型の新スタジオ 河北新報 2013年4月7日
  16. ^ 東日本大震災に際し開設された臨時災害放送局の開設状況 平成26年4月1日現在(東北総合通信局 災害対策関連情報)(2014年4月2日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  17. ^ 岩沼市防災ラジオの配布について 2017年3月30日更新(岩沼市 - 防災・防犯・消防 - 防災・防犯 - 防災情報)(2017年4月12日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  18. ^ 岩沼市防災ラジオについて(有償配布は終了しました) 2019年7月1日更新(岩沼市 - 防災・防犯・消防 - 防災・防犯 - 防災情報)(2017年4月12日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  19. ^ 岩沼市防災ラジオ試験放送のお知らせ 2017年6月5日更新(岩沼市 - 防災・防犯・消防 - 防災・防犯 - 防災情報)(2017年7月13日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project

関連項目

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外部リンク

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