コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

オジー・アルビーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オジー・アルビーズ
Ozzie Albies
アトランタ・ブレーブス #1
2021年4月6日
基本情報
国籍 オランダの旗 オランダ
出身地 オランダ領アンティルの旗 オランダ領アンティル自治領ウィレムスタッド(現:キュラソーの旗 キュラソー
生年月日 (1997-01-07) 1997年1月7日(27歳)
身長
体重
5' 8" =約172.7 cm
165 lb =約74.8 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 二塁手
プロ入り 2013年 アマチュアFA
初出場 2017年8月1日
年俸 $7,000,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

オザイーノ・ホルディ・ジアンドロ・アルビーズOzhaino Jurdy Jiandro Albies,[注釈 1] 1997年1月7日 - )は、オランダ領アンティルキュラソー島ウィレムスタッド出身のプロ野球選手二塁手)。右投両打。MLBアトランタ・ブレーブス所属。

経歴

[編集]

2013年7月2日にアトランタ・ブレーブスと契約してプロ入り[4]

2014年に傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ダンビル・ブレーブス英語版でプロデビュー。ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブレーブスでもプレーし、2球団合計で57試合に出場して打率.364、1本塁打、19打点、22盗塁の成績を残した。

2015年はA級ローム・ブレーブス英語版でプレーし、98試合に出場して打率.310、37打点、29盗塁の成績を残した。この年はオールスター・フューチャーズゲームにも選出された[5]

2016年からは、オフにダンズビー・スワンソンが加入したこともあり、二塁手での出場が増えた。この年はAA級ミシシッピ・ブレーブスとAAA級グウィネット・ブレーブスでプレーし、2球団合計で138試合に出場して打率.292、6本塁打、53打点、30盗塁の成績を残した。

2017年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは19位、ブレーブスの組織内では2位にランクインした[6][7]。シーズンでは開幕からAAA級グウィネットでプレー。8月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のロサンゼルス・ドジャース戦で「7番・二塁手」で先発出場、メジャーデビューを果たした[8]。20歳206日のメジャーデビューは、2011年のフリオ・テヘラン以来の若さである。[9]。昇格後は正二塁手として起用された[10]

2018年も正二塁手として起用され、158試合に出場し自己最多となる24本塁打を記録し、チームの5年ぶりの地区優勝に大きく貢献した。

2019年4月11日に7年総額3500万ドルで契約延長したことを発表した[11]。2026年から2年間は球団側が選択権を所持し、バイアウトの際は400万ドル支払われることになっている。アルビーズは「僕は金のためにプレーしているわけじゃない」とコメントし、また同月に契約延長した親交の深いロナルド・アクーニャ・ジュニアについてもコメントし「彼のためだけにこの契約を選んだのではない。チームのみんなが大好きなんだ。ブレーブスの一員でいることが本当にうれしいし、キャリアの残りをブレーブスで過ごしたい」とチーム愛を語った[12]。この年は月間打率が3割を超える月が4回もあった。また対左投手の成績が非常に高く、打率.389、OPS1.100を記録した。

2021年はチームがワールドシリーズに進出し、ヒューストン・アストロズと対決。11月2日の試合に勝利し、26年ぶり4度目のワールドシリーズ優勝を果たし、自身初めてワールドシリーズ優勝を果たした[13]。 オフの11月23日に自身初めてオールMLBチームのセカンドチーム二塁手に選出された[14]

2023年7月2日に選手間投票で通算3度目となるオールスターゲームに選出された[15]

人物

[編集]

オランダ語の他に英語スペイン語を話す事ができる。

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2017 ATL 57 244 217 34 62 9 5 6 99 28 8 1 1 2 21 0 3 36 3 .286 .354 .456 .810
2018 158 684 639 105 167 40 5 24 289 72 14 3 1 3 36 0 5 116 9 .261 .305 .452 .757
2019 160 702 640 102 189 43 8 24 320 86 15 4 0 4 54 6 4 112 2 .295 .352 .500 .852
2020 29 124 118 21 32 5 0 6 55 19 3 1 0 0 5 0 1 30 0 .271 .306 .466 .773
2021 156 686 629 103 163 40 7 30 307 106 20 4 0 7 47 2 3 128 4 .259 .310 .488 .799
2022 64 269 247 36 61 16 0 8 101 35 3 5 0 4 16 0 2 47 0 .247 .294 .409 .703
2023 148 660 596 96 167 30 5 33 306 109 13 1 0 8 46 2 8 107 9 .280 .336 .513 .849
2024 99 435 399 52 100 29 1 10 161 53 8 1 0 4 27 0 5 65 6 .251 .303 .404 .707
MLB:8年 871 3804 3484 549 941 212 31 141 1638 508 84 20 2 32 252 10 31 641 33 .270 .322 .470 .792
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別打撃成績所属リーグ内順位

[編集]






















2017 21 ナ・リーグ - - - - - - - -
2018 22 - - 6位 - - - - -
2019 23 - 1位 3位 3位 - - - -
2020 24 - - - - - - - -
2021 25 - 9位 3位 3位 - 3位 6位 -
2022 26 - - - - - - - -
2023 27 - - - - - 3位 - -
2024 28 - - - - - - - -
  • -は10位未満(打率は規定打席未到達の場合も-と表記)

ポストシーズン打撃成績

[編集]



















































O
P
S
2018 ATL NLDS 4 15 15 1 3 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .200 .200 .200 .400
2019 NLDS 5 23 20 3 5 0 0 1 8 3 0 0 0 1 2 0 0 3 0 .250 .304 .400 .704
2020 NLWC 2 9 8 1 2 0 0 0 2 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 .250 .333 .250 .583
NLDS 3 13 12 2 2 1 0 0 3 0 0 0 0 0 1 0 0 2 0 .167 .231 .250 .481
NLCS 7 30 27 5 9 1 0 2 16 4 1 0 0 1 2 0 0 6 0 .333 .367 .593 .960
2021 NLDS 4 17 17 1 4 2 0 0 6 1 0 0 0 0 0 0 0 4 0 .235 .235 .353 .588
NLCS 6 27 25 7 7 1 0 0 8 1 2 0 0 0 2 0 0 5 0 .280 .333 .320 .653
WS 6 25 21 4 5 0 0 0 5 0 1 0 0 0 4 0 0 5 0 .238 .360 .238 .598
2023 NLDS 4 17 15 0 4 0 0 0 4 1 0 1 0 0 2 0 0 3 1 .267 .353 .267 .620
2024 NLWC 2 8 8 0 1 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 4 0 .125 .125 .125 .250
出場:6回 43 184 168 24 42 5 0 3 56 10 6 1 0 2 14 0 0 34 1 .250 .304 .333 .638
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

[編集]


二塁(2B)












2017 ATL 57 92 140 3 34 .987
2018 157 248 389 10 94 .985
2019 158 273 384 4 117 .994
2020 29 43 65 2 13 .982
2021 156 231 389 8 75 .987
2022 64 81 151 3 33 .987
2023 148 211 368 8 79 .986
2024 99 153 239 3 57 .992
MLB 868 1332 2125 41 502 .988
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

[編集]

記録

[編集]
MiLB
MLB

背番号

[編集]
  • 1(2017年 - )

出典

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 英語発音: [ˈɑzi ˈɔlbiz][2], 英語発音:/ALL-bees/[3]

脚注

[編集]
  1. ^ Ozzie Albies Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年7月22日閲覧。
  2. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2019年5月5日閲覧。
  3. ^ Ozzie Albies Stats” (英語). Baseball Reference.com. 2018年8月31日閲覧。
  4. ^ Kiley McDaniel (2015年1月29日). “Evaluating the Prospects: Atlanta Braves”. Fangraphs. http://www.fangraphs.com/blogs/evaluating-the-prospects-atlanta-braves/ 2017年7月2日閲覧。 
  5. ^ “Braves prospect compared to Simmons, Ozhaino Albies, to play in Futures Game”. Fox Sports. (2015年6月25日). http://www.foxsports.com/mlb/story/braves-prospect-compared-to-simmons-ozhaino-albies-to-play-in-futures-game-062515 2017年7月2日閲覧。 
  6. ^ 2017 MLB Prospects Watch - 100 Prospects” (英語). MLB.com. 2017年8月2日閲覧。
  7. ^ 2017 MLB Prospects Watch - Atlanta Braves Top 30 Prospects list” (英語). MLB.com. 2017年8月2日閲覧。
  8. ^ Dodgers vs. Braves | 08/01/17” (英語). MLB.com (2017年8月1日). 2017年8月2日閲覧。
  9. ^ Prospect Albies makes MLB debut for Braves” (英語). MLB.com (2017年8月1日). 2017年8月2日閲覧。
  10. ^ Veteran Phillips accepts switch to third base MLB.com (英語) (2017年8月2日) 2017年8月12日閲覧
  11. ^ Albies, Braves agree to deal through 2025” (英語). MLB.com. 2019年5月9日閲覧。
  12. ^ アルビーズ、ブレーブスと7年40億円で契約延長 - MLB : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2019年5月9日閲覧。
  13. ^ Anthony Castrovince (November 2, 2021). “Braves win 1st World Series title since 1995” (英語). MLB.com. November 3, 2021閲覧。
  14. ^ Anthony Castrovince (November 24, 2021). “The '21 All-MLB Team is here. And it's stacked” (英語). MLB.com. November 24, 2021閲覧。
  15. ^ Thomas Harrigan (July 2, 2023). “Breaking down the full 2023 All-Star Game rosters” (英語). MLB.com. July 3, 2023閲覧。
  16. ^ All-MLB Team” (英語). MLB.com. November 27, 2021閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]