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ギジェルモ・エレディア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ギジェルモ・エレディア
Guillermo Heredia
SSGランダース #27
アトランタ・ブレーブス時代
(2022年8月5日)
基本情報
国籍 (メキシコの旗 メキシコへ亡命)
出身地  キューバ
マタンサス州マタンサス
生年月日 (1991-01-31) 1991年1月31日(33歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2016年 アマチュアFA
初出場 MLB/ 2016年7月29日
KBO/ 2023年4月1日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム キューバの旗 キューバ
WBC 2013年

ギジェルモ・エレディア・モリーナ (Guillermo Heredia Molina, 1991年1月31日 - )は、キューバ共和国マタンサス州マタンサス出身のプロ野球選手外野手)。左投右打。KBOSSGランダース所属。愛称はエル・コンデEl Conde[1]

父のギジェルモ・エレディア・シニアもキューバリーグで11シーズンプレーしていた。

英語圏では「ギレルモ・ヘレディア」と表記されることもある。

経歴

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キューバ時代

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2009-2010シーズンからキューバ国内リーグ・セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルココドゥリロス・デ・マタンサスでプレー。

2011-2012シーズンに全96試合に出場、打率.343、10本塁打、9三塁打、91得点を記録し、花開いた。

2012年7月の第26回ハーレムベースボールウィークキューバ代表に選出された。11月6日に「侍ジャパンマッチ2012「日本代表 VS キューバ代表」」のキューバ代表が発表され[2]代表入りした[3]。同日、台湾で行われたサンダーシリーズのため来台した[4]。サンダーシリーズ終了後の、14日に来日した[5]

2013年3月には第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)キューバ代表に選出された[6]

2015年1月に亡命を企てたとして出場停止処分を科され、2月にメキシコへ亡命した。

マリナーズ時代

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シアトル・マリナーズ時代
(2017年5月15日)

2016年3月1日にシアトル・マリナーズとメジャー契約を結んだ[7]。開幕は傘下のAA級ジャクソン・ジェネラルズで迎え、AAA級タコマ・レイニアーズを経て7月29日にメジャー昇格を果たした[8]。同日のシカゴ・カブス戦でメジャーデビュー。ルーキーイヤーのこの年は45試合に出場して打率.250、1本塁打、12打点、1盗塁を記録した。守備は基本的に左翼手を守り、35試合で1失策守備率.983ーDRS +2、UZR +0.8という成績を記録。また、右翼手14試合と中堅手1試合も守り、外野の全ポジションをカバーした。

2017年シーズンが始まる前にアリゾナ・フォールリーグでバットのスイングをコンパクトにするように取り組んだ[9]

レイズ時代

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2018年11月8日にマレックス・スミスジェイク・フレイリーとのトレードで、マイク・ズニーノマイケル・プラスマイヤー英語版と共にタンパベイ・レイズへ移籍した[10]

2019年オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[11]

パイレーツ時代

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2020年1月9日にピッツバーグ・パイレーツと単年契約を結んだ[12]。8月24日にDFAとなった[13]

メッツ時代

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2020年8月28日にウェイバー公示を経てニューヨーク・メッツへ移籍した[14]

2021年2月21日にケビン・ピラーの加入に伴ってDFAとなった[15]

ブレーブス時代

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2021年2月24日にウェイバー公示を経てアトランタ・ブレーブスへ移籍し[16]、120試合に出場した。この年はチームがヒューストン・アストロズとのワールドシリーズに勝利し、自身初めてとなるワールドシリーズ優勝を経験した[17]

韓国・SSG時代

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2022年12月11日、韓国プロ野球SSGランダースと契約した[18]。 2023年から主力選手として活躍、2024年は打率.360でKBOリーグの首位打者となった。

プレースタイル

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快足選手であるが、盗塁は苦手としており、通算盗塁成功率は2014-2015シーズン終了時点で42.6%(20盗塁、27盗塁死)である。中堅手として球界屈指の広い守備範囲と強肩を誇る。

詳細情報

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年度別打撃成績

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出典[19]

















































O
P
S
2009-2010 MAT 67 159 145 18 42 11 0 2 59 16 0 3 2 2 10 0 0 29 10 .290 .331 .407 .738
2010-2011 81 260 230 40 54 7 3 4 79 19 3 7 8 3 19 0 0 32 3 .235 .290 .343 .633
2011-2012 96 443 364 91 125 19 9 10 192 52 3 7 12 3 51 3 13 38 4 .343 .439 .527 .966
2016 SEA 45 107 92 12 23 3 0 1 29 12 1 1 1 0 12 0 2 15 1 .250 .349 .315 .664
2017 123 426 386 43 96 16 0 6 130 24 1 5 1 1 27 2 11 64 9 .249 .315 .337 .652
2018 125 337 292 29 69 14 1 5 100 19 2 4 7 2 32 0 4 52 4 .236 .318 .342 .661
2019 TB 89 231 204 31 46 13 0 5 74 20 2 2 2 1 18 0 6 60 4 .225 .306 .363 .668
2020 PIT 8 18 16 2 3 0 0 0 3 2 1 0 0 0 2 0 0 4 0 .188 .278 .188 .465
NYM 7 18 17 4 4 0 0 2 10 3 0 0 0 0 1 0 0 5 0 .235 .278 .588 .866
'20計 15 36 33 6 7 0 0 2 13 5 1 0 0 0 3 0 0 9 0 .212 .278 .394 .672
2021 ATL 120 347 305 46 67 26 0 5 108 26 0 0 0 1 32 3 9 81 5 .220 .311 .354 .665
2022 74 82 76 12 12 3 1 3 26 8 0 0 0 0 6 0 0 32 1 .158 .220 .342 .562
CNS:3年 244 862 739 149 221 37 12 16 330 87 6 17 22 8 80 3 13 99 17 .299 .374 .447 .820
MLB:7年 591 1566 1388 179 320 75 2 27 480 114 7 12 11 5 130 5 32 313 24 .231 .310 .346 .656
  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 赤太字はキューバリーグ記録
  • キューバで通常用いられる個人通算成績は、プレーオフや選抜リーグなども合算するため、この表の合計とは一致しない

年度別守備成績

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左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2016 SEA 35 55 3 1 1 .983 1 1 0 0 0 1.000 14 10 0 0 0 1.000
2017 62 108 3 0 0 1.000 63 157 2 2 1 .988 1 5 1 0 0 1.000
2018 32 43 2 0 1 1.000 89 176 1 0 1 1.000 2 0 0 0 0 ----
2019 TB 14 13 0 0 0 1.000 41 90 0 2 0 .978 28 34 1 1 0 .972
2020 PIT - 2 5 1 0 1 1.000 5 9 0 0 0 1.000
NYM - 7 13 0 0 0 1.000 -
'20計 - 9 18 1 0 1 1.000 5 9 0 0 0 1.000
2021 ATL 21 7 0 0 0 1.000 108 195 0 3 0 .985 -
2022 35 18 0 0 0 1.000 6 14 0 0 0 1.000 23 28 0 1 0 .966
MLB 199 244 8 1 2 .996 317 651 4 7 3 .989 73 86 2 2 0 .978
  • 2022年度シーズン終了時

背番号

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  • 5(2016年 - 2018年、2020年 - 同年8月23日)
  • 54(2019年)
  • 15(2020年9月21日 - 同年終了)
  • 38(2021年 - 2022年)
  • 27(2023年 - )

代表歴

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脚注

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  1. ^ M's Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月1日閲覧
  2. ^ 侍ジャパンマッチ2012 日本代表メンバー NPB公式サイト (2012年11月6日) 2015年4月15日閲覧
  3. ^ キューバ代表メンバー NPB公式サイト (2012年11月6日) 2015年4月15日閲覧
  4. ^ Cuba arrives for Thunder Series in Taichung and Taoyuan IBAF公式サイト 英語 (2012年11月7日) 2015年4月19日閲覧
  5. ^ キューバ代表来日 MLB関係者も熱視線 スポニチアネックス (2012年11月15日) 2015年4月19日閲覧
  6. ^ 2013 Tournament Roster WBC公式サイト (英語) 2015年4月15日閲覧
  7. ^ Ryan Divish (2016年3月1日). “Mariners reach agreement with Cuban outfielder Guillermo Heredia” (英語). The Seattle Times. http://www.seattletimes.com/sports/mariners/mariners-reach-agreement-with-cuban-outfielder-guillermo-heredia/ 2016年3月2日閲覧。 
  8. ^ MLB公式プロフィール参照。2016年8月9日閲覧。
  9. ^ “A more comfortable Guillermo Heredia is ready to grab a spot on the Mariners' opening day roster” (英語). The Seattle Times. (2017年2月26日). http://www.seattletimes.com/sports/mariners/a-more-comfortable-guillermo-heredia-is-ready-to-grab-a-spot-on-the-mariners-opening-day-roster/ 2017年3月13日閲覧。 
  10. ^ Greg Johns (2018年11月8日). “Mariners complete Zunino-Mallex deal” (英語). MLB.com. 2018年12月28日閲覧。
  11. ^ Mark Feinsand (2019年12月3日). “These players just joined the free-agent pool” (英語). MLB.com. 2019年12月9日閲覧。
  12. ^ Adam Berry (2020年1月9日). “Pirates finalize 1-year deal with OF Heredia” (英語). MLB.com. 2020年1月13日閲覧。
  13. ^ Pirates Claim Carson Fulmer, Designate Guillermo Heredia” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月24日閲覧。
  14. ^ Mets Claim Guillermo Heredia” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月28日閲覧。
  15. ^ Mets Designate Guillermo Heredia For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月22日閲覧。
  16. ^ Braves Claim Guillermo Heredia” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月24日閲覧。
  17. ^ Anthony Castrovince (November 2, 2021). “Braves win 1st World Series title since 1995” (英語). MLB.com. November 3, 2021閲覧。
  18. ^ https://twitter.com/muroi_m/status/1601749881978163200?s=46&t=_96tSQCGGcdqo3EKrJH9ig
  19. ^ Serie_Nacional - キューバ国内リーグのシーズン成績

関連項目

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外部リンク

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