ギショウトウ
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このページ名「ギショウトウ」は暫定的なものです。(2024年9月) |
ギショウトウ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Citrus cavaleriei Y.Ye, X.Liu, S.Q.Ding & M.Liang |
ギショウトウ(宜昌橙、Citrus cavaleriei)は、ミカン属の一種で、レモンのような香りの葉と花が特徴的である。
原産地は中華人民共和国の南西部から中西部で[1]、湖北省の宜昌市に因んで名付けられたと考えれる。
特徴として並外れた耐寒性を持っており、カラタチを除けば最も寒さに強い柑橘類で、適度な霜にも湿った環境にも耐える[2]。
概要
[編集]栽培されるのは比較的珍しい種であり、大きな低木または小高木で3~4.5mまで成長する[3]。幅の広い葉柄がある葉が特徴で、ユズやカフィアライムの葉に似ている。
果実は小さく、果皮は香りがあるがゴツゴツしている。果形はミカンに似て楕円形ないし球形、または扁平な形をしており、黄色または橙色に熟す。果実には大きな単胚性の種子が多く含まれ、少量の苦味や酸味のある果汁がある。中には果汁が全くなく、果皮と種子の塊で満たされているものもある。
また、観賞植物として栽培されることもある。
他の多くの柑橘類の品種と交配されており、特に耐寒性のある雑種を産み出している。
脚注
[編集]- ^ Khan, Iqrar Ahmad (2007). Citrus genetics, breeding and biotechnology. CAB International. p. 27. ISBN 978-0-85199-019-4
- ^ Spiegel-Roy, Pinchas; Goldschmidt, Eliezer E. (1996). Biology of citrus. Cambridge University Press. p. 32. ISBN 978-0-521-33321-4[リンク切れ]
- ^ Hogan, Sean (2008). Trees for all seasons: broadleaved evergreens for temperate climates. Timber Press. p. 79. ISBN 978-0-88192-674-3